2019/1/12 01:00:17
正直、ガブリエル オードゥパルファムについて、あまりピンと来なかった。
さらにはガブリエル後に発売された、レゾードゥシャネル(3種)ついても同様で、香水としては迫力に欠ける、シャネルらしくないと感じていた。
ところが、この4品ともに、ボディーローションやシャワージェルについて、香水よりも香りが良い?と感じたものが多い。
なぜだろうか。
ガブリエル オードゥパルファムは、かなりシトラスを効かせた明るく爽やかなフローラルな香りで、核となるフローラルノートが嗜好重視のためキャラに欠ける点、ベースが当たり障りのないウッディムスキーな点、大きな香りの変化がない点から、シャネルらしくない単純に良い香りだと感じていた。
しかしながらこのボディローションでは、非常に清潔感なムスクとウッディが香りの骨格としての役割を果たし、その周りを嫌味のないオレンジフラワーやジャスミンが明るめに香り立ち、さらにアクセントとしてチュベローズやイランイランが華やかさを、シトラスが爽やかさを添える。
オードゥパルファムの場合、アルコールの影響でシトラスやフローラルがツンと刺すような棘々感が鼻に付いたが、より広範囲に使うボディローションは、ツンと尖っていた角をムスクが優しく柔らかく上品にまとめ上げている印象を受けた。
実際、お風呂上りにこの香りに包まれるととても心地良い気分になる。
とはいえあくまで香水から派生したボディローションのため、香り立ちは強く、上半身に塗りたぐると、香りにむせるかもしれない。下半身につけることがおすすめだ。
購入する際にBAさんに聞いてみると、オードゥパルファムとボディローションは同じ香り(香料?)を使用しているとのこと。もしそうであるならば、最初からボディローション用やシャワージェル用を意図して創られたのではと感じてしまうほど完成度が高い。
テクスチャーは、ローションとある通り、見た目以上にあっさりしていて、保湿についてはあまり期待できないと思う。
女性に対して、気張ってオードゥパルファムをプレゼントするよりも、このボディローションの方が汎用性も高く、香りのバランスも良く、何よりも財布に優しいため、個人的にはおすすめだ。
残念なのは何といっても容器で、香水瓶をそのまま大きくしたデザインのため、全体的にボテッとしている。さらにキャップ、ボトルともに淡い色味が中途半端で、高級感に欠ける。キャップも特に閉めるのがめんどくさく、実用的でない。その点、レゾードゥシャネルのボディラインの方がスマートで高級感があった(キャップを壊しそう、詰まらせそうではあるが、、、)
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