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ルイ・ヴィトン / レ・サーブル・ローズ

ルイ・ヴィトン

レ・サーブル・ローズ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:-発売日:-

6購入品

2019/11/9 16:23:01

最高品質のマテリアルにこだわるヴィトンのフレグランスのなかでも、2019年5月に発売されたレ サーブル ローズは、もっとも高価格かつ希少なマテリアルが用いられているのではないだろうか。

グラース産ローズ ド メイ、バングラデシュ産ウード、そして天然のアンバーグリス。
それぞれローズ デ ヴァン、オンブレ ノマド、アフターヌーン スイムで使用されており、そのマテリアルの確かさは折り紙付きだ。

2018年に中東向けフレグランスの第一弾として発売されたオンブレ ノマドとローズ デ ヴァンを重ね合わせると、ローズの華やかさにウードの暗さや深みが加わり、非常に男性的でエキゾチックなローズウッディの香りになったため、同じローズとウードを柱にしたレ サーブル ローズに対しての期待は大きく、発売されるとすぐに手にいれた。

レ サーブル ローズ。砂漠の薔薇。
──無限に続く砂漠を味わい尽くすように長くたなびく、ローズとウード(沈香)の香り──
光が全くない暗黒の砂漠に、朝日が射した時の輝きをイメージした香りとのこと。

トップはスパイシー-ローズ。スプレーするとまずキリッとしたピンクペッパー、その後すぐにサフランと調和した棘のあるローズが鼻を差す。よく鼻にするスパイシーローズ系の香り。ところがさらに奥から、かなり動物的で湿った印象のウッディがじんわりと香ってくる。ディオールのウード イスハパンを思わせるオープニングだ。

ミドルはローズ-ウッディ。さらに存在感の増したグラース産ローズドメイの上品な香りに、サフランが華やかさを添える。そのローズの輝きを、ウードのずっしりと重く、そして暗い香りが覆い隠そうとしているようなイメージ。ジャック・キャヴァリエが魅せられ、山ごと購入したというバングラデシュ産のウード。じっくりと嗅いでみると、今まで嗅いできたウードと比べて、動物のような油臭さや湿り気のある温もり感の強い、深みのあるウッディの香りだ。
そこからローズがウードに覆われて、暗く沈んだ香りになりそうであるが、ローズより先にアニマリックなトーンが収まっていく。衝撃的だったルラボのウード27の、トップはアニマル全開なのに、30分くらいでアニマルが馴染むように消えていく、あのイメージに近い。
そして、ウードよりもダマスクローズオイルの甘さやアンバーグリスの明るさが少し前に出ることで、ウードの暗さに光を与えたような印象を受ける。個人的にはこのあたりの香りが好みだ。
ウードのアニマルからウッディへの香りの変化に対して、ローズ ド メイとローズオイルを合わせることで、ウードとローズをうまく融合させているように感じる。

ベースはアンバーグリス。ローズの輝きが減退すると、希少なアンバーグリスの少し動物的なムスク調の香りを軸に、ウードのお香的的な残香が、静けさや落ち着きを与え、その静寂な香りが延々と続く。

持続時間は、華やかなローズと動物的なウードの情熱的な香りが1時間弱、品のあるローズと、アンバーグリスがウードをグレー色に薄めたような香りまでが3〜4時間程度、そしてお香を思わせるような柔らかく静けさのある香りは丸1日持続する。

とはいえ、レ サーブル ローズのトップは使いこなすのがとても難しいフレグランスだ。鋭いローズと動物的なウードの組み合わせは、付ける側に緊張感を求めてくる。軽い気持ちで身に付けることのできない、覚悟を求められる香りだと思う。さらにローズが立つか、ウードが立つかで香りの印象が全く異なる。上半身に使うとたじろいでしまうくらい攻撃的なウードが前に出るが、下半身に使うと深みのあるローズウードがきちんと立ってくれる。
そしてこのローズウードこそ、フレグランスジプシーを魅了してやまない、砂漠に秘められた魔法のような香り。

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シャネル / チャンス オー タンドゥル オードゥ パルファム(ヴァポリザター)

シャネル

チャンス オー タンドゥル オードゥ パルファム(ヴァポリザター)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:35ml・11,550円 / 50ml・16,500円 / 100ml・23,100円 / 150ml・20,900円発売日:2019/1/4 (2020/1/3追加発売)

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6購入品

2019/10/26 13:00:53

近年のシャネルの新作の中で、このオードゥパルファムの香りは出色の出来栄えではないだろうか。個人的にはこれを手に入れてしまうと、もうオードゥトワレ(2010年)に戻ることができないのではと感じている。

トップはフルーティ-シトラス。フレッシュなグループフルーツから、少しざらっとしたマルメロのフルーティグリーンの香り。チャンスオータンドゥルのキャラクターを残した、爽やかなオープニングだ。

ミドルはフローラル-フルーティ。トワレはそこから硬めなヒヤシンスグリーンやジャスミンが立ってくるのに対して、オードゥパルファムでは、マルメロのグリーンアップルに似たジューシーな甘さと、そしてローズの甘さ、酸味が香る。そこからさらにジャスミンがフローラル感を増した、爽やかで上品なフローラルフルーティの香り。

ベースはフローラル-ムスキー。ローズとジャスミンの甘さと酸味に、少しパウダリーなムスクと、うっすらとバニラの甘さが女性らしさを添える。この淡いバニラとムスクの組み合わせがオータンドゥルらしい。最後はサンダルウッドがフローラルの深みを与える。
持続時間は4時間程度で、トワレと大きく違わないと感じる。

シャネルのフレグランスは、パルファム、オードゥパルファム、オードゥトワレットの特性に合わせて香りそのものが変えられている。当然、パルファムの方が深みが強く、トワレの方が香りが軽く拡散するような香りに仕上げられている。
ところが、オータンドゥルに関していえば、このオードゥパルファムの方が爽やかに感じる。
というのもトワレの方が、時間が経つにつれてバニラ、パウダリーなオリスなどの重めの香りをクリーミーなムスクが柔らかくまとめているような印象に対して、オードゥパルファムはミドルのフローラルフルーティの甘さに爽やかな酸味が効いているため甘ったるくならず、さらにパウダリー感も抑えられ、ムスクも軽い。

明らかにトワレの方が女性らしい香りのため(5割増くらい)、個人的にはオードゥパルファムの方が好みだ。近年、特にメゾン系フレグランスでは、レディース用、メンズ用を分けなくなってきている。このオードゥパルファムもレディースでありながら、よりユニセックス寄りの香りに仕上げられている。
ではオードゥパルファムの方が優れているかと言われれば、もちろんそんな訳ではなく、オータンドゥルが持つピンクイメージのキャラクターを、さらに明るくリファインしたような香りで、どちらも使いやすい香りだと感じる。

マルメロとローズの組み合わせといえば、ペンハリガンのヴァーラを思い浮かべる。ヴァーラのあの華やかなスパイシーローズと比較すると、このオードゥパルファムは同じフローラルフルーティの香りでありながら、もっとフレッシュで明るく、そして可憐で繊細なイメージを感じる。

新しいチャンスはオードゥパルファムらしいフローラルの華やかさと、キラキラとした明るさや若々しいさを演出してくれる。
春秋の日中に映える、このピンクゴールドのオーラに包み込まれることで、心も身体もポジティブになるような香り。そして次の新しいチャンスを呼び込もう。

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Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン) / フランジパニ フラワー コロン

Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)

フランジパニ フラワー コロン

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:- (生産終了)発売日:2019/4/5

4購入品

2019/9/7 16:39:55

今年の春。一昨年前に限定発売されて、気に入ったにも関わらず買い損ねたマグノリアを求めて店頭に行った。ところが実際に購入したのは、同じく限定新作のフランジパニフラワーの方で、オレンジ色のボトルの美しさと、トップの香りの気持ち良さがマグノリアに勝ったから。

トップはシトラスーフローラル。まずスプレーすると、爽快なレモンと、レモネードやトロピカルを思わせるフローラルフルーティな甘さがミックスされた香り。そしてうっすらと漂うムスクが、全体を柔らかく上品に仕上げている。

ミドルはフローラル。トップの爽快な印象を残したまま、プルメリアの酸味や甘み、ジャスミンやイランイランのフローラル感を合わせた、明るく軽やかなホワイトフローラルの香り。そこからジャスミンやイランイランのフローラルのコクが増していく。

ベースはウッディムスキー。ユリのような強いフローラルの残香に、サンダルウッドやムスクが加わることで、苦手なJoy by Diorほどではないももの、パウダリーな石けん調の沈んだ印象が強くなっていく。最後はほんのりアンバー様な甘さが加わる。

個人的には、トップからミドルのかけて、明るく軽快なフランジパニの嗜好の良いシトラスフローラルの香りがとても好みで、このすっきりしたシトラスフローラルと、トロピカルなフルーティの組み合わせが南国をイメージさせる。ジョーマローンらしいキャラの立った、嗅覚に訴えかける香りだ。当時、これから訪れる夏に、このリゾート的な雰囲気は手に入れたいと判断した。

だが実際に夏に使ってみると、ムスクの淡さに引きづられてしまい、トップの爽やかさが立たずに、マルッとした印象になってしまう。さらにベースのフローラルと石けん調ウッディムスクの香りが、トップのキャラの立った香りはどこに行った?と感じてしまうくらい、ありきたりな香りになってしまうのが惜しい。これから始まる秋に使うと爽やかすぎるため、4〜5月頃に似合う香りかもしれない。

香りこそ違えど、以前にクチコミしたレ ゾー ドゥ シャネルのパリ ビアリッツと同じように、キャッチャーなシトラスやフローラルをムスクでふんわりとした佇まいに仕上げた香り。最初は洗練された都会的な香りに見えてしまうが、使ってみるとカドが取れた上品ぶった香りというポジションになってしまい、結局は出番が少ない。

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ディオール / ジャドール オー ルミエール

ディオールディオールからのお知らせがあります

ジャドール オー ルミエール

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:50ml・14,520円 / 100ml・20,350円発売日:2016/4/29

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6購入品

2019/8/31 14:45:15

ディオールの代表作ジャドール。
1999年に登場して以来、世の女性を、そして男性を魅了し続ける香りだ。
映画でも香水でも、代表作から派生した2作目・3作目は、オリジナルよりも劣っている作品がほとんどだ。ところが、2016年に発売されたジャドール オー ルミエールはむしろオリジナルよりも完成度の高い、良い意味で期待を裏切ったような素晴らしい香りに仕上げられている。

改めて、ジャドールの良さとは何だろうと考えてみる。
ジャドールは、存在感のあるホワイトフローラルにサンダルウッドを組み合わせた女性らしい香りを骨格に、ウォータリーなグリーンフルーティや、爽やかなシトラスを加えることで、季節やシーンを問わない非常に使いやすい香り。嗜好性が良く、それでいて安っぽくなく、さらにキャラ感も備わった、とてもバランスの良い香りだと感じる。

そしてオー ルミエールは、ジャドールの骨格となっていたホワイトフローラルやグリーンやウッディを要素を残しつつ、そのホワイトフローラルをより軽やかに、そしてシトラスを際立たせることで、よりフレッシュな春夏向けな香りになっている。

トップはシトラス-フローラル。スプレーするとまずレモンのキリッとしたシトラスから、ブラッドオレンジのビター感が増していく。そこに軽めなオレンジフローラルが加わることで、ジャドールらしい雰囲気も感じることができる。

ミドルはフローラル-グリーン。みずみずしいマグノリアやネロリが顔を出すことで、フローラル感が増すものの、プチグレンのようなザラザラとしたグリーンノートも香ることで、全体的には爽やかなフローラルグリーンの香りに。そしてダマスクローズの甘さが女性らしい華を添える。

ベースはウッディ-ムスク。ローズ、グリーンの残香に、ジャドールらしいサンダルウッドと柔らかムスクの香り。

トップからミドルの軽めの香りは1時間くらいで飛んでしまうが、フローラルグリーンの残香とサンダルウッドの組み合わせの淡い香りは4時間近く持続する。

改めて、やはりジャドールよりもオー ルミエールの方が、ジャドールの輝くような美しいボトルのイメージに近い香りだと感じてしまう。
というのも、ジャドールはみずみずしさや嗜好の良さをすっきりしたペアやウォータリーなメロンなどのフルーティが担っているが、時間が経ってくると、このメロン様ウォータリーがモタッとしてきて、せっかくのフローラルの輝きを曇らせてしまい、結果、フローラルの粗さが少々鼻に付く。

一方でオー ルミエールは、フルーティを排除してシトラスやグリーンをより立たせることで、ジャドールの欠点が上手く調整されているため、フローラルの輝きをより楽しむことができる。何より、ビターオレンジからプチグレンネロリ、サンダルウッドの流れが美しい。
特に、高温多湿の日本の夏には、このオー ルミエールの方がジャドールらしいキャラクターが引き立つのではと感じる。

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フレデリック マル / フレンチ ラバー

フレデリック マル

フレンチ ラバー

[香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:10ml・6,600円 / 30ml・18,150円 / 50ml・23,100円 / 100ml・33,000円発売日:- (2018年11月追加発売)

6購入品

2019/7/14 10:14:49

フレデリック・マルの香りは面白い。

フレデリック・マルのコンセプトは、エディション ドゥ パルファム(香りの出版社)として、12名の調香師たちと共に、至高の嗅覚の世界を創り上げることとしている。
マル自身は編集者として調香師たちに寄り添うのみで、あとは調香師たちに任せる。
依頼主のオーダーに応えるという制約や、時間・原料・コスト等の一切の制限がなく、創造の限界が取り払われているため、当然、ぶっ飛んだ香りが多い。キャラが濃すぎて、肌につけることすら躊躇してしまう香りすらある。
まさに香りの万国博覧会で、鑑賞していて面白くないはずがない。

なかでもピエール・ブルドン作のフレンチ ラバー(2007年)は、確固たるキャラと、上品な男らしさを兼ね備えたメンズフレグランスの名品だと感じている。


トップはスパイシー-グリーン。唐辛子を思わせる強いホットスパイシー、そしてウッディ要素を持った非常にメタリックなガルバナムグリーンの組み合わせ。ここまではっきりガルバナムを感じる香りは少ない。パンチの効いたオープニングだと思う。

ミドルはグリーン-ウッディ。キーの高いところでスパイシーを香らせながら、ガルバナムのグリーンの部分をアンジェリカが、ウッディの部分をセダーウッドが、それぞれ厚みを持たせていくようなイメージ。このグリーンやスパイシーの爽快さと、ウッディの奥行きがとてもバランス良く、颯爽としつつも、深みのある男性的な香り。

ベースはウッディ-アーシー。インセンスやベチバーで徐々にウッディの深みや硬さが増していくが、オークモス、ホットスパイシーの残香も効かせているため、キリッとした印象も残している。そこからインセンスやセダーウッドやサンダルウッドのビターなウッディ感が増していくが、ムスクを合わせることで、最後まで暗く沈むことなくウッディの余韻に浸れる。

全体的に大きな変化はなく、爽快な香り出しから、徐々にウッディの深みが増して、落ち着きのある香りにたどり着く。
カチッとしたアンジェリカやスパイシー、そしてウッディ、その中間にガルバナムを配置したシンプルな設計であるが、このバランスが秀逸で、知的だけれど硬派な男らしい香り。じじくさくなく、颯爽・精悍とした表情も見せてくれる。
特にアンジェリカの使われ方が特徴的で、いわゆる森林系ウッディや、シトラス系ウッディ、ハーバル系ウッディ、マリン系ウッディに当てはまらない都会的なグリーン系ウッディの香りで、キャラもしっかり立っている。

通年使える香りだと思うが、夏にはもう少し爽やかさが欲しくなり、冬にはもう少し甘さが欲しくなるため、春秋向けの香りと感じていた。しかし、気温が上がらずでもジメジメした、使うフレグランにも困る今年の夏、このフレンチ ラバーがぴったりとはまった。

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  • 髪量・・・少ない
  • 星座・・・乙女座
  • 血液型・・・O型
趣味
  • お酒
  • 旅行
  • 写真
  • スポーツ観戦
  • 音楽鑑賞

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キャプテン ドラです。 いつもクチコミやブログを見ていただき、ありがとうございます。 この度、フレグランス専用「フレグランス アッセンブル… 続きをみる

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