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キリアン / グッドガールゴーンバッドオーフレッシュ オードパルファム

キリアン

グッドガールゴーンバッドオーフレッシュ オードパルファム

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:-発売日:-

5購入品

2020/8/25 22:36:58

キリアンの代表作グッドガール ゴーンバッド(2012年)。
良家のお嬢様が、淑女の装いを脱ぎ捨て、退廃的な側面を露わにしていく様をイメージした叙事的な香り。
そして、2020年に限定発売されたグッドガール ゴーンバッド オーフレッシュは、オリジナルにクールでアクアティックな香りを加えることで、夏向けにアレンジした香りとのこと。
調香師はオリジナルと同じアルベルト・モリヤス。

フローズンホワイトガラスの香水瓶をスプレーすると、、、
トップはフローラル・フルーティ。果実感が強めのオレンジフラワーを、淡いココナッツのようなクリーミーな甘さで柔らかく包み込んだような香り。スプレーした瞬間はとてもオリジナルに似ている。
実際に肌に乗せてみると、プラムのような酸味が強調され、さらにオレンジの甘さが増すことで、ジューシーでトロピカルイメージの強いオレンジフラワーの香りに。このトロピカルなオレンジフラワーの香りが、オーフレッシュの最大の見せ場で、とても常夏感溢れるオープニング。燦燦と輝く太陽、青々とした空、海の潮風を連想させてくれる。

ミドルはフローラル・ウォータリー。上の方から、可愛らしいローズの甘さ、ジャスミンやオレンジフラワーのホワイトフローラル、そして奥から丸みのあるチュベローズの香り。それらフローラルブーケを、ウォータリーやココナッツで味付けしたような、みずみずしく透明感の強いフローラル・ウォータリーな香り。特にココナッツとチュベロースを組み合わせが夏っぽさを演出しているように感じる。肌に乗せるとウォータリー感がさらに増していく。

ベースはフローラル・ムスキー。オレンジフラワーやジャスミンやチュベローズの余韻を、ウォータリーなムスクの淡い香りが優しく包み込む。最後はパウダリーなムスクと淡いサンダルウッドの香りに。

ウォータリーなホワイトフローラルを、淡いココナッツムスクで仕上げた、夏にぴったりな香りだと感じる。香調はみずみずしくライトな印象であるが、ベールのムスクやウッディが予想以上にしっかりとしているため、想像していた以上に香りが持続する。ミドルまでは2時間程度、全体的な持続時間は6時間程度。

オリジナルと比較してみると、、、
オリジナルの方は、フルーティーやココナッツの甘さ(幼さ)と、華やかなフローラル(大人っぽさ)の対比がはっきりしており、最初ははっきりしていた幼さが、徐々に大人っぽさと交錯し、やがて大人っぽさが前に出ていく。この香りの移ろいがとてもコンセプトに合っていると感じる。

一方、オーフレッシュは、オリジナルの要素は残しながら、特徴だった甘さやフェミニンな艶感を抑えて、みずみずしさやフレッシュ感が強められている。
真っ青な海に反射するギラギラした太陽の日差し、潮風に乗ったカラフルな花々の香りに囲まれて、若い女性が弾けるような肌を惜しげもなく周囲にみせながら、ジリジリと肌を焦がしているときの甘酸っぱさ。まるでバカンスを楽しんでいるような、とても叙景的な香りに仕上げられている。「青い珊瑚礁」のブルック・シールズのイメージ。

しかしながら、この香りが楽しめるのはミドルまでで(グッドガール部分)、ベースのムスクやウッディに移行するにつれて、むしろ乾いたような重さが目立ってしまう(ゴーンバッド部分)。正直、惜しい、もったいないなと思う。
個人的には、このベース部分をもっと軽くして、オリジナルのサマーバージョンをまるでコロンのように楽しめる香りであれば良かった、、、。

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ゲラン / アクア アレゴリア ベルガモット カラブリア(旧)

ゲランゲランからのお知らせがあります

アクア アレゴリア ベルガモット カラブリア(旧)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:- (生産終了)発売日:2017/6/1

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5購入品

2020/8/4 23:07:59

毎年新作がデビューし、熾烈な定番争いの絶えないアクアアレゴリア。
ようやく梅雨が明け、真夏日が日常となった今日この頃、アクアアレゴリアに手を伸ばす日が増えてきた。

ベルガモット カラブリア(2017年)は、絶対的なエースのマンダリン バジリックと同じシトラスメインの香りでありながら、発売以来、一度も廃番にならなかっただけあり、とても気持ちの良いベルガモットの香り。

トップはシトラス・スパイシー。スプレーするとみずみずしいベルガモットの香り。そのみずみずしさを、アーシーなジンジャーが引き立てたようなオープニング。

ミドルはスパイシー・アロマティック。ジンジャー、そしてペチグレンの硬さ、さらにはカルダモンの鋭さが、ティを思わせるベルガモットの甘さやまろやかなアロマティック感が引き出している。このベルガモットに硬さや青さを加えたような香りが、さながら果実を摘み取る瞬間をイメージさせる。

ベースはウッディ・ムスキー。ティーのようなベルガモットの余韻や、プチグレンの乾いたウッディ感を、ムスクやクマリンの甘さが柔らかく包み込んでいく。

ベルガモット カラブリアは、燦燦と照りつける太陽の光を浴びて実ったベルガモットを摘み取る瞬間。そして、陽射しあふれる南イタリア・カラブリア地方にある果樹園の情景やそこに流れるのどかな時間をも感じられる香りとのこと。

ベルガモットが主役の香りは数多いが、ベルガモットのフレッシュ感、苦み、青っぽさ、みずみずしさ、そして甘さが上手く表現された、他のベルガモット系とはバッティングしないキャラクターを備えている。

ちなみにアクアアレゴリアの最新パンフレットの表紙には、
マンダリックバジリック(マンダリン&バジル)をセンターに、
新作オランジュ ソレイア(ブラッドオレンジ&ベルガモット)とグラナダ サルヴィア(ザクロ&セージ)の2品、
ローザロッサ(ローズ&ライチ)、
フローラチェリージア(チェリーブロッサム&洋ナシ)、
ペラグラニータ(洋ナシ&キンモクセイ)、
そしてベルガモットカラブリア(ベルガモット&カルダモン)
の7品が並べられており、中を見るとメイン素材がWネームで記されている。

そして新作2品については、重ね付けも推奨している。

おそらく某マローンをベンチマークしているのだろう。
でも、アクアアレゴリアは単独でも充分楽しめるし、重ね付けして奥行きや複雑さを求めるのではなく、軽さやカラフルさを楽しむシリーズなのでは感じてしまう。

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メゾン フランシス クルジャン / ジェントル フルイディティ シルバー オードパルファム

メゾン フランシス クルジャン

ジェントル フルイディティ シルバー オードパルファム

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:70ml・32,670円発売日:2019年2月

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5購入品

2020/7/4 09:57:28

日本での人気の調香師フランシス クルジャンが、調香師25年の節目に発表したジェントル フルイディティ。シルバーとゴールドが同時発売され、そのコンセプトは次のとおりだ。

「同じ香料から生まれた、2つのフレグランス。49種類の同じ香料からつくられた、2つのフレグランスは、調香のルールや固定概念を超えて、新しい感動をもたらします。」

記念すべき節目に発表されたところをみると、同じ香料でまったく別の香りをつくり出すことは、おそらく難しいことだと思いながらも、消費者視線でいえばそんなことをどうでもいいと冷めた気持ちでスプレーすると、、、

トップはアロマティック・スパイシー。爽快で、アロマティック感の強いジュニパーベリーと、冷たさやピリッとした硬さが共存したナツメグの香り。特に、このジュニパーベリーエッセンスの香りは相当好みで、確かにジンフラッペのイメージがしっくりくる。しかしながら、ナツメグの硬く鋭いスパイシー感が、まるで爽やかさの奥に隠している男の下心が、知らずに表情に出てしまっているようで、使うことに恥じらいを感じてしまう。背後からほんのりと香るバニラの甘さが心地よい。

ミドルはスパイシー・アロマティック。さらにスパイシーが前に出てくるが、ナツメグからコリアンダーに移行する。このコリアンダーもスパイシー特有の鋭さはあるものの、アンバーと合わさったような柔らかさもあり、主線となるアロマティック感と上手く調和している。

ベースはアロマティック・ウッディ。アロマティックにムスク、スパイシーにウッディアンバーがそれぞれ重なり、バニラがうっすらと色気を添える。丸み、硬さ、甘さのバランスが整った、このベースの香りは、トップの香りと比較して、クールで洗練された色っぽさがある。

下心丸出しのトップ(10分ほど)さえ乗り切れば、ベースに進むにつれて、透明感溢れるアロマティック、スマートなウッディアンバー、そして色気のあるバニラの三拍子揃った、非常に上品なアロマティックウッディの香りだと感じる。
持続時間はスパイシーが立ったアロマティックが2時間弱で、そこから柔らかさのあるアロマティックウッディの香りが6時間程度。かなりしっかりした香りだ。

このフレグランスの主役はジュニパーベリーだと思う。弾けるような爽やかさと、滴るようなみずみずしさ溢れるこのアロマティックな香りは、いわゆるマリン系アロマティックとは異質の品がある。こういうスマートで上品なアロマティックであれば、使用頻度も上がってくると感じる。

そして、新たに追加された35mlサイズがとても良い。正直、100mlは論外、50mlでも使い切れないボトルが増えている。まさにジャストサイズで、価格以上に購入までのハードルを下げてくれる。

元は同じ香料でありながら、自由な精神とクリエイティビティがあれば、表現はこんなにも変わる。ジェントル フルイディティは、現代のジェンダーに対するフランシス・クルジャンの考えを体現した香り。

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BYREDO / Blanche

BYREDO

Blanche

[香水・フレグランス(その他)]

税込価格:-発売日:-

4購入品

2020/6/6 23:10:50

新しい香りとの邂逅。
その出会いと比例して、埃を被ってしまうフレグランスも増えていく。
そのフレグランスに何かしら魅せられて手に入れたにも関わらず、もうスプレーすることないボトルのなんて多いこと、、、。

日本でも人気のバイレードのブランシュ(2009年)も、そんな1本だ。

久しぶりにスプレーしてみると、、、

トップはアルデハイド。粉せっけんを思わせる強いアルデハイドと、ツンと鼻を刺すピンクペッパー、そこに仄かなローズを合わせた香り。ピンクペッパーを効かせたナチュラル感の乏しいライトなローズが、逆にソーピーな香りとうまく調和していているような香り立ちだ。

ミドルはフローラル。粉っぽいアルデハイドを骨格に、淡く可愛らしいピンクイメージのピオニーが香る。良く言えば清潔感があり、悪く言えばファブリック的で安っぽい。奥からは少しインドール強めのオレンジフラワーが香りに深みを持たせ、バイオレットの硬質なパウダリー感が、トップと同様にソーピーな雰囲気を持続させている。

ベースはムスキー・ウッディ。少し酸味が出てしまったオレンジフラワーの残香と、パウダリーなムスクと、乾いたセダーウッドの香り。最後はクリーミーなムスクと、サンダルウッドが全体を柔らかく包み込んでいく。

上質な石鹸を思わせるため、使いやすく、嫌われにくい香りだと思う。バイレードの売り場に行くと、まっさきに薦められるのもうなずける。
しかし、アルデハイドやムスクが重厚感を与えるものの、フローラルのナチュラル感が乏しく、確かに上質ではあるけれど、石鹸の範疇を超えない香りだと思う。
さらに、唯一ナチュラル感のあるオレンジフラワーの香りが粗く、全体的な嗜好を落としてしまっているように映る。

バイレードは、2006年に香りと記憶の関係に強く魅せられたベン・ゴーラムがストックホルムで創立したブランドで、創始者の私的な記憶や想像世界をコンセプトに、独創的なフレグランスを数多く揃えている。ぶっ飛んだ香りや、面白いコンセプトの香りも多い。

このブランシュは、白という色に抱く、創始者のイメージを表現した香りで、初めて実在の人物(女性)を思い描いてクリエーションされたとのこと。やはりバイレードは、創始者の記憶や創造世界から生み出された香りこそが輝くのであって、まっさきにブランシュを手にすることは避けた方が良いと思われる。

正直、白イメージの香り比較しても、もっと独創的な香りや、もっと完成度の高い香りが多数ある。それら白イメージの香りや、他のバイレードの香りと肩を並べてしまうと、ブランシュの出番がなくなることも仕方がないなと感じる。

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シャネル / レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル ベル レスピロ オードゥ パルファム(ヴァポリザター)

シャネル

レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル ベル レスピロ オードゥ パルファム(ヴァポリザター)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:75ml・27,500円 / 75ml・33,000円 / 200ml・50,600円 / 200ml・57,200円発売日:2016/10/14

6購入品

2020/6/3 21:43:01

ベル レスピロはグリーンフローラル(2016年)の傑作であり、さすがはシャネル!と感じさせるような孤高の香りだ。
こんなにも尖がった香りを、高級ラインに並べても遜色のないクオリティにしつつ、さらに嗜好性の高い香りに仕上げることができるのは、おそらくシャネルだけではないだろうか。

トップはグリーン。スプレーすると、パンチのあるリーフグリーン、そしてガルバナムグリーンの強い香りにたじろぐ。ハンパない草感! しかし、グリーンが強い分、奥からジャスミンなどホワイトフローラルらしいコクのある甘さが引き立つ。春らしい陽光のなか、新緑や軽やかな風に包まれたような気分にいざなってくれる、とても気持ちの良い香り。

ミドルはグリーン・フローラル。 キーンと鋭いグリーンの香りから、ガルバナムグリーンのアーシーなえぐみや、ペチグレンの乾いたグリーンに移ろっていく。そしてジャスミンやネロリの淡いフローラルや、さらにライラックのようなコクのある蜜のような甘さも顔を出す。はっきりしたグリーンをバックに、フローラルの柔らかい甘さを感じることができる、非常に洗練された香りだと感じる。

ベースはグリーン・ウッディ。ガルバナムのグリーンな印象はドライなベチバーに、フローラルの蜜のような甘さは少しアニマリックなパチョリにそれぞれ引き継がれる。それらをクリーミーなムスクや、クマリンのほんのりした甘さで上品にまとめ上げたような香り。最後はグリーン・フローラル・ウッディが調和することで、かすかにクラシカルなシプレの面影のある、心地よい残香に変わっていく。

トップからミドル寄りの成分が強いためか、持続時間は3〜4時間くらい。

正直、ベル レスピロは使うシーンがかなり限られてしまう香りではないだろうか。
まるで新緑に囲まれたような香りなため、5月から6月の爽やかな五月晴れの休日に、これほど似合う香りは見当たらない。一方で、オンタイムや夜には不向き、梅雨時の湿った空気でもアニマリックなコクが少し籠ってしまうため、香りの良さが発揮されないのでは。

オリジナルのオードトワレ(2007年)は一度だけ嗅いだことがある。トワレはもっともっとグリーンが特出していた。このオードゥパルファムは、オリジナルの孤高なキャラを損なうことなく、フローラルで奥行きを持たせることで、ゼクスクルジフにふさわしい、高級感が与えられたように感じる。

ベルレスピロは、パリ郊外のガルシュという土地にあったココ・シャネルの別荘の名前で、彼女にとって、まさに心休まる楽園だったようだ。
ベルレスピロは、陽光に輝く草、木の葉のグリーン、そしてそよ風に運ばれる地中海に面した潅木林など、 春そのものを繊細に表現した香り。

これから始まる不快な梅雨前の天気の良い休日に、春の素晴らしい余韻に包まれてみたいと思う。

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