mad-about-TIREURさんのクチコミ投稿一覧（投稿日時順） - My@cosme

ドルチェ＆ガッバーナ ビューティ

ザ・ワン オードパルファム

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：30ml・9,570円 / 50ml・13,750円発売日：-

DOLCE & GABBANA the one　は多分、ドルガバの香水のトップセラーの一つだと思う。
ベストセラーはLight Blueかもしれないが。

秋冬に使う時が多い香水。
秋冬の乾燥して寒い空気に合う。
春夏に使うと、重たい香りに感じる。

秋冬につけた場合、私の肌では一日中、最初から最後までバニラが強く香る。
一応、トップのピーチやライチ、ミドルのジャスミンやユリもあるんだけれど、
やっぱり主力はバニラ。嫌いじゃない。

春夏になると、果物の甘酸っぱさや花の華やかな匂いも出てきて、
バニラは少し目立たなくなる。少しね。

あまり大きな香りの変化はないように感じる。特に秋冬。

いつも参考にしているFragranticaという海外の香水コミュニティでは
トップ　ピーチ、ライチ、マンダリンオレンジ、ベルガモット。
ミドル　ユリ、プラム、ジャスミン、スズラン。
ベース　バニラ、アンバー、ムスク、ベチバー。
こういう構成になっている。

私の場合、トップの柑橘類はすぐに消し飛んでしまう。
結構バニラが強いので、女性向き。デートとかにもいいんじゃないかな？

ウエストと太ももに付けると、服の中から匂いがしていいと思う。
オードパルファムなので、ほぼ一日匂いが持つ。
ボトルが四角で凄く重い。使い終わったらペーパーウェイトにしようかな？

大きなお世話かもしれないけれど、「香水」は特に「化粧箱」に入れておいてね。
香りの成分だけではなく、着色料もそうなんだけれども、光に弱い。
直射日光だけでなく、蛍光灯などの光でも品質が劣化する。
もし、お気に入りの香水ならば、どれだけボトルが素敵でも
むき出しにして飾っておくなんてしないで上げて欲しい。
化粧箱に入れて、引き出しに保管がベスト。冷暗所ってやつ。
飾るなら、使い終わってからにしてね。
無駄に香水歴の長いおばちゃんは語る。

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Tiziana Terenzi（海外 イタリア）

Kirke

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]

税込価格：-発売日：-

Kirkeとはギリシャ神話の中の「オデュッセイア」という物語に出てくる
魔女（妖女）Circe（キルケー）のことである。

オデュッセウスがトロイ戦争参戦中の物語は「イーリアス」で述べられ、
トロイ戦争終了後、故郷のイタケーへ帰還する道中の物語が「オデュッセイア」。

オデュッセウスが海の神ポセイドンに恨まれて、故郷への航海を邪魔される。
船が難破しては、色々な国や島に流れ着いて・・・の所謂「貴種流離譚」の一つ。

キルケーは難破先の島「アイアイエ島」に住む薬学に通じた魔女。
薬や魔法を使って人（主に男性）の記憶を奪ったうえ、家畜や怪物に変えて
自分の思うままに操り従える恐ろしい魔女と言われている。

下世話に言うと、BDSMのドミナ（爆）すいません。


香りはフルーティームスク系。

公式パンフレットの香りの構成は
Head Notes : Passion Fruit, Peaches, Raspberries, Cassis, Pears, Warm Sand.
Heart Notes : Lily Of The Valley.
Base Notes : Heliotrope, Sandalwood, Vanilla, Patchouli, Musk.
2015年発売。クラシック・コレクションの一つ。
100ml 190ユーロ。このブランドの中では安い方です。100mlで700ユーロ以上のものも。

大体、冬以外の昼間につけています。
私がつけると3時間くらいは「パッションフルーツとラズベリーのシロップ」多めの
甘酸っぱい南国フルーティーな香りがします。
ミドルのスズランはどこかにうずもれているのか・・・。目立たない。
ドライダウンは南国フルーティーにヘリオトロープの粉っぽい甘さと、ムスクが
加わって、何となく海外製品の「フルーティー系」の強いヘアトリートメントなどの
ヘアケア製品のような匂いになります。

船員を惑わす魔女・妖女の香り、というほど毒々しい匂いとは感じなかった。

私の中では割と使いやすい香水ですが、
単純？シンプル？シングルノート好きの家人からは「匂いが複雑で苦手」と言われます。

よく分からないのは、ウチの猫。
私が香水をつけていても逃げていかないし、膝の上に乗ってくる。
香水の写真を撮ろうとすると、めちゃくちゃノズルの匂いを嗅いでいる。
香水嫌いな猫が多いと聞いていたが・・・。
因みに強く複雑な匂いの香水が苦手な前出の家人は
香水をつけてなくてもウチの猫に秒で逃げられる。


とはいえ・・・いくら香水好きな私でも
エクストレパルファムの濃度なので、１〜２プッシュを太ももから膝辺りで充分。
服の下につけると一日余裕で香りが持ちます。

海外勢はこれを４〜６プッシュするという。
いくらなんでもそこまですると日本ではキツ過ぎる。

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Thierry Mugler(海外)

ＣＯＬＯＧＮＥ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]

税込価格：-発売日：-

風呂上り３０分間のフレッシュ感・清々しさ。
石鹸で洗いたての肌と、シトラスグリーン系の入浴剤の匂いがする、脱衣所の匂い。

ネーミングはそのまんま「コロン」

ティエリー・ミューグレーの香水はエンジェルやエイリアンの姉妹作やコピー作、フランカー作で有名だが、「コロン」はあまり有名ではない。だが、一応これにも姉妹作がある。

２００１年、アルベルト・モリヤス氏が調香した香水というには香りのモチが非常に短い、シンプルな構成の、やっぱり「コロン」「リフレッシュナー」としか言いようのない香り。

ティエリー・ミューグレーがアフリカ辺りを旅行した時に、ホテルにおいてあった石鹸の匂いが気に入ったらしく、アルベルト・モリヤス氏に「この匂いを作ってくれ」と言ったとか言わなかったとかをどこかで読んだ気がする。うろ覚え(笑)

トップ：ネロリ、ベルガモット、プチグレン
ミドル：アフリカンオレンジフラワー
ベース：ムスク

やっぱりシトラスグリーンの入浴剤と、ホワイトフラワー＆ムスクの白い「ザ・石鹸」が混じった匂い。

持続時間は肌の上なら３０分、服の上から吹きかけても多分頑張っても１〜２時間がせいぜい。それこそ浴びるように６〜７プッシュしても多分平気。←私の場合は。

エンジェルやエイリアンのDNAは片鱗も見当たらないような気がする。
メイクや汚れだけでなく、毒っ気もそぎ落とした、湯上りすっぴんバスローブ姿。

日本の春の終わりから秋にかけてなら時間を問わずつけられる香りだと思う。

ただ・・・
この香水、日本で発売されているところを見たことがないし、
海外でも姉妹作の"Mugler Cologne Come Together"に置き換わってしまったようで
現在オリジナル版は入手困難なようである。
ただし、いつもリサーチに使わせてもらっている、fragranticaという海外香水レビューサイトでは、リニューアルされた"Mugler Cologne Come Together"は”Mugler Cologne”より、ややムスクが主張しているが、同じ系統であり、調香師も同じくアルベルト・モリヤス氏なので、大幅な路線変更はしていないようである←私は試していないので何とも言えないですが。

ついでに”Mugler Cologne”シリーズはコンバインを想定している香水の様で、”Rainbow Collection”と銘打たれて7種類でているらしい。

私が現行持っている”Mugler Cologne”はなんと驚きの300mlなので、"Mugler Cologne Come Together"を買うことは恐らくないだろうが・・・

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Tiziana Terenzi（海外 イタリア）

Gold Rose Oudh

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]

税込価格：-発売日：-

薔薇＆沈香は香水の最強コンボの一つだという。MontaleのBlack Aoudも持っているが、海外フレグランス沼住人の中で、MontaleのBlack〜よりも良いかもしれないと評判のTiziana Terenzi によるGold Rose Oudhをebay経由でブラインドバイしてみた。

ティツィアナ・テレンツィは1968年、イタリアはカットーリカに設立された家族経営のキャンドルショップ。主に教会に蝋燭を納めていたという。香水を展開するようになったのは三代目ティツィアナ（デザイナー）＆パオロ（社長兼調香師）テレンツィの兄弟姉妹（どっちが年上か不明）から。

ニッチ＆新興ブランドで香水を買う時には、最初の一本は初期作品と決めている。理由は初期作品が当たらなければ、今後の商品展開はないから。デビュー作以降３作で当たらなければ、撤退ってのは芸能界みたいな感じですが。

2012年発売の初期の一つ、クラシック・コレクションと銘打たれた「火」に纏わる香水のなかの売れ筋の一つ。
Gold Rose Oudhは砂漠の中で独りキャンプの焚き火をイメージした香水。孤独や孤立を恐れない、野性や無謀な人、というところか。
リーフレットそのままを書けば”Inspired by the solitude and wildness of a fire in a desert camp”　solitudeはソロでお馴染み。ボッチでもいいけど、孤高あたりかな？

初めに注意。この香水は”Extrait de Parfum”
スプレー式だが、高濃度の「パルファム」なので、つけすぎ注意。特に日本では。１〜２プッシュを内腿あたりの下半身につけて、独りで楽しむほうが気分に浸れる。例えば部屋で一人読書とか。周りから自分の空間を切り離すような感覚で着ける。人ごみの中では2プッシュ以上つけると、きっと「お寺か教会臭い」と思われること必至。

因みに我が家族からは「苦手」と言われる確率が高い。

シュッとスプレーすると、ツンと冷たく尖った常緑樹の薄甘さを含んだグリーンな匂いと、柑橘類のメタリックとも言われる酸味がする。乾いたいがらっぽいスモーク臭も微かにする。
ミドルあたりは煮詰めた薔薇ジャムかシロップ様の重く濃く粘った甘さに、パチュリの湿った土の匂いが暗いトーンを落とし、たまにドライなクシャミを誘うスパイスの匂いが混ざる。
ドライダウンが樹脂系アンバーとやや薬臭いように感じるのはウードだろうか。薔薇ジャムの甘さから、どこか動物的な甘さのあるムスク臭に変わってくる。

気分は夜の砂漠、独り火を熾して暖をとるLone Wanderer。毛布にくるまって温まっているうちに、薔薇の香水と体臭がモンワリと立ち上り、それが焚き火の樹脂といがらっぽさ、火に炙られた砂の乾いた匂いに混じっていく。

そういう妄想をしたい匂い。

香水ってある意味妄想の世界です。特に沈香や樹脂系の匂いは内省や沈静のインナートリップに向いていると思う。お寺や教会のお香然り。

Lone Wandererなので他人は気にしない。←家人には「たまには気にしなさいよ」と言われるが(笑)ボッチ上等。こっちは敢えての「お独り様」です。なのであまり近づかないでね。パーソナルスペース広いから。匂いが気になったら「近づき過ぎ」のサインです。

香りの拡散が強め、香りの持ちも長くて、服につくと洗濯するまで残る。

海外個人輸入の特にebayのような個人間取引あるあるだが、注文した時に”New in Box. A brand-new,”unused, and unworn item (icluding handmade items) in the original packaging (such as the original box or bag) and/or with the original tags attached."と表記されていても、テスターボックスに入った「新品のテスター品」だったりする。私が購入したのは「新品でシール未開封」だったが、取引先から「ごめんなさい、新品テスター品しか残ってませんでした。10ドル値引きするけど」と持ち掛けられ、高い商品だったので承諾した。ニッチ＆レア香水あるあるか？
偽物にだけはご注意を。

トップ：Bergamot/ベルガモット、Fir/モミの木、Ember/焚き火の燃えさし、Sand/砂
ミドル：Rose/薔薇、Patchouli/パチュリ、Black Pepper/黒コショウ
ベース：Oudh/沈香、Amber/樹脂、Sandalwood/白檀、Musk/ムスク、Honey/蜂蜜

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MONTALE（モンタル）

ブラック・ウード

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格：50ml・13,200円発売日：-

BLACK AOUD「黒い沈香」は名前と反している香水だ。
BLACK ROSE , DARK ROSE　あたりが妥当な名前のような気がする。
深紅の薔薇が沈香とパチュリを引き連れているような香りだからだ。
あくまでもメインアコードは薔薇。それを引き立てるのがウード（沈香）やパチュリの暗く、沈み込むような重い匂い。
例えば薔薇が低くてちょっとハスキーな大人な女性ボーカルならば、沈香とパチュリはうねるように重く響くベース的立ち位置。

モンタル公式サイトでは、香りの構成は
薔薇、インドネシア産パチュリ、フランス産ラブダナム、マンダリンオレンジ、ムスク、貴重なカンボジア産ウード。

普通に考えたら、トップはマンダリンオレンジ。ミドルは薔薇、パチュリ。ドライダウンはラブダナム、ムスク、ウードあたりだろうか。体温・気温・湿度などで香りの立ち方が違う。基本的に重たく、暗く、濃厚な香り。一応メンズらしいが、ユニセックス系フェミニン寄り。

海外から取り寄せた時に、箱を開けたら「ちょっとグリーン系でヒンヤリした白檀」的な匂いがした。原因はおそらく飛行機内の気圧変動のせいだと思うが、スプレーから少し香水が漏れて、付属の巾着袋に匂いが染みついてしまっていたから。モンタルの香水の特徴である高出力＆高持続のなせる技だが、手元に届いて1週間は経つのに巾着にはまだ匂いが残っている。

プシュっとスプレーした途端、一気にすべての匂いが拡散する。これにはビックリする。
海外レビュアーが良く表現する「nuclear bomb（核爆弾）」的威力。
苦みのあるグリーン系の匂いはオレンジの皮を押しつぶした時に感じる酸味とエグみに、パチュリとラブダナムの青臭さと土臭さの混ざった匂いだろう。薄甘く僅かに樟脳を思わせるひんやりした匂いはウードと記載がないが樹脂系も混ざっているかも。薔薇はポプリオイルの様に濃縮されて甘い。僅かに獣臭いのはラブダナムとムスク辺り。鼻を近づけると燻した煙の匂いが微かにするが、ぶすぶすと煙立つほどではない。

30分程で香りの炸裂は落ち着くが、この辺りはっきりと好き嫌いが分かれるかもしれない。

私の場合、手首よりもウエストや内腿の体温が高く、服で隠れてしまう部分につける方が薔薇をメインにした甘くて重い匂いが立つ。こちらが私の好みである。寝る前につけるのもいい。
手首につけると沈香やウッディ系が主張してきて、ややマスキュリンな匂いになる。
２〜３プッシュで充分。それ以上つける必要はない。

モンタルの香水容器はフルアルミボディで、キャップはなく、手榴弾のような安全ピン兼チャームがネック部分に噛ましてある。ピンを横に引き抜いてスプレーヘッドを押して使うスタイルは知らない人にはなじみがないかもしれない。

BLACK AOUDという名前とメンズラインということで、男性が購入することが多いようだが、名前に反して甘く重く薔薇が主張してくるので「男の自分がつけるにはちょっと華やかで甘い！」という意見が海外香水レビューサイトに多い。
MONTALE AOUD SERIESはウードと冠していながらもほぼ薔薇メインなので、あまり男性女性の枠に拘らない方がいいかもしれない。

個性的なオリエンタル・フローラル・レジン系の匂いで、香り立ちも強く、かなり持続力もあるので、季節ならば秋・冬、女性なら昼夜どちらでも、男性は夜の方が使いやすいと思う。

お試しにチューブサンプルから入ることをお勧めする。

もしこちらの"BLACK AOUD"の主張が強すぎる！という場合は、姉妹ブランドのMANCERAが出している "WILD ROSE AOUD"が同じ系統でややマイルド＆フェミニン路線なので、こちらを試してみてもよいかもしれない。

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