





























[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:1.5ml・1,650円 / 15ml・18,480円 / 50ml・40,920円 / 100ml・66,000円発売日:2008年
2024/5/12 11:35:34
Los Angelesの都市限定が「性別を持たない天使の香り」だなんて、ウィットが効いてますね。
トップノートは苛烈な光線を思わせるアルデヒド。人類には強すぎる光の眩しさを想像するほど強く、柔らかさや有機的なところが微塵もない。テーマにあまりにも忠実で驚きました。
少し落ち着くと、ジャスミンやバラといった香りが見えてきて、シャネルNo.5を代表とする古典的なパウダリー香水から脈々と続く伝統的な構成であることが伺えます。
…なんですが、香りの印象は洗濯物。それも、天日干ししてまだ温かい洗濯物の匂いです。
クリーニング店の軒先から立ち上るスチームのような印象もあり、全体的にとてもクリーンなんですけど、どこか有機的でもある香りに移り変わっていきます。
現代的なムスクがたっぷり使われているんだと思います。あと、シベットが有機的なパート担当のようで、こちらもかなり効いている感じがします。
時間とともに、ベースノートのパチュリやベチバーなんかも感じるようになりますが、香りの印象はそれほど変わらず、公式が謳うようなセクシーさは私には感じません。
あくまでもシンプルで心地よい洗濯物の香りです。全く難しさのない香りです。
こういったクリーンな香りはずっと避けていたんですが、つけていて心地よさが段違いなのが購入の決め手になりました。
そっと香らせれば、年代も性別も問わず、季節も関係なく使えそうです(私の肌の上では暑いシーズンの方が柔らかさ出て使いやすいです)。
とても高価ですが、香りの強さ・モチも優秀なので、一回の使用量はとても少ないです。
…ならコスパ的に許容範囲かと問われると、そこは年々上がるシティエクスクルーシブ。この先リピートできるかどうかは分からないため、この評価となりました。
2018/9/3 21:27:03
サンプル試香のため、評価はナシで。
公式発表の香りの構成は以下。
トップ/ラムバニラ ミドル/シナモンムスク ラスト/アンバリーパチュリ
香調/イントキシケイティング アンバー オリエンタル
「イントキシケイティング アンバー オリエンタル」というイメージしにくい香調ですが、ラムのお酒っぽさ、タバコ系のアンニュイさを感じるオリエンタルといったところだと思います。
意外とトップのスパイシーとも思えるラムっぽさを引っ張るので、この部分が評価の分かれ目かな…と。
肌馴染みがとてもよく、しっかりした香りの割に使い勝手がよさそうです。
正妻の香り(ザ リベンジ オブ レディ ブランシュ)は、グリーンな花々とアイリスで、気品とオフィシャル感、そして冷たさを感じる香りなのに対して、ふんわりカシミアのストールを羽織っているような温かみのある香りに愛人の包容力を感じるので、テーマには合ってるんじゃないかと思います。
キャップは要らないので、お安くしてもらえないでしょうか。。
2018/5/28 16:36:35
こちらは5月末で終売ということで、いつかは買うなどと悠長なことは言っていられなくなり駆け込み購入しました。
久しぶりに大枚をはたきましたが、買って悔いなし。
こちらの商品紹介の画像はキャップが白ですが、リニューアルされて金色になっていました。
簡単に前回のクチコミから印象が変わった点は、トップノートのグリーンが現品の方が良く感じられました。
ガルバナムに加えてバイオレットリーフが割と強く出ていて、紙の上だとそこそこ持続します。
グリーン→ホワイトフローラル(ややオゾニック)→バニラムスクと、香りの振り幅はそこそこ。ラストはパウダリーになるので春先ぐらいがちょうどいい季節なのだと思います。
寝る前につけて朝に感じたラストノートが素晴らしく、香りとしてはやや単調かとも思いますが、ほんわかパウダリーなムスクっぽい香りが好みです。
マイナスはやはりお値段。このアクアオリジナルシリーズはクリードの中でも軽い方だと思うのでもう少しなんとかならないかな…と思います。
↓以下2018.3.30のクチコミ
サンプル試香のため評価はナシで。
とってもスムーズで、透明感に溢れた香りです。
つけたては一瞬ガルバナムの強いグリーンを感じますが、すぐにチュベローズの香りに取って代わります。
はっきりチュベローズだと分かる香りですが、えぐみや湿布っぽさのない、澄んだお花の香り。
そうこうしている内にクリードらしいアクアっぽさも現れます。
一段落するとバニラとムスクのふんわり円やかな香りが混ざって、チュベローズからユリを思わせる香りにシフト。この時点でアクアっぽさはどこかへ飛んでいきます。
この中盤が長く続いて、ラストまであまり変化することなく徐々に薄らいでいきます。
ウッディのイガイガ感とか重さの要素がないので、穏やかで軽い印象になっています。
軽いのですが、花の円やかな甘みがあるので、薄っぺらな感じではないです。
妖艶なイメージがあるチュベローズですが、こちらはわずかに南国っぽい幸福感はあるものの、妖艶とは言えず非日常感もありません。暖かいシーズンでも使いやすい香りです。
チュベローズもアクア系も苦手なのに、つけていてなぜか幸福感に浸れます。
同じくクリードのフルリッシモを購入した際に頂いたので、チュベローズ、アイリスの組合わせで選んで頂いたのだと思いますが、方向性は全然まったく違います。笑
商品名に入っているアイリスの存在感は全くありません。調香を見ても載っていません。。
中盤からユリっぽくシフトした香りは、惜しくも廃盤となったペンハリガンのリリー&スパイスを思い出す円やかでふんわりした香り(リリー&スパイスよりは甘いですが)。私にはここがツボなんだと思います。
香り立ちは穏やかですが、ほんのりした香りが10時間ぐらいは余裕で続きます。
高価格ラインの香りは、高級感に溢れ過ぎてつける場所を選んでしまうような香りもありますが、上品ながらもナチュラルで、とっつきにくさがなく、使い勝手がよさそうです。
価格には怯むものの、容量にはビビらない程度に気に入っています。
「いつか買うリスト」に、たくさんの候補が入っていますが、こちらは真っ先に買ってしまいそうです。
レ ロワイヤル エクスクリュジブ ジャルダン アマルフィ オードパルファム
容量・税込価格:250ml・62,700円発売日:-
2018/5/27 15:24:57
サンプル試香のため評価はなしで。
こちらは国内ではもうすぐ終売だそうです。
お高いクリードのエクスクルーシブルライン。
初夏から夏にぴったりなユニセックスで、さっぱりした柑橘がメインの少々フローラル&ウッディです。
爽やかな香調ですが、意外に拡散性と持続性はあると思います。
つけた瞬間、マンダリンやベルガモットの甘く爽やかな柑橘系がしゅわっと広がります。
クリードの香りに良く見受けられる、分厚い果皮をもつ柑橘の白いわたっぽい香りもします。
割とオーソドックスな柑橘系のオープニング。
10分ほど甘めの柑橘が続いた後は、プティグレンが効いてるのかグリーンな柑橘っぽい香りに。
そして、この辺りから香りが抽象的になります。
ミドルノートはバラ、シダーウッド、アップルあたりのはずなんですが、え?と思うほど各々の香りが嗅ぎ取れない…。柑橘と一体となって酸味のあるふわっとした香気として漂います。
つけたところに鼻をつければ、シダーウッドのちょっとザラザラした香りや、バラの香りがするのですが、20センチも離れれば全然分からない。ぱっと嗅いで分かるのはベチバーぐらい。
香りの強さはそこそこあるんですが、芯のない香り方です。
その後は、これまたクリードの香りに良く見受けられる、柔らかくほの甘い香りに徐々にシフトしていくのですが、抽象的な雰囲気はラストノートまで変わらず。
柔らかいけど、香りがちゃんと分かる程度に長時間続きます。
香調自体にオリジナリティは追求していないのか既視感のある香りですが、その分嫌われにくい香りだと思います。
この香りは、各々の香りの境界線を限りなくシームレスにして、一体となった香気を楽しむための物だと思いました。音楽でいうとリバーブをかけまくって原音の存在感を薄くしている感じ。香りにおけるアンビエント系といった印象です。
この傾向は同社のシルバーマウンテンウォーターやオリジナルベチバーにも感じます。クリードらしさのひとつと言えると思いますが、反面ファッションフレグランスによく見られる傾向でもあるので、価格なりの価値を見いだせるかと問われると人によるかな…と。
同じエクスクルーシブルラインでも、ゲランみたいな存在感の強さはないですし、濃厚なパルファムを忍ばせるようにつけて自らアンビエント感を作りだす手練の方にはあまり合わないかも知れません。
ですがその分透明感は抜群ですし上品です。
ちなみに、いつものように服で隠れるお腹と背中にひと吹きずつつけて一日様子をみたところ、ファッションブランドの香水っぽい印象で全く良さが分かりませんでしたが、後日服で隠れない部分に多めにつけると各々の香りのニュアンスが入り交じったいい香りだと思えました。
K10で装飾されたボトルは綺麗ですが、、お値段を考えるとちょっと買えそうにないなというところ。
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:100ml・26,180円発売日:-
2018/5/14 23:34:57
サンプル試香のため、評価はナシで。
シースプレー(波しぶき)をテーマにした香りというのが頷ける、塩っぽさ、ミネラル感のあるマリン・オゾンノート。
非常に軽く、それでいてどこか引き締まった印象も感じる香りです。
調香を見るとベルガモット、シトラス、カローン(マリン・オゾン系の合成香料)、ネロリ、ヒノキ、アンバーグリス、シダー、海藻とありますが、トップノートこそ塩っぽさの演出か少しスパイシーな香りを感じるものの、ラストまでほぼ香りは変わらずシンプルなマリンノートが持続します。
90年代の香りとの違いは、全くのユニセックス仕様ということでしょうか。
瓜系とも言われるこの類いの香りに共通する、ウォータリーな花々、例えばスイレンや竹、ウォターリリーといった青っぽいフローラルもなく、だからといってウッディ系の力強さを感じるノートもありません。海辺をイメージした香りから海以外を削ぎ落した結果、ユニセックスになった印象です。
もし香水に「性を感じさせないこと」「シンプルなこと」「ファッションを邪魔しないこと」を求めるなら、この香りを試すのもいいかも知れません。
…個人的な見解としては、最初こそ従来のアクア・マリン系との違いを感じますが、その後はそこまで差を感じることができないというのが正直なところ。
トップノートでスパイシーさが飛んでしまった後は、シンプル過ぎる印象です。
後発のアクア・マリン系なら、例えばフレデリック・マルの「冬の水」ぐらい他との違いを見せて欲しかったな…と。
ファッションに合わせた使いやすい香りなら、それこそファッションブランドに任せておけば…と思ってしまいました。
ちなみに、私自身がファッションとの親和性を重視するなら、選ぶ香水はゲランのジッキーです。
香水が大好きでつけない日はありません。 甘みがあって、少し変わった香りに心惹かれます。 苦手なのはアクア&オゾン系とチュベローズやフィグなどココナ… 続きをみる