2016/5/15 22:28:55
COCOは、シャネルの香水で一番はじめに買った香水です。
免税店であまりにも小さい箱が可愛かったので7ミリのパルファムを買いました。
20歳位だったかな。
とってもいい香りとは思っていたのですが。
パルファムを使った事が初めてだったので付ける分量がわからずあちこちにつけてみたのです。
パルファムは時間と共にだんだんと匂いたつとも知らず。
結果酔ってしまいました。
それから時が経ってトワレの100ミリを頂いたのですが、COCOの香りを嗅ぐと未熟な自分を思い出してしまいなんとなく好きだけれど使うこともなくしまってありました。
それをこの間、思い付いて恐る恐る膝の裏に小さくスプレーしてみました。
記憶にあるCOCOの香り…。
…だけじゃなく!!!フローラルなローズの香りがスパイスの香りの合間に見えかくれして、とても女性的。
今までCOCOのイメージは安室奈美恵さんのように少し挑発的な雰囲気だと思っていたのですが、少しイメージが変わりました。
ロリータレンピッカの所でクチコミした美貌の画家タマラドレンピッカのイメージになりました。
煌めく画面そのもののようなコントラストの強いオーラを放っているけれど、どこか普通の人には見えないものを見ているが故の孤独感を秘めているようで、寄り添ってあげたくなるような華奢さがあります。
COCOの香りにも強いようでいて線の細い美しさがあるようです。
お風呂で洗い流したあとは、ココマドモアゼルのラストそっくりでした。
やっぱりシリーズなんだなと思いました。
またパルファムでも、挑戦してみたいです。
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2016/5/5 10:01:46
夜間飛行
と言っても、現代のキラキラしたイメージとは違います。
サン・テグジュベリの小説の夜間飛行は、真っ暗な南米の光のない空を危険と隣り合わせに、それでも任務の遂行を第一に飛んでいきます。
闇と光
男と女
組織と個人
厳しさと優しさ
相反する事柄がささやかな星の光のように煌めき散りばめられて描かれています。
それも目に見える光ではなく心の奥から時々きらめく美しい光です。
人、一人一人が必ず眩しい朝日が待っている人生の夜間飛行の旅をしていて、それに立ち向かう勇気と強さ、それを支える優しさのお話でした。
ゲランの夜間飛行もベースは優しい人の肌のような暖かく程よく乾いたパウダーのような香りです。
トップは男性用を思わせる力強い香りです。
最後はなぜかその二つが交互に混ざりあい香ります。
本当に小説そのもの、人生そのものをあらわした凄い作品だと思います。
お洒落れで纏うというよりは自分を励まし、鼓舞させるときに使いたいと思いました。
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2015/9/6 22:01:05
プワゾン……
名前を聞くだけでなんとも言えない古さを感じてしまいます。
でも、好きな香りでした。
ただ、プワゾンと言うネーミングの香りを振り撒く勇気はなく、エスプリドパルファムのボトルの香りを嗅ぐくらいでした。
なぜか風邪ひきそうな時に嗅ぐと大変癒されるのです。
フルーツの香りとスパイスが効いているホットワインのように。
最近になって、魔が差したのかおへそのまわりにつけてみたのです。
その日は雨でこの時期にしては、ちょっと肌寒く冷たい湿度のある日でした。
それがとてもよく似合っていてうっとりです。
とても気に入ってしまいましたので、デパートでトワレのムエットを貰ってきました。
トワレ、いい。
エスプリドパルファムは濃すぎて蓋を開けた瞬間に鼻がきかなくなってしまうので、息を止めて鼻から離れた所につけないと香り楽しめなかったのですが、トワレは最初から最後までの香りの変化が感じられました。
香りは、服で隠れる部分に少しつけると、柔らかい匂いがします。
最近は柔軟剤の方が香りがキツく感じられると思います。
香水よりも柔軟剤の香りに酔ってしまいます。
ひっそりと服の隙間から漏れるように香るくらいならば、プワゾンとは気付かれないと思いますし、そんなに恐れるかおりではないかなと思います。
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2015/2/17 23:55:46
1000と言う数字に心引かれます。
千夜一夜物語、千年女王……。千がつくと子供の私にはなんだかドキドキするタイトル。
1000をミルって呼ぶのを知ったのは、少女の頃に読んだ放課後のキイノートでした。
抱き合った後のシーツに残った香りを一人で嗅ぐ切なさを少年が相手の少女に訴えるシーンが、ミルの香りを知らなかった私にまで香って来そうで印象的でした。
とても欲しくなって、お年玉を握りしめて電車に乗って買いにいきました。制服で。
店員さんもビックリしていました。
何故なら当時、トワレで4万円位出した記憶があります。
でも欲しかった。
さすがに化粧の香りに慣れていない高校生にはワンプッシュするだけでも相当のインパクトでしたが、よくわからないながら心にくっきりと刻まれた感覚がありました。
それから色々な香水を使っていますが、ミル程その時々によって香りの感じ方が違う香水も珍しいと思います。
とてもクラシカルなに香ったり、石鹸のように清楚に香ったり、ビックリする位色っぽい香りがしたり。
最近はミルに慣れて来たのかマイソール産の高級サンダルウッドがかぎ分けられるようになって更にミルが素晴らしく大好きになってきました。
つける量さえ気を付ければ、少女が使っても美しいと思います。
年配の方からは濃く香っても違和感ないかもしれないと思います。
ただ、今使っているのはオードパルファムですがスプレーでプッシュしてつけるのは日本では多い気がします。
小さい香水ボトルでパルファムのように一滴を数ヵ所に点付けする方が綺麗な香りになると思います。
服で覆われる部分と服から出ている部分につけると時間差が出来てミドルノートとラストノートが代わる代わる一日中香るので、良い意味で香水に酔います。
陶酔と言えばいいですね。
ミルを愛する時間が与えられた事を幸せに思います。
高校生の自分の勇気に今でも感謝できます。
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2014/7/21 17:53:29
ずっと引き出しに眠っていたロリータレンピカ。
買った時はまだこういう薬草の様な香りを嗅いだのは初めてで、頭の中がパニックになってとりあえず買ってしまった。
その後も、こういう香りを外に振りまいて良いのかわからずずっと封印。
でも時々嗅ぎたくなってしまうようになってきました。
りんご飴の毒々しい赤。
あまりの人工的な綺麗な色に怯みつつ齧ってしまう。
飴がバリバリ割れて尖った飴を飲み込むとちょっと喉に引っかかる。
って言う瞬間に似た、ちょっとザラついたトップの甘い香りがなんとも病みつきです。
昔はトップのアニス様の香りが少しも受け付けなかったのです。
なんでもアニスの香りはエストロゲン様作用があるそうで。
年々足りなくなる成分を無意識が欲しているのでしょうか?
そして林檎のボトルも意味深。
りんごは縦に半分にすると女性器に例えられ、横半分に切ると星の形の模様が浮かぶことから神秘的な果物なのですね♪
ロリータレンピカのレンピカは女性画家のタマラドレンピカから付けたようですね。
タマラの描く美しい陰影のくっきりしたノスタルジックな女性にピッタリな香りだと思います。
タマラドレンピカの世界観とロリータレンピカの世界観を愛する全ての年代の女性がほんの少し使うと気持ちが高揚すると思います。
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