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[口紅]
税込価格:- (生産終了)発売日:2020/5/1
2020/12/16 00:24:22
2020年12月の限定キャンペーン「東京ヲトギバナシ」から発売されたルージュパレットです。EX-102「秘密の羽音」EX-103「月夜の竹藪」をアイカラーパレット、ジェルライナーと同系列で購入しました。
EX-102は「鶴の恩返し」から、丹頂鶴を思わせるローズレッドとベージュピンクの組み合わせ。それぞれ「葡萄色(えびいろ)」「一斤染(いっこんぞめ)」という和名がついています。
つけてみると上品なフューシャで、ベージュの重ね具合でピンクに転んでいきます。
EX-103は「かぐや姫」から、若竹色に映えるスカーレットレッドとヌードベージュのコンビネーション。こちらは「紅緋(べにひ)」「鳥の子色(とりのこいろ)」という和名。コンセプトにかなった美しい響きの名前です。ベースの真紅に部分的なベージュのグラデーションを入れると、艶のある立体感が作れます。
テクスチャーはやや重め。それに対して付属のチップが薄く、縁取りの部分が硬いのが少し残念なところです。このタイプは口角を描いたり山を取ったりという細かい作業には向きません。線がぶれますし、縁が硬いためか唇をひっかいている感触があるので、私は手持ちの紅筆を使いました。
プチプラブランドでありながら、ここまで本格的な物語にインスパイアされたシリーズを打ち出してくるところはさすがKATEですね。そもそも母体のカネボウ化粧品はこういったコンセプト作りが昔から得意でした。
まだ一般にアイメイクのメソッドが浸透していなかった70年代から、フランスのファッション誌「VOGUE」と提携。ブラウン・シャドウのグラデーションを推奨した「ボンジュール、おめめさん」に始まり、真紅の口紅とグリーンのアイカラーを組み合わせた「GINZA RED ウィウィ」、日本人の瞳を活かすブルーグレーのアイカラーと深みのあるブラウン系レッドの口紅を合わせ、初めてインサイドライン専用の固形ライナーを生み出した「黒い瞳はお好き?」(でもモデルは西洋人)などなど、ユニークな企画を連発していた時代が懐かしいです。
あの時代は「今シーズンはこの色!」という、やや押し付け的な(?)キャンペーンが当たり前で、それでも不思議にみんなそれを嬉々として追っかけたものです。トレンドに振り回されること自体が楽しみだったのです。美容専門誌が無かった時代、メークアップアーティストがプロのモデル専門だった時代、メーカーのキャンペーンだけが流行を知る手がかりでした。
今もその流れを汲んでいるKATEには、これからもワクワクするようなコンセプトの商品券を出し続けて欲しいな……と密かに願うこの頃です。
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2020/12/15 23:32:46
限定キャンペーン「東京ヲトギバナシ」のシリーズから、EX-102 Ex-103をアイカラーパレット、ルージュパレットの同色系と合わせて購入。「秘密の羽音(鶴の恩返し)」「月夜の竹藪(かぐや姫)」をコンセプトに企画された色彩設計です。
EX-102はダークな色調のパープル、EX-103はグレーがかったグリーンでいずれもアイパレットの同番号と系列の同じ色。当然ながらしっくりと馴染みます。それぞれ、「小紫(こむらさき)」「柳煤竹(やなぎすすたけ)」という和名がついています。
極細のジェルライナーですので、繰り戻しが出来ません。そこだけ注意が必要ですが、描きやすさは言うに及ばず。肌当たりが柔らかいのもジェルライナーの特徴で、デリケートなまつ毛の際でも痛くないのが助かります。
せっかくのユニークな限定企画ですので、ここはとことん物語の世界に浸ってみようとアイカラーからジェルライナー、リップパレットまでを揃えてみました。色調を合わせることでお互いの色が引き立ちますし、たまにはこういった「遊びの要素」がふんだんに入ったアイテムを使うのも面白い。気分転換にもなります。
こういったご時世ですから、メイクを通して己を鼓舞するのもありかな、と思います。
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[パウダーアイシャドウ・パウダーチーク・メイクアップキット・パレット]
税込価格:- (生産終了)発売日:2020/2/1
2020/12/14 23:50:28
コンセプトアートに彩られた期間限定キャンペーン「東京ヲトギバナシ」のシリーズを購入しました。EX-102(秘密の羽音) EX-103(月夜の竹藪)、かたや「鶴の恩返し」かたや「かぐや姫」のヒロイン像を新たな解釈でイメージした色彩設計です。
6色セットのパレットですが、全てがアイカラーとフェイスカラーに兼用出来ます。使い勝手の良さも売りのひとつ。ソワレの季節にふさわしい、華やかさのある色調です。
EX-102はレッドがメイン。丹頂鶴にインスパイアされた、ローズがかった朱が鮮やかです。使い方はオフィシャルサイトにあるメソッドと、箱書きにある使用法が異なります。オフィシャルはピンクにレッドを重ねるやり方ですが、瞼全体が赤くなるので加減が難しい。確かにとても華のある仕上がりですが、見方によってはお酒飲んだの?となりかねない。一方箱書きのほうはラベンダーをベースにレッドを重ねる方法で、私はこちらの方が好きです。どちらにしてもアクセントにゴールドラメを配するやり方が華やか。私は同時発売のジェルライナーとリップパレットも合わせて購入しており、トータルでのコーディネートを楽しんでいます。
EX-103はグリーンがメインで、当然ながら竹林にインスパイアされています。こちらはアクセントがシルバーのグリッターで、アイボリーからパープルがかったブラウンまで落ち着いた色調です。今シーズンは何やらグリーンのアイカラーが流行の兆しとかで、タイムリーな企画だなと思います。
6色セットですが、指で使う色とチップ使いの色とで微妙にテクスチャーが変えてあるのはさすがKATEだなという感じ。これだけ色数があったら、しばらくは飽きずに色々とアレンジを試せそうです。
各色にはコンセプトに相応しい和名がついています。「白百合色(しらゆりいろ)」、「深紫(こきむらさき)」、「練色(ねりいろ)」、「躑躅色(つつじいろ)」、「木蘭色(もくらんじき)」、「白花色(しらはないろ)」などなど。色の呼び方を覚えるのも、なんか楽しいですよね。
マスク着用がお約束の日常でも、目もとは遊べるでしょう。「赤」は戦いに勝つ色なのだとか。せめて気持ちだけでも前向きに、メイクの力も使いましょ。
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[口紅]
容量・税込価格:2g・1,650円 / -・1,650円発売日:2020/8/20 (2021/8/19追加発売)
2020/12/14 22:14:30
ティントリップと言うと、春夏のイメージが強いですね。
透明感とかツヤとか明度の高い色調とか、私も春先から初秋あたりまで毎年お世話になっているアイテムでございます。ただこの頃主流(?)のオイルティントはギラつきやベトつきが気になって、手が伸ばせないでいました。まして秋冬にティントって……ありなんか?
あったんだそれが。
今期リニューアルを果たしたエテュセから、まぁ〜丁度いい感じのリップエディションが、それもおあつらえ向きの色調で。
06ブリックレッドを選択しました。
びっくりしたのはそのテクスチャー。まるでティントじゃないみたいにスルスルと伸びる。しかも重ね具合で異なる色彩効果が得られます。今回デビューしたのは秋冬向けの落ち着いた色調ですが、宣伝文句に嘘偽りはありません。パーソナルカラーを問わず馴染む工夫がされています。
ブリックレッドは文字通りレンガ赤ですが、つけてみると僅かにローズのニュアンスが出る。なのでブルーベースの私でも何ら違和感なく、肌色をくすませません。
これだったらわざわざマットな口紅を買わなくても、その時の気分で塗り重ね方を変えればいろんな表情が出せますよね(プチプラなんだぜ、言っちゃうけど)。
私自身、エテュセ誕生の頃から口紅を愛用していたこともあって、今回のリニューアルはちょっと嬉しい。また春からのラインナップが楽しみになりました。
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2020/12/11 23:24:45
リニューアルに伴い、アイカラーと同系列で生まれたジェルライナーです。
アイカラーと一緒に06グレージュを購入。
同じ色彩設計ですから当然ピッタリ。ここまで極細のジェルライナーって初めてで、繰り出せても戻せない。ちょっと扱い方が難しいです。アイライナーでこの様式を使ったのは初めて。
くっきりと発色する割に感触が柔らかく、まつ毛の隙間を埋めていく感じでスルスル描けます。リキッドライナーと違い悪目立ちしないので、普段使いには丁度いい。落とすときもそれほど苦労しません。他のアイカラーでも使えそうです。
色味も自然で応用がききそう。
良いお買い物をしました。
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