2023/2/24 00:35:11
エクセルのアイカラーパレットといえば、リアルクローズもスキニーリッチも使いましたけれど、今まで手を出さなかったアイプランナーの限定パレットをこの冬ようやく手に入れました。
02ニュースピリット使用です。
パッと見て目を引くのは透明感のあるラベンダーと、ラメのきらめきが特徴的なミントグリーン。一見補色関係にあるこの2色がパレットの中核をなします。ラベンダーには細かいフロストが含まれますが、これを瞼全体に乗せてしまうと、乾燥肌の方にはきつい。以前は年齢を重ねた肌の場合、ラメよりフロストの方が向いているという考え方が主流でした。けれども今は、フロストが瞼の細かい皮溝に入り込むと、皮膚がひきつれたように見えやすいことから、年齢肌にはむしろラメのポイント使いを推奨する意見が見られるようになりました。私も最近はこれに賛成です。
ただせっかく綺麗なフロストなので、瞼のくすみを飛ばしてくれる効果を期待出来そう。私はこちらをアイホールと、眉下に分割してぼかします。そうすればくぼみの部分が自然と影になり、立体的に見えますから。
このラベンダーが実は、もう一つの重要な役目を果たします。というのも、後からアイホールの内側に右下のピンク系をばかし、目の際に左下のレッド系を入れたときに、テラコッタ特有の変色(赤みが次第に強く出る)を防いでくれるんです。これは嬉しい発見でした。
極めつけはミントグリーン。ラベンダーやレッド系のアイカラーに、ブルーではなく敢えてグリーンを持ってきたのは、補色効果に加えて春らしさを加味したかったのかな…。ちゃんとグリーンの光を放つラメで、これはチップ使いで瞼の中央、下まつ毛に沿って入れると本当に綺麗。これを入れるだけで顔の印象が明るくなります。
このセットを見て思い出すのは、数年前にVISEEから出た「WINTER DOLL」のコレクション。およそ全てのプチプラブランドで、ブルーをメインに据えた最後のパレットではないかと勝手に回想している逸品ですが、それに近い雰囲気があります。年々瞼がくすみ、脂肪層が目立って二重ラインが下がりつつある現状を見るにつけ、マットなブラウンやくすんだ寒色系が使えなくなっていることも悩みの種。このパレットはそんな自分のお助けアイテムになるかもしれません。粉飛びしない、品質の良さはエクセルならではと思いました。
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[口紅]
容量・税込価格:3.8g・1,430円発売日:2014/4/11 (2023/1/27追加発売)
2022/10/13 00:44:28
020を使いました。
春夏は季節感もあって、どうしても透明感の高いティントリップを選択してしまいますが、秋冬になると俄然コックリした質感の口紅が欲しくなりますね。RIMMELにはオイルタイプのティントもあってこちらはかなりくっきり鮮やかなのですが、いかんせんべとつきが難点。それならむしろ通常のリップスティックが良いように感じます。
ラスティングフィニッシュはティントリップを以前使っていて大好きでした。こちらのクリーミィタイプは初めてかな?マシュマロルックもマットで良いんですけど、やはり乾燥しやすくムラになりやすい。それでこちらを試したのですが、使用感の良さにびっくりしました。
ひと塗りで見たままの色がつきます。感触が滑らかでストレスがありませんし、ツヤも綺麗に出ます。020はモーブがかったブラウンベージュ。ひとことで何色と言えない微妙な色合いが素敵です。ハチミツ配合とのことで、保湿効果もしっかりあります。その分、もちはそこそこですが、この季節は荒れないことが一番なのではと思います。
合わせるメークの色も選びませんし、ウール素材の服とも合わせやすい色調です。
これからの季節に活躍してくれそうな一品だと思います。
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2022/10/12 00:38:26
今年、リブランディング真っ最中のRIMMELから第二弾となるアイカラーパレットです。パッと見た印象では、ロイヤルヴィンテージの立ち位置かな…と思いますね。すでに先代は何個かウェブ限定になっていて店頭では手に入らず、ここから徐々に入れ替わっていくものと思われます。パッケージのプレス部分は少し正方形に近くなっていて、細長かったロイヤルヴィンテージと比べてもブラシで取る時が楽でした。
購入したのは002と008。前者はパープル系とピンクを基調にした華やかさのあるセット。後者は晩秋の夜空をイメージさせる、青みがかったグレーにややグリーン寄りのブルーグレーが組み合わされたもの。多くのブランドが青系のアイカラーを縮小する傾向にある中で、RIMMELのように今でもちゃんとラインナップに加えてくれるところは希少です。ありがたや。
全てのテスターを試したわけではないのですが、今回手に入れた2種を見る限り、このパレットは色番によってラメの分量や発色を変えている感じがします。
002は上の2色が透明感のあるベースカラーで、見た目ほどラメがきつくはありません。左下のローズピンクは発色が良く、最も主張するキーカラー。右下のモーブはライナーとしても、影色としてもマッチする発色。華やかさを持ちながら、派手にならない落ち着きを持ち合わせた配色です。
一方の008は少しテクニックが要ります。
左上のパールホワイトは光を乗せるだけの穏やかな発色ですが、ほかの3色はマットで、のせる場所を間違えるとやつれた印象になりかねない。上手くのせれば、コントゥアリング(骨格を強調して彫りを深く見せる)効果も望めます。
右上の淡いグレーブラウンはアイホールラインまで。大きめのブラシで掃くとムラになりにくい。左下の青みグレーは発色がいいので使う量は少なめに。アイホールの内側、幅は狭めにぼかしてなじませます。キーカラーとなる右下のブルーグレーは思いのほか伸びがいいので、目の際に入れたらぼかしながら目尻寄りに広げると、とても自然なグラデーションがつきます。
実はこの色調を見て、以前テスターも使わずに即買いして大失敗した、VISEEのグロッシー・リッチアイズを思い出してちょっと嫌な予感がしました(見た目は鮮やかブルーなのに肌にのせたらどこまでもグレー…ひたすらグレー…涙)。でも右下のブルーはちゃんとブルーに発色しましたよ!こうでなくっちゃ。もう少しロイヤル転びのブルーだったらもっと良かったけど…ま、いっか。
両方とも、マニュアルには左上→右上→左下→右下の順で使うことを推奨していますが、どの色もこの順番は変えない方が良い。そこまで計算して色設計されているように思います。
広告では12時間キープとありましたけど……それはないかな(笑)。
この後の新製品も楽しみです。
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2022/10/11 00:12:35
これで何度目になるのでしょうか。今年、久しぶりにRIMMELのリブランディングが開始されました。もともとロンドンのメーカーですが、商品開発を日本で行うケースがとても多いため、国産?なんて思いがちですが、実際はフランスのブルジョアと並んで、19世紀から存在する欧州老舗のブランドです。以前も書きましたが、現在ドラッグストアやバラエティーショップなどで当たり前に存在するフリーチョイスのディスプレイはリンメルが元祖なんですね。
これから徐々に商品が入れ替わっていくと思いますが、第一弾はシングルアイカラー。
今度はやや質感ザクザクの、ラメ満載カラーになりました。夏場に登場したからかも知れませんが、まあ鮮やかだしキラキラだし。どうしましょ……使えそうな色が無い。
と思いきや。不思議な色合いを見つけました。PO14ペールブルーです。
このシングルアイカラーには同じラメでも質感が二種類あって、ザクザクのグリッターとやや控えめのシマー。(他にマットタイプもありますがこちらはまだ色数が少なく、秋冬から増えてきそうな予感です)PO14はシマータイプで、ブルーとうたってはいますが実際はわずかに青みがかったシルバーフロストです。これ単色だけではうっすら瞼が光沢を持つ…というだけ。
買ってはみたものの単色使いが難しい。そこで思いついたのが以前から気に入っていて、今回のリブランディング前に慌てて買い込んだ旧モデル、プリズムパウダーの011(マットなディープ・ブルー)をアクセントに使う方法でした。ベースにペールブルーを仕込んで、フレームラインの目尻寄りからマットブルーをぼかしながら入れると、パレットですか?って言いたいほどの綺麗なグラデーションになります。色の配分を変えるだけでオールシーズン使えそうな組み合わせ。我ながらうまくいったわ……と勝手にニヤニヤ。
現在はウェブ限定の品番を使ったんで参考にならないかもしれませんが……。マットなタイプの寒色系なら応用がきくと思います。
そうでなくても。今ですね……ホント嫌になるくらいメイク業界の(はい?)ブルー排斥が進んどるんです(始まったよ…)!国産プチプラブランドでアイカラーのブルーを継続して出してるの、見渡してもVISEEとかKATEくらい……何で?アイライナーも無くしちゃったでしょう。今なんか、ブルーのアイカラーがトレンドなんですってよ。なんでだー!(すみません……どなたか鎮静剤を)外資系ブランドで、REVLONと並んでコンスタントにブルーを出してくれるリンメルには感謝しかありません。
出来たらですね、このシリーズのマットタイプで、後々ブルーを作っていただけると嬉しいです。切に切にお願い致しまする……。
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2022/4/25 00:21:54
964クラップバック。面白いですねやっぱり、このブランドは。
色のタイトルもユニークですけど、これだけ押並べてブラウン系パレットばかりが目につく業界の中で、外資系らしい思い切った色設計が本当に貴重です。
このプリズマティックも昨年あたりから注目していましたが、どう使えばいいんだろう……と食指が動くところまでは行かず。ところが今シーズン、目にも鮮やかなマーメイドカラーが登場して俄然使う気満々に。
ただこれ、今までの感覚だと夏向けの色に見えなくて。
パーソナルカラーで言えばブルーベースの冬でしょ。私はどちらかと言うと夏なので、さて似合うでしょうか?(買ったあとで言います、この人)
まあいいや。使ってみよう。
上端のモーヴがベースらしい。アイホールにぼかしたら三段目のブラウンを上下の目尻に。ただし広げすぎると濁るのであっさりと。ここで二段目のブルーをラインとして引くのですが、それだと何色を使っているのか分かりづらい。なので私は少し広めに(二重の内側全体に)入れてます。これだとマーメイドっぽい。あとは四段目のベージュを眉下にぼかしておしまい。
見た目が見た目なので、もっと派手にギラギラするかと思いきや、意外に光沢は控えめ。ブルーとブラウンは完全マットです。
あとこの形状が独特で面白い。ボールチェーンのような柄でうねうねさせた表面が目を引きます。この形なのでやはり練りは硬め。ブラシとチップ両方で使えますが、私はブラシ使いで乗せました。
季節が進んで陽射しが強くなれば、こうした色の方が光に負けずに映えるかもしれません。
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