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[パウダーチーク]
税込価格:1,650円発売日:2023/3/14
2023/5/14 23:52:19
SB01、SB02使用です。
今年の新作はリンメルのティントSにしろナチュラグラッセのパレットにしろケイトのカラーライナー筆ペンタイプにしろ、シアーな発色が特徴の製品が目立ちます。傾向だとしたら嬉しい限りですね。ここまで同じ系統の新作が各社出そろうのは珍しい。夏の強い日差しにはくっきりした極彩色よりも、透明感のあるパステルカラーの方が見た目に涼やかで、日本の気候には合っている気がします(もちろんリゾート地やナイトシーンのメークは別なんでしょうけど)。
そんなシアータイプのチークがエクセルから出たこちら。
ちょっと90年代あたまのメークを思い出させるラインナップですね。
まだカラーメーク全盛のころ、プレスドタイプのフェイスカラーが流行した時期がありました。火付け役は資生堂フェアネス。起毛パフのついた丸い容器が可愛く、グリーン、オレンジ、ピンクといった鮮やかなパウダーが支持されました。
今回のシームレストーンは文字通り、肌に溶け込むような柔らかい色合い。90年代に流行ったヌードメークの系譜ですが、特徴的なのは01のブルー。単独で使うと透明感を引き出すので、鼻筋や頬の高いところに入れてレフ版効果を狙うのにぴったり。02のピンク系はほとんどベージュ寄りなんですけど、肌にのせると暖かい日差しを受けたかのような、ほわっとした明るさが出ます。
○○色のチーク塗りました〜!という主張をしていない分ナチュラルなんだけど、それでいてのっぺりさせない個性が面白い。ある程度年齢を重ねた方にはむしろお勧めしたい。
(余談ですが、一緒のタイミングで発売されたエクセルのチークブラシ。あれ絶品です。コシがしっかりあるのに柔らかい。付属のブラシも薄型の割に秀逸なんだけど、普段はやはりしっかりした大きさのブラシがお薦めです。よろしければ合わせて使ってみてください)
と言ってもそのうち絶対、「色使いたい〜」という時期が参りましょうな。
それでいいのですよ。だからメークの歴史は繰り返す。
ねえ!
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レブロン カラーステイ デイ トゥ ナイト アイシャドウ クアッド
税込価格:1,430円発売日:2021/10/21 (2023/9/7追加発売)
2023/4/20 23:58:11
例えばですね……。
証明写真を撮らなきゃならないとします。
そんな時、メークはどうしてますか?
単なるポートレートと決定的に違うのは、カメラに正対して真正面からライトを当て、背景にも顔の中にも影が出来てはならない。表情を崩してはならない…などなど、制約が多い。
まず困るのは、顔の凹凸が完全に消されること。ある程度年齢を重ねてくると本当にうんざりしてきますが、鏡で見るより10倍は老けて見えます。
で!(やっと本題ですか)こうなったらメークで何とかしてやる!と息巻いていろいろ探しました。手に入れたのがこちら。前々から気になっていたカラーステイのシリーズから新しい4色パレットです。もともとレブロンのアイカラーでもカラーステイは質感が柔らかく、発色が良いうえに重ね付けもしやすい。
色は少し迷いました。凹凸をつける、要はコントゥアリングが専門職の555ムーンリットか、濃淡差は無くてもマットな影を自在につけられる500アディクティブか。
結論。ブルーベースの私にフィットする500にしました。大正解。
ベースになっているのはブラウンとグレーの中間色。以前、エテュセの2色パレット「グレージュ」で大失敗した記憶がよぎります。グレーがかったブラウンでありながら、ゴールドラメがびっしりで不必要に光るばかりか、瞼の色班を濃くみせて泥汚れがついているような印象に…。あれは避けなきゃならん。
怖いのは瞼を汚してしまう事。それを救ってくれたのが、左上のマットなベージュ。これ、アイベースの後に使うことでパウダー状のコンシーラーになるんです。トーンを均一にしてくれるのでくすまない。その後は右上のキーカラー、グレーブラウンをアイホールの内側に。目尻寄りにのせると立体的に見えます。
もう一つ、細いブラシに同じ色を取って瞼の窪みにのせます。ここがポイント。濃いブラウンで同じことをやると30年代の女優グレタ・ガルボになっちゃいますが、この色ならごくごく自然に陰影がつきます。左下のゴールドは細かいフロストなので光りすぎません。ツヤを出したいところに少量を。影色効果もあります。
右下の影色ココアは目尻に入れて引き締め役に。わざとらしくならないので全体が引き締まったスモーキーアイになります。
これだけでもかなり立体的に見えますが、コントゥアリングを強調するため、眉下、鼻筋の中央、下瞼の目頭囲みの三箇所にパールホワイトを入れて完成。
せっかくマットなスモーキーで統一したのに、他の部分がパールでキラキラしては逆効果なので、チークもシアーなマットで。口紅は彩度の低いベージュ系で合わせると統一出来ます。
たかだか写真のためとはいえ、やっぱり出来ることはやっておきたいですもんね。
ご参考までに…。
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[パウダーアイブロウ・その他アイライナー・パウダーアイシャドウ]
税込価格:- (生産終了)発売日:2021/3/15
2023/4/19 00:14:04
EX10ヒーリングスカイ使用です。
多分、恐らく、いや確実に。今年発表された新作パレットの中で、個人的にはこれが断トツのナンバーワンです。
第一に。もう何シーズンも、寒色系(特にブルー)をキーカラーとしてベースに仕込む仕様のパレットが皆無で、そんな時代は二度と来ないのかと嘆きまくった自分としては、狂喜乱舞したくなるような色設計。
第二に。先日発売されたKATEの新作にみられる様な、ブルー系が来たとしてもこれでもかっ!とウンザリするほどの大型ラメ。(いくら年齢肌には細かいフロストのオンパレードよりグリッターのポイント使いが良いとは言え、あれじゃあパーティーシーン通り越してカーニバルだわよ)そのまさに対極にくるようなシアーな色彩設計。パレットにはギラギラがあって当たり前。その既成概念が久々にぶち壊される様を見ました。爽快至極。
まずは左上のブルー。ヒーリングスカイを体現した透明感のある色調はベースにしても美しいニュアンスカラー。遠慮なくアイホール全体に広げられます。重ね付けしても肌に馴染むので、従来のブルー系アイカラーとは一線を画す存在です。「青を塗る」というより「青のニュアンスを入れる」ための色。そう理解したほうがいいですね。
右上の山吹色がかったイエローはこれもまた肌なじみの良い夏向けのカラー。ブルーとの相性も良く、下瞼にぼかすことで明るさをプラスします。
右下のブラウンはわずかに赤味のある影色ですが、これもまた驚くほどシアーな色彩なので、あらかじめアイホールに薄く入れてブルーを落ち着かせるとか、骨格を強調したい時など様々な使い方が出来ます。
このパレットで唯一、細かなフロストを含むのが左下のミントグリーン。この色だけは瞼の中央に縦一線のポイント使いをして欲しい。それだけでガラッと夏になります。本当にきれい。久しぶりに寒色系カラーがメインのパレットに出会えてわくわくしました。
限定発売のため、すでに完売の店舗も多いでしょう。運良く出会えたら、ちょっと使ってみてほしい。もしまだ見つけられたら、もう一つ手に入れたい!そんな気持ちになる逸品です。
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2023/3/17 00:46:51
GF03使用です。
本当のことを言いますと、新色の08を狙っていたのですが、そちらがオンライン限定ということを知らなくて、気づいた時にはすでに完売…。入手できずに終わってしまいました。で、同じ色系統のこちらを購入。
結論から申し上げますと、03にして良かったです。
使って気づいたのですが、かなりシアーな仕上がりになります。たぶん08だったら淡すぎて、どこに塗ったかもわからないくらいニュアンスだけの印象に終わっていたかもしれません。
これまでもスティック状のアイカラーは使ったことがあって、大抵は青とか緑とか紫とか、系統ごとにはっきりした色調のものが主流でした。ライナーとしても使えるよ、という触れ込みでしたが、軸が太すぎたり、逆に鉛筆型だと細すぎたり、指でぼかしたくても伸びが悪かったり。
これ!というものに出会っていませんでした。
なのでこのような淡い中間色が主体のスティックは画期的です。
軸の幅も太すぎず細すぎず、フロストはありますがそれほどギラギラしない。よって何ができるかと言うと、アイホールの窪みまでスティック使いだけで塗っていき、そのままぼかさずにコントゥアリングの効果が狙えるということです。これすごいですよ。なかなか無い。
テクスチャーも柔らかすぎず、こすれに強いのも夏場には嬉しい。
怪我の功名……ではないですが、春らしい色に出会えたのも良かったです。
何より、忙しい時でも時短でパパっと目元を明るくできるのが良いと思いました。
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2023/3/15 00:49:58
S001使用です。
全く知らずに単なる偶然なんですが、何気に手に取って購入したその日が、どうやら発売日だったらしい(あらまー)。
以前愛用していたラスティング・フィニッシュの後発なのかな?こちらはオイルモイストという銘柄。昨年発売されたCタイプはリンメル伝統(?)のべっとりとした重い質感で、色味も秋冬向けのこっくりした鮮やかな発色。オイルタイプのティントが少々苦手だった私は、「ちょっとなあ……」と引き気味でございました。しかもあの容器ね。はじめわかんなくて。繋ぎ目のまるで無い筒状のパッケージをぐりぐりと眺めまわし、「どーやって開けるんすか、これ!!」
蓋を開ければ何てことないんですけど(フタだけに。)ミラーの部分を指で押すのはいささか抵抗があるんですよ。私としては。
ま、それはともかく。偶然見かけたこちらのSタイプは文字通りシアーな仕上がり。ティントリップってやっぱりこっちじゃないですか?
以前のラスティングはゲルの厚みが出て、重ね塗りがしづらかったのですが、今回はテクスチャーがやや固めで滑らかな付け心地。色味もちょっとだけ彩度がおさえてあって、001はヴィヴィッドなオレンジ系なんですけど塗るとそうでもない、落ち着いた色調になります。
一度塗りだとほとんど分からないので何回か重ねるのがお薦め。自分好みの色に調整出来るのが良いところですね。
以前使ったマシュマロルックのオレンジは顔色が悪く見えて、残念ながらやめました。やっぱりオレンジ系は透明感がないと。ことに春夏向けはね…。
いいもの見つけました。
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