








2011/9/24 00:02:26
滑らかな花の香りとアッティモらしいさりげない品格を感じるフローラル。
オリジナルのミドル辺りで漂う少しクラシカルなフローラルを基調に、
優しい花の甘さと滑らかさを加えた香りだと思います。
トップは爽やかで穏やかな柑橘と優しい花の香り。
オリジナルがいかにもフレッシュな梨!!という印象だったのに対し、
コチラはキンカンとロータスが前面に押し出されているように感じました。
ミドルはまろやかな花の甘さが漂います。
使われている花はピオニー、そしてオリジナルのガーデニア代わりにジャスミンペタルとブルガリアンローズ。
オリジナルのグリーンっぽい爽苦さはなく、優しい甘さが漂います。
多少ツンとスパイシーですが、これは私だけでしょうか?
(スパイスやウッドが香りやすいタイプです)
ただ鼻から離してフンワリと感じる分にはツンとした所はさほど気にならず、
まろやかで上品なローズウォーターのような香りに感じました。
スパイシーな部分のおかげなのか、大人っぽい品格を感じます。
この香りの印象をありきたりなものにしない特徴なのかもしれません。
ラストは…ん?…なんか知ってる香り?
構成を確認したら、オリジナルではミドルだったフランジパニフラワーがラストに移行してる…
ああ、このラストはオリジナルのミドルと似ているかも!
あの爽苦さと共通する少し渋い感じがします。
オリジナルのラストから重さを引いて軽やかにした香り…と言ってもいいのかもしれません。
オリジナルのラストのお香系ウッドを削ってミドルのグリーンフローラルを移行。
空いたミドルに甘口フローラル投入!
…乱暴に言えばそんな印象でした(笑)
総括すると…
オリジナルのグリーンとウッディな部分を薄めてフローラルな甘さと滑らかさを足した香りかな?
アッティモらしいクラシカルな品格や少しエキゾチックな色っぽさ等がさりげなく漂い、大人の女性の普段使いにピッタリな香りだと思いました。
オリジナルと比較すると、オリジナルの方がよりキチンとした大人の品格を感じるハンサムな香り。
コチラの方がより女性らしい柔らかさを感じる華のある香り。
…そんなところかと思いました。
どちらも、それぞれ魅力的です。
シャネル N°19 プードレ オードゥ パルファム (ヴァポリザター)
容量・税込価格:50ml・14,300円 / 100ml・24,200円発売日:2011/8/26
2011/9/3 16:18:33
文字通りとても優しいパウダリーになったN゜19。
オリジナルの凛と際立ったグリーン・フローラルとは、だいぶ印象の異なる香りです。
トップノートからして随分と優しい。
そしてこの新しい香りの特徴であるイリス・パリダのパウダリーな香りが早い時期から香ります。
私はベースのウッドやパウダリーが香りやすいので、そのせいかもしれません。
とにかく気品溢れる優しいパウダリーな香りがフワリと香り立ちます。
…このイリスのパウダリーな感じはN゜5(私が使用しているのはパルファン)に似ているような。
本家N゜19のパウダリーはもっとウッディな堅い印象だったような気がします。
基調は確かにN゜19調のフローラルかなとは思うんです。
が、とにかく私の場合、この上品パウダリーが香るので、N゜5に似た雰囲気があるような印象を受けました。
シャネル N゜19 featuring N゜5…という感じ?(笑)
本家N゜19=グリーンという印象が強かったんですが、
コチラは少しクラシックな気品のあるフローラルという印象でした。
N゜5と比較すれば花が豪華でない分、カジュアルで気軽に使えそうです。
実は個人的に一生もの(!?)のグリーン・フローラルを探している最中。
コチラはさほどグリーンという感じも強くないし、自分的にはオリジナルに軍配が上がるかな?と思いました。
が!
同時に香りを吹き付けていただいたムエットの香りを確認したところ…
なんて綺麗で優しいグリーン・フローラル!
説明にある通り「シルクシフォンが風に舞うように柔らかで軽やか」なパウダリーなグリーン・フローラルの香りがするんです。
…なんで上手く香らなかったんだろう…?
暑すぎる日に試したせい?(←体質のせいではないと思いたい)
どちらかと言えば春や秋の気候に合いそうな印象です。
(真夏にはオリジナルのほうがピンときそう)
ラストは断然オリジナルよりコチラが好み。
オリジナルはラストになっても時々グリーンの鋭さが鼻につき、頭痛持ちには優しくない。
ですがコチラは優しくて問題なく使えそうです。
オリジナルの方がキチンと整った印象の香りであることは確かなんですが…
オリジナルの尖った青さが苦手な方にもコチラはお勧めです。
ミドルのグリーン・フローラルが綺麗に香ればまさに「優しいN゜19」で自分の求めている香りなのになぁ…
もう少し涼しくなったらリベンジしたいと思います。
トッフ゜ノート:ク゛ラース産ネロリ、マンタ゛リン オレンシ゛
ミト゛ル ノート:シ゛ャスミン アフ゛ソリュート、アイリス ハ゜リタ゛
ヘ゛ースノート:ホワイトムスク ノート、ハイチ産ウ゛ェチウ゛ァー、トンカヒ゛ーン
調香師:シ゛ャック ホ゜ルシ゛ュ
2011/8/28 11:44:50
甘さのある花の香りを軽快に仕上げたフルーティー・フローラル。
可愛らしい清楚な甘さと少し大人な爽やかさとのバランスが絶妙な香りです。
シルクの花?
←合歓(ねむ)の木の花をイメージした香りだそうです。
ひと吹きすると一瞬、爽やかで少し苦くてツンとした草っぽい香り。
あー、ピオニー+ウッドだわ…
オムニア「グリーン・ジェイド」に代表される(←自分的には)爽苦い香りがします。
私の鼻がこの香りに敏感なのか、体質的にこの香りが立ちやすいのか…
一瞬、失敗したかなと思いました。
が、同時に立ち上がる透明感のある花の甘さが案外しっかりしていて爽苦さをカバー。
花の種類はピオニー。これは確実…たぶん(笑)
そこに、もう少し甘さのある花…
蘭っぽいかなぁと思うんですが、まろやかな花の香りがする気がします。
そしてレッドカラントかチェリーのような甘酸っぱいレッドフルーツの香り…たぶん(笑)
滑らかで透明感のある花の甘さと、レッドフルーツの甘酸っぱさ。
それとウッド系の爽苦さが三位一体となって香る香りかなという印象です。
それぞれの要素をバラバラに感じると正直、少々鼻につく。
でもフンワリ上手く香らせれば、この上なく爽やかで上品…
その上、可愛らしさもチラリと垣間見えるフローラルに。
あまり得意ではないかも…と思いながら病み付きになる香りです。
案外、上級者向きな香りかも。
通好みっぽいところがあるような気がします。
でも、このシリーズらしく淡く優しく香るので、難しく構えなくても大丈夫。
可愛らしい甘さはあるのにサッパリしたキレがあって、夏にも使いやすいフローラルです。
爽やかに使えます。
何だかんだ言いながら、この夏けっこう重宝しています(笑)
2011/7/28 17:39:31
妖精という名前、メインの花はオレンジ・フラワー。
少女のような可愛らしい香りなのかと思いきや…
どちらかと言えば凛として品のある、大人っぽい印象のグリーン系フローラルでした。
ひと吹きするとスッキリしたオレンジ・フラワーの香り。
そして続くのはハーブのように爽やかで、でも何処か深みのあるグリーン。
口コミではトニックと称されている方もいらっしゃる(笑)
クラシックなメンズフレグランスにありそうな媚びのないグリーンの香りがします。
口コミの評価が割れているところを見ると、
このグリーンは人によって香る強さが変わるのかもしれませんね。
また好みも別れるところかもしれません。
試香は必須かも。
ちなみにこの部分が似ていると思った香り…
ジバンシー「オードモワゼル」
フェレ「ベルガモット マリーノ」
少しだけゲラン「シャリマー(トワレ)」
以上が大丈夫なら恐らく大丈夫。
ラストに向かい私の場合グリーンの濃さと深さがグンと増し、少しだけ甘さが出る感じ。
謎めいた大人の女性(?)みたいな雰囲気に。
少しだけ妖艶な気もします。
ハニーの効果なんでしょうか?
アクアアレゴリアにしては珍しく堂々たる印象のラストでした。
相性的な問題か、とっても香ります(笑)
この香りの妖精はティンカー・ベルのようなタイプではないのでしょう。
可愛いというよりは神秘的。
湖に斧を落とした時に現れる女神様に近いのではという印象です。
可愛いお茶目な妖精を想像されていると違う!と思われるかもしれません。
個人的には大丈夫ですが苦手な方はいらっしゃるかなという印象の香り。
万人向けというよりは個性を求めるかた向きかな?
…自分は上記の印象の被る香りを所有しているため、購入は控えます。
つけるなら☆は4つ。
覚書失礼しました。
ローパ ケンゾー ワイルド エディション オーデトワレ プール ファム
税込価格:50ml・6,600円 (生産終了)発売日:2011/5/20
2011/6/15 12:03:33
2011年5月限定発売。
店頭で見かけたので試香させてもらいました。
さほどオリジナルと変わらないのかと思いきや、少し雰囲気が異なる香りでした。
トップはピーチのフレッシュだけどコックリした甘さを感じる、フルーティーな甘く可愛い香り。
微かに柑橘の甘酸っぱさを含んだトロピカル・ジュースみたいな印象の香りです。
いつぞやのエスカーダに似ているような…トロピカル系の甘さがあります。
が、ケンゾーらしくサッパリ風味です。
時間の経過と共にその甘さがフッと軽くなる瞬間が。
自分ではトップのトロピカル・ジュースに氷を加えて軽く&爽やかにしたような変化だなと思いましたが、
商品説明に「爽やかな旋風の中へと羽ばたいていく景色をイメーシ゛」という表現が。
…すごく納得。
フワッと宙に浮き立つような爽やかな空気感…爽快感を感じます。
と同時にミドルではフルーティーな甘さが、フローラルな甘さに置き換わるようです。
蕾が綻んだ瞬間のようなみずみずしい可憐な花の香りがします。
アクア+南国風に味付けされたユリみたいな香りに感じました。
ラストは軽くスパイスが出てくる感じでしょうか。
ドライで、ちょっぴり夏らしくホットな感じもするように思いました。
オリジナルのローパはシャキッと澄んだ水の透明感を強く感じる香りですが、
こちらはより生き生きとした生命感・高揚感を感じる香りだと思いました。
オリジナルが「静」ならコチラは「動」?
そんなところが「ワイルド」なんでしょうか。
使い分けるなら気分をシャッキリさせたいオンタイムにはクールなオリジナル、
リラックスしたい休日には陽気なコチラでしょうか。
オン&オフの使い分けにピッタリ嵌まりそうだと思いました。
個人的にフルーティーな甘さが強い香りは得意ではありません。
が、コチラをつけて過ごしていたら何だかとっても気分がいいような(笑)
甘いけど爽快感があって、夏らしくウキウキするような解放感もありますね。
とっても夏らしい香り。
疲れた時に思わず購入してしまいそうです。
ただ、しっかりアクアorオゾンな印象なので、そこは好みの別れるところかもしれません。
香調<フレッシュ フルーティ フローラル>
トップ:マンダリン、ジンジャー、ホワイトピーチ
ミドル:ローズ、ユリ、ジャスミンの花びら
ラスト:シダーウッド、ムスク
フレグランス大好き。香りを中心に徒然とクチコミしていきます。よろしくお願いします。 好みの香りは、シンプルなフローラル。甘さ控え目で、ウッドやシ… 続きをみる