デメトリオさんのクチコミ投稿一覧（投稿日時順） - My@cosme

セザンヌ

カールキープベース

[マスカラ下地・トップコート]

容量・税込価格：4.5g・660円発売日：2019/8/8

四十を越え、かつて某メイクアップアーティストの方が仰っていた、
「目元に黒は使わない」が、骨身に染みて理解できるようになりました。

その箴言を聞いたのはかれこれ20年程前、当時は梶芽衣子様演じる
女囚さそり・松島ナミに憧れておりましたので、当然、何を置いても目力命。
むしろ目元に黒以外は使わない勢いで、常に目の周りを黒くしておりました。
ちなみに服もほぼ毎日オールブラックでしたので、姉から「千はいないよ」と、
よくカオナシ扱いを受けていました。

それから幾星霜、フリーランスの自宅勤務となり、
化粧からも女囚さそりからも遠ざかった昨今、
久しぶりにしっかりメイクをする必要に迫られまして、
何も考えずかつてと同じように化粧しますと、あら、なんか顔が怖い。
そりゃあ年相応に顔も以前とは違いますが、配置が変わったわけでもないし
別人になったわけでもないですが、なぜか黒のリキッドアイラインと
黒のマスカラで仕上げた目が怖い。顔がキツく見えるのです。
死んだ魚のようだねと称えられていた虚ろな目も、心なしか小さく見えるような気もします。
その時、脳裏にこだましたのが上記の言葉でした。
その方の仰った意図とは違うかも知れませんが、若い頃に比べれば多少角が取れ、
大概のことはどうでもよくなってきた人間性に、黒の強さがそぐわなくなってきた、
ということでしょうか。
よし、黒以外のマスカラ探そう。

とはいえ、今まで黒しか使ってこなかった手前、流行りとは言えモーブカラーや
色素薄い系ベージュはハードルが高いのでご遠慮願い、
できれば黒よりもライトで、そこまで色で主張しないマスカラをなるべく安価で！　を掲げ
ドラッグストアに駆け込むと、さすが俺たちのセザンヌ。分かってらっしゃる。

正直カールキープ力はあまり感じませんが、求めていないので無問題です。
この商品は下地でもありますので、単品で睫毛に長さ、太さが出るわけではありませんが、
重ねて塗ればそこそこ存在感が出ます。全てにおいて丁度良いです。
なんと言っても色味がどストライク。テスターがありませんでしたので、
セザンヌへの信頼感のみで購入しましたが、
パッケージそのままのグレイッシュなネイビーです。
このおしゃれな色味のマスカラがこのお値段。
ぱっと見はほぼナチュラルな黒ですが、引きで見ると黒にはない抜け感のある目元に。
とはいえ黒の代わりに使用できますので、手持ちのアイカラーやアイライナーと
ミスマッチにならないのが有難い。

かつての私のように目力を求めるお方には単品では物足りないでしょうが、
世間の荒波に揉まれ、夜更けのベランダで一服しながら『恨み節』をふと口ずさむ、
そんなお年頃にはジャストフィットなマスカラではないでしょうか。

使用した商品

• 現品
• 購入品

ケイト

クイックアイライナーA

[リキッドアイライナー]

税込価格：- (生産終了)発売日：2014/5/1

化粧も20年近くしてると、進化したなあと思うことが多々あります。
ジェルの日焼け止めとか、BBクリームとか、リキッドルージュとか、
使用感も良くて使いやすい製品が出てるので、
正直、今時の化粧品は何使ってもそれなりに満足できるのではないかと思うことがあります。
反面、そうなると、あんまり口コミする意味も無いような気もしますが。

しますが。

久々に、鏡に映った自分に言葉を失った製品をお伝えしたくペンを取りました。
ペンと言っても、もちろんこのケイトのアイライナーです。
この低評価、みなさんお怒りごもっともです。

アイライナーが切れたので、30%オフと「濃い黒」と謳っていたのが魅力的でした。
これでメイサの目力に…！　とは思いませんでしたが、ちょっとくらい期待しつつ、
数々の名品を生んできたケイトというブランドの安心感に惹かれ購入しました。

フェルトペンタイプなので書きやすいです。目の際も簡単に埋められました。
ぶっちゃけ評価できるのはここぐらいのもんでした。
ちなみに当方コンタクトもしていないですし、
『君の名は。』も観ていませんので泣いたりもしてません。
それなのに、一時間しないで下瞼が黒くなり、
元々ある隈とそれは見事なグラデーションを織り成しています。
折しも街はハロウィン。
ただでさえ顔色悪い・唇カッサカサ・髪ボサボサのリアルゾンビ出現です。
巷のリア充女子みたいな中途半端なゾンビじゃない。
こちとら歩き出した死体です。ウォーキングデッドですよ。
ハロウィンのような、なんだかよくわからぬ祭に乗っていると思われるのもこそばゆいし、
電車で目の前に立っている小学生がこちらをガンミしてくるのもいたたまれない。
そうだ、このままロメロ監督に売り込みに行けば、
日本で『ハロウィン・オブ・ザ・デッド』とか撮ってくれるかもしれない。
きっと「最初に出てくるゾンビはぜひあなたに」と言われるかもしれない。
まあ、そんなことでも妄想してないとやりきれないほどの落ちっぷりだったのです。

上記の如く昨今の化粧品の進化に胡座をかき、
何を使っても一緒だろうと高を括っていた私の目を覚まさせてくれたケイト。
買う前に口コミをチェックすることは無駄じゃないと教えてくれたケイト。
ゾンビメイクには使えそうなケイト。
でも、それにしても落ち過ぎじゃないでしょうか。

使用した商品

• 現品
• 購入品

セザンヌ

エアリーカールマスカラ

[マスカラ]

容量・税込価格：7g・638円発売日：2015/7/1

30年以上生きてりゃそこそこにマスカラも渡り歩いてきたわけでして。
十代は岡崎京子の漫画の影響でマスカラはランコムが至高！　と思い込みつつもティーンエイジャーには手が出せず、ファーストマスカラはオペラのマスカラード。それからメイベリンダイヤルマスカラ、メイベリンのピンクのパッケージ、MF2000カロリーマスカラ、と諸々通過してきまして、私もそれなりに人生経験を積み、今や子どももいないのに大道芸人から「そこのお母さん」と呼びかけられるほどになりました。
さてそんな私の現在の心境は、カールもロングもボリュームも要らないので、1000円以下でドラッグストアで買えて落とすのがラクで多少お化粧してます感が出ればいいマスカラなんですが、それってマスカラードなんですよね。最近見ないと思っていたら廃盤になっていたとは。

そういうわけでマスカラードと同じ価格帯、なおかつお湯で落ちるというこちらを購入してみました。
さらっと塗ると期待通りのナチュラルさ。正直ロング効果もカール効果も感じませんが、お母さんはこれでいいんですよ。
重ねて塗ってみるとそこそこの長さは出ます。お母さんは二回塗りくらいで充分ですが。
フィルムタイプで滲みもありませんし、エアリーと冠しているだけに軽いつけ心地。ブラシも細身で取り回しがききます。
それでこの価格。有り難い。わたしに資金があれば株でも買って応援したいところですがそれは叶わぬので、ひとまずセザンヌメイトに登録しようかと思います。
ナチュラルな仕上がりとは言え、やはりマスカラを塗るのと塗らないのとでは、普段カオナシとほぼ変わらない存在感が、ようやく「あそこにあるのは…死体…？」くらいにはなりますので、最早バッサバサの睫毛はトゥーマッチなので、落としやすさと軽さと滲みにくさをお求めの方へ、お母さん的には激しくオススメできる製品かと思います。

使用した商品

• 現品
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セザンヌ

パウダーアイブロウR

[パウダーアイブロウ]

税込価格：- (生産終了)発売日：2007/9/26

今までは眼力重視だったメイクも寄る年波か、眉とチークと口紅が重要になってきたと感じる33歳です。
ぱっちりはっきりアイメイクがイマイチ年齢にそぐわなくなってくるのは、
もはや夢見る少女じゃ居られなくなったということでしょうか。
それとも元から似合わなかっただけでしょうか。
デカ目に憧れ、頑張って下まつげもきっちりマスカラを塗ったわたしに
「銭形警部？」と言い放った姉に聞いてみたいものです。

さて話が逸れましたが、眉毛を描かないと途端にぼんやりしてしまうので
とてもブログですっぴんなどは晒せないカオナシフェイスです。
ペンシルやら眉マスカラやら色々試した結果、パウダーが微調整もしやすく
一番楽だという結論に達しました。
こちらの商品は、安価なのに2色入っているというお得感に惹かれ購入しました。
色はソフトブラウンです。

使い方としましては、主に左の明るいブラウンを付属のチップにとり、
ささっと描いたのち、ブラシなどでささっとぼかします。
薄づきで濃淡の調整もしやすく、若干落ちやすいきらいもありますが、
眉マスカラなどで仕上げれば落ちにくくなりますのでもっぱらこの手順で使用しております。

うん、2色要らないな…。

そう思った矢先、実家に帰省した折りにアイシャドウとアイライナーを忘れ、
ふとこちらに代打を託したらダークブラウンの方が威力を発揮しました。
2色使用するとなんとも自然なグラデーションに。
ただ、本来の使い方ではないので是非お試しをとは言えませんが。

2色も要らないと思いきや、いまや大活躍ですし、値段、使いごこちなど
総じて不満はありませんが、チップの対極に付いている細筆。あれはなんだろう。
結構な硬さがあるためがパウダーが削り取られていきます。
しかも私が超絶不器用なためか上手いこと眉尻を描けません。
仕方ないのでプラモのスミ入れにでも使おうかと思いましたが、
スミ入れの筆をパウダーアイブロウのケースに入れておくもの
妙齢の婦女子としてどうかと思う33歳の秋です。

使用した商品

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DASODA(ダソダ)

MG メガリキッドアイライナー

[リキッドアイライナー]

税込価格：1,320円発売日：2011/4/15 (2014/4/15追加発売)

筋力、権力、経済力と、兎角「力」に見放されがちです。当然眼力、女子力ともにほぼ皆無です。
どれでもいいからなんか一個くらい力が欲しいわーと思い、
手っ取り早くどうにかなりそうな眼力に白羽の矢を立てました。

それもこれも小生、死んだ魚のようねと言われる生気のないどんより目ですので、
一応「死んでませんよ」アピールのため、アイラインはそれなりに必須です。
今までは己の不器用さをよくわかっているのでペンシルアイライナーを
使用しておりましたが、いまいち主張の足りなさを感じておりました。
それに加え、寄る年波でますますどんよりしてくる目元に怯え、
このたびリキッドアイライナーに手を出してみた次第です。

竹内力兄ぃくらいの眼力を1500円くらいでどうにか！　をスローガンに掲げ、
こちとらリキッド初心者なので、ノック式や墨壺に入っている物は液量の調整が
難しそうなのでご遠慮願い、調整の要らないものの中から選んだ結果、
テスターを手の甲に引いて一番黒く、一番早く乾いてこすっても滲まなかったのが
こちらの製品でした。

超絶不器用ですが、コシのある筆先のためか、まつげの際も難なく埋められました。
これだけでもすっぴん時より兄ぃ度が40％くらい上がったような気がします。
また、アイシャドウ等を重ねてもよれたりかすれたりはありませんでした。
上まぶたは終電まで余裕でしたが、下瞼はさすがに一日は保ちませんでした。
描きやすさ、保ちの良さ、落としやすさ、お値段など、総合的に優秀なアイライナーだと思います。

いままで避けて通ってきたリキッドですが、思いのほか簡単にひけたので
調子に乗ってセクシーキャッツアイ★を目指して練習していたところ、
姉に「バンコラン！」と指を指されて笑われました。
紫色のアイシャドウを買いに行こうかと思います。

使用した商品

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