2008/12/5 01:12:51
D&Gのライトブルーにちょっと似た、爽やかな柑橘系の香水でした。ただ軽いだけではなく、ハーブのような香りが効いていて上品にまとまっています。
柑橘系の中では酸味の強い方だと思われ、つけたてなどはかなりの酸っぱさに唾液が溢れてしまいます。またトップからミドルに香りが移り変わる時に、しばらく私の苦手な香りがしました。何の香りなのかはよくわからないのですが…。
そのあたりが引っかかっており、あまり好きになれませんでした。ミドル以降の落ち着いた香りはなかなか良いと思っているのですが。
夏場に活躍しそうな爽やかな香りです。
トップ:ホワイトレモン、ローズウッド、カランボア
ミドル:タラゴン、シダーリーフ、クラリセージ
ラスト:ムスク、アンバー、シカモアウッド
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2008/12/4 03:49:26
クリスチャン・ディオールの香水はハイヤーエナジー、ファーレンハイトと感銘を受けるものが多かったので、こちらも期待して試してみました。
つけたては自分の鼻がおかしくなったのではないかと思うような灼熱の香りでした。熱く焼けた砂漠の砂に、酸味のある果汁を一滴落としてジュワっと蒸発した蒸気を吸い込んだような、むせ返るような柑橘系。
これは失敗だったかな、と正直がっかりしていました。しかしここからがこの香水の本領でした。付けて数分で劇的に香りが変化していきます。ハーブのような、海のような優しい香りが徐々に顔を覗かせ、さらに甘やかで苦みばしったオレンジの皮のはちみつ漬けのような香りが追いかけてきて複雑に交じり合っていきます。気が付くとすっかり、自然で溌剌とした癒しの香りになっていました。狐につままれたような気分でした。
香りの感じはルチアーノ・ソプラーニのウォモやシャネルのエゴイストプラチナムに似ているように感じます。どちらもさわやかな香りの中に、官能的な魅力がある香水だと思っていますが、この香水は2つの中間に位置するようなバランスの良いセクシーさが有ると思いました。
やはり驚かされるディオールの香水、今回も期待を裏切りませんでした。とても複雑でドラマチックな香水だと思いますので、香りの移り変わりをじっくり楽しむのに向いています。
自身も、香りを共有するパートナーも退屈させないとっておきの香水として備えておきたいです。
…備えっぱなしで終わるかもしれませんが。
トップ:イチジクの葉 バジルの葉 ブラックカラントの葉 マンダリン
ミドル:ニューヘディオン モス サルビア
ラスト:イチジクの木 サンダルウッド アトラスシダーウッド トンカビーン
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2008/12/3 00:43:47
ブルガリプールオムに口コミしたのでついでにエクストレームにも。
ブルガリプールオムとほぼ同じ香りですが、トップにグレープフルーツが強めに香る事と、持続性を高めているので若干ムスクが強いかな、と思うくら程度の差が有ります。トップのグレープフルーツはせいぜい30分くらいで落ち着いてしまうので、それ以降は通常のプールオムとほぼ同じという認識です。
おそらく片方が好きな方は両方好きだと思うので、後は使い勝手の差でどちらを選ぶか、という感じです。私は両方所持していますが、正直片方で良かったな…と思っていたりします。持続性もそこまで劇的に変わっている訳では無いので、ほんの少し軽い通常版の方に使い易さを感じます。
つけたての香りでちょっとリフレッシュしたい方や、なるべく持続させたい方はこちらを選ばれると良いかと思います。
〜追記〜
持続性は結構劇的に違うかもしれません。半日弱経ってもほんのり香ってました。通常版のプールオムはせいぜい4〜5時間しか持たなかった覚えがあるので、かなり長いですね。
トップ:グレープフルーツ、ダージリンティ
ミドル:ペチバー、パラグアイ産グァヤックウッド
ラスト:ムスク
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2008/12/3 00:16:38
この香水に、人生狂わされました。
これに出会わなければ香水の詰まったダンボールが山積みになる事は無かったでしょうし、使い切れない香水たちを見て途方に暮れる事も無かったでしょう。
それだけインパクトのある香りです。他の何とも似ていない、唯一ブルガリプールオムの香りです。メンズフレグランス部門でも香水のネットショップの売上でも常に一位をキープする怪物香水は伊達じゃないです。
香りの感じを説明するのは難しいです。人によっては甘いともスパイシーともキツいとも感じると思います。トップにダージリンティとあり、紅茶の香りとおっしゃる方もいます。確かにそれっぽい香りもしますが、色んな紅茶を飲みましたがこんな香りがする紅茶にはまだであった事がありません。
無理やり表現すると、紅茶の入ったヤカンで香木を一日煮詰めて仕上げに香辛料をパラパラ加えたような、そんな香りです。…って、ほぼ香りの成分どおりですね、これじゃ。シトラスはつけたてのときくらいしか感じません。ムスクは効いているのでしょうが、重めの割に透明感もある香りなので、あまり意識しません。私はこの香水を嗅ぐと紫色の濃い霧の中を歩いているイメージが浮かびます。
とまあ色々考えてみましたが、やはりこの香りはブルガリプールオムの香りでしかなく、硫黄の香り、とか石鹸の香り、とかと同じレベルでブルガリプールオムの香り、と言いたいところです。
この香りが気に入る人もそうでない人も、一度は試してみるべきだと思います。今まで持っていた香水観に何らかの影響を与えると思います。
星一つ分の欠点は、完成度の高さゆえに売れすぎてしまっていることです。香水は香り自体の魅力以外に、個人のカラーを出すツールとしての魅力が有ると思いますが、こちらは完全に殺されてしまったと思います。人から漂ってくると良い香りだと思いますが、普遍的になりすぎてそこから個人のセンスやカラーを窺い知る事は難しいと思います。
とはいえ伝説的な名香である事は間違いなく、個人的にも大好きな香りなので、しまったり引っ張り出したりを繰り返しながらずっと使っていきたいと思っています。
トップ:シトラス ダージリンティ
ミドル:ペッパー ローズウッド グァヤックウッド
ラスト:ムスク
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-
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:-発売日:-
2008/11/29 20:04:15
この口コミに興味を持ってくれる方果たしてどのくらいいるか…不安ですが、やはり商品の登録が無かったので登録がてら口コミさせて頂きます。メーカー名が違いますが、ブランド名と関連付けされているようで変更できませんでした。メーカーは株式会社エクスパンドとの事です。
阪神タイガースが優勝した2005年に5000本限定で生産された、球団オフィシャルの香水です。限定とはいえネットでガンガン出回っていますので、入手は難くないと思います。黄色と黒の外箱も、タイガースマークがでかでか入った瓶も、正直言ってなかなか格好良いです。意外とデザイナーさんの手による高尚なデザインよりこういう直球の方が胸に響くものがあります。
ネタ香水かと思いきや、香りもよく出来ていると思います。つけたてはフレッシュな柑橘系が広がり、徐々に酸味が引いていってはちみつレモンのような香りになります。そこからまた徐々に柑橘系の香りが引いていって、ローパケンゾーによく似た香りになります。柑橘とミントが融合した香りのようですね。最後はウッディな香りを残しつつ、消えていきます。終始爽やかで大人しめな香りになっています。
ここまで読んでもうお気づきかもしれませんが…タイガースや阪神ファンをイメージするところの熱さや激しさなどはあまり感じられません。天王山の試合につけて行く勝負香水としてもかなり物足りなさを感じる香りです。
香水としての出来は悪くないのに、熱き猛虎球団のグッズとしてはいまひとつ、となんだかちょっと残念な存在です。
これじゃ六甲おろしも吹かれへんわ…。いやいや、阪神ファンの魂は香水なんかつけへんでも燃えとるんや!赤星走ってアニキが打って、新井が返してJFKでピシャリや!頼むで真弓はん!!
そんな虎キチの声が聞こえてくるようです。
※私は生まれも育ちも福岡県、生粋のホークスファンです。
トップ:グリーンレモン、ベルガモット、グレープフルーツ
ミドル:ジャスミン、ローズ、ペパーミント、イランイラン
ラスト:ホワイトムスク、サンダルウッド
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