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2004/10/15 03:04:48
4代目調香師ジャン・ポール・ゲランの1962年の作品。
48種の花々が香る「香りの讃歌」。
有名なグリーンのベルベットのリボンを巻いたボトルのパルファンでなく、EDTです。
インペリアルと同様の、ナポレオン家の紋章である、ミツバチが小紋状にあしらわれたボトル入り。
トップのシトラスノートが軽やかに爽やかに香り、その後、ミドルの花々〜すいかずら、ガーデニア、ジャスミン、イランイラン、薔薇、くちなしがどれか一つが突出することなくバランスよくブーケとして広がります。
ラストはオークモス、バニラ、べチバー。
TOPのシトラスノートの印象が強く、かといって酸味は余り感じられず、フレッシュな印象としてブーケ香に移行した後も残ります。
ミドルは、シシリア島の修道院で作られたという「カルトゥージア・レディ」によく似た品の良い天然の白い花束。
ラスト、パウダリーな優しさが出てきて柔らかく収束していきます。
華やかで楚々としてきらきらとした瞳を持つ若い女性に。
ウェディングドレスに似合う香り、というのは頷けるところ。
2004/10/24 00:25:58
ゲランの薔薇、という期待と予想を裏切り、とてもドライでリアルな薔薇が主張します。
「効果」のどの項目にも当てはまりません。
とにかく、甘さがなく、でもしっかりと薔薇。
お花だけでなく、葉っぱも茎もついています、という感じ。どこかに苦味とエグ味があります。
というと、マルの「ユヌ・ローズ」のようですが、こちらは豊かな土壌を感じさせるところまで行かず、マルの母性はありません。
ちょっとルーム・フレグランスっぽいかな・・・?
この手の香りにしては、SMNのようにほのかに香るのではなく、意外と残香性が高いです。
朝、つけたお洋服に夕方その残り香を強く感じてなぜかドキッとしたことあり。
つけた本人はそうでもないのですが、周囲に届く香りは程よいナチュラルな薔薇で、「悪くない」そうです。
香りそのものは嫌いではありません。品格もあり、安っぽい甘ったるさとは無縁です。
いつ、どのようなシチュエーションで使うと生きるのか・・・。ちょっと考えあぐねています。
2004/10/24 00:54:52
ゲランの2002年秋冬限定フレグランス、ということですが、最近縁あって入手しました。
ジャン・ポール・ゲランの調香。
サムサラの妹版、というふれこみですが、おお、若い!、と思わせるのはTOPのシトラス&無花果の葉のアタック。引き続いてレッドベリー、レッドカラント、ザクロなど、今風のフルーツ香が顔を覗かせます。
妹らしさはここまで。
いつの間にやら、ジャスミンとイランイランの絡みつくような甘やかさとラストのバニラ、白樺、トンカビーンなどが主張し始め、おやおやお姉さんそっくりだよこの子は・・・というか生き写しなのですけれども(^^);。
サムサラは好きだけれども、あそこまで成熟した女性を装うには気持ちがついていかないわん、とおっしゃる、おきゃんなところのある現代ッ娘に。
よく出来たフローラル・ウッディー・オリエンタルです。
キャロライナ・へレーラのCHICの洗練をちょっと差し引いたような完成度の低いボトルデザインがー1.
もっと似合うデザインがありそうなのに。香りがお気の毒。
2004/10/30 22:17:02
1747年創業、香水原料の花の生産地として有名な南フランスはグラースのガリマール社の香水3種を最近入手しました。
文豪ゲーテとも親交があり、手袋と香水屋として名高く、後にはルイ王朝にもポマ-ドやオリーブオイルの御用達店としてつながりがあったと言う伝統を誇るメ-カー。その品だけあって、FRANCE的な花々と天然香料の饗宴をしっかり味あわせてくれる香りです。
「Cybele(シベール?)」は、温かみのあるアンバーフルーティフローラル。
TOPは 鈴蘭、マンダリンで爽やかに薫たち、ミドルはブラックベリー、ブラックカラント、薔薇で華やか。
その一方で通奏低音のように感じられ、最期まで肌に残るのはシダ-、白檀、バニラのスッキリした甘さ。
可憐さと芳醇さが感じられて、わたしはとても気に入りました。
ジャック・ファットのファット・ドゥ・ファットがお好きな方にもお気に召していただけそうです。
2004/10/31 05:51:46
南フランスは香水の故郷、グラースに1747年創業の老舗、ガリマール社のフレグランスです。
「Elodie(エロディー?)」はフレッシュフローラル。
TOPのフレッシュグリーンとマンダリンの香りは爽やかながら、男性の整髪料みたい(??)と、思う間もなく、ジャスミン、イランイラン、黒スグリの甘く落ち着いたフローラルに変化。次第にアンバー、バニラ、パチュリが取って代わり更に肌に馴染む柔らかな香りになっていきます。
フレッシュフローラルの香水、と聞いて想像するよりもニュートラルな感じ。フランスのプチホテルのアメニティにある、ロジェ・ガレなどのシャンプーやボディソープなどでお目にかかるタイプの落ち着いた清潔感のある香りです。
良質の天然香料を使った昔ながらの良家の子女御用達風。
ちょっと懐かしく、そして、好感が持てる香りです。
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