2014/8/9 04:40:35
そもそも、なんでこうも世の中にノンシリコンなるシャンプーが出回るようになったか。私なりにぶっ飛んだ推測をすると、きっかけはたぶん資生堂のマシェリだったんじゃないかと思うんですね(・・・何でだ)。あの当時、髪にタバコや料理の匂いがつくのが嫌な人をターゲットに、シャンプーもリンスもシリコンどっかんこの、髪に何も通しませんっ!!的な売りの商品が目立っていた記憶があります。
いつのころからか、シリコンは悪者!なんて常識がまかり通るように。その急先鋒がこちらのシリーズではないかしら。
かくいう私もつい最近まで、シャンプーにシリコンはいらんのじゃないか・・・と思っていた1人。それで試しにと、ピンクのレヴール(スカルプ用)を使ってみた。結果は散々。きしむ絡まる潤わない。毛量の少ない自分としてはかなり期待していただけにがっかり。
その後コーセーのサロンスタイルのお世話になり、順調だったのもつかの間リニューアルであっさりバイバイ。さあどうするか・・・で、こちらの緑を試そうということに。
ハリやコシはそれほど実感出来ず。きしみ加減も相変わらずで、唯一コンディショナーはシリコン入りのせいかそこそこ潤ってくれました。ただ、香りは好きでしたね・・・と思ったら買った途端にリニューアル(またかよ)。今回はベイビーキューティクルなる特徴を謳っていて、きしみが軽減されるのかな〜と期待すれど、変化は感じませんでした。しかも香りが変わってしまい、外国製の柔軟剤っぽいものに。前のほうが好きだった(・・・泣)。
思えばこのシリーズをきっかけに、シャンプーはノンシリコンでなければならん!みたいな風潮が起こったことは間違いない。その後各社が鬼のように血相変えて(?)、ノンシリコンを出しまくったことからもうなづけます。
ただこのところ、アタマを冷やして勉強してみるに、シリコンは決して悪者じゃないし、少なくとも現在売られている商品は、シリコン入りのシャンプーであっても、地肌をふさいだりトリートメントの浸透を阻んだりはしないことが分かってきました。
まぁ、レヴールに関して私観を言わせてもらうと、売り方がちょっとね・・・。始め、6秒に1本売れていると来た時は唖然としましたが、今ではそれが1.5秒に1本売れている、なんですと。
賢い@コスメメンバーの皆さんはもうお気づきでしょうが、これ、数字のマジックです。出荷数イコール販売数では決してありません。悪しからず。比較広告ならまだしも、具体的な秒数でコピー作るの、やめたほうがいいよ。
ホントに。
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2014/11/13 04:43:51
そりゃあ美容師は嫌うよね、ノンシリコン(・・・だからさ。どうしていつも突拍子ない所から始めるわけ)。
スタイリングしづらいことこの上ない。ただし例外もござんす。私のような猫っ毛で、ボリューム半分で、根元が立ち上がらない人。こういう類はノンシリコンのほうがふわっと仕上がる。多少きしむのは覚悟の上でね。
TSUBAKIは2006年の発売時にまず使い、2度目のリニューアルで金のスパが登場した時に試し、その後の再発でも継続使用したのですが、当時はノンシリコンじゃなかったのね。
どうも資生堂ブランドはシリコンの配合量が多すぎるのか、使い続けるにつれべっとり感が出てきて乗り換えちゃったんですけど、レヴールやらサロンスタイルやら、いろいろと渡り歩いた挙句、金のスパがノンシリコンになったという情報を聞き、興味が沸いて戻ってみることにしたのですが・・・。
洗った直後に思った事。「うわ、これ、エメロンシャンプーだわ」
はい。この名前を見てうわーぁ懐かしい!って思ったそこのアナタ。年齢がバレます。
閑話休題! 日本のシャンプーは1930年頃が起源といわれますが、初めは粉末状、その後液体が登場してきたようです。元祖は現・ライオンの「すみだ髪あらひ」という代物。ただ当時は石鹸ですら一般庶民の手には入らない時代。シャンプーがポピュラーになったのは戦後の1965年。同じライオンの「エメロンシャンプー」あたりがきっかけ。しかし今のようにリンスで仕上げるという概念がなかったため、みんな髪をキシキシさせながらタオルドライだけで生きてた。TVCMの影響で、花王の「テンダーリンス」を一同焦って(?)併用しだしたのは少しあとの事です。
話を戻します(ごめんね〜、すぐ脱線する)。
今回の金スパは、当時のエメロンシャンプーみたいなさっぱり感が特徴です。コンディショナーはシリコン入りなのでまとまりはしますが、スカーンと地肌の油っ気が抜ける感じが気になります。まぁ、普通のシャンプーからシリコンだけ抜くと、髪を滑らせるものが全くなくなるので超絶きしむそうです。それを防ぐために、何らかの油分を補うらしいのですが、シリコン抜いたからといって、界面活性剤までソフトにしているメーカーはまだそんなに多くないんですね。こちらもそう。
いわゆるサルフェートと呼ばれる、脱脂力の強い界面活性剤が多用されている。ラウリル硫酸系、もしくは最もポピュラーなラウレス硫酸Naとかね。強力に泡立ちますが、その分地肌には優しくないです。かくいう私も、そろそろラウレス硫酸系は卒業しようと思っているので、今回は1本使い切ったら打ち止めです。
探せば、地肌にマイルドなノンシリコンはたくさんあります。
使ってみないと分かりませんし、時間をかけても探していこうと思います。
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2014/12/3 03:47:21
某ムック本のランキングを参考に購入した製品です。
別にノンシリコン云々にはこだわっておらず、サルフェートという硫酸塩系の界面活性剤を含まないシャンプーを探していて、するとどう言うわけか必ずノンシリコンに当たるので仕方なく、まずはトライアルから使ってみることにしたのです。
シャンプーに関しては全く問題ありませんでした。
少し粘り気のある透明な液状で、1プッシュでかなり泡立ちます。
心配されたきしみもほとんど無く、これまでですと洗った後で地肌に多少のひりつきを感じたりもしたのですが、さすがにラウレス硫酸Na無配合だけあり刺激も感じませんでした。
香りはローズ系で私にはやや強め。気にならない向きがほとんどだと思うけれど、洗いあがってからしばらくは香ります。
私のようにこの製品をトライアルから試してみようとお思いの方、お試しセットにはひとつ気を付けて頂きたい問題がありますのでご注意下さい。
シャンプーとセットになっているものが、対のトリートメントではなく、別売りのヘアマスクだという事実です。
トライアルを製造するにあたって、この様な仕様にするメーカーを私はかつて知りません。つまりこちらのシリーズでは、トライアルを買ってもトリートメントを試せない、ということになります。
本品を購入する直前までそのことに気づかず、迷った末にまだ使ったことの無いトリートメントを購入しました。(ちなみにトリートメントはノンシリコン、トライアルにセットされているヘアマスクはシリコン入りです)
シャンプーは優秀だった一方、トリートメントはとてもお薦め出来るレベルではありません。
緩めのクリーム状ですが髪に馴染ませても被膜が感じられない。さすがはノンシリコンです。以前レヴールのスカルプ用でも同じ経験をしましたが、せいぜい2プッシュ近く使って頑張って馴染ませても、すすいでタオルドライの後櫛を入れても通らない。濡れた状態であまりこういうことはしたくないんだけれども、何分もかけて少しずつくしけずり、やっとどうにか指を通せるまでに。へたをすればキューティクルが削れて逆に傷みます。
私ばかりではなく、一緒に使ったショートヘアの娘すら、「これ、きしむね」のひとこと。慌てた私は翌日、ヘアマスクを買いに行く羽目に陥ったのです。
トライアルにこれをセットしなかった理由が、これではっきりしました。
今はヘアマスクと併用する形で、何とかトリートメントを使い切ってしまおうと頑張っています。不要な努力を費やしている気がします。
他方、ヘアマスクの方は、シリコン入りなだけあり、保湿効果もありますし指通りも普通です。他のノンシリコン・シリーズと比べれば、髪にツヤが出るようにも思います。海洋素材や食物由来の成分が多いのは、自然志向の方にとっては良いのではないでしょうか。
リピートはもちろん、ありません。初めからシリコン入りのトリートメントを作るべきではなかったかと考えます。
雑誌のランキングが公正とは言え、丸呑みしてはいけないことも、学ばせていただきました。
当文は、より細分に検証した上での再構成投稿です。
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2015/2/12 02:43:02
ちょっと頭から脇道にそれますけど・・・(おい)。
皆さん、シャンプー選びに何を参照なさいます?私は断然当サイトでありますが(お世辞じゃないですよ)、ネット上には専門のドットコムも存在する。
見ればかなりの上から目線。サルフェート配合をはなから無視、石鹸シャンプーを問答無用でぶった切っているあたり、「ははあ。UP主はプロのヘアスタイリストだな」と一目瞭然。
それはいいのですが、どうもちぐはぐなんですよ。つまり何というか、使った人間の感覚と評価が合わない。例えば先日クチコミしたベーネのシリーズも、私に言わせればシャンプーは及第点、コンディショナーは最低、ヘアマスクが一番マシ、となるのですが、くだんのサイトはシャンプーはサルフェート・フリーでもスルホン酸系の界面活性剤を使っていると言って低評価、コンディショナーはまあまあ普通の出来で、ヘアマスクは無くてもいいくらいのランクでした。
これを見て分かってきたのは、ここでの評価には使用感が全く含まれていない。つまり配合成分だけを見てランク付けしているということ。それでいて、サロン仕様の製品はやたらべた褒めしているし、あてに出来んな・・・と感じた次第。
さて、なんで長々とこんな前置きをしたかといいますと、このいち髪シリーズの評価を知りたくてドットコムにアクセスしたところ、一般には非公開で「ウェブ会員にのみ限定」公開だと書かれていた。いち髪以外にも何品か、非公開の評価があったのですが、これが解せない。
何か特別な理由でもあるんですかね。やはりあてには出来ません。
ますますもって訳が分からん。
やっぱりここのクチコミ評価が一番参考になるわけです。
このシリーズは初めて使いました。最初の印象が「地味だなぁ」だったもので(すみません・・・)、クチコミで「成分が一番良い」という美容師さんのコメントを見て愕然。「こんな間近に理想のシャンプーがあったとは!」と買いに走りました(笑)。
気が付かなかったんですよ。他の商品が声高に叫んでいる「ノンシリコン、サルフェート・フリー」が、ボトルの裏にちーさな字でぽつぽつと書かれている。あまりにさりげなさ過ぎて・・・。
シャンプーは白濁したややとろみのあるテクスチャー。ラウレス硫酸もスルホン酸系も含まないアミノ酸ベースの洗浄剤は思いのほか泡立ちが良く、山桜だという花の香りもさりげなくて好印象。きしみもほとんど感じません。トリートメントはさらにとろみが増した緩めのクリーム状で伸びが良い。洗い上がりは指ざわりがなめらかで、とてもツヤが出ます。あのTSUBAKIを押しのけて(笑)ツヤツヤ1等賞です。以前長く愛用していたコーセーのサロンスタイル(リニューアル前)に近いかもしれない。
灯台下暗しとはこのことか。こんな身近にいいシャンプーがあるのですから、もっとよく周りを見てないといけませんね・・・。そしてあくまでも、自分で使って判断すること。
それにつきます。
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[頭皮ケア]
容量・税込価格:90ml・4,651円 / 180ml・8,373円発売日:2013/6/19 (2016/10/12追加発売)
2015/3/2 04:48:46
本来ならば、もう少し評価が上がってもいい商品です。
ですが私から見て、品質だけでなく他にも納得出来ない点がありましたのでこの評価になりました。
私は生まれつき人と比べても毛髪の量が三分の二程度しか無く、髪の毛自体もストッキングに使われるナイロン糸位の細さしかありません。そのため地肌ケアをしたいと思うのですが、肌が敏感な上アルコール過敏症で、すぐ赤みが出たりヒリヒリしたりするので、なかなか合うものが見つかりません。そんな中、ふとウェブ広告で見つけたのがこちらでした。女性のためのという売り文句に惹かれ、何とかしたい思いで購入したのですが・・・。
まず付けた後のベタつきが無い。それは宣伝通りでした。それはそうです。これ、エタノール基剤ですもん。アルコール過敏症である自分がそうとは知らずに選んでしまった。一生の不覚です。道理で地肌が何だかひりつくような、赤くなるような感じがしたわけだ。
無香料とありますがかなりの揮発臭がします。メントールとの相互作用でジンジンしました。
抜け毛は減ったようにもみえましたが、あるタイミングでドン!!と抜ける事もしばしば。根本はいくらか立ち上がっている印象ですが、1本使い切っただけなので毛が生えた実感はゼロ。
刺激が有りそうなので、一日1回の使用にして様子を見よう、と試し始めたところ、購入から2週間でいきなり自宅へ電話がかかって来た。「そろそろ1か月ですね。さっそく一日2回お使いだと思いますが」へ?いや私は1回です。「なぜですか?」地肌が弱いので。「朝と夜どちらでお使いですか?」シャンプー後です。だからなに?!「2回のご使用をお薦めします。只今定期購入の方に限りお安く・・・」ああそう。
いい加減アタマにきて電話を切ったのですが、その後数日して封書が届いた。曰く、「一日2回お使いの方は忘れないようにこんな工夫をしています!」まーご丁寧に。一日2回使い続けるためのアドバイスがギッシリ書かれたリーフレットを送ってきました。
畳みかけてその数日後には、定期購入の特典申し込みハガキが・・・。おわかりでしょうか。どうあっても定期購入させたいという、すざまじいキャンペーンの嵐でございます。
この手の旧泰然としたセールスは、古くはガシー・レンカーに始まり、サプリメントの皇潤やベアエッセンシャルなど、何度か苦い思いをさせられてきましたが、まさかライオンがね・・・。他の方も書かれていますが、発毛剤などはデリケートな事情を伴うので、あからさまに自宅へ電話することなどタブーなのです。その辺の配慮がまるで無く、ただひたすら定期購入しなさいの一点張り。それしなきゃ効果出ないんですか?
かくいう私、1本を2か月かけ、なんとか使い切りました。育毛の効果はまだ実感ナシ。当たり前か。このあとは別の商品を試そうと思いますが、ここに戻ってくるかどうかは怪しいですね。買う度に不愉快になった記憶が甦りそうですし。
売り方って大事です。ある意味売り方まで含めて、商品価値と言えるかもしれませんね。
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