2018/8/26 21:41:58
ティファニーブルーのように爽やかで清潔感のある香りです。アイリスの奥にスーッとミントのような清涼感があり、洗いたての真っ白なシャツやシーツを思わせます。
過去、琥珀色のティファニーと、フルーティかつアクアティックなティファニーシアーを愛用していました。これらとは確かに一線を画す香りにはなっていますし、だからこそ往年のティファニーを知っている方は裏切られた感じがするかもしれません。ただ、個人的にはあのティファニーブルーの色から感じる印象を、最もうまく表した香りのように思います。
付け方にはコツがいりますね。存在感のある香りなので、ボトルからワンプッシュだと香りが強過ぎる。アトマイザーに移し、ボトルでいう半プッシュ以下を、なるべく下半身(膝裏など)につけるのが良いと思います。
若い子よりも30代以降の女性向け、季節は温かい方が合いますね。つけすぎなければオフィスでも大丈夫、明るい時間帯の方が似合う香りです。
強さ ★★★★☆
持続 ★★★★☆
拡散 ★★★★☆
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2018/6/24 11:38:27
春夏用の白蓋(サンジェルマン34オーデュ)の方です。店頭で勧められた際のひと吹きで、一瞬にして恋に落ちました。即購入を考えましたが、やはり身に纏ってからと思い直し、サンプルをいただき、試してからボトル購入しました。本当は誰にも教えたくない。
ディプティック本店の香りを再現したという香り。たしかに複雑で深みのある香りです。複数のスパイスとフルーツと花とリキュールと、それぞれがパチパチと弾けるように混じり合いながらも、それぞれがくるくると代わる代わるに表れて、けれど決して押し付けがましくない。そして若干のパウダリーさがそれら多くの素材をまとめるのに役立っているように感じられます。花の蜜や茶葉を入れたコーラのような、フルーツブランを入れたチャイのような、決してグルマン系ではないのに、とろみのある、美味しそうで、セクシーな香り。
夕暮れなど、移りゆく時に似合いますね。30代以上の女性向けのように思いますが、男性のスーツから香ってきたらかなり素敵でしょうね。丹田あるいは内腿にワンプッシュで十分香ります。オフィスではなく、プライベートな時間に密やかな深みを与える香り。
強さ ★★★☆☆
持続性★★★☆☆
拡散性★★★☆☆
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2018/7/3 20:37:10
オードパルファムなのに、なんて優しく香るんでしょうか!肌に吸いつくように、ピッタリと沿う、優しい甘み。
ピンクペッパーとローズマリーから始まる爽やかなスタート。次第にローズが香り始めるのですが、ゼラニウムがほのかな酸味を与えることで、ローズの嫌なパウダリーさは一切排除されています。そしてラスト、ミルクのようなクリーミーな甘さで終わります。その甘さはささやかで、密度の高いふわっふわの洗顔泡を連想させる。
トップ、ミドル、ラストと、それぞれ香りが違うのに、グラデーションのように自然に移って行く様が見事です。ハマムの蒸気と身体を洗う泡のしっとりとした感覚。ネーミングから受ける印象そのままの香りです。
初ペンハリガンですが、この値段を出す価値はたしかにありますね。脱帽です。
女性よりの香りですが、男性が使っていたらかなり素敵ですね。優しい香りで、拡散性が低いので、暑い季節でも問題なし。背中、肘内側にワンプッシュずつ、朝でも夜でも。
アピールではない、自分のための香り。
強さ ★☆☆☆☆
持続性★★★★★
拡散性★☆☆☆☆
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2018/8/27 14:04:50
砂糖を煮詰めて黄金に色付き始めた時の蜜のような甘い甘い香り立ち。5分ほど経つと色が濃くなって、徐々にカラメルのようにスッキリした苦味も含んできます。この辺りが、プラダのキャンディによく似ています。ビターオレンジが入っているとのことですが、オレンジの果汁の香りは感じられず、ただ、甘い香りなのにどこかスッキリ感があるのは、ビターオレンジゆえなのかもしれません。質感を与える触媒となっているよう。
付けすぎると、甘さばかりが前面に押し出されるので、"プワゾン"を感じられません。付け過ぎなければ、30分ほど経った頃から、甘さの奥に引っ掛かるようなスパイスの香りや微かな酸味を感じることができます。ああ、たしかに"プワゾン"だ。このスパイスの感じもまだ練れていない、ピリピリ、ヒリヒリする、熟成される前の、まさに"girl"。これからの成長が楽しみな香り。
わたしの年齢ではもう付けるのは無理かな…もっと早くに出会いたかった。付けられないのが本当に惜しい…30代前半でも付けられるでしょうけれど、できれば20代の、ただ可愛いだけでは満足できない、ロックな女の子につけてほしい香り。足首もしくは膝裏、半プッシュ程度に抑えて、うまくスパイシーさも出るように付けこなしてほしい。
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2018/7/7 11:35:11
南国フルーツを感じさせる幕開け。ピーチとバニラが、熟したマンゴーのような濃厚さを印象づける。懐かしいと感じるのは、若い頃に愛用したイビサヒッピーを思い出すからだ。イビサヒッピーが若さはじけるパッショネイトな香りならば、エンプレッサはベースのアンバーとココアがトーンを少し落としてくれることで、アダルトでムーディな夏の夜を連想する香りとなっている。
このトップの果実の香りが落ち着いてくると、次第にバジル?様の緑が香り始める。ここがやや男性的で、好き嫌いが分かれるところか。それでも南国フルーツ様の香りは続くため、どこかラテンな印象が拭えない。2時間ほどでようやくミドルのローズとネロリ、季節的なものか、その存在感はあまり感じられず、ややパウダリーさがあるかな、という程度。ラストはほぼアンバーの塩っぽさがメイン。トップのインパクトが強く、終わり方が地味…
いずれにしても他の方も書かれているように、パールやシルクという清楚かつゴージャスな印象を与える説明文とは離れた印象を持ちました。オーデトワレですが、割と香り立ちが強く、拡散性が高い。夏向け、プライベートな時間に。
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