2011/1/8 21:53:54
試した香りを追記でアップしてます。
(バニラ)
渋いバニラです。肌に乗せるとバニラなのははじめだけですぐになにやら薬草のような薬っぽい苦味がでてきました。最後はまたバニラに戻るのですが、落ち着く香りというよりは良薬口に苦し・・・みたいな、どこか私の肌とは折り合いのつかない香りでした。が、かえってそれがよかったようです。甘ったるくなく、けれど落ち着く、冬には必ず恋しくなります。
(ビオレッタ)
使いやすいスミレの香りだと思います。甘いだけでなくさわやかさが漂のでスミレが苦手な人にはノヴェッラのスミレから入っていただくと良いのでは・・・と思います。
(アイリス)
惚れてます。
すばらしいく美しい香りです。
でも美しすぎて私には似合いません。こういう香りを自然にまとえるようになりたいなあ・・・・・。
(王妃の水)
シトラスの香りは数あれど、これほど品のある香りは珍しいなあ・・・と思います。
すっごく上品。大人のシトラス。
ただちょっと、バスクリンチックに感じる瞬間あり。
(ツァガーラ)
オレンジの花・・・・というとジャスミンに似たちょっと濃厚な蜜のような甘さを想像しますが、こちらは爽やか。すごく使いやすく、元気になれる前向きな香りです。
(チッタデキョート)
落ち着きますね〜。和テイストが見事に表現されています。着物に似合いますよ。
外国の方が作られたんでしょうか。なぜこれほど和を感じさせられる香りが造れるのか不思議です。
(フィエノ)
温かみのあるほっとする香りです。
自然の中にいるようでいて、人肌のようなぬくもりも感じる。。。。男の人がこういう香りをつけていたら間違いなく好きになるなあ。
(ミモザ)
想像していたよりもずっと青くてずっと甘くてガツンと殴られた気がした香りです。
悪い香りではない。でも私は苦手でした・・・・。
(ザクロ)
良い香り。でも、なんだかシャネルの5番やエルメスのカレーシュのようなアルデハイド的な香りに感じました。清潔感があり、個人的には好きな香りの部類なのですが、ザクロと聞いてこの香りはイメージできないです。
(カプリフォーリア)
わかりやすいハニーサックルだと思いました。蜜っぽく温かい感じのする香りです。アニックのシェブレフォイユは涼しげな感じですが、あの香りとは印象が違い、こちらのほうが一般的に思い浮かべるハニーサックルのように思いました。どこのメーカーだったか忘れたのですが、ルームキャンドルのハニーサックルがまさしくこの香りでした。
(シチリア)
トップは王妃の水に似ていますが、こちらはグリーンっぽさがあまりなく、名前から連想するとおりシトラスです。王妃の水と同様、大人っぽさのあるシトラスです。肌に乗せるとなじんでまろやかに香るほのかな石鹸っぽい香りと同時にオレンジっぽい強い香りが入り混じる感じがしました。個人的にはすごく好きなんですが、ちょっと苦味があるかな。男性が使うほうがしっくりきそう。
(フランジパーネ)
スパイシーで煙たい感じ。なんだかイガっとするような部分があります。と同時にふんわり清潔感のある香りも混じっているのが特徴。なじむと案外いい香りですが、トップのイガラっぽさを受け入れることが出来るかどうかのような気がします。
(キューバ)
さわやかなのかと思ったらほのかなコクのある甘みを感じました。だけどイメーじはクール。なぜだか私はなんだか懐かしみを感じる香りです。夏の乾燥した草のような、、、。温かみとクールさが同居していて好みです。
ノヴェッラには男性がかっこよく付けこなして欲しいと思う香りがそろってますねえ。
(タバコ・トスカーナ)
予想外にバニラ香。穏やかな香りです。葉っぱのような樹のような香りが混じり、「バニラ」より複雑な香りなのですが、トーンは薄い気がします。
(サンダーロ)
私のイメージするサンダルウッドとは異なる香りです。初めからノヴェッラらしい薬草のうよな香り。なんだか養命酒のよう。サンダルウッドの温かみというか甘さはまったくでず、ラストはまるで歯医者さんのような香りに変化しました。
(ポプリ)
一番ノヴェッラらしい香りかもしれません。スパイシーなハーブ香が最初から最後まで香ります。私にとっては身にまといたい香りではありませんが、頭がクリアになる素敵な香りだと思います。
(フリージア)
生花のフリージアとは違います。温かみのある清潔感のある香りで、太陽の光をたくさん浴びた洗濯物を取り込んだときのような香りで、とっても和みます。
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2011/1/29 15:32:40
文字数が足りなくなったので続きです。
(ムスキオオーロ)
アルデハイドとムスク。。。といった感じがしました。シャネルの5番やカレーシュのような石鹸香+ムスク。清潔感がありますが、若干クラシック。
とはいえ、この手の香りは普遍的な香りなのかな。シャネルやカレーシュよりも華やかさがない分、使いやすい気がしました。
(ムスキオ)
オーロよりもこちらのほうがノヴェッラらしいですね。トップが独特な香草臭というか、フレッシュさというか。。。私個人的にはオーロの方がムスクをイメージしやすかったです。こちらはパウダリー感があってラストはムスクというよりバニラな気がしました。
(カーネーション)
トップは王妃の水のようなすっきりとシトラスが来ますが、直後にすごくドライでスパイシーな香りがします。正直私には焼けたゴムのような匂い、もしくは金属臭に思えました。爽やかさも持っているのでそこまでエグみを感じません。なぜか上品さも感じてしまうし。。。。私には付けこなす自信はありません。ムエットから香るほうがいい香りです。
(ポーデスパーニュ)
カーネーションと同じくドライでスパイシーな香りですが、私はこちらのほうが好きです。ちょっと煙たいいぶしたような香りがしますが、落ちつきます。これは男性がと、格好良さそう。ただし、ドレスアップしてまとうのが似合いそうです。ラストノートはアイリスに似たものを感じました。
(総評)
まだ全部試せていませんが。。。
ノヴェッラ全般にいえるのは、コロンの割りに香りが強い。ともすると頭痛を引き起こすほどパンチのある香り立ちのものも多々あります。そしてどの香りもノヴェッラ独特の薬草香のようなものが漂います。それが鼻に付くときと神経をスッキリさせてくれる時とに場合によって別れます。
「洗練」という言葉とは対極にある香りだと個人的には思っています。(「洗練」=「美」ではないですよ、念のため。。。)香りそのものはどちらかというと無骨で荒削りな面があります。が、そこが魅力でもあるのでしょうね。
私が好きなのは「アイリス」「フィエノ」「バニラ」。
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2011/2/12 22:14:16
オーデコロンでもクチコミしましたが、バニラの単独があったのでこちらにも投稿。
一言で言うと「ダークバニラ」。
バニラといえば白いクリーミーなイメージが本当でしょうが、ノヴェッラのバニラのイメージは黒です。
甘ったるい香りに心地よくとろけそうになるのが本来のバニラ香のあるべき姿かな、と思うのですが。。。。
ノヴェッラのバニラではとろけません。
とろけませんが、深くて暗い場所に沈みこんでいくような感覚に陥る香りです。
明るくてキラキラした世界にたまにうんざりすることってありませんか?
そういうときにこの香りをまとうと程よくテンションが下がります。(落ち込むという意味じゃなく)
瞑想的なバニラです。
バニラの香りが好きではないという方にも、是非一度試して欲しいバニラです。
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2014/9/26 20:49:46
初めてこちらの香を試したのは真夏になる直前でした。
優しく甘い香りをもとめていたのですが、キンキンとした金属的で硬質なイメージでした。甘いといえば甘いけれどもこの硬質なイメージと甘さがまったく相容れず不協和音のように感じ、私のなかで「これは無理」と思いました。昔「イネスドラフレサンジュ」という香水があったのですが、その香を思い起こしました。同じようなイメージで苦手だったなあ、、、と。
さて、それから時は経ち、涼しく乾いた風が吹くようになった秋口。
無理だとわかっていながらなぜかまた身に着けてみました。
「あれ?。。。。いいかも。。。」
と、思ってしまいました。
香りの印象はさほど変わりません。
硬質であるのに甘い。
けれども不協和音ではなく、今回はきちんと肌の上できれいな香りになっていると感じました。
不思議です。乾いた空気が良いのかも。
真冬になればもっとしっくりしそうな香りですね。
白い息を吐きながらきらきらと瞬く星空を見上げるイメージです。
夜だけれども寂しさや孤独な感じではなく、静かなのに何かワクワクすることが起こりそうな予感がする。
ムスクといえば私の最強ムスクはルタンスのクレールドゥムスクでした。あちらは夜ではなく夜明けのようなもっと明るい香りですが、ベビーパウダー系な印象は似ていますね。ただ、あちらの香りとても優しいのにたま〜に獣臭がするんですよね。
マジーは獣臭がまったくないので、そこが良いかも。
ルタンスが空になったら、もしかするとこちらに乗り換えるかもしれません。
、、、と、思いましたがやはりルタンスが最愛でした。ルタンスの獣臭は白い花、ジャスミンかネロリのせいかもしれません。肉感的な香ですよね。マジーはローズですね。青くてよそよそしい感じ。
私の肌に寄り添ってくれるのはやはりルタンスでした。マジーは私の肌から少し浮いたところでふんわり香ってる感じ。
どちらかというと乾燥肌の方のほうがマジーは似合うかも。私は脂性肌です。
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2011/11/7 21:26:58
トップはとってもおいしそうな香り!
アンボワバニーユなどもグルマンかと思いますが、私はこちらの香りのほうが食べたくなる香りです。
焦がし気味に焼いたバゲットの上にたっぷりとシュガーバターを乗せたか、もしくはバターとメープルシロップか。。。といった感じ。
けれどミドル以降ふんわりとフローラルよりの香りになります。
この辺は一転、どこかで嗅いだことのあるような香りになってます。
そしてラストまではやさしげに香ります。
個性が強いのか弱いのか、不思議な香り。
けれど最後まで不快なところのない香りでした。
(追記)
この香りの不思議な魅力にとらわれてしまいました。
ルタンスの中では使いやすく人を選ばない香りのような気がします。
バターのしょっぱいような香りが鼻につくと香水としてどうかしら?と思うのですが、その香はすぐにうっすらとほかの香りにまぎれていく感じです。
肌の上から立ち上ってくる香りは砂糖とミルクとフローラルというほんわりとした感じです。そしてごく薄〜く煙たい感じなのがサンダルウッドでしょうか。
ルタンスの中ではまといやすく人を選ばない香りではないかと思います。終始やさしい香りだと思います。
この砂糖の感じ、、、うろ覚えですがラルチザンのポワヴルピカンのミドル〜ラストに香ってくる砂糖の雰囲気に通じるものがあるかも、、、と感じました。あちらはペッパーが効いていてスパイシーで、コンセプトは別物ですが。
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