TOP > chance1992さんのクチコミ投稿一覧(おすすめ度順)
表示
一覧
個別

絞り込み:

14件中 1〜5件表示

chance1992さん
chance1992さん 50人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 25歳
  • 敏感肌
  • クチコミ投稿14
ゲラン / シャリマー 香水

ゲランゲランからのお知らせがあります

シャリマー 香水

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:30ml・48,400円発売日:2002/1/2

ショッピングサイトへ

7購入品

2018/3/16 11:58:20

この香りは私にとって衝撃でした。
初めて店頭で試した時、渋いベルガモットの香りと、香ばしい樹皮の香り、それと心地良く甘いふわりとしたバニラの香りが、バランス良く調和しながら、滑らかにひとつの香りとなって、胸のずっと奥深くまで染み入り、柔らかく広がりながら心を満たしてくれたようでした。
あの時の感動が忘れられず、まずはPから購入してみました。徐々にラインで買い揃えていますが、不思議なことにこの香りは毎日つけていても飽きません。
シャリマーは鼻先で楽しむものではなくて、心で感じる香り。

流行のフルーティーフローラルやシトラスとは程遠い香調で、極上の柔らかさと奥深さを持つ香り。
この香りは、薔薇やジャスミンなど特定の何かの香りが主張するのではなく、さまざまな香料が絶妙に合わさってひとつの香りを織り成し、情景や心の移ろいを想起させる香り。美しい夕焼けの情景や、しんとした森の景色や、肌の質感のような柔らかい甘さを感じます。

シャリマーの魅力の一つは、美しく完成されたデザインのボトルです。
ゆったり羽を広げた孔雀の立ち姿のような優雅なシルエット。緩やかな曲線のアウトラインと、キュッとしたくびれのギャップも美しくて、足元にはジュエリーのような細かいカッティングが入っています。表面のプリーツは、仕立ての良いブラウスの胸元みたい。金の刻印の入った蓋は、噴水から溢れる水のようなフォルムで、薄いフチには細かいカッティングが施され、綺麗な透明感のある青い色。とても繊細で、蓋だけでも独立した芸術品のようです。

(惜しいのはガラスの質で、ソーダガラスのようなキメの荒いガラスです。シャネルのフラコンはもっと透明度の高いすべらかなガラスを使用しています。)

肌に乗せた瞬間、ずっしりと重くて渋いベルガモットの「皮」の香りが、鮮烈に駆け抜けます。柑橘系でも、弾ける感じや爽やかさはありません。
この香りが飛ぶと、ほんのりと甘い木と樹皮の香りと、それを低音から支えるバニラの柔らかい香りが主張します。
木の香りといっても、香木を燻したようなしっとりとした香り。冷えた身体をほっこりと暖める温度感があります。

次第にゆったりと甘い花々の香りが引き立ってきます。柔らかいアイリスとローズの、ふわっとした軽さのある香り。この花々の香りが本当にふくよかで、豊かで優しくて。
EDPではあまりこの花の香りが立たないんですが、Pのミドルはゆったりしていて、花々の香りを存分に楽しめます。
ラストではベースにいた濃厚なバニラが絡むように上気して、ふわふわと香ります。バニラの香りは、気温によってはパウダーや石鹸のような淡い香りに変化して消えていきます。
ドラッグストアに売っているような安い海外のボディスプレーのようなねっとりしたバニラの香りではありません。バニラビーンズに少しお砂糖を足した、自然な甘い香り。

シャリマーは柔らかく暖かい空気のように身体を包み込み、寄り添って香るので、決してうるさくなりません。つけたのを忘れた頃になって、時折静かに鼻先をかすめる。いつでも大音量で香りつづけるということがありません。

インドのイメージを投影しているのでしょうか、全体的には重厚でしっとりした香りにも関わらず、一貫してカラッとした表情を維持しつづけて、終始ドライな印象の香りです。甘い花やバニラの香りの中にもカラッとした抜け感があるので、ジメッとした重さがありません。あくまで香りの質の重厚さで勝負していて、香りそのものの質量は軽やか。
砂っぽい、インドの熱い気候を感じます。
(ちなみにドゥーブルヴァニーユはかなり湿度を感じる香りです。)

ミツコは香水とEDPが完全に別物ですが、シャリマーはEDPも香水に近い香り方をします。
全体の香りの柔らかさと、ミドルの花々のゆったり花開く様子は香水ならではです。終始香りが肌から浮き立つような立体感も、香水が上です。
EDPは花々よりも終始バニラが強調されています。私自身はどちらも愛用しています。

ボディパウダー、石鹸、ボディミルクと合わせて飾ると、上品で高貴なデザインの品々はさながら王妃の調度品のようです。
市販のボディケアアイテムや化粧品がどんなに進化しても、こんなに高貴で美しいアイテムは他にないでしょう。
綺麗な品々で時間をかけて丹念に身支度を整えたら、とっても優雅。
ボディケアまでラインで使ってから香水をのせると、柔らかい上質な香りが幾重にも身体を包んでくれます。

シャネルやディオール、大好きな香りがたくさんあります。けれどシャリマーに取って代わる香りはありません。同じゲランが生み出した、多くの香りでさえも。シャリマーは別格です。
そして、意外と付ける人を選ばない香りだと思います。是非一度、店頭で香りを試されることをお勧めします。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
chance1992さん
chance1992さん 50人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 25歳
  • 敏感肌
  • クチコミ投稿14
イプサ / ファウンデイション アルティメイト

イプサ

ファウンデイション アルティメイト

[クリーム・ジェルファンデーション]

税込価格:13,200円発売日:2017/9/1

7購入品

2017/11/4 15:03:54

ファンデを切らしたので、百貨店で各ブランドのファンデを試して来ました。

長らくプリマヴィスタの皮脂崩れ防止下地、さらにCHANELのリキッドファンデ【ペルフェクシオンルミエールヴェルヴェット(BEIGE10)】を薄く塗った後に、CHANELパウダーファンデ【ペルフェクシオンルミエールエクストレムコンパクト】をお粉代わりに重ねていました。シャネルのものはとても粒子が細かく滑らかなので、ファンデ同士で重ねても然程重くなく、お気に入りの組み合わせでした。

私は朝6:00に化粧して、夜22:00に帰宅するまで、メイク直しは一切しません。そこでファンデに第一に求めるのは、カバー力、くずれにくさ、です。次点で保湿力、フィット感、夕方以降くすみが出にくいもの。特に薄いニキビ跡、目元のくすみ、薄いソバカスを隠してくれることと、鼻とおでこの皮脂崩れが出来るだけ穏やかなものを優先して選んでいます。最近流行りのツヤ肌も素敵だなと思いつつ、ツヤ系ファンデはどうしてもカバー力に劣り、皮脂崩れしやすく手が出ませんでした。ディオールのスターフルイドやRMK、ランコムのタンミラクは購入しましたが、ツヤは綺麗でもとにかくドロドロになりやすく、とてもじゃないけれど1日持たない。そこでプリマの皮脂崩れ防止下地は手放さず、シャネルの中でもカバー力の高いマット系のお品を愛用していたわけです。

今回ディオールのフォーエバーかこちらで検討していましたが、ディオールのフォーエバーはどうしても乾燥が気になります。確かに崩れにくいのですが、肌が突っ張る感じがしました。そこでこちらを試しました。

こちらは下地やお粉なしで使えるタイプのとことです。クリームファンデよりずっと硬いエマルジョンタイプ。付属のブラシを2、3度ファンデに当てて、ブラシにわずかに掠る程度のファンデを取ります。本当にごくわずか。しっかり保湿した素肌に、ファンデを取ったブラシを立てて、トントントントン…と馴染ませます。ブラシの断面を肌に垂直に当てて、毛穴に入れ込むように。リキッドファンデのように、肌表面を撫でるように塗り広げたりはしません。

ほんのわずかなファンデの量にもかかわらず、非常に良く伸び、ムラになりません。ほとんど何も付いていないくらいのブラシをトントンするだけで、そこから艶やかな薄い膜が張ったように、非常薄く、滑らかに肌にフィットします。硬めのファンデですが、特に注意して塗らなくても、筆スジやムラにならず、均一に肌に馴染んでいきます。そしてカバー力は素晴らしいです。ソバカスやニキビ跡、クマまでコンシーラーを使ったように見えない状態に。仕上がりまでのステップも短く、2、3分で仕上がるのに、手を掛けたようなしっとりとした質感で肌に薄く溶け込み、とても綺麗な素肌のように見えます。

仕上がりはツヤ系ですが、仕上げ後にルースパウダーを乗せるとマット仕上がりに。仕上がりを選べるのも素晴らしい。私はまず半顔、カウンターで塗っていただいたのですが、下地なしで素晴らしいカバー力フィット感に驚嘆しました。

皮脂崩れ防止下地もなかったので、崩れが非常に心配でした。塗布から5時間経過して鏡を見ると、皮脂と馴染んでツヤ感が増しているものの、ヨレや脂浮きがほぼありません。私は鼻の頭のファンデが剥げたり、脇にファンデが溜まりやすいのですが、それも全くなく。ピタッと綺麗にカバーしたままです。
下地なしでこの崩れにくさには驚きました。また、時間が経ってからうっかり顔に触れてしまうと、指に皮脂と混ざったファンデが着くのが汚らしく悩みでしたが、半日以上経過して鼻やおでこを触っても、ほとんどファンデがつきませんでした。抜群の密着力です。

アルガンオイルが配合されていて、終始しっとりしていて保湿力も充分に感じます。薄く塗るので殆ど肌疲れもなく、クレンジング後は肌も柔らかいです。

難点を挙げるならお値段でしょう。ハイブランドのプレステージラインに匹敵するお値段。イプサって品質の割に良心的な価格のイメージなので、ちょっと抵抗あります。でも、一度に使う量も少ないので相当長く使えるし、割高ではないです。

また、私の場合夕方以降ごくわずかにくすみを感じます。こちら、ゴールドパールが配合されているようなんですが、私の肌色にはこのゴールドがやや重く、くすみっぽく見えてしまうようです。私はレオスールデクラを薄く重ねて対処していますが、これは個人差があるので是非一度カウンターで試されることをお勧めします。

★追記 崩れにくさ、くすみにくさのためにも、とにかく少量を薄く塗るのがコツのようです。カバー力はファンデ量を増やしても変わりません。多めにつけるとくすみやベタつきが気になります。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
chance1992さん
chance1992さん 50人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 25歳
  • 敏感肌
  • クチコミ投稿14
ディオール / サンク クルール

ディオールディオールからのお知らせがあります

サンク クルール

[パウダーアイシャドウ]

税込価格:- (生産終了)発売日:2014/8/1

7購入品

2017/10/25 11:33:05

旧サンクから何色も愛用しています。中でも646モンテーニュが一番お気に入り。

今回リニューアルもあって、気になっていた867アトラクト、647アンドレスを購入しましたので感想を。アトラクトはリニューアル後最も話題になったカラーで、ネットでも沢山情報が上がっているので割愛します。私が最も気になっていて情報も少ない、新作アンドレスと旧作モンテーニュの違いについて記載します。

新作アンドレスは旧サンクの旧作モンテーニュを継承しており、同じ色で構成されています。モンテーニュがまだ残っていたので、購入は見送ろうと思っていました。ネットでも2つの比較を色々調べて見たものの、あまり情報がなく、BAさんに聞いても発色が良くなった程度、とのことでやや曖昧な情報。どうしても気になったので、購入してみました。

まずパレット見た目の色構成はほぼ同じです。肌にのせたところ、右上のホワイトはアンドレスの方がややクリーム色を帯びています。モンテーニュ右上は肌の上で若干白っぽいパールが気になっていましたが、新作では少しトーンが落ちて、くすみを払いつつ、綺麗に溶け込みまるで素肌のようです。カバー力も上がりました。左上コーラルは、わずかにトーンがベージュに近づいたように思います。以前のものは、もう少しパールのコーラルっぽさが主張したかな。でも、偏光パールがオレンジ色なのは変わりません。左下のパールベージュは以前より明らかに発色が良くなりました。以前はかなりパール感が弱く、肌に乗せるとマットにも見えましたが、今回はパール感がやや強くなりました。うっすらキラキラして、以前よりマット感が軽減されたように思います。右下締め色はほぼ変化はありません。センターはやや黄味が増し、発色は格段に良くなりました。

モンテーニュもアンドレスも、ベージュが赤味にも黄味にも転ばないニュートラルな色で、自然に肌に溶け込み、もともと彫りの深い目元のように作り込んでくれます。ただ粉っぽさを感じること、パサつきがちなこと、発色が悪く重ね塗りしないといけなかったこと、右上ホワイトは発色が悪く目元のカバー力はないのに妙に白光りしてしまってあまり使えなかったこと、左上コーラルも発色は悪いがオレンジの偏光パールばかり目立ってしまうことが不満でした。発色の悪さをカバーするために重ね塗りして、ますます乾燥が気になっていました。

リニューアルでは粉質が抜群に改良され、しっとりなめらか。以前のサンクは粉質においてはゲランに遠く及ばないなあ、と思っていたのですが、リニューアルでゲランの粉質と同等、もしくはそれ以上のクオリティに仕上がっています。パウダーをオイルで包んでいるとのことですが、納得。今までのディオールのシャドウは、プレストパウダーに近い粉質だったのが、改良によりパウダーファンデに近くなりました。しっとりして柔らかく、粉質は相当細かいので、瞼のキメに溶け込み、ベタつきはないので、クリームタイプやリキッドシャドウよりもふわっと柔らかく色が乗ります。薄くピタッと塗れて、よれません。従来のものはブラシ必須でしたが、新しいものは指でもとても美しく塗れて、しっかり発色します。
美しい色合いはほとんど変更されてないのも良いです。発色力は格段にアップしていますが。

モンテーニュの色合いに心酔している方で、右上左上のカラーに若干の馴染みの悪さを感じている方、乾燥や発色力に不満がある方、乾燥肌の方は、モンテーニュが残っていてもアンドレスの購入をお勧めします。一方トータルで見ると色味自体にはほとんど大差ないので、これらの不満を感じない方、もしくは脂性肌の方はわざわざ買い直す必要は無いでしょう。色味のわずかな変化は、自分ではわかっても他人から見たら分からない程度。この色って、シャネルのレキャトルだとカンドゥールやエサンシエルが近いですが、ちょっと暗かったり赤味が強かったり。この色はもっと明るくて軽やかで唯一無二のカラー。サンクは減りも遅いので一度買えば長く使えますしね。日頃愛用する色にこそ品質までこだわっても良いのかな、と。

ちなみにディオールでは、頬の肌色ベースカラーや似合うカラーメイクを提案してくれる機械が導入されました。私はパーソナルカラー診断を受けたことはなかったのですが、イエローベース、トーンの明るい色が似合う春タイプとのことでした。それぞれ数種類ずつ、肌色に馴染むブラッシュや口紅の紹介を受けましたが、アンドレスにはブラッシュは876ハッピーチェリー、ルージュディオールは330レイヨナントがぴったり似合って素敵だったので、同時に購入しました。この2つはアンドレスの優しいカラーと透明感を引き立ててくれます。アンドレスの購入を検討中のイエベ春の方、是非こちらもお試しくださいね。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
chance1992さん
chance1992さん 50人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 25歳
  • 敏感肌
  • クチコミ投稿14
シャネル / チャンス オードゥ トワレット (ヴァポリザター)

シャネル

チャンス オードゥ トワレット (ヴァポリザター)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:35ml・10,120円 / 50ml・14,520円 / 100ml・20,350円発売日:2003/3/28 (2018/6/22追加発売)

ショッピングサイトへ

7購入品リピート

2017/10/24 10:43:57

私は香水が大好きで、CHANELやDIOR、ゲラン等老舗の香水は濃度別にほぼ全てチェックしております。

美しいガラスのボトル、掌に収まる大きさ、綺麗な色、香水のもつストーリー性など、香水は他のどんな化粧品にも代え難い夢やロマンを与えてくれる大切なものです。

様々な香りを試すうち、段々香りに深みや個性、香りの立体感を求める様になりました。嗅いだ時、鳥肌が立つ様な美しい香りにも出会いました。こうなると、つい香水はPやEDPばかり選んでしまう。そしてクラシックな名香ばかり食指が動く様になるんですよね。どうしても重厚感に劣る最近の香りを、軽視しがちです。

チャンスはボトルデザインが平凡だったのと、最近のシャネルの香水は尖ったような肌馴染みの悪さが鼻につき、香りの趣向も大衆向けに寄った気がして、あまり興味がありませんでしたが、他に気になるものもなかったので、こちらを手に取りました。

スプレーした瞬間、パッと弾けるシトラスノート。まるで目の前で、良く熟れた甘い蜜柑に親指を当てて、皮をむいた様です。フレッシュな果汁が細かく辺りに散ったような。酸っぱくない、けれど目が醒めるような爽やかさと、よく熟れた柑橘の香り。そしてピリッとスパイスが効いています。ジャスミンの香りも感じます。

特筆すべきはミドル以降です。トップの柑橘は飛んで、180度香りが変わります。ふわり、ふわりと淡く甘いあたたかな香りが、暖かい蒸気のように身体を包みます。淡い金木犀のような花の残り香と、柔らかいバニラが混ざって、羽毛のように軽い、そしてふんわり温かみのある、肌に馴染む円やかなとてもいい香り。芳醇な香りの花々に、甘いホットミルクを足して煮立てたような。COCOやココマドのラストに少し似ていますが、チャンスのラストは何かが突出することなく香りが満遍なく調和して、非常にバランスの良い、最もクリーミーな香りです。

私は今までトップからラストまで、全てが完璧に好みだ、と思える香水と出会ったことがありませんでした。凄く大好きなトップだけど、変化がなくて途中で飽きてしまう、ミドルは大好きだけどラストはちょっとスカスカ…、帯に短し襷に長しという香りが多かったのです。チャンスはクルクルと多彩な香りを持ち、その全てが素敵。飽きる間も無く、毎日つけていても、変わりゆく淡い香りに名残惜しさを感じるほどです。

チャンスは他にEDP、P、クリームサテンを使用していますが、EDPはあまり好みではありません。トップはEDTよりも更に熟した果実の甘さがありますが、バニラを強調し過ぎており、ミドル以降は花の香りと調和することなく、スカスカの変な甘さだけが残ります。

Pはさすがに素晴らしい。ミドル以降は他の濃度に比べて、香りがより多彩で立体的です。バニラもすごく柔らかい。けれどトップの柑橘がちょっとキツイかもしれません。瓜っぽい香りもやや強く感じます。あと、チャンスの素晴らしさはトップからミドルまでの変化だと思うので、2時間くらいでラストまで楽しめるのトワレは、飽きることもなく最適だと思います。

クリームサテンはつけたてがちょっとキツイけど、腕や胸に塗って上から服を着ると香りがぐっと円やかになります。塗って10分くらいすると、EDTのまろやかなラストの香りに移行します。

同じ香りでもEDTになると持続性が劣ったり、香りの芳醇さが薄れるものも多いですが、チャンスは香りの鮮やかさ、芳醇さ、充分に楽しめます。私はEDTとクリームサテンをメインで使っていこうと思っています。

ただこちらは香りが強い部類に入る上、トップは受け取り方によっては尖った攻撃的な要素も持っています。また、非常に特徴的な香りで、すぐにチャンスだと分かってしまいます。

お腹や太ももなど、服に隠れる部分につけた方が、香り立ちが柔らかくお勧めです。こうすると、ラストまでバランス良く芳醇に香ります。シャネルの香水はどれも、手首など露出したところにつけると、気温や風の影響を受け易く、香料の飛び方のバランスが悪くなり、ラストになる前にスカスカな香りになってしまうんですよね。服の中の方が、調香師が計算したバランスのまま、ラストまで香るかと思います。

ジャックポルジュの作る香りはなんだか大衆ウケを狙ったような、少し安っぽくなったような、また尖った攻撃的な要素を感じていました。人肌にも馴染みにくい。チャンスオータンドゥルも大人気ですが、感触は柔らかいものの粉っぽさや瓜っぽいアクがくどかったり。ココマドはあまりにもフルーツの香りが媚びていて、パチュリも残り香が独特。

でも、この元祖チャンスは素晴らしい。体臭に合うのだと思います。この香りを大切に使いたいと思います。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
chance1992さん
chance1992さん 50人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 25歳
  • 敏感肌
  • クチコミ投稿14
シャネル / シャネル N°5 ローツィスト & スプレイ(オードゥ トワレット)

シャネル

シャネル N°5 ローツィスト & スプレイ(オードゥ トワレット)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:20ml×3本・19,800円 / 20ml×3本(リフィル)・16,500円発売日:2017/11/3

7購入品

2017/11/9 23:14:29

最近こちら、パーススプレイが発売されました。パーススプレイはマットな質感で、白のボディに黒の縁取りです。直線的なデザインと配色のバランスから、CHANELの紙袋を連想します。シャネルのアイテムは本当にデザインが素敵で、紙袋すらとても素敵なのですが、さすがに持ち運べないので残念に思っていましたので、嬉しいです。

シャネルのNO.5は、P、EDP、EDT、ヘアミスト、オープルミエールを購入しました。今回はこちらを購入しました。

CHANELのNO.5と言えば誰もがその名を知っているはずですが、香りを嗅いだ時、驚くはず。まさに牛乳石鹸や花王ホワイトの香りなのですから。NO.5の世界的な人気は日本にも伝播し、その香りの持つ清潔感から石鹸に取り入れられ、私達の日常や懐かしい情景に溶け込んでいるのですね。香りが強いので濃厚に香らせてしまっては賛否両論ありますが、つけ方さえ間違わずに、ごくごく微かに肌に乗せて香らせる分には、あまり嫌われない香りかと思います。

私がNO.5の香りから連想するのは、石鹸、クリーム色の柔らかなサテン、曲線的な身体つきの女性、なめらかな素肌、暖炉のぬくもり、ホットミルク、ベビーパウダー、バニラビーンズ、優しい女性の声。

NO.5は濃度により調香師が異なります。初代のPはエルネスト・ボー、EDTはNO.19の調香を行なったアンリ・ロベール。オープルミエールとEDPはジャックゲランが調香しています。ですから、皆No.5の本質を受け継ぎながらも、時代の変化や調香師の匙加減に伴って、それぞれアレンジが為されています。

私が好きなのはEDT。本来のPの香りを軽やかにして、ピーチの甘さを足しています。バニラ系の甘さではなく、フルーティーな軽さもある。最も石鹸の香りに近いです。Pの透明感を強調しています。

一方苦手なのはEDP、そしてオープルミエール。調香師が同じなので、かなり似ています。Pよりバニラが強調されており、こもったようなパウダリーさがとても強いです。終始Pより重く濃厚に感じますね。付ける方のセンスや風格を問う難易度の高い香りです。

NO.5の優れている点は、あふれる清潔感と人肌のぬくもりを感じられること。また甘さは肌の香りに近く、とても柔らかい。それも、柔らかい脂ののった暖かい女性の肌から香り立つような、体臭のような甘さです。肌から浮かず、いかにも香水や柔軟剤のいい香り、ではないんですよね。

一方とても繊細な香りで、体温に合うときは最高なのですが、気候や体調、その日の体温によってパウダリーが強く主張して粉っぽさがキツく感じたり、バニラやアルデヒドの脂っぽさがやや鼻に付き気持ち悪くなるところがあります。

LEAUの特徴は、他のNO.5と比較してトップに柑橘が加わったこと、ローズの香りが引き立っていること、アルデヒドの脂っぽさが軽減していること、パウダリーがやや軽くなっていること、ラストのバニラがぐっと軽やかなこと、ジャスミンがあまり主張しない点が挙げられます。

トップの柑橘はレモンのような心地よい苦味を含んだ柑橘と、まだ開ききらない若いバラのつぼみのような香り。10分程で柑橘が薄れ、バラがの香りが開ききると、まろやかなアルデヒドとバニラがふわふわと現れ、かなり軽やかなNO5の香りに移ります。バニラはEDPのように脂っこくない、透明感のある上品な甘さのバニラ。肌の上でローズの香りと緩やかに混ざり、石鹸のような、パウダーのような甘く柔らかい香りになります。NO.5の持つ柔らかさとフレッシュな清潔感とあたたかみを保ちつつ、脂っぽさが全くありません。こっくりとしたふくよかな香りなのに、シフォンのような軽やかな柔らかさです。このまま、時間の経過とともに香りが肌に溶け込むように柔らかくなってラストとなります。

EDTなので手首など露出したところにつけると3時間程度で飛びますが、お腹や太腿など、服に隠れる部位につけると、8時間程度残ります。全体的にトゲがなく、周囲にもふんわりと柔らかく香ります。かなり拡散しますので下半身に付ける方が良いです。またNO.5に共通ですが、胸元や首元は皮脂が多いので、アルデヒドの脂っぽさを拾ってしまいがちです。生理前等体温が高いときは格別に甘くパウダリーに香ります。一方体温が低いときはかなりローズが主張します。

NO.5は薄く香らせるなら、どの年齢の女性がつけても似合うと思います。つやつやした黒髪に白肌、清潔感のある少女がつけても、風格のある身綺麗なマダムがお召しになっても素敵です。

総括してとてもつけやすく素敵な香りだと思います。最もフレッシュでありつつ、NO.5の美しさを損なっていません。おすすめです。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品

14件中 1〜5件表示

chance1992さん
chance1992さん 50人以上のメンバーにフォローされています 認証済

chance1992 さんのMyブログへ

プロフィール
  • 年齢・・・31歳
  • 肌質・・・敏感肌
  • 髪質・・・未選択
  • 髪量・・・未選択
  • 星座・・・獅子座
  • 血液型・・・未選択
趣味
  • ネイル
  • ダイエット
  • ブログ

もっとみる

自己紹介

長年コスメとフレグランスが大好きで、たくさん試しています。新色や限定品もこまめにチェックしています。 法律関係の仕事を行なっています。私の得意分野は… 続きをみる

  • メンバーメールを送る