2016/3/18 03:27:39
多分、ですけど。
私がこのクチコミを始めて、最高評価(☆7個)をつけるのって、もしかすると初めてかも知れない。そのくらいビックリした1品です。
もう昨年以来、あーだこーだとオーガニックのリキッドファンデーションを探しまくっては失敗の連続。そもそもは現在愛用中のオーガニック系基礎化粧品のクレンジング・クリームで、エテュセのCCとパウダーファンデの組み合わせが上手く落とせなかった。白い筋が残ってしまい、洗顔料との合わせ技でどうにか落とせる状態だったため、「オーガニックで落とせるのはやはりオーガニックか」と思い込み、えっちらおっちら探す日々。でもなかなか無い。落とせるかどうか以前に、オーガニックはそもそも使用感がダメ。仕上がりもいまいち・・・ってことで、「私は何やら本末転倒な事をやってやしませんか?」とオーガニックへのこだわりを止めたのですが、そんな折娘がプレゼントしてくれたのがこれ。
メイベリンは以前BBで合う色が無く(品質そのものは良かったんですけど)、UVパウダーもいまいちで、ベースに関してはそれほど評価していませんでした。それがこちらの登場で、一気に認識が変わってしまった。
まずテクスチャー。ムース状とありますが、感触的には物凄く伸びの良いクリーム・ファンデという印象。少量で顔全体にいきわたるだけでなく、被覆力がありながら軽いので負担を感じません。宣伝だと「毛穴に落ち込まずふんわり覆う」みたいにありますがさすがにそれはない。少しずつ丁寧に伸ばすとちゃんと隠れます。ちょっと量が多いと上から伸ばす動作で毛穴に落ちちゃう。そんな時はファンデの付いていない指で下からぬぐうと直せます。
もう一つ良い点はカラーバリエーションの多さ。
BB選びの時は色の少なさがネックで、同じような成分で作っているはずなのに何で?!といつも疑問でした。それがファンデーションになるとこの色数。自分に合ったピンクオーカーのPO1を見つけた時はホントに嬉しかった。また薄付きにもかかわらずカバー力も適度にあり、くすみが目立ちません。
特筆すべきは容器ですね。外資系は特にそうで、レブロンやロレアルパリなどお馴染みですが、容器本体がガラス製です。「重そう」「扱いづらい」と思われるかも知れませんが、温度差に強く、中身の変質が少ない素材。国産はえてしてプラのラミネート・チューブが一般的ですが、空気は入り込まなくても外気温の影響はどうでしょう?
そうそう。こちらのノズルは一押しで適量が出ました。どこぞのダイアモンドBBよりもきちんと設計されていますね。
成分はさすがにシリコンオイルが主体。保湿成分はグリセリンくらいか。でもここでほかのクチコミを参照して頂くと、敏感肌の方が意外なほど支持しておられるのが分かると思います。実は他と比べても成分がシンプルなんです。テクスチャー優先で、余計なものを入れていない。よくオーガニック系のリキッドにありますが、植物の○○エキスとか、こんなに沢山入れて何か意味あるの?と思ったことありません?それが一因でかぶれちゃったりする事もありますし。敏感肌にとっては石油系有る無しより、シンプルかどうかが決め手になる事も。あとプチプラ系に限らず、「敏感肌の方にも使えます」と明記されているリキッドってなかなか無い。
しかしまぁ、ここまでシリコン尽くしだと例のオーガニック系クレンジングじゃあ無理だよな・・・また白く・・「落ちたよ」 あ? 「落ちました」 へ?「落ちたってば」・・・・・・えええええぇ〜〜〜っ!!!
何だったんだろ、この壮大な遠回り。しかもこの低コスト。
ここにあったのにね、リキッドファンデーションの理想形。あー、ちかれた。
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2015/7/4 03:34:14
いつぞや、コーセーのグラムグローアイズBL-5を評して「世界一のブルー」などと褒めちぎってしまいましたが、先日その上を行く製品に出会いました。さしずめ「宇宙一のブルー」とでも言えばいいのか(また大袈裟な)・・・。
それがこちらの3041番。SOUTH PACIFICという名のブルー2色構成。
デュオシャドーに限らず、NARSのカラーは色調によってフロストやラメの入り加減が異なるのですが、その色合いが最も生きるデコレーションがなされている。そんな中、この3041はごく微細なツヤを含むだけの完全シアー&マット。ブルーのアイカラーでこれは今時大変に珍しい。ラメラメのカラーに慣れっこだった私にはいささかショックでした。
もともとソフトタッチシャドウペンシルを探しにデパートへ立ち寄り、お目当ての色が欠品でしょんぼりしていた矢先、目に飛び込んで来たのがこれ。それまでのガックリ感はどこへやら、「ううぉっ!」と釘付けに。即買いとあいなりました。
右のコズミック・ブルーは透明感があり、ベースとして使うと悪目立ちしないシアーな仕上がりに。大きめのブラシでサッサッと掃くようにつけるのがコツ。薄付きなので失敗しません。左のオーシャン・ブルーは完全マット。アクセントカラーとして目尻寄りに置くことで深みが増し、キレイなコントラストがつきます。惜しむらくは皮脂や汗で若干よれやすい。まあ、色の素晴らしさが補って余りありますが・・・。
最近は肌色に対して補色関係にあるアイカラーを敬遠する傾向がありますが、こんな綺麗な色、めったにお目にかかれない。使わなきゃ勿体ないです。
それにもう一つ。NARSを使うのはこれが初めてなのですが、クリエイター系のブランドでありながら、この豊富な色数にもかかわらず、ほとんどタール系色素を使用していないようなのです。むろん、全ての製品をチェックしたわけではありませんが、可能な限り天然由来の色素を採用している感じがします。じゃあつけて数時間後に退色しているか?してないんですよ、それが。色のスペシャリストとでも言いましょうか・・・凄いのひと言です。
まだアイカラーしかお付き合いがないのですが、もっと早く注目しておけば良かったと後悔しました。たまにはデパートにも出かけてみるもんだ(笑)。
ここ一番というとき、この色調でなければ!というとき、真っ先に覗いてみるべきブランドを見つけてちょっと嬉しいこの頃です。
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[化粧水]
容量・税込価格:150ml・6,930円発売日:2021/3/3
2022/5/2 00:07:35
初めてこの化粧水を使ったとき思わず頭に浮かんだ言葉が、「一生この香りを嗅いでいたい」でした。
ジュリークでは初めての、というよりはオーガニック系では全般的に珍しい振り出し式のボトル。むろんオーガニックですから品質保持のためにガラス製で半透明。他のブランドを使っていても、「何でこれを振り出し式にしてくれないんだろう」という疑問が常にあって、ミストやポンプに頼らなくても変質は防げるだろうに……と悩ましく思ったこと数限りなく。だからこそこれを見つけたことが嬉しかったです。
加えて配合成分が多すぎない。必要なものだけを入れたシンプルさ。アデレードの自社農園で栽培した植物素材を出来る限り使うことを徹底しており、例えばマーシュマロー(アルテア根エキス)は二種類の抽出方法で取り出す独特な配合で、鎮静作用と保湿効果をもたらしてくれます。
少し前まで使っていたN organicのローションとタイプが近いのですが、こちらはべたつきが少なく、肌への浸透が早いのも特徴です。香りは深い森を連想させるウッディノート。私にとってはヒーリングノートですかね。気持ちが落ち着く香りで、本当にずっと使い続けたくなるローションです。ジュリークのステップでは洗顔後、化粧水の前にオイルをブースターとして使うことを推奨していますが、箱書きの英語版説明によると、洗顔→オイル→ミスト化粧水→これ→美容液→クリーム……なのだそうで。最近の美容が「なるべく少ないアイテムで、物理的刺激は最小限に」という傾向なのに対し、真逆でございますが。
そこはそれ、オイルとこれとクリームだけで充分ではないかしら。今はまだ、昨年から引きずっている超乾燥肌のために顔の半分くらいの面積が粉を吹いている状態なので、洗顔後はオイルを使っていますが、少し改善が見られたらオイルを外そうかな……これからの季節、湿度も上がってきますし。年齢的には皮脂の分泌がガクンと落ちる頃なので、バランスを取りながらやっていければ。
私くらいの年代ですと、口にも出したくないですが(認めなさい)ターンオーバーにかかる日数が40日と言われます。一度酷いドライ状態になるとなかなか生まれ変われませんが、せっかく良いローションと巡り会ったので、焦らずじっくりゆっくり、改善を目指したいと思います。
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[パウダーアイブロウ・その他アイライナー・パウダーアイシャドウ]
税込価格:- (生産終了)発売日:2021/3/15
2023/4/19 00:14:04
EX10ヒーリングスカイ使用です。
多分、恐らく、いや確実に。今年発表された新作パレットの中で、個人的にはこれが断トツのナンバーワンです。
第一に。もう何シーズンも、寒色系(特にブルー)をキーカラーとしてベースに仕込む仕様のパレットが皆無で、そんな時代は二度と来ないのかと嘆きまくった自分としては、狂喜乱舞したくなるような色設計。
第二に。先日発売されたKATEの新作にみられる様な、ブルー系が来たとしてもこれでもかっ!とウンザリするほどの大型ラメ。(いくら年齢肌には細かいフロストのオンパレードよりグリッターのポイント使いが良いとは言え、あれじゃあパーティーシーン通り越してカーニバルだわよ)そのまさに対極にくるようなシアーな色彩設計。パレットにはギラギラがあって当たり前。その既成概念が久々にぶち壊される様を見ました。爽快至極。
まずは左上のブルー。ヒーリングスカイを体現した透明感のある色調はベースにしても美しいニュアンスカラー。遠慮なくアイホール全体に広げられます。重ね付けしても肌に馴染むので、従来のブルー系アイカラーとは一線を画す存在です。「青を塗る」というより「青のニュアンスを入れる」ための色。そう理解したほうがいいですね。
右上の山吹色がかったイエローはこれもまた肌なじみの良い夏向けのカラー。ブルーとの相性も良く、下瞼にぼかすことで明るさをプラスします。
右下のブラウンはわずかに赤味のある影色ですが、これもまた驚くほどシアーな色彩なので、あらかじめアイホールに薄く入れてブルーを落ち着かせるとか、骨格を強調したい時など様々な使い方が出来ます。
このパレットで唯一、細かなフロストを含むのが左下のミントグリーン。この色だけは瞼の中央に縦一線のポイント使いをして欲しい。それだけでガラッと夏になります。本当にきれい。久しぶりに寒色系カラーがメインのパレットに出会えてわくわくしました。
限定発売のため、すでに完売の店舗も多いでしょう。運良く出会えたら、ちょっと使ってみてほしい。もしまだ見つけられたら、もう一つ手に入れたい!そんな気持ちになる逸品です。
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2021/8/12 22:49:06
久しぶりに満点あげます。
昨年からKATEのカラーものを使いだしていて、ユニークなコンセプトの製品が出るたびにワクワクしていたのですが、ファンデーションだけは手を出せずにいました。というのも以前、パウダーファンデーションを使ってみて粉の硬さや付属パフの品質劣化にがっかりし、このブランドは無いかなと思ってしまったもので。
それがね、THE BASE ZEROのシリーズが始まってからグッと良くなりました。
何より驚いたのは、(使っている基礎ものにもよりますが)一度顔全体に塗布した後、たとえば目の下のくすみやすい箇所に重ね付けしても、びっくりするくらい自然に重なります。今までの製品だと「重ねてます」感がもろに出るし、塗った所の透明感も無い。それがこちらは本当にナチュラルで、それだけでも☆七つ!と言いたくなります。
色数も豊富で助かります。私は00番ですが、国産メーカーではなかなか無い色です。
ただこの製品、まさかとは思いますがディスコン……ですか?
同シリーズで新たにハイカバーに特化したリキッドファンデーションが出ましたよね。あれと入れ替えるとか、そうなると困るなあ。
行きつけの店で特価品になってました。
せっかく理想的なリキッドを見つけたのに……なぜかいつもこうなる。
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