2016/8/21 04:53:41
常々シャンプーの解析サイトは信用していなくて、それというのも管理者のほとんどは本職のヘアスタイリストで、使用せずとも成分表だけを見て評価出来るため。肝心の使い心地やら香りの印象やらは皆無で、ドラッグストア勢などはその価格帯からして上から目線。こんな値段で優秀な成分入れられる訳ないでしょ、的な。
カチンときますが、ドラッグ組でも最近一部の優良なメーカーがリニューアルのたびにマイナーチェンジしていくのが気になります。メインの界面活性剤が(原料費の高騰?)同じアミノ酸系でも安価なもので統一されていくとか。すると当然洗浄力が強くなるため、今までよりきしみが多く感じられる結果に・・・。
ここはひとつ、サロン専売品で基準になるシリーズをひとつ持っておこうじゃないの、と相成った。数年前から毛量の激減で悩んでいますし、地肌に優しく頭皮環境を整えるものを・・・という視点で選んだのがこちら。以前住んでいた家の近くで25年もお世話になっていた美容室から、同ラインの頭皮用美容液をすすめられたのがきっかけ。同じ成分を含んでいますし、これなら良さそうに思えました。
結構粘り気のある透明な液。で、そのせいかかなりもっちりとした濃厚な泡になる。
やはりサロン仕様はここが違うんでしょうが、地肌をマッサージしても毛が絡まない。そのくせ、すすぎ残しも感じられずあっさりと泡切れしていきます。香りはサンダルウッドのようなアロマ系で、香り酔いしやすい私でも気になりません。
成分的にすごいのは、同ラインの頭皮用美容液に含まれているキャピシルという複合成分に共通のものが配合されている点。キャピシルとはアカツメクサ花エキス、アセチルテトラペプチド-3の2つを指しますが、モノによってはリンゴ果実培養細胞エキスやデキストランを加えている場合も。聞くところによれば、ミノキシジルの三倍の発毛効果が期待できるとか。信憑性はともかく、ちょっと嬉しい。こちらのシャンプーはアカツメクサ花エキスとデキストランが共通。他にアセチルヘキサペプチド-
1(類似成分!?)などを配合。合わせて使えば効果があるかもしれません。
肝心の地肌ポカポカ現象は、今が夏だからかあまり感じられず。
ただ、こちらを購入した通販サイトのクチコミに「カチンコチンの頭皮が柔らかくなった」とあり半信半疑でしたが、これホントでした。私の頭皮たるや、会うスタイリストごとに「硬いですね」とか「こってますね」とか散々言われる有様。それが使い始めて何日も経たないうちに指をあてて押すと動いてくれた!(つまりはそんなレベルなんだ)
洗い上がりはツルッというかネトっというか、きしみ感かけらもなし。
決してリンスインシャンプーではないのですけど(私は同ブランドのトリートメントを併用)、やはりプロ仕様だな〜と感じた次第。
にしてもびっくりした後日談。料金が格安とキャンペーンをはる、アメリカの某有名大都市の名前を戴いたサロンのチェーン店で施術してもらった時のこと。頭皮用ケアは何を使っているかと聞かれ、エステシモですと答えたところ、「聞いたことない」。
キイタコトナイ?・・・ほほう。
発売元のタカラベルモントと言えば、美容業界のハード面では大手であります。お宅のシャンプー台はどこ製ですじゃ。して、全国にサロン・チェーンも展開する同社のケア製品を御存じないとは・・・。やっぱりあれだね。多少なりともあらゆる製品に評価を下している解析サイトのUP主さんはまだいい方なのかもしれんね。 (個人的感想です)
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[頭皮ケア]
容量・税込価格:120ml・5,060円発売日:-
2019/3/11 23:43:19
正式名称は「Key to Evolution」といいます。
亀山堂から発売されている、kenomikaという製品と同様サラヴィオ化粧品の製造で、販売名(セヴィアー1)、成分、内容量共に全く同じですが、こちらはサラヴィオさん自身が発売しているものです。双方の公式通販サイトを比較すると、単品価格ではおよそ3000円以上の開きがあります。これに関しては何で?という疑問もありますが、商法に詳しくないのでコメントは控えます。(さらに言えば、同社のM-1という製品も同じ販売名らしい。)
同じものなら、気持ちとしてやっぱり安い方に手が伸びますよね。
というわけで今回から、こちらのキーエボを試してみることに。
中身が一緒とはいっても、決定的に違うのが容器です。スリムで背の高いkenomikaと異なり、こちらはずんぐりむっくりのドラム缶型。液の出方もやや直線的です。とは言えこれがなかなか絶妙で、ジュっと地肌に吹き付けたとき、花蘭咲の時のように跳ね返って鏡に飛び散るなんてこともなく、うまい具合にそこへとどまってくれる。おかげで地肌にたっぷり塗布でき、マッサージもしやすい。
そのせいか、kenomikaと比べても効果の出かたが早い気がします。
アルコールや香料は無添加で、サラサラとした液性は夏場でも使いやすそう。刺激が無いので地肌の弱い方にもお薦めです。私のようなどうしようもない薄毛でも、少し希望が持てる気がしてきました。
私は常々、通販の定期購入には疑問があって、かっちりひと月で使い切れないものに割引きをされてもなぁ…と思っていたのですが、こちらはまとめ買いが可能なようです。いくらか割引きもされます。こういった「都度買い」をもっと増やしてほしいと思います。
笑っちゃうのは、こちらの製品が「元厚生労働大臣の監修」を売り文句にしていること。
要らないわ。それ。
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オイルインシャンプー/コンディショナー(ボリューム&リペア)(旧)
税込価格:- (生産終了)発売日:2016/2/5
2016/4/25 03:50:29
とにかく最近はですね。
やたらシャンプーの解析サイトなるものが幅を利かせているわけですが・・・(また始まった。だからなに)。私なんかには、話半分で聞いといたほうがいいんじゃないの〜?という印象が付きまとってるんですな。
その訳は二つ。書いている人間が大抵はプロのヘアスタイリストである。そもそも彼らは市販のシャンプーをはなから相手にしていない。もとよりの上から目線。スタイリングに適しているかどうかが製品選びの目安になっている。だから当然、サロン仕様びいき。
もう一つ。実はこちらが重要なんだけど、彼らがドラッグストアで買えるシャンプーを評価する時は、ほぼ100パーセント「成分表だけを見て」書いている。つまり実際に使ってはいない。肝心の「使い心地」について言及していない。なぜなら「知らない」から。
私がここのクチコミを頼りにしている最大の理由はこれです。
使用してもいないのに堂々と解析して見せてくださる方々には悪いんだけど、製品の良し悪しを語れるのは実際に使ってみた人間だけだと思いますね。
前置きが長くなっちゃった(いつものことでしょ)。
そんな中、素人なりにそこそこ成分などを調べつつ、市販のメーカーで良心的なシャンプーを探したところ、見つけたのがこちら。クラシエというブランドは、まあプロの解析屋さんで注目している人もいるけど、一番中身に気を使っているメーカーと言えなくもない。
アミノ酸系、サルフェート・フリー、スルホン酸フリーは当たり前。それでも原価を抑えなきゃならない「いち髪」などは内容にばらつきがあって、必ずしも全品お勧めとはならないんですが、若干価格帯で余裕のあるこちらのHIMAWARIは、複数のアミノ酸洗浄剤を組み合わせることで上手くバランスをとっています。
オレンジボトルのほうはタウリン系の洗浄成分をトップに据えて、しっとりまとまる感触が強いのですが、こちらのブルーはハリ・コシ重視で、根元を立ち上げやすくするために敢えてラウロイルサルコシンTEAという、脱脂力の強い洗浄成分を前面に据えました。ただ両製品とも、使っている界面活性剤の種類はほぼ同じです。配合率が違うだけ。(いち髪のピンクボトルはこの成分だけでなんとかしようとしたけど、いささか無理だった)
香りはちょっとくせのあるフローラル。嫌いじゃないです。シャンプーにしては珍しく、トップノートからミドル、ラストと香調が変わるんですよ。洗い上がりはアミノ酸系特有のツルンとした感じとなめらかさがあり、きしみもからまりもありません。粘度の高い透明の液で泡立ちは柔らか。私のような極細の髪には優しい使い心地です。
コンディショナーは逆に、粘度の低い乳液状。サラッと伸ばせてべとつかず、オイル系にありがちなギトギト感もなく、洗面器がヌルヌルになる事も少なかったです。
乾かしたあともサラサラしっとりで、同じ価格帯の製品ではダントツだと思いました。
日本では未だにサルフェートがドラッグストア勢の主流で、なかなか改善されませんが、ちゃんと考えてるメーカーさんもいるんだよ、ということで。
久々に自分的ヒット商品に遭いました。
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2017/9/15 05:15:02
う〜〜〜ん。
☆4にしようか☆5にしようか迷ったんですけど、評価難しいです。
このシリーズは以前クチコミを見て、「きしみ感が凄い」という感想が多いことに驚き、使ってもいないのに敬遠していました。
使えよ! ってことです。
思った以上に平均評価が高い事に気付き、スカルプ用ということもあり、こちらを試してみました。
痒みが出るという方もいましたが、今回は「基本に立ち返れ」をテーマにしました。
考えてみたら、正しいシャンプーのやり方で洗っていたか・・・振り返れば実に怪しい。
透明な粘度の無いサラサラテクスチャー。泡立て易さ抜群なので、これを掌で泡立て切る。結構、原液をシャカシャカこねただけで洗うことが多かった過去の記憶。それじゃあ痒くもなる。湿疹も出る。で、こんもりの泡で全体を包んで洗う。当たり前ですがここ大事です。
結果、きしみ感ゼロ。
ただ、かなりスッキリします。それもそのはず、主原料の界面活性剤「ラウレス‐4カルボン酸Na」はアミノ酸系ではなく高級アルコール系。石けんに近いですが同じではない。ただスルホン酸系と比べても圧倒的に地肌に優しい。たんぱく質変性も起こしません。
よくサロン専売のシャンプーに両面性界面活性剤が多くてベト付きますが、プロに言わせるとあれはスタイリストさんの手指を守るための処方らしい。なので一般人が無理して使う必要はないかもしれません。このくらいの価格帯でも充分に思います。すすぎはしつこいくらい念入りにするのが当たり前。これで問題ありませんでした。
ただ、髪質は選ぶかな。
少しだけゴワっという感じになるので、私のような猫っ毛でボリュームの無い方に向いてます。トリートメントもしっとり感が適度にあってツヤも出る。
文句を言うとすれば香り。
シャンプーとトリートメントで香りを分ける必要あるんですか?
シャンプーはすごくいいフルーティーノートなのに、トリートメントにシトラスとムスク。
ムスクですよ。あれはやめてほしい。ほんのちょっと、オエっとなる。
男性のユーザーを意識したのかもしれないけど、やり過ぎです。
シャンプーと同じ香りでいいじゃん。他のラインはそうなってるのにね。
もったいない・・・。
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2015/2/12 02:43:02
ちょっと頭から脇道にそれますけど・・・(おい)。
皆さん、シャンプー選びに何を参照なさいます?私は断然当サイトでありますが(お世辞じゃないですよ)、ネット上には専門のドットコムも存在する。
見ればかなりの上から目線。サルフェート配合をはなから無視、石鹸シャンプーを問答無用でぶった切っているあたり、「ははあ。UP主はプロのヘアスタイリストだな」と一目瞭然。
それはいいのですが、どうもちぐはぐなんですよ。つまり何というか、使った人間の感覚と評価が合わない。例えば先日クチコミしたベーネのシリーズも、私に言わせればシャンプーは及第点、コンディショナーは最低、ヘアマスクが一番マシ、となるのですが、くだんのサイトはシャンプーはサルフェート・フリーでもスルホン酸系の界面活性剤を使っていると言って低評価、コンディショナーはまあまあ普通の出来で、ヘアマスクは無くてもいいくらいのランクでした。
これを見て分かってきたのは、ここでの評価には使用感が全く含まれていない。つまり配合成分だけを見てランク付けしているということ。それでいて、サロン仕様の製品はやたらべた褒めしているし、あてに出来んな・・・と感じた次第。
さて、なんで長々とこんな前置きをしたかといいますと、このいち髪シリーズの評価を知りたくてドットコムにアクセスしたところ、一般には非公開で「ウェブ会員にのみ限定」公開だと書かれていた。いち髪以外にも何品か、非公開の評価があったのですが、これが解せない。
何か特別な理由でもあるんですかね。やはりあてには出来ません。
ますますもって訳が分からん。
やっぱりここのクチコミ評価が一番参考になるわけです。
このシリーズは初めて使いました。最初の印象が「地味だなぁ」だったもので(すみません・・・)、クチコミで「成分が一番良い」という美容師さんのコメントを見て愕然。「こんな間近に理想のシャンプーがあったとは!」と買いに走りました(笑)。
気が付かなかったんですよ。他の商品が声高に叫んでいる「ノンシリコン、サルフェート・フリー」が、ボトルの裏にちーさな字でぽつぽつと書かれている。あまりにさりげなさ過ぎて・・・。
シャンプーは白濁したややとろみのあるテクスチャー。ラウレス硫酸もスルホン酸系も含まないアミノ酸ベースの洗浄剤は思いのほか泡立ちが良く、山桜だという花の香りもさりげなくて好印象。きしみもほとんど感じません。トリートメントはさらにとろみが増した緩めのクリーム状で伸びが良い。洗い上がりは指ざわりがなめらかで、とてもツヤが出ます。あのTSUBAKIを押しのけて(笑)ツヤツヤ1等賞です。以前長く愛用していたコーセーのサロンスタイル(リニューアル前)に近いかもしれない。
灯台下暗しとはこのことか。こんな身近にいいシャンプーがあるのですから、もっとよく周りを見てないといけませんね・・・。そしてあくまでも、自分で使って判断すること。
それにつきます。
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