2020/6/2 22:08:05
アクアアレゴリアを求めに行ったのに
むしろこちらに射抜かれました。
シャリマーを背伸びせずに
纏える年齢に達したことが素直に嬉しいです。
そしてこのボトルのエレガントかつ清々しい
柑橘のデザインもまた、
私の成長を祝ってくれているかのよう。
家紋にも用いられる橘は
降雪に耐えよく育つことから
日本では人徳ある奥ゆかしい人に
なぞらえられてきたそうな。
オリエンタルの双璧、シャネルのココが
潤いと奥行きを感じさせるのに対し
ゲランのシャリマーは、
カラッとして華やか。
ラストもバニラが重くならずに
華麗に去っていきます。
これを日常でピリッと香らせたら
さぞかし粋でしょうね。
纏うたびに、自分の成長を実感できる、
特別なフレグランスになりそうです。
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2006/12/29 13:54:13
パリのパレロワイヤルシセイドー本店で購入。
どうせならザ・ギンザで買えないものを
選ぶべきでしたが。
セルジュルタンスはやはりこれから、と決めていたので
迷わず指名買い。店員さんは
「つけてみて20分して気に入った香りなら
戻ってきてね」と言われ、その通りにしたのですが
待っている20分間も夢見心地。華のパリですな。
こういう強い香りこそ、私は猛暑の日に纏います。
もちろん、人ごみにはでないように配慮しますが。
強烈な芳香の中にもネロリの瑞々しさが
夏の暑さを忘れさせてくれます。
夏のパリでの美しき思い出とともに。
マイベストフレグランスのなかの1つです。
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2023/9/2 14:52:38
フレグランスを買う時は
少しだけ他者を意識したりするのですが
これだけは「私が好きだから」というストレートな理由で
購入に至りました。
高かったけど、自分への誕生日プレゼントということで。
最初気になったタシットや
フローラル寄りのエレミアと迷いましたが
まだまだ暑いシーズン、どことなく海を感じるこちらが
気分的にもフィットしました。
海と言っても、若いサーファーの香りではなく
私の育った北国の曇り空の下、岸壁で泡立つ海の香りです。
トップは一瞬、独特の獣臭さを感じるのですが
すぐに安らかなミドルノートに移行し、
故郷の海辺を思い浮かべながら時を過ごします。
ラストはシャネルのエゴイストプラチナムのような
フゼアを感じます。
オードパルファムですが、香りの持ちはトワレ程度、
朝に腕やひざ裏に付けますが
午後からは別の香りで気分を変えて過ごしています。
また夜つけて寝ると、深く眠れます。
周りの人はどう思っているか全然知らないけど、
私はすごく気分が良い。
40’sも折り返し地点を過ぎ、ますます自分本位な
フレグランス選びに拍車がかかります。
もう少し季節が進んだら、エレミアを買ってみようと思います。
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2021/5/8 15:01:40
母の日の贈り物に
エリザベサンローズを求めたのですが
自分がつけるなら絶対これ、と思いました。
ここ最近で場外ホームラン!な香りです。
「塩キャラメル」ということですが
デパートのべらぼうに高そうなスイーツの風格。
さらにスパイシーなエレメントがピリッと効いて
(タバコって書いてあるけど、そうかな?)
クセになる香り。
「私以外誰にもつけてほしくない」と思わせます。
ポートレートシリーズは
架空のキャラクターをイメージしたレンジで
この香りはまさに「キャリアウーマン」
自分が似合うかは置いといて
こういうイメージを持ってもらえたら
幸せだなあと思います。
湿気低めなシーズンだと
劇的にかっこよく香りそう。だけど
シャネルのココとかも夏につけてたし
もはや気に入ったら年中飛び込んでやろうとも。
でもね、高いんだよ、欲しいな。欲しい。
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- モニター・プレゼント (提供元:ラトリエパルファム)
-
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:50ml・22,550円発売日:2022/9/12
2023/12/15 23:18:22
夏はあれだけハマったカーストでしたが
流石にコートを羽織ってつけたい香りではないと思い
冬用のフレグランスを求めてイソップへ。
前回はフローラル寄りのエレミアが限りなく好みだったのですが、
今回また違うものに手を出してみました。
プチグレインなる土臭いハーブに心を捕まれ
次第に押し寄せるウッディに魅了されました。
学生の頃に登った山々から受けたフィトンチッドのような
思わず深呼吸したくなる憩いの香り。しかしながら、
ただの癒しのハーバルの域を大きく越えて
自然の営みそのものを表現しているイソップの本気が
私は大好きです。
途中のフランキンセンスの温もりも
最後のベチバーの渋みもどれも心地よいです。
もう少し持ちが良くてもいい香調だと思うのですが
やはり肌に乗せた分は3時間が限度のようです。
朝コートの裾に少しかかったものが
会社から退勤する時に僅かに香る瞬間にほっとします。
春先になったら、今度こそはエレミアか
はたまた新作オラノンか、定番ミセラッティか。
その時の自分の感性もすごく楽しみです。
こんな気持ちにさせてくれるイソップの世界は
本当に奥深いですね。
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