新真昼さん
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2026/6/27 18:59:01
今年1月にひっそりと発売していたロムイデアルの限定品「ロムイデアルコローニュフォルテ」。コローニュなのにフォルテ(結局EDP扱いらしい)?10年前にあったコローニュとの関係性は?謎多きタイトルだ。
薄いグレーの香水をスプレーしてみる。キーンとした冷涼感のあるシトラスが鼻を刺す。グレープフルーツだそうだが、柑橘の果皮の苦味や金属的なニュアンスが濃いため、かなりしっかりメンズらしい香り立ち。
鼻先にグレープフルーツの余韻を残したまま、ロムイデアルのシグネチャーであるアーモンドが目立ってくる。ロムイデアルシリーズのアーモンド香はビターアロマティック&アマレットのような酒っぽい甘さがあるものが多いが、このコローニュフォルテのアーモンドはビターアロマティックの方が優勢だ。
ドライダウンになるとフランキンセンスの酸味が加わることで、アーモンドの甘さが少しわかるようになってくる。ちょっとロムイデアルらしくなってきたと思ったのも束の間、乾いたベチバーのウッディと辛いドライアンバーがレジン調の甘さを包み込んで収束していく。持続は6時間程度。ドライダウンになるにつれてベースの温かみがだいぶ増してくるタイプの香水で、トップのフレッシュシトラスとのギャップがかなり特徴的。
このコローニュフォルテはコローニュとはだいぶ違っていて、コローニュの正当な後継は数年前に出ていたプラティーヌプリヴェの方だと思う。シャープなシトラスとアーモンドのビターさを際立たせたシリーズ内ではかなりメンズに寄せた力強い印象のフレグランスで、トップ、ミドル、ドライダウンの変化がしっかりわかる香り。近年の香水は時間経過による香りの変化が少ないものが主流で(もちろんゲランもそうだ)、また、がっつりメンズらしい香水も多くない。そう考えるとこのコローニュフォルテはかなり挑戦的で大胆な作品だと言える。冷たいシトラスのクールさとアンバーの熱さを携えた、ゲランが考える新しい理想の男性の香り。
トップ:グレープフルーツ
ミドル:アーモンド
ベース:フランキンセンス、ベチバー
調香師は、デルフィーヌ・ジェルク。
(parfumoより)
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