









ポ〜さん
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2024/6/10 08:04:24
#マイベストコスメ2024上半期 UV下地部門
#吸収剤フリーUVの常識を斜め上にいく
個人的に今年の上半期のUV品の流れが変わったと思った一品です。それが酸化亜鉛フリーではなく敢えての紫外線吸収剤不使用(ノンケミ)のUVで良品が多かった事。この品はその筆頭格です!
断っておきますが、人によって合う/合わないが別れる品で万人受けはしないと思います…が!
この特性を理解した上で使うかどうか?が肝!
解説しますのでお付き合い下さい↓
使用感、質感:
私が吸収剤フリーUVが嫌いで使わなかった理由4選を踏まえて説明しますと
・「白い、白浮きしがち」
このUVも例外ではないのですが、吸収剤を使わないUVは白い粉状の粉末で紫外線をカットするため白めに仕上がります。この品はそれをトーンアップとしています。大体1.5トーンくらい。これを逆に白浮きと取るかはその人の肌色やメイク習慣によります。この上に更に明るめのクリームやリキッドのベースを塗り重ねていくとどんな人でも白浮きの危険はあるでしょう。
ある程度時間が経過すれば馴染んでくるし、くすんで肌色がトーンダウンする事は少ないのがメリットです。
とはいえ元々の肌色が明るめの方の方が馴染みやすいと思います。
・「硬め」
このUVは比較的しっかりとした硬めのクリームです。ミルクのような緩さは無いので適当に付けて伸ばして…というやり方は禁忌です。鏡の前で少しずつでも取って指で馴染ませていくのがベストです。(後述)
手間ですが、一度馴染むとピタリと肌にフィットします。これが崩れを防ぐ事に一役買います。
・「もろもろ出ませんか?」
かなり出にくいと思います。指でしっかり肌にフィットさせていく時、力がかかって擦れやすくこのタイプのUVはモロモロが出やすいのですが、それがほぼ無い!
コレが1番驚いたところです。でもこの上に重ね過ぎないのがポイントとは思います。
・「パウダリーな仕上がりと質感」
クリームだから塗る時はしっとり風に感じますが馴染むとサラッとするというかパウダリーな質感に変わってきます。
なぜならこの品のもう一つの売りは「花粉やほこりや微細な汚染物質を肌に寄せ付けない」事だから。
しっとり、ツヤ感、油分が残る下地はそれらが顔に付着してしまうので敢えてそうならないように滑りやすくサラッとした表面を保つ仕様になっています。
これは粉体でUVをカットする吸収剤フリーの特質を逆手に取っていてなるほどと唸りました。
だから、どちらかというとパウダリーな仕上がりになるしマット寄りな仕上がりに向いています。
乾燥も感じにくいです。
使用法のコツ:
↑の特徴を踏まえて
指で少量ずつ取って円を描くように馴染ませていく。
白残りしないように鏡でチェックする。
この後にあまり油分の多いベースを重ねない!
せいぜい部分的にコンシーラーとかコントロールカラー少々くらい。
明るいベースを塗り重ねない!
→サラッとなるお粉やパウダリーFDとの相性がとても良いのでリキッドやクリームより断然そちらを推奨します。
私はお粉+パウダリーで使いますが、それだと他の下地に比べてかなり崩れにくいです。
重ねる色味は透明かベージュ系(白みがない)で調節します。
△イマイチな点
紫外線吸収剤フリーのものは汗、水には弱い傾向があり
こちらも耐水性テストについては触れられていません。
真夏はどうでしょう?どちらかというと花粉や黄砂が気になる時期向けです。
SPFは最高水準ですが、PA+++なのも夏には少し物足りないですね。
あとクレンジングは石鹸ではなくしっかりした方がいいです。
比較品:
吸収剤フリーのUV下地で白浮きが嫌だ!という方には THREE のスムースオペレーターハイパフォーマンスクリームやキュレルの湯上がりピンクベースの方が向いているかと思います。白ではなく色が付きますので。ただTHREEもキュレルも重ねベースには向かない。THREEは高い。キュレルよりはクレスクの方がフィット力が高い。
いっそクレスクではないアスタリフトの日焼け止め下地の方が評判が高いのでそちらの検討はアリかなと思っています。
「あっさり終わらせるトーンアップ下地として」
今年のアットコスメのベスコス部門に入ったUV下地はほとんど試させてもらいました。その上であえてこれを推したのは今までの吸収剤フリーのUVの常識の斜め上をいく品だと思ったから。
自分で書いていて思いますが、やはり万人向けではないものの、ホントに花粉等で困ってる人ならいい品だと思うので。アレコレつけずに潔くコレと粉系で終わらせるつもりなら良いと思います。
サンプルや店頭で実物を試してみてからの購入をオススメします。
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