AoTukiさんのPuredistance / Iへのクチコミ |
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2022/4/16 14:33:31
私のブログでも度々熱く語っているピュアディスタンスは、賦効率が最も高い「香水」だけで商品を構成しているブランドです。
このブランドの「らしさ」とは何かを考えたらネオクラシックという言葉が思い浮かびました。
古典的で普遍的な「香水らしさ」と、現代主流になっている「軽妙さ」を絶妙に昇華させた香りが並んでいます。
拡散性は余り強くなくトップ〜ラストへの移り変わりをしっかり感じられ、12種類のラインナップで構成されるマグニフィセント12コレクションが完成しており、全種類が試せるサンプルセットも販売されております。
しかし香料規制の煽りを受け「M」が廃盤となり、後継として「M V2Q」が7月に発表予定という事で目が離せません。
そして香水のコンセプトは全て社長のフォス氏が調香師に伝達し、時には数年を費やし調香師を変更する事も辞さない妥協0の姿勢で1つの香りを作り上げておられます。
フォス氏は香りに色を感じる共感覚を持っておられるそうで、色も大切な要素の一つとなっているようです。
前置きが長くなりましたが「1」のご紹介をしていきたいと思います。
一吹きするとシトラスの軽やかさに包まれます、このシトラスは「元気いっぱいビタミンたっぷり!」といった黄色い感じでは無く、爽快な風を感じる草原のような香りです。
透明感と風のざわめきはシトラスはネロリビガラードとタンジェリンブロッサムが演出しているのですが、要は柑橘の花です。
賦効率が高いため湿度の低い爽快な風は1時間ほど楽しめます。
徐々にローズやミモザが開いてきて草原に花が咲きます。
マグノリアやベチバーの下支えが効いており「爽やかな香水だったな」という感想だけで終わらない奥深さがあります。
お勧めの季節は春夏と言った所でしょうか。ジェンダーを超えてお勧めです。
賦効率32%
タンジェリン・ブロッサム、カシス、ネロリビガラード
マグノリア、ローズワルディア、ジャスミン、ホワイトムスク、ナチュラルミモザ
スイートアンバー、ベチバー
アニー・ブザンティアン
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