mad-about-TIREURさんのディオール / ディオリッシモ オー ドゥ トワレへのクチコミ - My@cosme

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ディオリッシモ オー ドゥ トワレ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：50ml・14,520円 / 100ml・20,350円発売日：-

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初めてディオリッシモをつけたのは18歳頃だったと思う。
あれから２０年以上経ってしまったのだが、かつて偏読していた
ルカ・トゥリン　タニア・サンチェスの香水ガイドブックでは
リフォーミュラ(香料の再構築)されてかつての面影がなくなったと言われている。
その意見に「そうかもね」と頷きながらも、
ムッシュ・ディオールのお守りであり、アイコン的な存在であったはずの香水を
仇や疎かにしないだろうと思って、思い出した時につけてみては
「何か、昔つけた感じと違うなぁ」と思っていた。

つける季節が悪いのか、つける場所が悪いのか、つける量が悪いのか、
はたまた買った場所が悪いのか…。

私の持っているオードトワレは、私の肌の上でかつての香りと違う
単なる薄くてあっという間に消え失せてしまう
ツンとしたグリーンフローラルに成り下がってしまった。

年を重ねて体臭や嗅覚が変わってしまったのかも？と思い
いつぞやオークションで買った年代物のエクストレパルファムと比べてみた。
エクストレパルファムはグリーンの下から円やかなホワイトフローラルが
出てきて、表情を変える香りだった。かつてのオードトワレに似ている。
ジャスミンやイランイランの香りがする。
エクストレパルファムとオードトワレの香りを一緒にしてはいけないだろうが。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて
久しくとどまりたるためしなし。
鴨長明の「方丈記」も良く言ったものである。
私と香水のどちらか、あるいはどちらとも、何にせよ変わってしまったようだ。


最後に…この部分は★の評価に全く含めていないが…
あまりにも香りが弱いので、耳からうなじにかけて外国人のように
シュッシュとスプレーしてみた。
それから２時間後に30分ほど外を歩いていたら、やたら首筋がヒリヒリ
してきたので、鏡を見ると…華麗に赤く腫れ上がっていた。
接触性皮膚炎発生でショックである。

皆様、特に敏感肌を自称する方は、日光の当たる箇所に香水をつけてはいけない。
香りのヴェールを纏うように、スプレーしたあとをくぐるのも避けた方が良い。
なんといっても「アルコール」と「香料」は敏感肌の「敵」である。

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