★キャプテンD★さんのディオール / メゾン クリスチャン ディオール サクラへのクチコミ |
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:40ml・14,850円 / 125ml・31,680円 / 250ml・45,100円発売日:-
2020/3/16 21:09:12
2017年10月、メゾン クリスチャン ディオールが特別感満載で登場した。
当初は世界3店舗限定、そのうち1店が何と日本(表参道)、さらにその日本の桜をイメージした香りがこの「サクラ」だ!
「何という特別感!」と期待通りの反応して入手したものの、特別感のないこの香りにがっかりした記憶がある。
とはいえ、桜が好きとしては、毎年お花見の時期に一度は手に取る香り。
トップはフローラル。パッとフレッシュなグリーンローズが香るものの、奥からクマリンのパウダリーな甘さがほんのり香ることで、クリーミーな優しい印象にまとめられている。
ミドルはフローラル。そのクリーミーな香りを背後に、華やかなジャスミン、少しもったりしたリラ、キーンと硬めのミュゲへと香りが移り変わっていく。全体的にはフェミニンなホワイトフローラルブーケの香りだ。
ベースはウッディ・ムスキー。ホワイトフローラルの残香と、柔らかいムスクとクマリンを、淡いサンダルウッドが優しく包み込む。
日本の桜の香りという先入観さえなければ、とても女性らしい、クリーミーなフローラルブーケの香り。
いわゆる4大フローラルの要素が次々と香り立ち、その豪華なフローラルブーケをクマリンやムスクで白イメージでまとめ上げられている。
パウダリーな印象もあり、おそらくこの香りはフレグランスよりもボディーミルクの方が向いているのではと感じる。
でも、日本の桜をイメージした香りと言われると、かなり違和感がある。日本人がイメージする桜の香りは、こういう香りではない。
ひねりがなく、良い香りの範疇を超えていない、、、。
日本人にとって、桜は特別な花だ。
桜の花に魅せられ、そして特別な思いを感じるのはなぜだろうか。
春の訪れ。卒業式、入学式など新しい1年の節目。
ほぼ白色の淡いピンクの色や、咲いている時期の短さ、そして潔く散っている儚さ、など。
そういえば、子供が小学校に入学した年、入学式の数日前の桜が満開の日に、入学式の衣装に着替えさせて、ランドセルを背負わせて、満開の桜をバックに写真を撮りに行ったことがあった。
やはり桜は目で楽しみ、まだ肌寒い気候を肌で感じるもの。
香りを楽しむ対象ではないため、その香りを求めるのは酷かもしれない。
でも、今年はお花見自粛して、せめて桜の香りを楽しもうと、フローラル感の強いディオールのサクラではなく、ウォータリ―でフローラル感の薄いジョーマローンのサクラ チェリー ブロッサム コロンを手に取る今日この頃。
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