★キャプテンD★さんのJo Malone London(ジョー マローン ロンドン) / フランジパニ フラワー コロンへのクチコミ |
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Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)
税込価格:- (生産終了)発売日:2019/4/5
2019/9/7 16:39:55
今年の春。一昨年前に限定発売されて、気に入ったにも関わらず買い損ねたマグノリアを求めて店頭に行った。ところが実際に購入したのは、同じく限定新作のフランジパニフラワーの方で、オレンジ色のボトルの美しさと、トップの香りの気持ち良さがマグノリアに勝ったから。
トップはシトラスーフローラル。まずスプレーすると、爽快なレモンと、レモネードやトロピカルを思わせるフローラルフルーティな甘さがミックスされた香り。そしてうっすらと漂うムスクが、全体を柔らかく上品に仕上げている。
ミドルはフローラル。トップの爽快な印象を残したまま、プルメリアの酸味や甘み、ジャスミンやイランイランのフローラル感を合わせた、明るく軽やかなホワイトフローラルの香り。そこからジャスミンやイランイランのフローラルのコクが増していく。
ベースはウッディムスキー。ユリのような強いフローラルの残香に、サンダルウッドやムスクが加わることで、苦手なJoy by Diorほどではないももの、パウダリーな石けん調の沈んだ印象が強くなっていく。最後はほんのりアンバー様な甘さが加わる。
個人的には、トップからミドルのかけて、明るく軽快なフランジパニの嗜好の良いシトラスフローラルの香りがとても好みで、このすっきりしたシトラスフローラルと、トロピカルなフルーティの組み合わせが南国をイメージさせる。ジョーマローンらしいキャラの立った、嗅覚に訴えかける香りだ。当時、これから訪れる夏に、このリゾート的な雰囲気は手に入れたいと判断した。
だが実際に夏に使ってみると、ムスクの淡さに引きづられてしまい、トップの爽やかさが立たずに、マルッとした印象になってしまう。さらにベースのフローラルと石けん調ウッディムスクの香りが、トップのキャラの立った香りはどこに行った?と感じてしまうくらい、ありきたりな香りになってしまうのが惜しい。これから始まる秋に使うと爽やかすぎるため、4〜5月頃に似合う香りかもしれない。
香りこそ違えど、以前にクチコミしたレ ゾー ドゥ シャネルのパリ ビアリッツと同じように、キャッチャーなシトラスやフローラルをムスクでふんわりとした佇まいに仕上げた香り。最初は洗練された都会的な香りに見えてしまうが、使ってみるとカドが取れた上品ぶった香りというポジションになってしまい、結局は出番が少ない。
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