しべたんさんのエスティ ローダー / ビューティフル ベル オーデ パフューム スプレィへのクチコミ - My@cosme

エスティ ローダー

ビューティフル ベル オーデ パフューム スプレィ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：50ml・18,700円発売日：2019/3/8

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往年のビューティフルP濃度(エクストラクト)のデザインをほぼ踏襲したボトルに、発売の報の画像を見た瞬間むしろ暗い気持ちになったのは私だけでしょうか？
手首で試香した結果、好きな香調ではありました。新鮮味やアート性はありません。星3〜4位の印象。
予想通りというか、無難かつ主流香の追従香調、今時のファッションやライフスタイルと合わせて何の支障もないというところです。
香りの印象ですが、ガブリエル(シャネル)に少しパウダリーとアクア香調をプラスした感じです。ブランドの謳うフロリエンタルと言われればそうか？フェミニンだけどフワフワしすぎてない芯のある感じはありますね。

もう、今や全国展開の多くのカウンターで一斉発売する香りというのは、量産アパレルと同じ思想で造られていると感じます(決して批判だけではなく、普段使いの香りとしてむしろ実用上それ以外に何がある？ともいえます)。その時々の流行、主流に合った何パターンかのヒナ型をちょっとアレンジした確実な売れ筋を出すという。
遠い過去(90年代迄)は、今でいう「ファッションフレグランス」でさえ、これまた今でいう「エクスクルーシブライン」並みの「作品」とよべる香りが多数生み出されていた時代でした。香料事情もブランドの姿勢も、もう時代背景は180度といえるほど全く変わってしまいました。一部ブランドやラインを除き、調香師が真の創造性を発揮し腕を振るい、それを競い、幅広く売られる時代ではなくなっているという事です。


ブランドのキャッチコピーによると、本ビューティフルベルは、現代の花嫁像をイメージしたものとのことで(ブライダルのイメージなのか…よくわからないコンセプトですが)、また例によって「新しい時代の女性像」のようなイメージ文言があり。
自立する女性像・なおかつ恋活・婚活アイテムとしてのイメージで売りたいのかな？ま、ほんとよくわからないです。なんだか混乱してるわぁと思うのはこれまた私だけでしょうか。

もういつも乍ら、例によってなんですが、ビューティフルの派生名で出す必然性も「?」です。
私が危惧したのは、過去のオリジナルをほぼ再現したボトルデザインを見て、これと入れ替わりにまさかオリジナルのビューティフルが廃番になるのではと思ったのですが、ビューティフルも店頭で普通に並んでいたのでそれはなさそう。
ここ数年、各社、過去の名香を名だけ遺してブランドみずから凡庸香に造り替えてしまう動きがとまらない様子なので本当に心配しました。

エスティもかつては名作を多数送り出してきたブランドですが…。
もし、エスティで新たに香りを買うとしたら高島屋限定の「エアリン(エアリンローダー)」からにするかな。エアリンも試香した香りはどれも新鮮味はほぼ無いのは同じですが、変に過去の名香名称などひきずってないからその点が良いです。

今も残るオリジナルのビューティフル(EDPですが)へのクチコミは2017/5/22にしています。80年代からほぼ変わっていない香りです。
生命力とフェミニニティに溢れた大好きな香りで、このビューティフルベルとは全く違った香りです。

使用した商品

• サンプル・テスター
• モニター・プレゼント  (提供元：百貨店のカウンターでテスター試用)