ボウべルズさんの食品 / 味噌へのクチコミ - My@cosme

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【ばあやのおせっかい話】ー自家製味噌の作り方ー


まぁ、お嬢さま。お帰りなさいませ。今日は大変お寒うございましたねぇ。
今日のお昼は何をお召し上がりになったんですか？

まぁお嬢さまったら。またコンビニ食でございますか。そういった簡易なお食事はお肌やお体に良くありませんと常々申し上げておりますのに。

お肌と健康は常日頃の積み重ねと申しますよ。いつまでも若いと高を括っていらっしゃると、いくらお綺麗なお嬢さまでも、いつか痛いしっぺ返しが来ますですよ。

お嬢さまももういつ一家のお台所を任されてもおかしくないお年ごろ。良家の子女たるものコンビニのものを食卓に上げるなどもっての外。手作り味噌の一つも作れないようでは、立派な大人の女性にはなれませんですよ。

・・・・・よろしゅうございます。ちょうど季節も宜しいことですし、本日はこのばあやが秘伝の味噌の作り方を御伝授申し上げます。この手作り味噌は、甘くて本当に驚くほど美味しゅうございますよ。料亭にも引けを取りませんです。



◆効能◆（手作りor味噌屋の味噌など麹菌が生きている場合のみです。大量生産の味噌には生きた菌はおりません）

美白・抗炎症・血流促進・脂肪燃焼・免疫力アップ・腸内フローラ育成・発がん抑制 etc.


◆ご用意なさるもの◆（通常の割合とは異なります。味噌作り１８年の実績から生まれました）

大豆　１Kg
米麹　2.4Kg（通常の２倍）
塩　　500g（通常より少な目）

大鍋
保存容器（鍋でも代用可）
清潔なビニール手袋（米麹や煮た豆を触る時に）
ラップ・手拭・新聞紙・紐
あればマッシャ―

味噌づくりは冬限定のものです。良い発酵のためにはどうしても寒い時季に仕込む必要がございます。せっかくですから、大豆や塩は安全な品質の良いものをお選びくださいませ。塩ならミネラル分の多い「伯方の塩」で充分でございます。


◆作り方◆

１．味噌づくりには数時間かかります。そこから逆算して約20時間前に、洗った大豆を大鍋に入れ、たっぷりの水に浸けます。（通常一晩と言われていますが、長時間浸けると豆が水を充分含むため、あとの行程が短時間になります。）

２．ふくれた大豆の入った鍋をそのまま火にかけます。ここからが臥薪嘗胆。ひたすら浮いてくる泡と薄皮を取り続けます。（画像中央）（←意外に面白うございますよ）煮汁が減ったら、焦げないようポットの湯を足します。

*２の行程は約２時間かかります。常時鍋の側に居らねばなりませんが、あらかじめ本やおやつを用意しておき、「昭和のお母さん」になった気持ちで楽しみながら煮豆をします。常に蒸気を浴び続けるので、全行程終了後はもち肌になっているというおまけ付きでございます。

３．豆を指でつぶして柔らかく潰れるようになったら出来上がり！　残っている煮汁をざっと別容器に取ります。煮上がった豆を鍋の中で潰しますが、この時マッシャ―があれば早く出来ます。パサパサと固いようでしたら、煮汁を加えて柔らかいマッシュポテト程度になるよう調節します。

*我が家では、味噌汁の中に豆が潰れずに入っていると子供が喜びましたので、この段階でわざと潰さないままの豆を取り置き、後で混ぜ込んだり致しました。

４．塩350gと米麹を擦るようにして混ぜ合わせます。それを鍋の大豆と混ぜます。

５．４を手に取り、空気が入らないよう保存容器に押し付けながら詰めていきます。全部入ったら表面を平らにならし（画像左）、塩約８０ｇを均一に載せます。その上にラップをぴたりと張り付けるように敷き込み、ラップの上に残りの塩を敷き詰めます。さらに容器の口をラップで覆います。ここを丁寧にやると雑菌を寄せ付けません。

６．容器の蓋をし、その上に手拭等の布、新聞紙の順で覆い、最後に紐で縛ります。


さあ、全行程の終了でございます。あとは家の涼しく暗い所に置いておくだけです。１年後には、本物の美味しい味噌ができあがっておりますよ。（画像右）
家により常住菌が異なりますから、その家ならではの特別な味噌ができるのです。これを「手前味噌」と申します。

この味噌は麹菌が生きておりますから、味噌汁にも火を止めてから入れて下さいませね。防腐剤など入っておりませんが、日持ちも致します。タッパーに小分けにして冷蔵庫に保存すれば、年中生きた味噌を戴くことができますよ。

「女子力」という言葉が流行っておりますが、味噌をお作りになれるというのはかなりポイントが高いのじゃございませんか？
ばあやはお嬢さまが、必ずや素敵な大人の女性におなり遊ばすと信じておりますよ。
それでは、本日はこの辺で・・・

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