kafka-dieさんの資生堂 / シャンデュクールへのクチコミ |
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2014/6/16 06:58:57
もう手に入らないので☆5にしました。
当時、ラクロワのセ・ラ・ヴィを好んでいた私ですが、叔母がつけていました。時々私もつけていたのです〜。
叔母が亡くなってからは、すっかり忘れていた香り。たまたまいろんな整理でいくつか香水がでてきて忘れないうちに備忘録だけ先にして、香水はゆっくりときれいにいつか手入れをしようと、また箱の中に戻しました。
それで今頃わかったのですが、ラクロワのセ・ラ・ヴィとこちらのシャン デュ クール(心の歌)は同じ調香師だったんです。有名なエドアール・フレシエです。
希少価値の高い原材料ばかりだったので、とうとう製造中止に。なんとラクロワのセ・ラ・ヴィもそうなんです。
シャン デュ クールのボトルはアクセサリーデザイナーのアンジェラ・カミングスによるものです。銀杏をイメージしたボトルと首にかかるアクセサリー。
イタリアの国民的作家イタロ・カルヴィーノの小説の一説「まだ出会っていないようなその人だけの香りを持っている女性だった。」にインスパイアされたと何かの本で読んだのですが〜。
香りにはそういった新しい女性像が浮かんでこない。万人向けの香りです。たぶん、ゲランのシャンダローム(香りの歌)のように変化に惑わされない香り。
香調はフローラル、グリーン、シプレ
トップ:ガルバヌム、ヒヤシンス、スズラン
ミドル:ローズ、ジャスミン、ミモザ、ナルシス 、フリージア、プルメリア
ラスト:ウッディ、アニマル
甘すぎず、物足りなくもなく、すっきりしていて、きちんと香る。そんな日本人向きの香り。
まだまだ隠れた近所のお店屋さんにありそうな・・・。オークションにもまだ出てます。
■この香りは、SHISEIDOが、21世紀をむかえる女性の美しさをコンセプトに、ジュエリーデザイナー アンジェラ・カミングスによるボトルデザイン、パヒューマー エドアール・フレシェの調香によって生まれたものです。青く、果てしなく広がる空と海、豊かな地球の息吹をボトルに封じ込めました。ローズ、ミモザ、ジャスミン、ヒヤシンス、ナルシス、ガルバナムを一瞬にして拡がる自然の息吹が体内に取り込まれ、リッチで優しいフローラルが、甘くて切ないフルーティが、あなたの内部にとどいたとき、鼓動が熱く脈うちはじめます。そして、女性の発するひとつひとつの息づかいが地球のリズムと一体になったとき。温かく、やわらかなウッディーが結晶したエネルギーのように輝き、すべての飾りが排除されたありのままの美しさを、賛歌するのです。ボトルを開けてごらんなさい。新しい時代が、新しいあなたがそこに佇んでいます。(引用要約:リーフレット)■
リーフレットの内容にイタロ・カルヴィーノの小説を隠し味に用いただけなのですね。がっかり。
- 使用した商品
- 現品
- モニター・プレゼント (提供元:叔母のもの)