2023/7/25 08:42:05
近年アクアアレゴリアの中でも猛プッシュされているのがローザロッサ。昨年のフォルテバージョンに引き続き、ハーベストバージョンも発売された。調香師は近頃のゲラン作品の多くを担当しているNo.2パフューマーであるデルフィーヌ・ジェルクだ。
ハーベストのボトルは、日本で通常販売されているアクアアレゴリアより大きいサイズなだけでなく、ボトルネックにチャームが付いていて少しおめかしされている。通常版より濃いピンク色の中身(着色)を付けてみると、うん、みずみずしいライチのジューシーな感じはオリジナルそのまんま。違いはやはりローズの部分だな。このローザロッサハーベストは、香水に含まれる水の一部がローズウォーターに置き換えられている。同ブランドのラールエラマティエール「ローズシェリー」やディオールの「ミスディオールローズエッセンス」と同じ手法だ。オリジナルより明らかにローズのリッチさや甘さが強くなっている。さすがのゲランなのでローズの品質はお墨付き、思わず笑顔になってしまう。
オリジナルは付けたてのライチ×ローズの香りは色褪せるのが早くてすぐに淡いサンダルウッドとムスクの当たり障りないドライダウンになってしまうが、ハーベスト版はローズの部分がかなりしっかりしていて長持ち。サンダルウッドも強調されていてよりファインフレグランスらしい香りになっている。持続は4、5時間程度。ムエットで比べてもわかるくらいには違いがある。
昨年発売されたローザロッサフォルテは、ローザロッサの名を冠していながらも香りとしては別物だったが、このローザロッサハーベストはオリジナルを踏襲しつつも香水としてより完成度を高めた作品。ハーベストの流通は今年いっぱいのため、今買うなら間違いなくハーベストバージョンがオススメだ。
ノート:ブラックカラント、ブルガリアンローズ、ターキッシュローズ、ライチ、フレンチローズウォーター
調香師は、デルフィーヌ・ジェルク。
(parfumoより)
- 使用した商品
- 現品
- モニター・プレゼント (提供元:未記入)
2023/8/19 19:01:56
香水好きを長くやっていると複雑で濃厚な香りにばかりフォーカスしてしまいがちになるが、それでも日本の夏はそんな香りを楽しむには暑い。暑すぎる。そんなときによく手に取るのがジバンシイの「トロブルフェット」。オンラインと一部店舗限定(新宿伊勢丹、G6、阪急百貨店うめだ本店)のシリーズから発売されているもののひとつで、調香師はジョーマローンやマルジェラのような人気ブランドだけでなく、ニッチで高級なフレグランス専門ブランドからもひっぱりだこなマリー・サラマーニュだ。
淡いグリーンの香水は見た目からも涼しげ、さっそくスプレーしてみる。ほんの少しフィグリーフのイントロが流れるが、クセのある感じはなくすっきりとした青葉の香りだ。
すぐにフルーティでみずみずしいイチジクの香りにバトンタッチする。イチジクからは香料が採取できないため、基本的には再現香になる。簡単に言うと、グリーンとココナッツのような甘い香りを組み合わせて作っている。このトロブルフェットのイチジク香はグリーンは控えめ、ココナッツというよりはピーチのような明るいライトフルーティな要素が強い。ときおりジャスミンサンバックの存在も感じられる。
ドライダウンもミドルのままあまり変わらずにイチジク+ジャスミンのミックスを保ったままフェードアウトしていく。ウッディにもムスキーにもならない。持続は4、5時間ほど。
全体としてすっきり明るいフルーティフローラルの香りがドライダウンまで沈まずに展開していくため日本人なら好きな人は多いと思う。ミルキーに偏りすぎてココナッツ香になるイチジク香水が苦手な方にもよいだろう。
私も春夏はよく手に取るしなかなか気に入っているのだが、ひとつ気になるのがローストセサミ。発売当初はキーノートとしてアピールされていたのだが、実際の香りからは存在がわからない。「香ばしいローストセサミが親しみやすさをプラス」から「サンバックジャスミンが親しみやすさをプラス」に書き換えられてしまった。もしセサミの香りがもっと際立っていたら、万人受け系フルーティフローラルじゃなくてちょっと変わったスパイシーフルーティになったんじゃないかなと。それこそまさに「トロブルフェット(非凡な人)」だ。
トップ:フィグリーフ
ミドル:インド産ジャスミンサンバックアブソリュート、ローストセサミ
ベース:ソマリア産フランキンセンス
調香師は、マリー・サラマーニュ。
(parfumoより)
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
- ゚*chocolate*゚さん
-
- 47歳
- 普通肌
- クチコミ投稿70件
2023/4/10 09:44:22
SABONの新作は、良い香りに決まってる!と勝手に決めつけているので(←笑)お試しなどせず予約して購入!
まずブルーのガラスボトルが素敵過ぎて部屋に飾りたいです!
ですが、香水は直射日光が当たる場所に置くと劣化してしまうので、我が家では香水は引き出しの中で保管(笑)
香りは、最初にリーフの香りを強く感じ、すぐにジャスミンアブソリュートの香りへと移行し高級感を感じます。
ジャスミンアブソリュートは2000kgのジャスミンの花から1kgしか採れないと言われている貴重なオイル、との事です。
最後に少し甘さを感じましたが、全体的に「ジャスミン」を1番感じ、これからの暑くなる季節などに付けたいと思える香りで、私はとても気に入りました♪
定番のデリケートジャスミンとは全く別物で、やはりこちらは濃厚な香りに感じます。
同じ香りのシルキーボディミルクを塗った後に付けると、香りが濃くなり持続もするので、時と場合によって片方だけ、両方付ける、など使い分けたいと思います。
デリケートジャスミンの香りのボディミルクの後にも付けてみましたが、濃厚と爽やかがミックスされて、それもそれで良い香りでした。
私は就寝前に香水を付けるのが好きなのですが、このパルファンも、就寝前にピッタリだと思いました。
ジャスミン好きな方にはピッタリのパルファンだと思います^^♪
シルキーボディミルク、シャワーオイル、ボディスクラブも購入しましたが、シャワーオイルやボディスクラブは、パルファンより少し甘い香りでした。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
-
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:10ml・1,540円 / 50ml・5,060円 / 100ml・8,360円発売日:2018/9/12
2022/1/10 14:23:42
香りの表記やレビューを読んでなんとなく予想していたのですが、まんまサンタマリアノヴェッラの王妃の水みたいな香りがします。もしくは4711とかゲランのオーインペリアルとかみたいな、ネロリが香る伝統的なオーデコロンの香りです。
王妃の水は気安く変える値段ではありませんがこちらは10ml1500円からというお手頃価格なのでお買い得ではないでしょうか。
4711のほうがもっと安いですが、比較すると4711は柑橘の爽やかさやプチグレンのグリーンな香りが強く、スッキリとしていてメンズ寄りな印象なのに対し、アクアミステリはネロリのフローラルな香りが強くてより華やかな印象です。
パルマローザやシダーウッドの香りはよくわかりませんでした。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2023/1/28 16:43:18
これ大好きなんすよね…(告白)
ジャスミンというかジャスミン茶+スパイスで凛とした激烈イイ女風。
「つえー女」向け香料の代表格にローズがありますが、それだと強さと一緒に優雅さや気品のイメージもくっついてくるんですよね私の中で。
イイ女は装いたいけどローズはエレガント過ぎてわいのキャラじゃねえんだよな〜〜って淑女にジャスミンおすすめです。
分類はいわゆるホワイトフローラル系ですが、スパイスで渋みがあるのでフレッシュな生花っぽさはありません。
白いワンピースの綺麗なお姉さんがそっと百合を1輪手にしてるような清廉清楚なピュアホワイト…ではなくて、黒背景のど真ん中に1輪の白百合がディスプレイされててめっちゃコントラスト出してくる方のエッジきいたホワイトです。
知性的でアーティスティック、意志は強いが落ち着いている、それでいて色っぽい、自立した大人の女性像を浮き上がらせます。
シングルノートが単調とも言えますが、逆に言うとずっと好きな香りでいてくれるのは長所ともとれると思います。トップは好きなのにラストがいまいちな?とかの失敗がない。
トムフォード価格なのでやたら高いけど、気にいったならこの額を出す価値はあると思います。
というかこれに代わる香りがないので出さざるを得ない。
いや私も「いくらなんでも高いだろ」と思って近いジャンルの香りを漁ったんですよ。
でも良い香りは市場に沢山あるものの、同じ満足感を得られる品が見つからなかったので、観念して公式で買いました。
なんならその間に値上げしたからとっとと買っておけばよかったよ畜生。
欲望に代替品はないのだ…
- 使用した商品
- 現品
- 購入品