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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:100ml・14,850円発売日:-
2023/3/20 16:40:40
香りが気に入り、オーデコロンをカラービーボトルで購入しました。
肌につけた時と紙でテスターとして出してもらった時で香りが大きく変わるので、一度肌に出してもらうことをオススメいたします。
こちらはオーデコロンですが、ラストノートの持続性が高くふんわりとパウダリーな香りが持続します。
トップノートはシトラスで、コロンなのに持続性のよさとラストノートへの変わり具合が楽しく、香りも強くないので季節問わず使える点が気になっています。
カラービーボトルは今回の値上げで1.5倍近く値上がりするので、今回購入したのをゆっくり楽しみたいと思います。
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2023/4/7 13:55:14
ウイエプールプル、なんだか聞き慣れない響きの言葉だ。特にプールプルの部分がそう思わせているのかもしれない。不思議な名前に感じるが、フランス語でウイエ=カーネーション、プールプル=赤紫色、なので「赤紫色のカーネーション」という直球ネーミング。元々は「ルイ」という名前で販売されていたが、2021年のコレクション再編の際に今の名前に変更されてラールエラマティエールに組み込まれた。
黒ずんだ紫色の香水をスプレーしてみると、トップにはフルーティーなイントロが流れる。これがペアーの香りなのだろうが、このペアーの香りはガスっぽく金属的なファセットがあって、あまり嗜好性はよくない。同シリーズでいうとアンジェリークノワールのトップにも感じる香りだ。
続いてメインのカーネーションの香りに移っていく。ところで、カーネーションって匂いしたっけ?花屋でよく見かけるような赤いカーネーションに際立った香りはないが、原種に近い薄ピンク色の芳香カーネーションには香りがある。クローヴやスターアニスのようなスパイシーなニュアンスとローズやスズランのようなフローラル、さらにバニラのような甘さもあるという。精油も採取できるらしいが採油率はよくないため基本的に再現香になるようだ。このウイエプールプルのカーネーションもおそらくそうだろう。クローヴのようなスパイシーさに青みの強いローズ、その脇をじわじわとベンゾインの甘さが固めていく。
ドライダウンになると、カーネーションの再現香はトーンダウンしてスエードのような滑らかなレザーとやや塩気のあるムスクが香りをまとめていく。持続はだいたい5、6時間程度で、香りの起伏が少ない現代的なフレグランスだ。ほぼカーネーションのシングルノートと言っていいだろう。旧名の頃と香りも変わっていないと思う。
トップ:クローブ、ペアー
ミドル:ベンゾイン、カーネーション
ベース:スモーク、バニラ、レザー、ウッディノート、ムスク
調香師は、デルフィーヌ・ジェルクとティエリー・ワッサー。
(fragranticaより)
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2023/4/6 12:33:22
シトラス香水と言えば夏に出番が増えますね、でも果物としての旬は冬です。こたつとミカン最高です。
オランジェソレイヤは冬に真価を発揮するこたつにミカン香水。
一吹きすれば甘酸っぱいブラッドオレンジの果汁と、剥いている時に皮からはじけて目に染みるような強烈なエキスの様な香りもする。パチョリも居そうな雰囲気がある。
これを私のご主人様が付けると甘いトンカやバニラが出てきて何とも幸せな美味しい贈答品の様なミカンが現れる。
風呂上がりに浴びるのがまた格別で、ぬぁ!最高!あぁ良い匂い!と毎度毎度いちいち感嘆の叫びが出てしまう。
難点は食事と会わない事(笑)きっとギリギリッとスースーしたミントの仕業だと思う。
アクアアレゴリアには今年からEDPのフォルテシリーズがお目見えしたけど、オランジェソレイヤはぜひチョコをかけて頂いてオランジェットにして貰えれば喜んで帝国様に納税いたします。(ゲランに課金すると言うとります)
旧処方
トップ:ブラッドオレンジ、ベルガモット、ピンクペッパー
ミドル:プチグレン、ペパーミント
ベース:ムスク、トンカビーン
デルフィーヌ・ジェルク
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2022/9/24 08:36:13
資生堂150周年、ベネフィーク50周年記念の限定香水。
発売情報を見た時から大変期待していた製品でした。
香りはどうあれ予約すると決め、購入。
同シリーズには、パルファム・オードパルファム・ルームフレグランスの計3種があるのですが、私はパルファムを選択。
今回は限定、専門店ブランドからとはいえ、資生堂から全国発売される「新規の」パルファムって、いったいいつ以来なんでしょうね。
私のような往年の資生堂香水ファンにも今回の発売には心踊ったのではないでしょうか。
【香り】
予約時の試香では、いい香りだけど無難に走っている印象で、資生堂150周年の満を持した限定品、かつ「パルファム」ならばもう少し捻りと重みで攻めてもいいのになぁと思いましたが・・・改めて手元で香らせてみて、大きく印象は変わりませんが、悪くはない香水です。
なお根底には、過去からずっと変わらぬ【資生堂の香り】が。
各ブランド独自の共通の香りってありますよね。
個性の主張は抑え、多くの人に好まれるであろう、甘爽やかなシトラスフローラル。
トップはブランド解説通りのベルガモットやマンダリン、甘酸っぱく若々しい。
徐々にオレンジフラワー等のフローラルが重なってきますが、やはりトーンが高い。それなりに濃密さ、コクや複雑さも見え隠れし、そこはやっぱりパルファムの面目躍如だとは思います。
ラストは軽いウッディ。最後まで透明感のあるまま薄れていきます。
試香の時から思ったんだけど、
90年代のビバーチェコロンをブラッシュアップした香りのようにも思えます。
当時ビバーチェは大人気で、90年代前半辺りの女子の必需品って感じでした。今でも忘れられないという声が多いのは、資生堂シャワーコロンとも共通してますね。
3種類香り、ピンク、黄、緑があったと思うけど、じゃあそのどれに近い?って聞かれたらさすがに記憶が遠すぎて分かりませんが。
・・・いずれにしろ古い話で、ジェネレーションギャップで分からない方が多いと思います、すみません。
当時は、その上位に真の「パルファム」ラインナップがまだいくつもあった時代なんですが。アンジェリーク、シャンデュクール、ウィアなどの海外調香師の手によるものが。
香調を今のご時世寄りに調香(明るく、軽め、カジュアルに)した結果、昔の製品のコロンに近いものが出来上がるというのは理屈にあってる気がしますね。
様々思うところはあるも、概ね満足ですよ。価格に相応するインパクトが弱めなのでちょっと星は辛めですけど。
【ボトルデザイン、仕様】
ボトルは・・・これも本当に「らしい」です。
なんていうか、資生堂デザインなんですよね。
華奢で線が細い、生真面目な感じの。
外資の香水(最近はシンプルな画一的デザインが多いしP 自体やはりほとんどないですが)ともまた違ってて。
つぼみのイメージかな?渦のようなデザインに、表面は偏光してとても上品で綺麗。
そしてこのパルファムはスプレーではなくフラコンです。
パルファムは昔から、国内海外ブランドを問わず概ねこそれがデフォルト。
フラコンは私の大好きな仕様。
(現在の主流の密閉スプレーはとても苦手)
キャップの、栓状の一番下の部分で、肌に直接スタンプを押すように付けます。
パルファムのアルコール濃度の低さと相まって、
付ける際に空間に無駄に飛散して充満してしまうこともない。
濃度は高くとも一番慎ましやかで、実は香害になりにくいのがパルファム。
キャップをはめる際には、変質防止の為に肌に触れた箇所をしっかり拭う必要がありますが、さほどの手間ではありません。
【その他】
こういった昭和・平成初頭ノスタルジーを感じさせる香水を、これからも折に触れて発売してほしいですが、おそらくよほどの名目(今回のようなキリよい周年記念等の)がないと無理なんでしょうね・・・
なお現行の資生堂のパルファムには、定番で、伝統のホワイトローズナチュラル、すずろ、新しめのものではザ・ギンザパルファムなどがあるのですが、いずれもオンライン以外の実店舗は極めて取り扱いが限られており、試香はかなり困難です。(銀座のショップなら確実なんでしょう)
今回のような実店舗全国販売は、ベネフィーク取扱店だけとはいえ本当に貴重ですね。
※パルファムがほぼ市場からなくなっている今現在は、オードパルファムを「パルファム」と略して言うのが普通?らしきことは知っているのですが、このクチコミで書いているのは賦香率最高度の本当のパルファム(エクストラクト)のこと。ただし、率にハッキリした基準はなく(15%〜上限は情報源によってバラつきあり)、業界慣習による呼称の面も大きいです。
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