2016/3/13 18:08:24
素晴らしいですね、スフィンクス。
知らない人からすれば、まるで吉村作治よろしくエジプト文明にハマったような言い方ですが、もちろん色の話です。
発売日前にネットで画像を見て、私、大興奮。
実物も本当にこんな素敵な色をしているのか?
お店で現物を確かめたい!
が、行ってる暇がない!
てか、トムフォードのカウンター少なすぎだろ!
限定品を買い逃すいっぽうなんじゃ!
この際、万屋銀さんにでも頼んで、見てきてほしい、などと悶々としつつ、色の詳細を、お店に電話で問合せ。
あるBAさんは
「ゴールドベースに、ピンクパール」
とおっしゃり、あるBAさんは、
「オレンジと、黄色の中間色。ピンクのパールも入ってはいるが、ピンクには発色しない。」
とおっしゃり、こちらから
「キラキラしてますか?」と尋ねれば、口を揃えてイエスとBAさんたち。
とりあえず、暖色系なのね。
キラキラなのね。
それなら、期待できそうだ(←キラキラ・ラメ好き)!
よし、ユー買っちゃいなよ!
私の中のジャニーさんに心押されて、期待しながら、某百貨店のオンラインショップで購入。
届いてみると、写真と同じくマブい偏光カラーのクリームアイシャドーがそこにはありました。
同じ外資系のクリームアイシャドーでも、ディオールやシャネルのそれなんかよりも、サイズはかなり小さいんですね。
それに、あれらほどズッシリ重くない。
場所を取らないし、いいですね。
瞼にのせると、本当に、オレンジに見えたり、ゴールドに見えたり、コーラルだったり、サーモンピンクだったり。
ピンクじゃないと言うBAさんもいましたが、私にはピンクにも見えます。
といって、腫れぼったくはなりません。
うーん、おもしろい。
いろんな色に見える。
最近、こういった「玉虫色」などと称される偏光系アイシャドーの美しさに、どハマりしています。
玉虫といえば、私の住む地域は、イイ年したオッサンでさえ見たら声をあげる、巨大な蜘蛛なんかがしょっちゅう出没する昆虫テリトリーでして(実際に建設業者のおじさんが我が家で蜘蛛に遭遇した際、暗がりでバルタン星人に遭遇したパバロッティみたいに驚きおののいてた)、玉虫なんかもまたラージサイズで、ターコイズだのピンクだのとやたらと多色にギラついてて、まるで地球外生命体のようで、キレイなんだか、気持ち悪いんだかって、本題に戻りますね。
そんな玉虫アイシャドーを過去にも色々見てきましたが、いざ塗ると、手に試したときより地味だったり、たいしてイリディセントじゃなかったり・・・、といった期待はずれも、けっこうありました。
けど、スフィンクスは違う!
本当に、見たままの発色と、輝かしさ!
期待を一切裏切りません。
少量でもまばゆくキラキラに可愛いく仕上がるし、たっぷりのせれば、それはもうエンドレスに華やかでゴージャス。
本物の玉虫より、品よく煌めきます(笑)。
指で少量取って、のばすだけで、目元が簡単に魅惑の偏光キラキラになれますよ。
他の方のクチコミや、他のサイトでのブロガーさんなんかによると、NARSのシングルアイシャドー2095に酷似してるようで。
昨年ソッコー完売した、夏の限定品カラーですね。
私、あの2095、オンラインで買おうとサイト見ていたそばから完売されちゃって、小梅太夫の50倍くらい悔しい思いをした記憶があるので、それに似ているとは嬉しいかぎりです。
けど、逆に2095を持ってたら、スフィンクスは不要なのかしら?
そして色落ち、ラメ落ち皆無!
よれないし、くずれないし、パサつかない。
つけたての色とキラメキが、クレンジングするまで持続します。
値段はお安くありませんが、金銭のことが脳内から吹っ飛ぶくらい、買ってよかった!と感動するクオリティ。
限定品じゃないのも、いいですよね。
というわけで、スフィンクスは玉虫で美しい!って、これまた知らない人が聞いたら、ワケ鼻毛な言い方ですね。
いやー、他の色もほしいなぁ!
ほんと、やるわね、トム!!
今回は★7つで!!
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
- doggyhonzawaさん 認証済
-
- 49歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿426件
-
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]
税込価格:-発売日:-
2015/12/17 00:06:20
秋冬になると、なぜかしらウッディとヴァニラの香りが恋しくなる。もしその2つが、これ以上ないバランスで調合されていたら、それは自分にとってたまらない快感を呼び起こすはずだ。ただ、これまでの香りの旅では、まだ「そこまでの物」には出会っていなかった。そんなとき、ジプシー・ウォーターに出会った。
バレードのジプシー・ウォーターは、自分がこれまで出会った中で、最も柔らかく穏やかなウッディ&ヴァニラの香りだ。何よりも、ウッディ系の香りを苦手とする香水嫌いの方にも、「この香り、一度つけてみて」と勧められる点で、他のウッディの名香より1つ抜きんでる。それだけシンプルで、より多くの人に好まれやすい要素を持っていると思える香りだ。
ジプシー・ウォーターのトップは、一瞬のレモンが駆け抜けたかと思うと、アール・グレイそのものの香りと言った風情の、爽やかなベルガモットがパーンと鼻腔をくすぐる。同時に、サンダルウッドの香ばしい木の香りが、背後から乾いた風を運んでくる。そして、その瞬間、まるでガムシロップを1滴こぼしたような甘さが広がる。それはまるで、芳醇な紅茶の雰囲気。そして、このトップが意外なくらい長続きする。
自分は体温が高めなので、どんな香水でもあっという間にトップ系の香料は揮発していくが、この香りに限っては、5分ほどベルガモットの酸味が持続する。これはすごいなと思ってよくよく見ると、スプレーした手首のところがテカっているのだ。おそらく、粘度の高い甘い香料が、ほんのりベタついて肌にヴェールをかけることで、ベルガモットの揮発を遅らせているのだろう。
最初はそれを見て、「こんなにテカって跡が残るんじゃ、香水としてまずいだろう」と思ったが、5分もするとテカりや粘りはかなり薄くなることが分かった。気にならない程度になる。試しになめてみたが、甘くはない。一体どんな工夫で、揮発しやすいベルガモットを保留しているのか興味深い。
やがてシトラスが静かに消え、同時に、奥からとても落ち着いたお香の香りがしてくる。それは日本のお寺の香りではなく、どこか中東の寺院を思わせるインセンス。とても静かでくせがなく、ほんのり甘い上品なお香。有名なチャンダン(白檀のお香)の香りをかなり淡くして、ちょっと暗めにしたような芳香だ。
通常、ハーブやフローラルをもってくるミドルに、いきなりのインセンス。まるで、ど真ん中を省略して、トップからいきなりラストに飛んだように感じられる大胆な構成だ。
そして、奥からクリーミーでふくよかなヴァニラの香りが浸出してくる頃、インセンスの香りは、ベースのサンダルウッドと相まって、より温かく、マイルドになってくる。そして。
驚くべきことに、自分の肌の香りと混じり合って、何ともいえない甘くせつないウッディ&ヴァニラの香りに高まってくる。これには本当に感じ入った。
試しに、ファブリックと試香紙にも香りをのせ、手首との揮発の違いを確かめたところ、布地や紙では、いつまでもトップのベルガモットの香りがしていて、なかなかインセンス&サンダルウッドが出てこなかった。さらに、ヴァニラが出ても、とてもはかなく、手首に付けた時のような心地よい香り立ちにはならない。この結果から推測できることは何かと言うと。
1つには、体温高めの人に、このウッディ&ヴァニラは、よい香り立ちが出やすいのではないかということ。そして、もう1つは、人がもともと持っている匂い、それは動物っぽいアンバーのような香りと言っていいと思うが、それを合わせたときに、この香りが完成するのではないか、ということ。言い換えれば、これは、その人の肌の匂いをひきたてるスキン・セントの部類だ。
通常、ウッディは重ための香料が強く主張するので、あまり肌の露出しているところには付けないことが多いように思う。けれど、ジプシー・ウォーターなら、例えば、うなじや首筋、手首の内側などに付けても、香り立ちがシンプルかつフェミニンなので大丈夫だと思う。体温が低めの人であれば、紅茶の香りを思わせるベルガモットの爽やかさが続くだろうし、体温高めの人なら、サンダルウッド&ヴァニラのラストを長く楽しめるだろう。このオー・デ・パルファンは、香り立ちこそ淡いけれど、ミドル〜ラストが、かなり長い時間、ゆったりと香り続ける。ほんのりと、じんわりと。日によっては、5時間以上も。
ジプシー・ウォーター。それは、理想郷を求めて旅を続ける、流浪の民の象徴。かつてインドから欧州へと移り住んだロマたちの、荒ぶる魂と自然に寄り添う静謐さを思い描いた香り。その歴史の裏に見え隠れする、不当な差別や偏見、貧困や悲しみを超えてなお、自然や世界に対峙し続けるさすらい人たちに捧げる香りだ。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
- pou(o・v・o)さん 認証済
-
- 35歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿286件
-
[口紅]
容量・税込価格:3.5g・5,500円 / 3.5g・5,940円 / -・4,620円 / -・5,280円 / -・5,940円発売日:- (2022/8/5追加発売)
2015/2/7 21:51:55
イエベ色白、唇の色がけっこうしっかりあるほうです。
自分では色はそんなにないと思ってたのですが、シャネルのBAさんに
色はかなりあるほうだと言われました。イエベの方の参考になると幸いです。
(しかし、唇が濡れているときは赤みが強いのですが、乾くとごく薄いピンクから肌色寄りになります。なので、案外唇の色は薄めなのかもしれません。)
マットめだけどうるおいもあるタイプです。
#88 (画像1)
白めピンクですがこれは顔色が悪くなりませんでした。
私の場合、白みピンク(ベビーピンク)で大敗を期す事が多いのですがこれはまったく違います。
この色は白み寄りの薄めのベージュピンク(スモーキーピンクが一番近いと思います)なのですが、これだけだと顔色が若干冴えないので、
チークとアイメイクしっかり目で使うとかなりいいです。引き算メイク的にかなり使えます。
(写真では白みピンクですが実際の色はもう少しスモーキーな感じです。かと言って80年代のスケバン笑みたいなスモーキーピンクではなく、さすがシャネルのスモーキーピンクです。
とてもオシャレな色。)
#85 (画像2、3)
美人にみえるんです。
・・・・この色、“こじはる色”なんです。
これ何かに似てるなぁ…と思っててハッ!!!!と気づきました。
小嶋陽菜さんがよく塗ってるような“あのピンク”。まさにあのピンクでした。
すごく色っぽい色。色っぽいというか、なんか「美人」なんですこの色。
大胆な色ですが「よくぞ世に送り出してくれました!」といった感じ。
血色のいい、花びらのような赤みピンク色です。
口紅自体の色が濃い部類になると思うのでどんな方が塗ってもスティックの見たままの色が出ると思います。
でも、色彩的に区別するならピンクというよりピンクレッドに近いのかもしれません(レッドと書くと赤!という印象が強いですが赤味がしっかり入っているピンクと書くのが一番近い表現になるかもしれません。)
花びらのようにくちびるが染まるって言うのかな?
うまく言えませんが、画像2が肉眼で見たときの色に一番近い気がします。
口紅の色を一見しただけではげげげと思うすごく濃い色。
この口紅を塗らずにぱっと見ただけでは絶対買おうとは思わない色でしたので思わぬダークホース。
でも、塗ってるだけで美人に見えてしまう色ってこういう色を言うのかな?と。
そしてこれを塗っているとなぜだか男性にやたら見られる気がします。
理由はこの口紅以外思い当たる節がないしさすがシャネルといったところ。
(あまりに素敵とは言いがたい写真を三枚も載せてしまい。。すみません。。。特に画像1などはちょっと斜めになっていてフフン♪と気取っているようでございましょう。。とんでもありません泣!!!!!真っすぐに直そうと思っても
直りませんでした!!!!!!!!!!(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)
ほんとにすみません...)
クオリティの高さに脱帽、
自分の顔にビタッ!とくる色を見つけたときのポテンシャルは他の追随を許しません。
色が絶妙で秀逸。
で、塗ったら塗ったで見た目が淑女のような口元になるのでやめられません。。。
さすがシャネル高いだけではない。他のブランドを寄せ付けない小技と技術が光ります。
(ちなみにルージュアリュールはマットな質感なので、秋冬などの皮むけで綺麗に塗れないよー!という方とか、乾燥が気になる方などは口紅のあとか前にリップクリームとか保湿を挟んであげるといいかもしれません。私はこの半マット的なぴたっ!となる感じが好きなので、リップを塗ってからティッシュオフして滑る感を取って、ほんのり保湿を残して塗るとスルスルスルーときれいに塗れるのでそのようにしてます。)
私は、皆さんの口コミを読んでイエベの方の口コミなどで口紅を探す事が多いです。
この二本も店頭で見るだけ/BAさんに薦められるだけでは絶対に買わなかった
(自分だけの判断では買えなかった)色でした。
いつも皆さんの口コミで本当に本当に助かっています。
どうもありがとうございます。
これからも自分に合った色を吟味して、
これだ!と思える色を揃えていきたいです。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
-
イヴ・サンローランイヴ・サンローランからのお知らせがあります
税込価格:5,170円発売日:2013/4/19 (2023/2/1追加発売)
2013/4/20 17:33:03
今までで出会った口紅史上サイコ-----(*゜∀゜*)-----ン!!!!と
思えたからこその冒険色
「#4 ルージュインデンジャー」
「#5 フューシャーインエクセス」を追加購入しちゃいました♪
(画像・中/左)
#4 ルージュインデンジャー/女豹の赤リップ
唇に乗せると、とっても薄付きのクリアなレッドです。
ラメやパールはほとんどなく、ヴォリュプテシャイン独特の
水のような輝きを放ちます。
イエベの肌に似合いそうな少し黄味よりの、明るめで綺麗なレッド。
人によっては肌を黄色く見せてしまうかもしれません。
くっきり塗れば意志の強い自立した大人の女性の完璧な美。
滲ませるように塗ると甘くてコケティッシュな女性に。
グロスを乗せると逆に野暮ったくなるので、そのままのクリアな輝きで
つけたほうが素敵です。
#5 フューシャーインエクセス/恋に落ちるラズベリーレッド
カテゴリーはパープル系ですが肌に乗せるとピンク寄りの綺麗なラズベリー。
イエベ×オータムの私は絶対に似合わない色なのに!
肌がとっても白く見え、憧れの白肌美肌に見えてしまう魔法の色!
若いころ激流行した「イヴサンローランNO.19」の雰囲気のある
ちょっと派手でキュートな発色です。
唇の枠を滲ませるように軽く塗ると、意外と柔らかでマットな発色。
今っぽさのあるセクシーな唇に。
「denger=危険」「excess=過剰」と過激なネーミングに相応しい魅惑の唇。
危険な香りのする小悪魔的なセンシュアルカラー。
どちらも冒険色で大変身を狙うには最適のカラーだと思います♪
どちらとも、「人」も「TPO」も選ぶ色かもしれません。せくちーすぎ・・笑
肌の色だけでなく、髪の色、唇の形など
似合うタイプが限られていると思いますが、
敬遠せずにぜひ「唇」にタッチアップしてみてください。
手の甲の塗るだけじゃ、この良さに気付かないかも♪
鮮やかな綺麗色で「脱!BUNAN」です…(*ノ∀ノ)
今回はカウンターでタッチアップして、帰宅後にオンラインショップで注文しました。
完全に同梱おまけの「パリジェンヌ キャンドル」狙いです。
甘いベリーのいい香り。フレグランスのトップの香りと同じです。
ゲランのアンソレンスにも似てるかな?^^
40gあるので5〜6時間は使えそう!
まだ火を灯していませんがきっと、あの可愛いオトナ「パリジェンヌ」の香りが
部屋中に広がるんだろぉなと、とても楽しみです。
*****************
2013/3/31
今どきナチュラルな女らしさ全開!
『#14 コライユ インタッチ』(画像・右)
トマトレッドに近いオレンジカラーが可愛すぎ━━━(*´∀`)━━━!!!
ほんのり赤のニュアンスを含むオレンジ色。
明るく陽気な色味が、とてもナチュラルに唇にON!
表情がぱっと華やいで、春の軽やかな雰囲気にぴったりです。
ドレッシーにもカジュアルにも見えて
ヘルシーにもセクシーにもなる万能カラー。
肌の透明感も増すのでいきいきとした印象に。
ラフに直塗りするほうがナチュラルでセクシーに。
リップペンシルできちっと枠取りするとエレガントに。
クリーミーなつけ心地で潤いも長時間持続します。
見たままの発色に大満足!
落ちたり色褪せたりしないのが嬉しい♪
香りはほんのりマンゴー。舐めると少し甘いの^^
もう可愛すぎて食べてしまいたい!←×
ヴォリュプテパールよりも軽く、
ヴォリュプテキャンディよりも発色が鮮やか。
んふ♪
この口紅に、フレッシュなオレンジチークを
少し高めの位置にふんわり入れて・・・♪
口紅にポイントを置きたいので、アイメイクは最小限に。
つやつやの血色カラーで色っぽさもUP!唇で盛れます!
このジューシーな唇を見て見て〜♪って感じです。←相当浮かれている
ザクロやローズマリーエキスなどが配合されていて、
1日中潤いが続くスキンケア効果もあり♪
メイクオフしたときに、自分の唇が
このリップの保湿効果で内側からふっくらしているのに気付きますよ。
私はほぼ全てのブランドの口紅やグロスで
唇の皮ムケを起こしてしまいますが、こちらはずっとつけていても全くムケない!
とても肌に優しい口紅だと思います。
このジュエリーみたいなルックスもキュート!
今まで出会った口紅で最高レベルじゃないかな♪
あと何本か買っちゃおう♪
もう!イヴサンローラン大好きです♪*:.。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。.:*☆
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レ ゼクスクルジフ ジャージー オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
容量・税込価格:200ml・36,300円発売日:2011/10/7
2019/4/15 01:10:08
ジャージー オードゥパルファムにすっかり魅せられてしまい、結果、オードゥトワレットも入手した。
全体的な香りの骨格は、ラベンダー、バニラ、ムスクとほぼ変わらないが、先に発売されたトワレ(2011年)の特徴だったアロマティック感にクリーミーな深みを持たせた香りがオードゥパルファム(2016年)だと感じる。実際に肌に合わせてみると、やはり違う。
そしてトワレの香り、
トップはアロマティック。カチッと硬質なラベンダーでありながら、ラバンジンのようなハーバル感ではなく、うっすらと甘さも漂うアロマティックな香り。ジャージーの特徴は何と言ってもこの透き通るようなこのラベンダーだ。奥からミントを思わせるグリーンが少し冷たく香ることで、ラベンダーの香りを柔らかく見せる。
ミドルはアロマティック-フローラル。硬質なラベンダーのアロマティック感をしっかりと残しながら、甘さの部分が、グリーンやトンカビーンを合わせた白イメージフローラルに入れ替わった香り。じっくりと嗅ぎ込むとジャスミンサンバックのようなみずみずしいフローラルにも感じ取れる。このミドルはカチッとした硬さと、まろやかな甘さがどちらにも偏らない、バランスが取れた素晴らしい香りだと感じる。
ベースはバルサミック-ムスキー。硬さのあるラベンダーを残しながら、クリーミーなバニラムスクの甘さが全体を柔らかく包み込んだような香り。次第にクリーミーな印象から、バニラムスクがパウダリー感を増していくが、ラベンダーの硬さも残っているため、清潔感のある香りが最後まで続く。
シンプルな、とても清潔なラベンダー、バニラ、ムスクの香り。特に、ラベンダーとムスクに支えられたこのバニラは、こんな清潔なバニラは他にないのではと感じている。
そして肌に合わせてみると、トップにこそラベンダーが強く香るものの、ミドル以降は大きく香りが変わらず、さらにしっかりとするため、朝つけても夕方以降も薄っすらと硬さのあるバニラムスクがふわっと香る。
トワレは、ラベンダーの香りがカチッとした硬さがありながらもシャープ過ぎず、甘さも白を連想させるような香りのため、シトラスのような爽やかな系な清潔感とは異次元の清潔感の溢れる香りで、とても使いやすく、使用頻度も高い。
一方オーデゥパルファムでは、トワレにはなかったヘリオトロープのコクのあるフローラルな甘さや、よりクリーミーなムスクが加えられたことで、ジャージーの特徴のアロマティック感の柔らな深みを持たせることで、ゼクスクルジフにふさわしい高級感があると感じる。
拙いイメージとしては、トワレもオードゥパルファムも同じ白いイメージで、トワレはパリッと糊の効いた白ワイシャツに対し、オードゥパルファムは表面は硬さがありながらもふわっとした柔らかさのある厚手のホテルタオルのように映る。
父ジャック・ポルジュが創り出した独創的でもやや荒削りな香りに、息子オリビエ・ポルジュがラベンダーとバニラとムスクに一体感を持たせて高級感を与えた。コンセプトは同じであるが、それぞれ素晴らしい香りだと思う。
しかしながら、ゼクスクルジフはオードゥパルファムに統一されてしまったのが残念でならない(一部パルファムもあるが、現在日本での取り扱いはあるのかな?)。
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