- *あい(´∀`)あい*さん
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- 33歳
- 混合肌
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[アウトバストリートメント・その他ヘアスタイリング・ボディクリーム・オイル・ハンドクリーム・ケア]
容量・税込価格:120ml・1,650円発売日:2018/7/19
2022/9/27 21:23:47
今まで杏油を使用していて、新たなオイルをアットコスメで探していたらこちらの商品の口コミが良かったので購入しました。
お風呂の後、3滴程を毛先を中心に馴染ませてから乾かしています。髪型はボブで毛量は普通です。オイルはサラサラで、手について残ってもボディにもつけていいのでハンドクリーム代わりにつけてます。
翌朝はドライヤー後よりもしっとり感が増した気がしました。まとまりよく、パサつきもなくなってスタイリングがし易くなりました。
髪が広がりやすい時期にまた購入したいと思います。
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- 56歳
- 乾燥肌
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2022/6/25 03:51:36
英国の香水ブランド、ミラーハリスのティートニックは、同ブランド内でもトップセールスを上げているお茶系香水だ。50mlボトルで17050円(税込)。
◎どんな人、どんなときにおすすめ?
・慌ただしい日常に、さりげない優しさや癒しを求めている人
・人や自然との付き合い方に、穏やかさを大事にしている方。
・季節を問わず、ふっと力を抜いてリラックスして過ごしたいときに。
◎この香水のよさを3つあげると?
・天然香料をふんだんに使った、透明感ある優しい香り立ちであること
・複数のティーノートの組み合わせでトニックを作っているので、常に異なるお茶の香りが楽しめること。
・大女優ジェーン・バーキンから実力を見こまれ、シグネイチャー香水を依頼されたイギリス人女性調香師リン・ハリスの作品であること。
●逆に「ここはどうかな?」と感じる点は?
・しいて言えば持続性。3〜4時間ほどでドライダウンするので短めだ。淡いというほどではないが、天然香料多めの構成なので、それぞれの香料揮発が早く、香りは常に変化し続ける。日によって香り立ちも異なり、あきることがないが、最初から最後まで同じ香りでなければ、という昨今多いワンノート愛好家には不向きかも。
〇香りの展開
天然香料多めなので、つけた瞬間のトップの香りの感じ方はいくつかある。
・レモンの酸味が感じられ、明るいレモンティーの香りがするとき
・ベルガモットの爽やかな苦みが感じられ、ノーブルなアールグレイの香りがするとき
・ネロリのふんわりしたフローラルが感じられ、ハーブティーの香りがするとき。
天気、湿度、肌の乾燥具合、体温等によってもかなり異なるので、毎回香り立ちが異なって面白いトップ。
このトップのシトラスミックスは、かなり控えめなので3分もせずに消失する。その後はミドル。ミドルは自分の場合、意外にも毎回ミルクティーのような風合いになる。これは人によって異なるかもしれない。
フエギアのキロンボなどのような「甘い練乳」ではないが、ミドルでは明らかにミルクノートが感じられる。クリーミーではない。ミルクのヴェ―ル。そこに少しだけくぐもったスッキリしたティーの香りが寄り添っている雰囲気。
これがなんともいえず切なくて優しい。
とはいえ、ときにネロリのファセットかな?と思うようなゴムっぽい香りも感じられるので、まんまミルクティーではない。そこかしこに、スッキリ香ばしいマテ茶の風合いやら、甘い紅茶のコクやら、ほんのりチャイ風のスパイスやらが漂っていて、とらえどころがないイメージ。場合によっては、ジャスミンティーが出ることもある。試しに左右の手首につけてみるといい。おそらく香り立ちが左右で異なるはずだ。それくらい繊細で複雑な香気が幾重にも感じられる調香。この作品は、その時その時でいろいろなティーがふわふわと見え隠れするようになっている。
それでもミドルの香り全体の印象は、まろやかで穏やかなティーノートといった感じで、しっかりまとまっている。クリーミーなヴェールがかかった古今東西の銘茶のミックス。ちなみにちょっと湿度が高いときには、わりとスモーキー&スパイシーなティーが出やすいように思う。
ラストは早い。柔らかなヴァニラリィとスッキリした渋みを感じるティーと甘いムスクで終焉。つけて2〜3時間ほどでドライダウン。
ティートニックは、個人的にちょっと思い出のある香りだ。2019年夏、GINZA SIXの限定ポップアップストアで、店員さんといろんな香水についてお話させてもらった。ミラーハリスは前年のフエギアポップのように大混雑はしていなかったので、1つ1つ試していく自分に丁寧に応対してくださって、ゆっくり気持ちよく過ごすことができた。あのときは蒸し暑い夏だったので冷たいフローラルのカードジャルダンを購入したけれど、なぜかずっと心に残っていたのがこのティートニックだった。はい、ちゃんと買いました。
だから、ティートニックをつけるたび、BAさんのすずしげな笑顔をふと思い出す。柄にもなくブースにあった「サウンドドーム」なる謎の半透明の球体に頭を入れてはしゃいだのも、BAさんのホスピタリティの成せる業だったろう。
トニックという言葉には「明るく」や「元気にする」という意味もある。調香師リン・ハリスが育ったイングランド北部、グラスバレーが続く広大な土地を思う。吹き抜ける涼風。歴史を感じさせる瀟洒な街並。そんな中、仕事の手を休めて、ちょっとひと息入れるくつろぎのティータイム。今日は摘んだばかりのハーブを淹れて。
3時です。お茶にしましょう。
ティートニック。この香りは、またあなたを笑顔にしてくれる。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:50ml・4,950円 / 100ml・6,820円発売日:-
2022/9/17 08:56:55
ロジェ・ガレのジャン・マリ・ファリナは、世界最古の香水「ケルンの水」の門外不出レシピを受け継いだ「伝説のオーデコロン」だ。100mlで6820円。
◎どんな方、どんなときにおすすめか?
・歴史と伝統に培われた本物にこだわりたい方
・よい香りは好きだけど、昨今のケミカル香水や柔軟剤の香りに辛い思いをしている方
・薬効を考えた天然香料の穏やかな香りに癒されたい方
・TPOを問わず、一瞬でリフレッシュしたいときに
・自然なフルーツやハーブの香りを「一瞬だけ」楽しみたいときに
◎この香水のよさを3つあげると?
・目の覚めるようなシトラスから始まり、ハーブ→フローラル→ウッディへと、軽やかな天然香料のやさしい香りが短時間にあっという間に変化していく伝統的なピラミッド構造をもっていること。それは、果実→葉→花→木と、植物全体の命の香りをめぐる自然な変化の道すじ。
・香水の始祖としての歴史を守り続けていること。1693年にジョバンニ・パオロ・フェミニスが、18の薬草をブレンドして創った万能薬「アクア・ミラビリス(驚異の水)」。この薬効を受け継ぎつつ、甥であるジャンマリファリナが世界初の香水として誕生させたのがこのオーデコロン(ケルンの水)だ。以来、幾多の模倣品が続出するも、決してたどりつけなかった「ケルンの水」の極秘レシピ。この最大の秘密を唯一受け継いだのがロジェ&ガレであったこと。
・安くて賦香率が低いため、バシャバシャ浴びるように体中につけられる点。賦香率が低いので周囲に迷惑もかけない。香水は「安くていい香りで気分があがる」のが絶対テンプレ。特に初期オーデコロンはアロマテラピー由来であり、「薬」としての概念を受け継いでいるため、心と体にもやさしく作用する。
▲逆にここは「うーん」と感じる点
・すぐ消える。もって30分。跡形もなく。これはオーデコロンの宿命。だからこそこの「ケルンの水」の発明以来、世界中の調香師はあらゆる方法で「長持ちする香水」や「最初のシトラスが長続きする香水」を求めて、香料抽出方法の進化や人工香料の発明にいそしんできた。この「すぐに消える」点をどうとらえるかはもちろんその人の価値観次第。自分は世界中にあふれている「オーデパルファム表記なのに1時間で消えるし、そのくせ3万円以上する香水」は万死に値すると思っているが、安くていい香りがするオーデコロンがそれなりに短く消えてしまうのは当たり前だと思っているのでむしろ好感度は高い。
○香りの詳細(つけてからの展開)
・つけた瞬間、広がるのはレモン、ベルガモットのシトラスシャワー。鼻を通して脳髄の奥まで染み渡るフレッシュな酸味に気持ちが高鳴る開幕。すぐにマンダリンのジューシーな甘さ、レモングラスの酸味と草感などが出てきて、スッと鼻を抜けていくトップ。
・ミドルはつけた瞬間から香り出していたラベンダーの清涼感が、タイムのドライ感、ローズマリーの香ばしい香りを引き出してくる。そこにプチグレンの葉の香り、オレンジフラワーの甘い花の香りが少しずつ混じり、ローズやゼラニウム系のフローラルがかすかに奥にある気配。ベルガモットの酸味とコクの下で、アロマティックとフローラルがバランスよく鳴り響くアコードが感じられてくる。
・つけて10分もするとシトラスは完全に消え、フローラルも見当たらなくなる。ドライ&スパイシーなハーブミックスの下からベチバーっぽい土感やサンダルウッド様の木の香りがしてきてドライダウンに向かう。この点、ネロリでスッと消えてゆく軽やかな4711よりもウッディで低い終わり方をする分だけ、若干持続時間は伸びる。といっても20〜30分でほぼ消失。
世界で初めて香水を創った人物、ジャンマリファリナ。彼はイタリア出身でありながらドイツに渡り、香水製造で貢献したことが認められ、当時入植者に厳しかったドイツで市民権を得られたという。彼はその感謝をこめて、自身が香水店を出したケルンという土地の名を冠し「オーデコロン(ケルンの水)」と名付けた。当時、フランス語が主流であったヨーロッパ社会にこの名はとどろき、以後ナポレオン一世がことのほかこの香りを気に入って愛用したとされるいわくつきの香水。ロジェ・ガレは創業以来160年、この伝統的な処方を守り続け、今なおジャンマリファリナの名を世界に知らしめている。
雨上がりの庭園を歩くジャンマリファリナを思う。木々の葉からしずくがこぼれるたび、青い匂いがする。花から水がしたたるたび、花粉と蜜の匂いが広がる。どこからかみずみずしい果実の匂いがしている。彼は知っている。美しい香りが水から生まれることを。
彼は今日もケルンの水を作り続けている。
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2022/7/23 11:53:42
グッチの香水、ブルームのアクア・ディ・フィオーリは、ロマンティックなホワイトフローラルブーケの香りがするオリジナルに、グリーンな爽やかさをプラスした人気のオードトワレだ。2018年発売。調香師はアルベルト・モリヤス。価格は50mlボトルで税込10780円。
◎どんなとき、どんな方におすすめの香りか?
・スッキリして穏やか、邪魔にならないマイルドグリーンな香りに包まれたいとき
・親しい友との語らいや集まりに。フローラルでも石けん系でもない、つつましく落ち着く香りを選びたいときに。
・自己主張が得意ではないけれど、自分のよさや自然な感じをさりげなくアピールしたい方に。
◎この香水のよさは?
・何と言っても可愛らしく美しいペールピンクのボトル。ブルームのオリジナルEDPが出たとき、この陶器を思わせるボトルは、クラシックな色遣いとデザインで女性に大好評となった。それでも「可愛すぎて自分の年齢には合わないかも」と敬遠した女性も少なからずいたよう。そこを突いてきたのが、ラベルにも描かれたシックなトワルドジュイ風のイラスト。18世紀フランスのロココ調を思わせるこの2色で描かれたボタニカル柄は、さながら黒枠の中に映ったハーバリウムのようにも見え、クリエイティブ・デザイナーとしてグッチを蘇らせた鬼才、アレッサンドロ・ミケーレのセンスのよさに完璧に脱帽。彼は前任者と違い、ファッションブランドにとって香水こそが最も重要な「顔」であり「アイコン」となりうることをきちんと知っていた。
・甘く穏やかなグリーン香が続いて、気持ちをリラックスさせてくれること。特に昨今の女性は、どこにでもあるフルーティーフローラルにあき始めている傾向があり、最近ではこうした穏やかなグリーン系やティー系が好まれてきている。特徴はスッキリした苦味が心地よく感じられること。
▲逆に、自分的に「うーん」な点
・オリジナルのブルームの「濃厚かつクリーミーなホワイトフローラルブーケ」をベースにしつつグリーン感を押し出した作品ではあるが、もはや別物な印象があること。これほど違うならわざわざ「ブルーム」という冠はいらないのでは?と思う。
・落ち着く香り系ではあるものの、調香師アルベルト・モリヤスの昨今の特徴である「無難にまとめとこう」な感じが出たのか、周囲に与える印象が弱い感じはある。好きずきかなとは思う。
○展開
はじめに広がるのは、ほんのり甘い不思議なグリーンノート。葉の香りよりフルーティーで、わずかにスパイシー、どこかに小さな花の香りも感じられるような。グリーンというと、ガルバナムで表現された苦味やプチグレンのやや青臭いイメージがあるけれど、このグリーンはマイルドで優しい。さながら、初夏の野に広がるシロツメクサの甘い香りを思わせるような雰囲気のトップ。
5分後、グリーンは少しやわらぎ、その下から白い花の香りが現れてくる。これはジャスミンの華やかさと、やや酸味あるハニーサックル(スイカズラ)系の香りのミックスだ。このちょっとジャスミンよりかん高い蜜の香りと酸味が、このブルームシリーズで初めて用いられたというラングーンクリーパーという花の香料だろうか。同時に低音部では、じんわりとした色香が漂うクリーミーチュベローズもかすかに鳴り響いている。
このミドルは、スッキリマイルドなグリーン香がメイン、白い花が後ろでコーラスといった感じで鳴り響き、終盤になるとベース音の涼しげな木の香りも感じられてくる。鉛筆の香りっぽいシダーかなと思うウッディだが、クレジットではサンダルウッド系のようだ。このウッディが感じられてくるとドライダウン。持続時間は3〜4時間。
アクアディフィオーリというのは、イタリア語で「花の水」の意。この言葉で思い浮かぶのは、朝方、植物の花弁や葉にたまった露のしずく。その美しい水玉に光が差し始める頃、植物は葉で光合成をはじめ、葉の裏から過剰な水分を蒸散してゆく。ことに夏は、この蒸散がある種の匂いを伴い、野原で不意に青臭い「草いきれ」を感じることがある。
春から夏にかけては、庭園にさまざまな植物が生い茂り、色とりどりの花が次々に咲いてゆく命あふれる季節だ。まさにブルーミング。グッチのブルームシリーズは、女性が花のように多様な美しさをもち、そして今やジェンダーを越えてしたたかに生きていく強さを持ち合わせていることを表現しているという。四季折々の花々が咲き乱れる緑の楽園。アクアディフィオーリはそんな緑の庭園を散策したときに、花の香にまじって不意に感じる柔らかな草いきれの匂いがする。
まばゆい日射しの白。そこに咲く花々の鮮やかな緑。アクアディフィオーリは、その2色で描かれた香りのトワルドジュイだ。
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