2022/1/26 17:44:58
ファンデーションの使い切りは数年ぶり。そして2個目を買うほどのお気に入りです。
1個目は102(中間色)、2個目は101(一番明るい色)と計3色のうち、2色使っているので色の違いも含めてレビューします。
そもそも、それほど期待していたわけではなかったんです。ポール&ジョーのベースメイクはとくに限定のプライマーをときどき購入してはいましたが、メインで使うのはクレ・ド・ポー ボーテが多く、年齢的にも(先日45歳になりました)ポール&ジョーはもっと若い子向けかなと。
そんな私がなぜこのパウダーを買ったのか。それは限定のNEKOケースに惹かれたからです(笑)
添付画像のケース。昨年ブログにもアップしてますが、この限定のケースをどうしても使いたくて。でもケースだけあっても意味がないので、中身も購入したわけです。フェースパウダーみたいな感じで使うつもりでした。
最初はフェースパウダーとして使っていました。化粧直しにとても便利で。
ブラシでつけるのが楽チンで、そのうちファンデとして使うようになりました。コロナでマスク生活になり、ファンデも作りこんでマスクにつくような感じは嫌だなってなって、この薄膜パウダーがベタベタしないしちょうどよかったんです。
で、使ううちに気づきました。
手間をかけて仕上げたベースメイクより、キレイじゃない、これ?と。
パウダーといっても粉っぽさが全くなく(しっとりしていて練りっぽい感じのパウダー)、化粧感のないファンデです。私くらいの年齢になると、カバー力のあるものより肌のアラが多少見えるくらいの薄づきファンデの方が若々しく見えることがあります。
でもそういうレベルを超えて、なんていうんでしょう、若い子特有のぷりっとした健康的なあのハリ感。そういうのを感じる。
スクレルージュという、赤い光を放つものが入ってるらしいですが、これが赤ちゃんの肌のような自然なツヤと血色感を出してくれるらしい。
いやこれ、ほんとに10歳くらい若返って見えるんじゃないかな。
そんなこと言うのも図々しいので、ここでこっそり言っているくらいで周りには確認してませんが(笑)、こんなに薄いのに、正直アラも透けて見えているのになんで?って思います。
そして、春夏秋冬。四季を通して1年使いましたが(正確に言うと昨年3月から)、どの季節使ってもよい。夏は崩れないし、冬は乾燥しないし。どんな光の下でもキレイに見えるし。
正直、この価格帯でこんなにいいものに出会えるとは思いませんでした。
■101 ライトオークル
全部で3色しかないのですが、一番明るい色。ちなみにいま使っている色です。
薄づきなので、肌色が白いとかじゃなくても大丈夫だと思います。
102と比べると黄み寄り。
■102 オークル
中間色。101よりピンクっぽい色です。健康的なぷりっと感はこの色の方がより出ました。
101の方が売れているようですが、私はこちらの方がくすまず明るく感じます。101は明るい、というよりちょっと白っぽい感じになります。
下地との相性もけっこう重要で、私の場合はラトゥー エクラ ファンデーション プライマー Nとの組み合わせはそこまで感動しなくて、プロテクティングファンデーションプライマー 01との組み合わせがベストでした。
一番新しいモイスチュアライジング ファンデーション プライマーは、02と合わせたらカバー力出すぎちゃって濃かったんですよ。01ならいいかもしれないけど。
でも今のところプロテクティングファンデーションプライマー 01との組み合わせが気に入っていて、こちら2個目に突入です。
そして付属のブラシ。これもとてもいいです。
猫ちゃんの毛みたいな、なんかしっとりした毛なんですよ。ファンデのしっとした粉を塗布するのに適していて、横に滑らせると薄膜のツヤ肌、目の▽ゾーンや小鼻のところは立てて使うとカバー力が出ます。他のファンデのブラシに使ってもあまりよさは分からず、このファンデ専用、という感じですが、このファンデにこのブラシは必須アイテムで、洗い替え用に数を増やしていま3個持ってます。
ブラシにファンデがけっこう入り込むので、1回使ったら洗ってます。
スポンジでつけてみるとまた仕上がりが変わります。好みの問題もあると思いますが、私はブラシで仕上げたふわっとした薄膜なツヤ感が好きです。
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-
- 54歳
- 乾燥肌
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2020/5/2 14:29:13
日本人が挙げる「世界三大美女」の一人、小野小町をイメージしたとされる香り。平安時代の六歌仙にして、その出自、容姿ともいまだ謎に包まれており、ミステリアスな美女として古今東西さまざまな逸話が語り伝えられている小野小町。
トバリはこのトワイライトロマンスを2019伊勢丹サロンドパルファムでデビューさせ、それ以後も伊勢丹新宿店限定にしている。50mlで13200円(税込)。まさに伊勢丹新宿シグネイチャーといった作品。ところがこの出来がすこぶるいい。
トバリはトワイライトロマンスを次のように紹介している。
「黄昏に染まる花々が織りなす“雅”の情景」
”雅やかな白檀、薄明かりの中に咲く金木犀と薄紅色の薔薇の美しさ。淡いロマンスのように心揺さぶるジャポニズムフローラルウッディの香り。”
結論から言うと確かにそんな香りだ。プラスティックっぽい固さがあるトップ。そこからクリーミー&フルーティーにラクトン系の甘い香りが広がる展開はキンモクセイ香水の特徴を表していてしっとり美しい。わずかにピンクローズの気配もする。ただそれだけではない。これは、とても切ない悲しみに満ちた孤独な香りだ。
トワイライトロマンスをプッシュする。瞬間、広がるのは甘い杏(あんず)の香り。そこにプラスティックやビニールを思わせるわずかなペトロノートが、キン!とはじくような冷たさで感じられる。甘くてフルーティーなトップに、影を落とすような金属的なスパイシー。この光と影のコントラストが明瞭なトップ。
3分ほどするとキンモクセイの主成分といっていいウンデカラクトンのフルーティーで甘い香りとクリーミーさが感じられるようになってくる。このミドルがすばらしい。先頃トバリの社長である橋本氏が某TV番組で最高のベルガモット香料を求めてイタリアに飛ぶ姿を拝見したが、このトワイライトロマンスに使われているキンモクセイも、もしかしたら中国南部、桂林にある世界的に有名なキンモクセイ天然香料生産の工場を訪れて交渉したのではないかと思ったほど。それほど印象的でまろやかなキンモクセイの香りだ。キリアンのグッドガールゴーンバッドのオスマンサスも軽やかなれど、天然っぽい複雑さと深みではこちらの方が上。
「赤黄色の金木犀の香りがしてたまらなくなって なぜか無駄に胸が騒いでしまう帰り道」
思わずフジファブリックの歌の一フレーズを口ずさんでしまう切ない夕暮れの香りだ。
この妙なるキンモクセイの香りがメインとなってミドルがずっと続くが、実際にはわずかにパウダリーなイオノンやアップルやピーチっぽいラクトン系も含まれているクリーミーフルーティーな香りだ。そして底の方にトバリ初期作品に多く使われていた酸味のあるウッディ、Hidden Japonism834もほんのわずか感じられる。(スモークフラワーとつけ比べ)
ただ、ラストは思いのほか早く訪れる。甘いキンモクセイフルーティーな香りが1〜2時間で消失し、その後はスッと力の抜けた淡いサンダルウッドと酸味ある乾いたウッディ香で終息。それは夕闇の中、部屋に灯りをともして焚きしめた香木の香り。平安時代、わずかな灯火の下、自分のために幾夜も通い続けてくれる思い人を待つ宵を思わせるラスト。今夜もあの人は来てくれるだろうか?そんな思いが儚い煙のように消えてゆく。全体で3〜4時間程度。
ウォーターリフレクション以降、トバリは新たなステージに入ったように思う。日本香堂とコラボした平安時代の香りを思わせるHidden Japonism834からいったん離れ、より日本らしさと天然香料がもつパワーを追求する方向に進んでいる気がする。トワイライトロマンスはその試金石だろうか。選びに選んだよい香料をメインに配置し、他の香料はそれを支える脇役に徹する。そんな強い思いがこの作品には感じられる。
夕暮れ空。山際を黒く染め、残照の赤が消えかかる頃。遠く近くたなびく霞。空の上方から、藍色の夜のとばりが下り始める。静かに忍び寄る孤独の気配。不意に胸が苦しくなる刹那。西の空にまたたく宵の明星。重ねてしまうあの人の面影。衣に焚きしめた赤黄色の花の香りだけが、夕闇の中、自分の存在を知らしめる印のように漂う。
かぎりなき思ひのままに夜も来む 夢路をさへに人はとがめじ 小野小町
”あなたへのかぎりない思いを抱える私に今日も一人の夜がおとずれ、私もまたこの思いのままにあなたの元へ参りとうございます。夢の旅路なら誰に咎められることもないでしょうから”
夢で逢うことさえ願う孤独と悲哀。人の夢の儚さ。思い人を待つ心にかかる夕月の色。
あの人に逢いたい。狂おしく思い焦がれる夕べにたなびく香り、トワイライトロマンス。
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2021/3/8 22:03:54
ウォータープルーフタイプを購入。
先日、この季節にしては異常な暖かさの日に半顔のみ3日連日使用してみました。(もぅ半顔はアスタリフトのオレンジ色の方の日焼け止め)
コスデコの勝ち。
異常な暑さでかなりマスク内が蒸れ、人前でマスクを外すのが怖くてトイレで外して確認。
アスタリフト側は見事にファンデがズレてドロドロテカテカ。コスデコ側はテカッてはいるもののファンデはそのまま(・o・)
左右同じようにテカりをティッシュオフ。アスタリフト側はティッシュにファンデがベッタリ。コスデコ側はほぼファンデはついてこず。
その日のコンディションもあるので、3日同じ実験をしましたが、やはりコスデコ側は綺麗。
来週は、RMKの日焼け止めで半顔実験してみますね。
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SABON(サボン)SABON(サボン)からのお知らせがあります
税込価格:75ml・2,860円 (生産終了)発売日:2021/10/28
2021/10/28 18:39:10
早速行ってきました。
パンフレットを見ますとTop/オレンジ・ライム・ジンジャー、middle/チョコレート・キャラメル・アーモンド、base/バニラだそうです。
さすがにシャワーオイルとスクラブが渋滞気味なので、来月発売のミニセットまで待つつもりで今日はハンドケアとバスボールを購入しました。
塗り広げた瞬間から甘いキャラメルの香りがたちシトラスは感じないのですが、しばらくしてオレンジが香ってきました。
ですが、オレンジもビターな印象で、恐らくチョコレートやジンジャーと混ざった香りなのでしょうか。
私には何ともダンディな香りに思えて、男性が使っても良さそうに感じました。
以前バレンタインにカカオのボディケアが出た事がありますが、あの時よりも甘い香りの印象です。
サロン・ドゥ・ショコラの会場の、頭が痛くなるようなチョコの香りをイメージしていましたが、キャラメルにビターさやスパイシーさが混ざるので嫌な感じはなかったです。
ハンドソープも使うのが楽しみです!
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2023/7/25 08:42:05
近年アクアアレゴリアの中でも猛プッシュされているのがローザロッサ。昨年のフォルテバージョンに引き続き、ハーベストバージョンも発売された。調香師は近頃のゲラン作品の多くを担当しているNo.2パフューマーであるデルフィーヌ・ジェルクだ。
ハーベストのボトルは、日本で通常販売されているアクアアレゴリアより大きいサイズなだけでなく、ボトルネックにチャームが付いていて少しおめかしされている。通常版より濃いピンク色の中身(着色)を付けてみると、うん、みずみずしいライチのジューシーな感じはオリジナルそのまんま。違いはやはりローズの部分だな。このローザロッサハーベストは、香水に含まれる水の一部がローズウォーターに置き換えられている。同ブランドのラールエラマティエール「ローズシェリー」やディオールの「ミスディオールローズエッセンス」と同じ手法だ。オリジナルより明らかにローズのリッチさや甘さが強くなっている。さすがのゲランなのでローズの品質はお墨付き、思わず笑顔になってしまう。
オリジナルは付けたてのライチ×ローズの香りは色褪せるのが早くてすぐに淡いサンダルウッドとムスクの当たり障りないドライダウンになってしまうが、ハーベスト版はローズの部分がかなりしっかりしていて長持ち。サンダルウッドも強調されていてよりファインフレグランスらしい香りになっている。持続は4、5時間程度。ムエットで比べてもわかるくらいには違いがある。
昨年発売されたローザロッサフォルテは、ローザロッサの名を冠していながらも香りとしては別物だったが、このローザロッサハーベストはオリジナルを踏襲しつつも香水としてより完成度を高めた作品。ハーベストの流通は今年いっぱいのため、今買うなら間違いなくハーベストバージョンがオススメだ。
ノート:ブラックカラント、ブルガリアンローズ、ターキッシュローズ、ライチ、フレンチローズウォーター
調香師は、デルフィーヌ・ジェルク。
(parfumoより)
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