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[口紅]
容量・税込価格:3.5g・5,500円 / 3.5g・5,940円 / -・4,620円 / -・5,280円 / -・5,940円発売日:- (2022/8/5追加発売)
2020/2/22 18:15:35
今更ですが、94番エクスタティックを購入しました。過去に評価入れてますので、今回もクチコミのみにしますが、この色について評価するのはとても難しいです。これ、かなり昔に発売された色ですよねー。当時、91番や93番が人気だったような気がします。
わしは青みピンク、いわゆるフューシャピンクが好きで、もともとはルージュココの448番エリーズが鉄板の青みピンクでしたが、廃盤になってしまいました。ルージュココの424番エディットを後継にしてみたものの、あまり手が伸びないので、他の青みピンクを探すことに。
店頭でいろいろ見てて、BAさんに3色塗ってもらいました。これと、93番と、166番です。どれも似合ってて迷いましたが、いちばん青みピンクピンクしてるのは94番だったので、それに決めました。
ただ、店頭ではあまり気にならなかったのですが、自分でつけてみると、青パールが入ってて、ちょっと古風な感じがしてしまいます。20年くらい前、アンフラルージュっていう、パールやラメが多めの、硬めの口紅がシャネルから発売されてましたが、そんな感じ!
もっと言えば、80年代だったかに、こういうパールばりばりの口紅が流行しましたが、それを彷彿とさせる質感です。もう亡くなったけど、ファラ・フォーセットとか、日本でいうところの聖子ちゃんカットして(あの髪型は松田聖子じゃなくてファラが本家なんだけど)、こんな色の口紅をつけてなかったかなあ…
色味はイメージしてる青みピンクで理想的なんだけど、このパールがちょっと邪魔かなー。もちろん、わしのイメージと違うってだけで、この商品に罪はないです。
でも、気になるのは、少し前の発売とは言え、2010年代になぜシャネルがこんな80年代風のパール口紅を!?と思います。ひょっとして、日本ではあまり見ないけど、海外ではこういう色の需要もあるんだろうか?
こういうところが、シャネルのシャネルたる所以のようにも思います。流行を作りつつも、はい?なんですか?っていうようなものをサラッと出しちゃう感じ。
フューシャピンクが大流行した80年代ならともかく、今は国産ブランドではこういう色はないと思います。国産ブランドだと、必ず黄みを足してしまって、こんなにパキッとした青みピンクにはしません。外資ならではの色です。
もちろん、青みピンク自体が、国産ブランドだと中途半端なものしかないことはわかっているので、シャネルに探しに行ったのですが、それにしても、この質感はなんとも言えません。おもしろいと言えばおもしろいし、古風といえば古風。
青みピンクジプシーはもう少し続きそうですが、これはこれでしばらく使ってみます。そのうち、目が慣れて、ヘビロテするかもしれないし、なんといっても他ではなかなかお目にかかれないスペシャルな色であることは間違いありません。
青みピンクは、たぶんどなたでも似合う色ではないと思うので、オススメ!とは言いにくいのですが、お得意な方がみえたら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。94番、筋金入りのパール入りフューシャピンクです。
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2021/2/1 22:53:42
繰り返しになってしまうけれど、ルイ ヴィトンのフレグランスは、やはり初期7作品のレベルが桁違いに高い。
2016年にジャック・キャヴァリエが最初に提示した7作品は、どの作品も香りのレベル、マテリアルの確かさ、唯一無二のキャラクター、ストーリーの全てが揃っていて、触れるたびにその素晴らしさに圧倒される。
コントロ モワ(2016年)は、旅をテーマにした「レ パルファン ルイ ヴィトン」の5番目の作品。コントロ モワ(もっと近くに来て)は、マダガスカル産バニラ抽出液、マダガスカル産バニラエッセンス、タヒチ産バニラを3つのバニラを使った、ドゥーブル ヴァニーユならぬトリプルバニラの香り。
トップはフルーティ・シトラス。
スプレーすると、お菓子をような甘いベリーとオレンジから、飛び出すようなフレッシュなレモン。若々しく、キュートなオープニングだと感じる。
ミドルはフローラル・バニラ。
トップの香りはパッと消え去り、ハーバルグリーンに近いペアの硬さを合わせたようなマグノリアのみずみずしい香りが花開く。
さらにフローラル感が増して、オレンジフラワーの輪郭がはっきりしてくる。このオレンジフラワーには第1のバニラ(バニラ抽出液)が重ねられていて、フルーティな酸味と甘みのあるとてもフレッシュなオレンジフラワーに仕上げられている。こんなフルーティなオレンジフラワー、もしくはこんなフレッシュなバニラの香りには出会ったことがない。
奥からは乾いたウッディのようなビーンズ感の強い第2のバニラ(バニラエッセンス)がうっすら感じられる。
ベースはバニラ・ムスキー。
フレッシュなバニラが落ち着いてくると、フローラル部分が可愛らしいローズとムスクのキラキラした香りに変化していたことに気づく。そのムスクと、第3のバニラ(よく知っているバニラ)を合わせた白バニラから、最後は少しずつココアのビター感が増していく。
かつてないフレッシュなバニラの香りなので、しっかりバニラが主張するにも関わらず、真夏以外は違和感なく使うことができる稀有のフレグランスだ。
そして、コントロ モワには罠が仕掛けられた香りだ感じている。
香りがまったく異なる3種類のバニラを使いながら、表層はフローラルやフルーティを装っている。でも奥の方から官能的な甘さも漂っていて、気になって近づくと、とろけるような甘いバニラに酔わされる。でも、そのままとろけてしまうと思いきや、そのバニラの甘さもココアの苦みで隠されている。予期できない香りだと思う。
確かなマテリアルだけで充分戦えるのに、調香師のこだわりや技が冴えわたっていて、他のバニラフレグランスとは一線を画すキャラクターがある。
コントロ モワは最初はノーマークだったけれど、ヴィトンの店頭で触れるたびに、マテリアルの良さ以上に調香の妙に魅せられ、発売から3年後に入手し、今ではすっかり虜になった。
そして先月店頭にて、もっとノーマークだったミルフーを試したところ、キュートなフルーティの奥にある深みやクラシカルな心地よさを感じ、これも素晴らしい香りではないかと新しい発見があった。
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2019/5/7 22:13:49
ボディローションとしては良い物だと思います。
さらっとしていてベトつかずそれでいてしっとりします。
…ただ…香りがだめでした。ムスクの香りが苦手なのにカウンターで試しに付けて頂いた時は「これなら大丈夫」と思い購入。数時間後に頭痛が始まりました…。
アクア アレゴリア マンダリン バジリックの香りが飛ぶのが早いので長持ちの対策として購入しましたがムスクの香りが私には強すぎました。
ボディローションとしてはとても良いのでとっても残念。
足首に数日少量使いましたが手に残る香りで酔ってしまいます。洗い流しても香りが残ります。
香りがお好きな方には本当に良いと思います。
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2013/2/3 19:02:57
わずかに甘くて、そこはかとない女性らしさ、つつましく、ノスタルジーがある香り。
ですがこの香りをオバサンっぽい、と嫌う方も多いようですね。
こちらのボディクリームは、No.5の清楚で優しい部分が強調されているので、かなりトライしやすいのではないかと思います。
私も実はNo.5 にトライするのは中学生以来。
ちゅ、中学生?!
という感じですよね(笑)
初めて手にした香水がシャネルのNo.5 だったんです。
あの有名なエピソード、『寝ている時は何を着ているの?』という質問に『シャネルの5番よ』と答えたM.Mこと、マリリン・モンロー。
中学生の私には、それがとってもセクシーで素敵なことに思えて、ただ憧れだけで手に入れた香水です。
お年玉で買った気がします。とてもとても高価なものでした。
香りも確かめずに買ったものですから、ボトルを開けた瞬間、違う意味で衝撃が走りました。
当然のことながらうまくつけこなすことができず、人にあげることもできなかったので、当時の私のお洒落スペース(笑)、出窓に飾りました。
最終的には、風の強い日にボトルが落ちておじゃんに。
部屋中この香りでむせかえり、まだあなたの持つものじゃない、とシャネルに宣戦布告されたような気分になったものです。
その後も、憧れだけは抱き続け、でもクサイんじゃ・・・?と思いながら20年ほど経過。
なのに、20年ぶりに再会したNo.5の香りは、
なんて素敵なんだろう・・・!
自分の香りの好みの変化にもびっくりですし、何となくこの香りのよさが
分かったことも嬉しく思いました。
この香り、当時は画期的だったらしいですね。
それまで香水といえば、単一の花から摂った香りが主流だったそうなのですが、No.5はジャスミンやローズなど80種類もの花を原料に、アルデヒドという合成香料を使用した新しい香り。
5番が、シャネルが好きな数字から命名されたのは有名な話ですが、この香りの由来もまた素敵です。
当時愛したディミトリー大公の腕の中で眠ると、白壇、ロシア皮、クチナシ、ジャスミンなどの匂いがしたそうですが、この香りからインスピレーションを得たとか。
誰かに所有されることを嫌ったシャネルは、彼との関係も長くは続かなかったそうですけどね☆
クリームより香水の話が多くなりましたが、私が香水よりクリームを選んだのは、香りを自分で楽しむためと、エピソードにより寄れるかな、と感じたからです。
M.Mのように、眠るときにつけるには本当に最適♪
優しさに包まれて安眠できます。
保湿力と、香りの持続性も素晴らしいです!
クリームがすっと肌に入って、表面はベタつかないのに、内側はもっちり。
朝には香りのやわらかい部分が残って、日中もふんわり香ります。
名前の通り、ヴェルヴェットのような艶やかなボディになれそうです♪
M.Mが眠るときにつけていた、説には疑惑説も浮上してましたが、2012年10月、シャネル社がM.MとこのNo.5の真相に迫ったテープを手に入れ、公開しています。
ほんとでも嘘でもどちらでもいい気もしますが、私は夢が壊れなくてよかったぁ、なんて思いました(*^^)v
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