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[マッサージ料]
税込価格:50ml・28,600円 (生産終了)発売日:2013/10/4
2021/3/8 02:54:00
去年疲労困憊の時期(つまり今頃)に衝動買いしつつも、なんとなく気が引けて中々開封できなかったルグランマスクをついに今年解禁。やっぱこれ最高じゃんかー!クチコミせねばと思ったら、2014年当時の自分のクチコミと再会しました。
7年前かぁ、、、うん、まだプレステージにビクビクしていてし、切羽詰まってもいなかったよね。あと数年後、手放せなくなるかもと過去のクチコミで予言している通り、8年後の自分はまんまと愛用中です。
感慨深いので(笑)、昔のクチコミも(多少編集したいのをグッと堪えてw)そのまま残しておきます。7年前ですら感動していたマスク。でも値段にビビって&当時の自分にはまだ時期尚早と値踏みして星4つに控えていたのは今回満点星に更新です。
そういえば当時はまだコスメの香りも苦手だったっけ。今じゃプレステージのグランローズの香りは癒しでしかないし、フレグランス沼にもドボンしている。人生って感慨深い。
肝心の本品は今も昔も感動変わらず。やってることは同じようで、今も忙しくてスキンケアサボってしまった時もこれで一発逆転。高いマスク買ってしまったと思ったけれどよく考えたらクリームよりは随分控えめなお値段ですよ。プレステージの中ではゴマージュとこのマスクのお買い得さが凄いと思う。この2アイテムだけまずはプレステージ投入してみるのも良いかと。
レスキューでも使いますが、余裕がある時は自分へのご褒美でゴマージュから始まりこのマスクまでオールプレステージの贅沢ケアも満喫したりします。本当はバームクレンジングから始めたいところですが、クレンジング渋滞でまだそこは手が出せず。
*** 以下、2014/9/22のクチコミ ***
5mlのサンプル使用です。頂いたのが少し前で、使い方を忘れてしまい・・・ディオールのパンフやこちらを見て調べたのですが・・・「マスク」とありますが、ナイトクリームとして使用する、というのとふき取りパックとして使うというのと2通りあるようで悩みましたが、ひとまずナイトクリームとして使ってみました。
翌朝、驚愕。さすがプレステージ。さすがのお値段。即効性はハンパないです。最近肌コンディションかなりいいので、普段どおりのお手入れでも毛穴や乾燥など気になるポイントはあまりないし、メイクしてもらったBAさんにも「すごくお綺麗なもち肌ですね。気持ちよくてずっと触っていたいです」とおだてていただけましたが、それでも感じるこの大いなる違い。
毛穴?なにそれ。お肌表面はツルツル、ピンピンですけど?な超もち肌が終日続いてまた・・・。内側から発光するような透明感も。ファンデのノリも最高で、そのファンデのうたい文句が100%実現できる感じ。やはり、どんなファンデでも土台がいいかどうかが大事なんだと激しく実感。ノリだけじゃなくモチも最強。夜落とすまでずっときれいな状態キープしてました。ちょっと肌疲れがたまった時のカンフル剤や、翌日大事な予定がある日のとっておきのケアにこれは欲しくなります。
ただ・・・お値段と、使用頻度を考えると、そしてありがたいことに一般の年齢肌にくらべると随分恵まれていてまだそこまでせっぱつまったものを感じない現状では、カウンターで現品購入するほどの勇気はまだでません・・・。
ローズっぽい甘い香りも、若干苦手というのもあります。シャンプーなんかはローズの香りも好きなんですが、スキンケアでローズは、あまり癒されないんですよねー。あと数年(きっとそんなに先ではない^^;)、いよいよ本気でアンチエイジングに乗り出す段になった時に購入も検討すると思いますが、買うまえに他の同じような価格帯・効果で香りの相性のよいものをまず探すような気もします。
そんなこんなで、効果のほどには感動しつつも微妙に☆4つに今はおさえておきます。
小市民な私は、5mlのサンプルでも、「これで2300円分!」と感激し、何回使えるんだろう?1回500-600円くらいだろうか?とドキドキせこい計算しながらありがたく使ってます。
グチグチ文句?も並べてみたけれど、でもやっぱり、使った翌日の感動は忘れられません。しょっちゅう使うものでもないので、50ml使い切るのは結構大変そうだし、容量もお値段も半分だったら、今すぐでも買っちゃうような気もします。
小さいサイズの販売、検討していただけないかなー(笑)。
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Maison Margiela Fragrances(メゾン マルジェラ フレグランス)
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:10ml・4,840円 / 30ml・9,900円 / 100ml・19,800円発売日:2015年 (2020/11/18追加発売)
2021/3/8 01:48:21
2ml x 10本入りのメモリーボックスを手に入れて、それぞれしっかり試し嗅ぎ。火の入った暖炉の香りの再現ってどんな感じなのかと興味がありましたが、なるほど。甘くて少し焦げたような香り。甘さが火の暖かさ、焦げたような香り(ナッツ?)が、暖炉にくべた薪がパチパチと音を立てながら燃えるイメージを演出しています。面白い。
具体的に言うと、私は神社の夜祭の綿あめの屋台を連想しました。砂糖を熱で溶かしてつくるふわふわした甘い食べ物。焦げた砂糖もこんな香りがします。
なるほど、面白い。と感心はしますが、この香りを身に纏いたいかというと、、、個人的には、否。そもそも甘い香りがあまり好きではないからというのもありますが。自分で見に纏うというよりは、セラミックストーンやムエットに香りを移して、秋の夜長のリラックスした時間に、お酒と本をお供に楽しむイメージです。
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- Cookieyukiさん
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- 51歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿142件
2021/3/7 02:48:36
つけるだけでショボい私のアパートにオスカー賞などの授賞式のレッドカーペットが出現する。
トップは木の上で完熟しきって一部発酵が始まり洋酒になりかけたピーチ。面白いことにゲランのミツコに使用されている桃を思わせる香料ウンデカラクトンの存在を感じる。決してこの2つが似ているというわけではなく単に共通点があるだけ。ミツコは昔のヨーロッパ社交界、Badgley Mischkaは現代のアメリカ上流階級の社交界っぽい。ミツコは知性的でセクシーでありながらどこか禁欲的で落とせない女性。こちらもセクシーでパーティでカクテルを飲んでハメを外し男性とイチャイチャしているが、口説こうと思ってもスルスルっと上手に切り抜けて落とせない女性。
洋酒をふんだんに使いシナモンでアクセントをつけたピーチコンポートのようでもある。洋酒はブランデーがピーチブランデーか。レッドベリー、パチュリ、カシスの苦さが洋酒感を出すのに一役買っているようだ。洋生菓子に洋酒がよく使われるが、ラム、キルシュ、ウイスキーではなくブランデーだと思わせるところが面白い。
ミドルで金木犀の甘い香りが強くなる。一昔前まで金木犀はトイレの消臭芳香剤として多用されていたが、近年では金木犀が使われることはほとんどなくなった。金木犀ファンとしてとても嬉しい。金木犀の香りにはもともとフルーティさがあるようで無花果、桃、林檎、梨などの木で熟す果物の香りと相性がいい。Badgley Mischkaの完熟桃と出会ってお互いのいいところが引き出されている。他にはピオニーとジャスミンも入っているが、強さから言えば金木犀>ピオニー>ジャスミン。
ラストも相変わらず華麗で派手。入っているキャラメルも甘ったるくなくグルマンの要素は無い。ラストノートによく使われる香料ばかりだが、値段が高いのが納得できる高級感のある香り。印象としては現代調クラシック。似合う年齢があるというより似合うタイプがあると言った方がいい。上品だが陽気で親しみやすいタイプに相応しく、お高くとまってツンツンした人には似合わない。
日本だけでなくアメリカでも年収によって見事に住み分けされている。それと同時に買い物に行く場所も異なる。Badgley Mischkaをつけそうな人々はニューヨークならSaks Fifth AvenueかBergdorf Goodmanあたりに行く。後者は昔服装チェックがあって、あまりラフな格好だと入れてくれなかった。ジーンズNGな時代もあったくらい。
ちょっとおめかしをしてBergdorf Goodmanに行ったことがある。溢れ出る高級感。品物の素敵さに比例してゼロの数もひとつ以上多い。店の人は微笑みを浮かべて挨拶してくれる。決して押し付けがましい売り込みなんてしないし良い感じ。ただ言葉遣いと身のこなしから滲み出る品の良さに圧倒された。
Budgley Mischkaもそんなイメージ。お高くとまっている香りと思いきや意外と無邪気で親しみやすい。でもどこを切り取ってみてもセレブ感が半端ない。実際セレブや上流階級の人は意外とフレンドリーでユーモアがある人が多い。人への接し方、ジョーク、エチケットの本は彼らの必需品らしく書店でも昔からよく売れるほど。理由は簡単。いつどこで誰に会うか分からないから。誰に対しても礼儀正しく魅力的な人間であることで降ってくるチャンスが多くなることをよく知っているのだ。
ウェディングドレス、カクテルドレスなどの晴れの日に着る服とそれに合わせたゴージャスな靴が有名なBadgley Mischka。デザイン的にはシンプルで控えめだがそれを彩るレース、ビジューなどの凝ったディテールが素敵。しかも成金趣味じゃない。そんなところが本物の上流階級の人たちに好まれる。見ているだけでウキウキ。最近は着ていく場所もないのにカタログを見て着たふりごっこして楽しんでいる。そんなファッションをギュッと纏めて液体化したらこんな香りになるのかもしれない。
香水は時に人物像を明確に伝える。華やかな場所でカクテルグラス片手にニッコリ笑顔でユーモアたっぷりの会話で人々を魅了。そこで築いた人脈を使ってのし上がっていく。血の滲むような努力は表に出さずに涼しい顔をして。Budgley Mischkaはそんな生き方を鮮やかに彩ってくれる。
トップノート: ピーチ、レッドベリー、カシス、シナモン
ミドルノート: オスマンサス、ピオニー、ジャスミン
ラストノート: パチュリ、ムスク、キャラメル、サンダルウッド、アンバー
- 使用した商品
- サンプル・テスター
- 購入品
- doggyhonzawaさん 認証済
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- 55歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿426件
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]
税込価格:-発売日:-
2021/3/6 13:02:21
卒業式が始まろうとしていた。俺は右手を学ランのポケットにつっこんで、周囲のざわめきに吐き気を覚えながら、長い廊下で入場を待っている。
みんなぶっ飛ばしてやりたい。
黒い頭が一列に並んでいる。ニヤニヤしてる奴、前の背中をこづいてる奴、もう泣きそうになってる女、それをなだめてるフリの女。
ミンナ ブットバシテ ヤリタイ
この学校には差別と嘲笑と偽善と欺瞞しかなかった。それを学べたことは有意義だった。だが笑って卒業できない自分がいる。クソみたいな奴ばかりのこの学校に、つばすら吐きかけることもできないまま、俺は今日卒業するのか。
納得できない
衝動がつきあげてくる。大きな声で叫んで、手当たり次第に殴りかかりたいような。だめだ。抑えろ。そんな声も聞こえる。我慢できず、ポケットの中で握りしめていた香水のアトマイザーを取り出した。マスクを引っ張って内側にプッシュした。その瞬間、チェリーパンクの匂いが、いけないドラッグのように鼻の奥に突き刺さった。ふんわり甘くて苦い、真っ赤なチェリーの風味がトゲトゲの心をなでていく。それは抑制のトランキライザー。気がつくと、前方のドアが開けられ、卒業生が入場し始めていた。
「ただいまより、卒業式を挙行いたします。」
式の途中もチェリーパンクの香りで何とか制御されていた。頭の中でチェリーパンクのことだけが渦巻いていた。
…チェリーパンクはフランスの香水ブランド、ROOM1015から2020年に発売されたチェリーとレザーの香りがする香水。価格は10mlが3,300円、100mlが16,000円。調香師はアトリエコロンやバイレードの作品で有名なジェローム・エピネット。トップはチェリーや花椒、ミドルはバイオレットやジャスミン、ベースはパチョリ、トンカマメ、ブラックレザー。ヴィヴィアン・ウェストウッドがキングスロード430番地に開いた店「SEX」。そこから生まれたパンクムーヴメントに対するオマージュ…
「卒業証書、授与。」
気がつくと、マスクの中のチェリーパンクの香りはミドルに変わっていた。レザーの匂いが強く出ている。チェリー:レザー=2:8ぐらい。分厚い革ジャンをクリームで手入れしたときに鳴るキュッキュッという音と匂いを思い出す。鋲打ちの革ジャン。学校では蔑まれて笑われている俺が、背中に大きく“Anarchy&Destroy”と書かれた革ジャンを着るパンクスだなんて、多分誰も知らない。パンク沼のネット民界隈に知り合いはいるけど、実生活では存在じたいを無視されてこの学校で過ごしてきた。
ミンナ ブットバシテ ヤリタイ
いつしか自分の番になっていた。校長の前に進み出た。一瞬、上目遣いに顔色を見た。「ああ、この暗い子か」そんな蔑みの光が骸骨のように落ちくぼんだ校長の目にあった。証書を受け取り、礼をした。そのとき小さくマスクの中でつぶやいた。
”F××k off ”
ステージから下りるとき、足を止めて体育館を見渡した。ここで3秒止まれと、イキッた担任が騒いでいたはずだ。マスクの匂いを思いきり吸った。チェリーパンクが柔らかなチェリーとしっとり上質なクラシカルレザーの黒い香りになっていた。ステージから人々を見下ろした瞬間、ある映像が脳内にシンクロした。
白ジャケットに黒のスリムジーンズ。Sex Pistolsのベーシストだったシド・ヴィシャスが、ハードドラッグに溺れてボロボロな時期に作ったPV「マイ・ウェイ」のシーンだ。名曲のカバーなのに足がもつれ、ふざけて歌うシド。勝手に変えた不穏な歌詞。ラスト。シドの支離滅裂な歌に拍手喝采する上流階級の人々。そしてその瞬間、
シドは胸元からピストルを取り出し、オーディエンスに発砲した。
パン!パン!パン!
乾いた銃声。倒れる人々。阿鼻叫喚の地獄絵の中、中指を立ててステージから去るシド。あとには客の悲鳴ばかり。
俺もここからシドのように…
・・・気がつくと席に戻っていた。長い長い式辞が始まった。チェリーパンクの香りが、アマレットのように甘くウッディな香り立ちに変わっていた。レザー香はうすらいで、トンカビーンとパチュリに支えられた酔わせるチェリーのラストに変わりつつあった。そうだ。結局何もできないんだ。不意に全身の力が抜けた。俺はシドにはなれなかった。
「以上をもちまして…」
立って礼をした。退場の音楽が鳴り始めた。すすり泣く声があちこちから聞こえた。聞きあきた合唱曲が「今、別れのときー」とクソ盛り上がっていた。俺はチェリーパンクの匂いを吸い込んだ。そして歩き始めた。
シドの「マイ・ウェイ」をマスクの中で口ずさみながら。
心の銃を乱射しながら。
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2021/3/5 23:50:13
口にするのも嫌になってしまうアレのせいで、頻繁に手を洗うのとお店に行けば手指の消毒をお願いされるのとで夏でもハンドクリームが欠かせなかった2020年(2021年も引き続きそうなるんでしょうね……)。
気に入った BAIE 19 のお迎えに行った際、入口で消毒しながら「夏でも乾燥が気になって困る」と零したところ「うちのハンドクリーム試してみられませんか」とおすすめを頂きました。べたべたしないので夏でも使いやすいですよ、と。
購入時は夏だったので、さっぱりバジルよね!と思ってバジルを試したところ、すんっっっごい良い香り。フレッシュで、バジルのハーバルな青さが効いていて、とにもかくにも良い香り。好き!買う!と即決だったのですが。スタッフさんが「人気はヒノキの方があるんですよ〜」って。そう言われてしまうと試さずにいられないのでそちらも香りが混ざらないよう肘の近くに塗って頂きました。
バジルのインパクトが強くて最初のうちは「ふーん……」という感じだったのですが、嗅ぎ比べるうちになんだかどんどん虜になってしまい。さながら(ちょっと古めの)漫画でよくある右側と左側にそれぞれ小さい天使と悪魔がやいやい言うあの図に。「ぜったいバジル!毎日気兼ねなく使えるのはバジル!」「いいやヒノキの方が鎮静作用ある(たぶん)!」って。
どちらが天使だったのか悪魔だったのかわかりませんけども、結局ヒノキを買っていました。
香りのタイプはルラボの通常ラインの中だと VETIVER 46 に近いかなと思います。甘さがなく、スモーキーで深い香り(VETIVER 46 ほどのスモーキーさではないです)。ヒノキの研ぎ澄まされたような静謐さはなく、あたたかみがあります。正直、ヒノキよりヒバに近いかも。手持ちのヒバのオイルによく似ています。ほろ苦いースモーキーさが薄れると大好きな BAIE 19 にも通じるところがあるようなないような。相性もいいです。また SANTAL 33 の甘さがなんだか鬱陶しいときなどに手首にしっかりすり込んでから SANTAL つけるといい塩梅になるような気がしています。
テクスチャはしっかりこっくりめですが、よく伸びます。するするとすり込めてたしかにべったりとはしません。ただ、そこそこの被膜感はあり。冬のいまは被膜感に守られている気持ちがしていますが、すぐに紙製品やスマホに触れるのは躊躇われるかな。しっかり潤います。
万人受けするのはバジルの方だと思います。好みがあまりわからない相手(とくに女性)へのプレゼントには確実にバジルの方が安パイです。とはいえ、なんとなくですがルラボをお好みの方にはヒノキの方が受けるのかなという気はします。だから「人気はヒノキの方がある」のかなって。清潔感ある大人の男性からこの香りしていたらかっこいいと思います!
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