2021/12/2 22:48:45
N Organicのスキンケアを試していたので、並行して使ってみようと購入。後発のUVセラムです。
コンセプトが面白かったので、ファンデーションからイルミネイター、アイカラーや口紅までBrandのラインで揃えました。いわゆる「パケ買い」ってやつですか。こういう買い方をしたのは久しぶりです。わざとフォーカスをぼかした午後から夕暮れ時までの空をプリンティングしたり、「犬と狼の間」つまり黄昏時を商品名に生かすなど、戦略がうまかったんですね。
つけた感触はいかにも緩めのリキッド。ムラもなくつややかでそこそこのカバー力。肌のキメが整って見えましたし、こすれに弱く簡単によれてしまう点を除けば良い商品だと思えました。スキンケアと同じブレンドの香りがするのも、併用する人にとっては楽しい要素ですしね。
良いメークブランド見つけたな……と嬉しかったです。
はじめの二ヶ月までは。
クッションファンデとは違い、コンパクトの中央からにゅるっと押し出すタイプなので、ほぼ二ヶ月で使い切り、お店で探してもレフィルが見当たらなくて、やむなくケース付を買い直して開封した直後でした。なんか肌が乾く。まだ秋口にもかかわらず、洗顔後のツッパリ感なんてものじゃなく、目の周りから口の周辺、眉間の辺りまで引きつれたような感覚。
何より夜のクレンジング時に、10年くらい年齢が上がったようなしわしわの顔。びっくりしました。
こんなことは初めてだったので、先ずはスキンケアを疑いました。以前愛用していたニールズヤードレメディーズでは起こりえなかった現象で、多分N Organicが合わなかったのだろう。トライ&エラーはまたも失敗か……と。だが待てよ。
基礎化粧品はサンプル使用も問題なく、かぶれも起こらず、長年の懸案だった汗管腫もほとんど目立たなくなってきて、これがトラブルの源とは考えづらい。まあ若干、冬場になって乾燥しやすくなっては来てますが、いくらなんでも秋口に皺くちゃは有り得ない。じゃあ何だ?
はたと気づきました。ファンデーションじゃないのか。
慌てて成分表をひっつかみ、目を皿のようにして確認すると……。ありましたわ。
塩化Na。
「塩」だね。要は。
思い出したことがあります。
数年前、肌に合うオーガニック化粧品を探してコスメキッチンを物色中、あるヨーロッパのブランドに目が止まり、「すみません、この化粧水って敏感肌用ですよね」と店員さんに確かめたところ、「そのローションはお薦め出来ません。塩が入ってますので」ええっ!?とよく見れば、瓶の口に見えたんですよ。塩の結晶が。
オーガニックにはあり得る処方なんです。試してすぐは気づかないけれども、一ヶ月二ヶ月経つうち徐々に徐々にじわじわと、肌が水分を抜かれていった……ということでしょう。
もしやと思って、同じ形状で発売されているMiMCのファンデーションを調べたところ、やはり入ってました。塩化Naが。
その他にもこちらのセラムファンデーションには、ちょっとオーガニック気取るには信じられない成分、例えばクロルフェネシン、デヒドロ酢酸塩、安息香酸Naなどがそろい踏みで、なんで最初にここをチェックしなかったのか悔やまれます。
おまけに売り方。
普通レフィルは並列で置くものなのにそれが無く、手に入れるにはオフィシャルサイトの通販しかない。しかもレフィルに替えパフが付いていない。
やっぱりあれです。
餅は餅屋……なんでしょうな。ちなみに、この商品を止めてたまたま持っていたAQUA AQUAの下地を使ったら、乾燥がおさまりました。
あまりにがっかりしたので、基礎ものもまた見直そうかな……と思ってます。
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