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[フェイスクリーム]
容量・税込価格:28mL・2,970円 / 50mL・4,950円 / 125mL・9,460円 / 150mL(詰替え用)・9,900円発売日:- (2023/8/4追加発売)
2022/9/24 21:55:00
評価が良いので期待して購入しましたが、全く肌に合いませんでした。つけた時からヒリヒリするなぁと思ったら翌日プツプツっと肌荒れしました。
万人に合うわけではないようです。
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- doggyhonzawaさん 認証済
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- 56歳
- 乾燥肌
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2022/5/28 08:53:57
400本めの香水レビュー。ここまでちょうど9年間、書き続けてきた。週一度1本ペースだから、レビュー数じたいは多くはない。それでもその1本を書くために、香料分析、背景リサーチ、比較検討、推敲編集やらで、1本につき平均6時間はかかってるから、9年で400×6=2400時間は香水の勉強をしてきたことになる。←そのわりにわかってないけどな
珍しい機会なので、その400本の中から心に残っている香水をほんの少しまとめてみる。
◎最もリスペクトしたクラシック香水3本
・シャリマー(ゲラン) ・ルールブルーEDP(ゲラン) ・N°9(シャネル)
◎最も心に突き刺さった香水2本
・ラペルトワ(ラルチザンパフューム) ・フェミニテ・ドゥ・ボワ(セルジュ・ルタンス)
◎最も偏愛して日常使用してきた香水
・エンジェルEDP&EDT(ミュグレー) ・コローニュロワイヤル(ディオール)
◎出す作品どれも恐ろしくできがいいと思う香水ブランド
・ピュアディスタンス ・フラッサイ
◎400書いた中で心に焼きついているレビュー3つ
・ラペルトワ(ラルチザン・パフュ―ム) ・エンジェル(ミュグレー) ・ロストチェリー(トム・フォード)
世界中で年間何万本も新作が生まれる香水業界。その中にあって、これまで出会えた香水はまさに「ご縁」。そんな中、紹介する400番目の香水は、初めからちょっと「ごめんなさい」しておきたい作品。なぜなら日本未発売かつ限定品という超入手難しい系。たぶん自分も、この先もう1本ストックを入手することはできない。そういう意味では本来紹介するつもりはなかった香水。ただあまりにも香水としてできがよく、個人的にもラペルトワに匹敵するほど美しく、自分の性癖にぐっさり刺さった香りなので、このまま誰にも知られず消えていくのは悲しいと思ったから、そっとここに置いていく。
それは、フランシス・クルジャンが2015年にパリの百貨店プランタンの150周年記念のためだけに製作したル・ボー・パルファム。この香水は自分の中で特別すばらしい作品、極上品。星をつけるなら☆7満点のところ、☆70はつけたい香水。ただそれはもちろん自分にとっての超どストライクであって、貴方にとって好きな香り、またはベストマッチとは限らない。香水に「万人に好かれる香り」なんて存在しないからだ。
ルボーの香料イメージはシンプルだ。クレジットによると以下のとおり。
インドのチュベローズ&ジャスミン、チュニジアのオレンジブロッサム、マダガスカルのイランイラン。いわゆる濃厚なホワイトフローラルブーケ系統の香り。
ただ使用している花の香料はどれも高品質ですばらしく、同時にそれらを際立たせるための「つなぎ香料」が超絶いい。しかもナイスバランス。はっきり申し上げる。さすが天下のプランタン。これを作らせるために、クルジャンにどんだけ対価を支払ったのだろうというくらい、スペシャリティ香料をふんだんに使用しているように思う。つまり「売っても赤字」なくらいゴージャス&センシュアルな出来。だから周年記念の限定香水なのだろう。
ルボーを肌にのせる。その瞬間、あまりに甘くかぐわしい花の蜜の香に脳がよろめく。体がふらつく。矢吹ジョー渾身のクロスカウンター一発もらった気分。腰からくだけ落ちる。花園に倒れこむようにマットに沈む。お花畑で好きな女の子を追いかけるスローな白日夢を見る→人間終了。な開幕。それほど左脳崩壊で言葉にならない美しいフローラル爆弾なトップ。
それでも、カウント9でギリギリ立ち上がって香りを分析するなら
ルボーは偏愛するラルチザンのラペルトワにインスパイアされて創ったのでは?と思うくらい雰囲気が酷似している。クリーミーガーデニア&山椒という「花の優しさ&スパイスの棘」の取り合わせで、内面の感情を激しく揺さぶるラペルトワ。その山椒部分をごく微量のキャラメルノート&シナモンが代替するような形で、白い花束に甘いグルマンを補完している。これがたまらない。クルジャン、あなたさてはラペルトワのベースをヒントに、同ラルチザンのアムールノクターンを組み込みましたね?と言いたくなるくらい。わからない方はわからなくていい。これはほぼ自分にあてた周年記念レビューだ。
サイレージは5時間程度。ジャスミンの残香強めでルボーは消えてゆく。ルボーは「プランタンおめでとう!」で作られたけれど、その甘くてノーブルで、どこかノスタルジックなクリーミーな花束は、プランタンとクルジャンがあなたに贈る感謝の花束の香りだ。
いつもありがとう
あなたのおかげで 今があります
あなたの一日が 美しい香りに包まれますように
おめでとう あなたへ
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- ***Minnie***さん
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- 36歳
- 混合肌
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2021/3/15 18:31:14
2021イセタンメイクアップパーティーの限定パレットを購入。
オーロライルミネイティング、とありましたが、実際は既存3色、復刻3色からなるパレットで、既に5色持っていました笑
マリアージュ、クリスタルマスカレード、ショコラ、シャンハイブレックファースト、グリーミーポンド、1番濃いピンクは色名を忘れましたが、前ディレクターのカルメンシリーズで出た限定色だったと記憶しています。
しかし、改めてこの6色でメイクをすると想像以上に使いやすい!特に下3色と右上のキラキラピンクは肌色にマッチして相性が良いと感じます。
ブルベ夏の方は、再販あれば是非考えても良いと思われます。サイズ感も既存の2000円より一回り小さい6色パレットなので、割高と言えばそうなりますが、消費期限を考えたら使い切りで衛生的に良いと思います。
※あと一色はブラッドムーンという色名だったようです。
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- Cookieyukiさん
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- 51歳
- 乾燥肌
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]
税込価格:-発売日:-
2020/10/9 03:33:27
ベルガモット、ジンジャー、薔薇が第一陣として飛び出してくる重めのトップ。クラシックとまではいかないがそれに近い雰囲気がある。以前口コミしていた方が「ローズというより漢字の薔薇」と表現していて印象的だったが、全くその通り。
しかも色は黒味がかった深い紅。赤というより紅がふさわしい。厚くしっかりした花びらで、まるで蜜のような濃い香りがする。完全に私見だが、薔薇の色の濃さは加えられたパチュリの量に比例して濃くなると思う。
アロマの世界をほんの少し勉強したことがある。色々な精油を嗅ぐことから始まり、精油同士を混ぜて新しい香りを作ることが出来ると知った。面白いのはパチュリを花の香りに混ぜると深みが出ること。やがてローズ、イランイラン、ゼラニウムなど様々な花の香りにパチュリを混ぜて遊びだす。どんな花でもパチュリが沢山混ざれば混ざるほど、ノワールという言葉がよく似合う夜向きのセクシーで重厚なイメージに変化していく。それと共に花の色も濃く感じるようになる。
ローズアノニムの場合はかなりの量のパチュリと共にウードが入っている。ビロードの質感の花びらはまるで中世の宮廷の庭に咲く紅の薔薇。現代ならゴスファッションに身を包んだ人が好みそう。ゴスロリじゃなくてあくまでもゴス。膨らんだフリルのスカートなどキャピキャピと可愛さを求めない、ある意味魔女的でパンキッシュな方。もともとゴスはゴシックの略なので中世の雰囲気たっぷり。
同時に中東、シルクロード周辺の国の人から漂ってきそうな香りでもある。シングルノートだが途中で薔薇のジャムかトルコの激甘定番土産、ターキッシュディライトのような煮詰めた甘さのコッテリした香りになる。どことなくほろ苦いカラメルのようになることも。
その甘さが和らぐと瑞々しいばらの香りが現れる。気付いたら真紅の薔薇がいつの間にか淡いパステルピンクと黄色のばらになっていた。今度は「ばら」ね。薔薇じゃなくて。葉や茎の青さが混ざった、田舎風の庭に咲いているような素朴な香り。この青味はパピルスかな?パピルスの匂いを嗅いだことがないのであくまでも想像だが。
それにしても何をどうしたら普通トップとミドルで消えるはずのグリーンなニュアンスのばらの香りがラストノートで出てくるのか?アトリエコロンは欧米諸国で大人気だが、その理由はこんなところにもあるのでは。
不思議なことに最後の最後、ばらの香りが消滅した後に残るのはかなり動物的なムスクに似た香り。クレジットされていないがアンバーが混ざっている気もする。天候などの条件の違いでこの興味深い香りが出る時と出ない時がある。実のところはオポポナックスとベンゾインではなかろうか。いい意味で人間臭い、人肌恋しくなる匂い。
私は職業上、男女年齢関係なく他人に相当近づくことがある。そのため香水をつけていない男性で、こんな肌の匂いの人がかなりいるのに気づく。「おまえは彼女か!」とツッコミを入れたくなるほど接近して初めてわかる微かな匂い。決して嫌な匂いではなく、むしろ男の色気の匂い。この独特の匂いがするのは筋肉質な二十代から四十代くらいの男性だから。
これってもしかしてムスクスキンの香り?少し前に人の肌の匂いにはスイート、ムスク、ウッディ、ニュートラルなどがあるのをどこかで読んだ。
女性の場合は香水をつけていなくても、何かしら香料の入っている化粧品、シャンプー、クリームなどをつけている場合が多い。そのためこの独特の匂いを感知するのは難しいが、肌からこの匂いを放つ人が確実にいる。香り立ちは幾分女性的ではあるが。
「匿名の薔薇」というタイトルが暗示するように老若男女誰でもつけられると思う。ただし似合うかどうかはその人の持つ雰囲気によってかなり限定されそうだ。重厚、陰のセクシー、妖艶、落ち着きといったキーワードが似合う人ならいけそう。ゴスロリには似合わないがゴスにはどハマりする。
現在の職業柄絶対タブーだが、私は中世を彷彿とさせるゴスファッションに染まりたいとかねがね思っている。全般にヨーロッパ中世、近世の雰囲気のある服装が大好き。ゴス、つまりゴシックより時代は後だが、お目目にお星様がキラキラ入ったベル薔薇の世界にも憧れていた。でもなれないんだな、ベル薔薇には。
じゃあ、ゴスファッションを纏いローズアノニムをつけてなってみようじゃないか。
ゴス薔薇に。
シングルノート: 薔薇、ウード、パチュリ、ジンジャー、ベンゾイン、オポポナックス、パピルス、ベルガモット
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