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夜の女王さん
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シャネル / エゴイスト オードゥ トワレット (ヴァポリザター)

シャネル

エゴイスト オードゥ トワレット (ヴァポリザター)

[香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:50ml・9,020円 / 100ml・16,940円発売日:-

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6購入品

2015/7/9 19:03:07

シャネルの『EGOISTE』と言えば、私にとって
男の中の男の香水というイメージがあったので
気にも留めなかったし、眼中にもなかった。

でも最近、とあるレヴュアーさんのレヴューを見て
「ボワ デ ジルの男性版」「エゴイストを使っていた
男性がボワ デ ジルを、ボワ デ ジルを使っていた
女性がエゴイストを……」という記述を見て
俄然気になりだし早速百貨店のシャネルカウンターへ。

ムエットに付けてもらった最初の香りは甘いが、
ぐっと制御されたフルーティーな香り。
それから手首に、そして我がままを言ってハンカチに
付けてもらいました。

同じくフルーツにハーブが混じったようなユニークな
甘い香り。でもこのエゴイストの真骨頂は時間が経って
ミドルからラストにかけてのウッディの部分だと思います。
苦いスモーキー、甘いバニラ、さっぱりしたハーブが
ウッディをベースに見事に調和している。
残り香の白檀の香りの良いこと!

クセがあり個性的なので好みは分かれるかもしれませんが、
女性が愛用するというのは大いに納得。実際シャネルの
BAさん曰く女性の愛用者が意外に多いとか。
強く香る香水なので付け過ぎは禁物。少量、スプレーした
霧をくぐるように付けると良いとシャネルのBAさんからの
アドバイスです。

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イヴ・サンローラン / ベビー ドール オーデトワレ ナチュラルスプレー

イヴ・サンローラン

ベビー ドール オーデトワレ ナチュラルスプレー

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:- (生産終了)発売日:2000/2/11

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1購入品

2015/5/19 19:09:17

私は不思議でならない。
なぜあのイヴ サン ローランがこんな香水を
世に送り出したのか。そんじょそこらの
三流チープブランドではない。
あのイヴ サン ローランがである。
『イグレック』『リヴ ゴーシュ』『オピウム』『パリ』
『イヴレス』を輩出してきたイヴ サン ローラン。
どうしてこんな馬鹿な香水を売り出したのか。
私はそれを考えると夜も眠れなくなる。

この『ベビードール』。いわゆる2000年代から
猛威を振るうあの安っぽい芳香剤のような
フローラルフルーティーの先駆けである。
ベビードール発表のまえに『イン ラブ アゲイン』が
限定発売され大いに好評で、イン ラブ アゲインの
流れを汲んだ香水として喧伝されたのがベビードールだが、
大いに疑問である。系統は同じだが二つはまったく別の香りだし、
なによりもイン ラブ アゲインの愛好者がベビードールに
乗り換えず、イン ラブ アゲインを大切に使っていたのが
なによりの証拠だと思う。
イン ラブ アゲインは再販された。なによりである。

話をベビードールに戻すと、香りは最初から嫌みな
グレープフルーツで始まる。それから甘〜い甘〜い
薬品様のフローラルとフルーティーが混ざり合う。
ラストもえげつない有り様。どうしようもない。
偏差値の低い高校の女子高生が使うに相応しい臭い。

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ディオール / オー ソバージュ オードゥ トワレ

ディオールディオールからのお知らせがあります

オー ソバージュ オードゥ トワレ

[香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:50ml・12,650円 / 100ml・17,490円発売日:-

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5購入品

2015/4/27 11:06:37

「フレンチ・クラシック」と言う言葉の響きに
ある種のノスタルジーを感じる。
そしてそれがもっとも相応しい香水はこの
『オー ソバージュ』でしょう。
特にある年代の方にとってオー ソバージュは
懐かしい郷愁の香りではないでしょうか?

香りはさっぱりして清潔、晴れやかなハーバルな
シトラス。厭味がまったく無く、変に技巧を
衒うことの無い色気。
発売当時からすこぶる評判でフランスはもとより、
日本でも大流行しました。

面白いことに、男性的で力強いハーバル・シトラス
なのに大勢の女性の支持を受け愛好者を増やし、
1960年代から70年代を象徴する香水になりました。

そして今ではフレンチ・クラシックと呼ばれる
古典中の古典になったわけですが、今あらためて
その価値を見直す時期になったのではないでしょうか。

浪模様の装飾されたボトルに、指貫を模したキャップ。
清潔な香り。色気。魅力。

オードトワレですが30分もしないうちにラストの
ベチバーが香り、それは鼻を近づけないと分からないほど。
後腐れの無い自然の香り。
ルドニッカが残してくれた不滅の香水。

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エルメス / イリス オードトワレ ナチュラルスプレー

エルメス

イリス オードトワレ ナチュラルスプレー

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:-発売日:-

5購入品

2018/3/3 23:48:02

その男に誘われたとき、女の心に紫のインクが一滴こぼれた。あ、どうしよう。答える暇を与えず、男は隣のスツールから腰を上げ、ホテル最上階のバーカウンターから去っていった。先ほど部屋番号のついたカードキーを渡され、耳元で囁かれた言葉が、さながら呪縛のように女の心に反すうしていた。「下の部屋で待ってるよ」

エルメスのイリス・オードトワレは、美しくてせつない香りがする。はかなさと脆さと、そしてどこか哀しげなニュアンスの強いフレグランス。まるで禁じられた恋を今も心のどこかで引きずっているような。

1999年、オリヴィア・ジャコベッティ作。ラルチザンのジング!やプルミエ・フィグエなどで知られる彼女の比較的初期の作品。その名の通り、イリスの香りをフィーチャーしていて、珍しくシングルノートのような雰囲気。他の香料とミックスした際に、それらの上にパウダリーでふんわりとした柔らかさと、バイオレットのような暗い香気をまとわせるタイプの使われ方が多いイリスをメインに引き立てようとした意欲作。

とはいえ、アイリス(イリス、オリスも同義)の天然香料であれば最も高価な香料と言われ、シャネルあたりでないとふんだんには使えないほどの代物。ここで使われているのは、どうやらイリスの人工香料であるイロンのようだ。それでも他の人工香料よりはずっと高価だと聞くけれど。

そんなエルメスのイリスをスプレーすると、トップは苦みのあるツンとした香りが広がってくる。一瞬、パチュリの墨っぽさかなと思うような土っぽいウッディな香りだ。だが、クレジットを見ても特に書いていない。アーモンド系のギリギリした苦みとカルダモンのほんのりスパイシーな感じか。柑橘が一切香らないトップはなぜか潔くも感じられる。

やがて2分もすると、澱粉のような粉系のベールとともに、わずかに暗いバイオレット系の香りがしてくる。淡いけれど、カーネーションのスパイシーフローラルも同時に香っている。クローブがほんのりという印象。このパウダリー&わずかなバイオレットが、イロンの香りだろう。シャネル19番のなめらかで上質なイリスとは違って、どこか一本調子な紫色の香りが続いていく。優しくて、それでもわずかに冷めているパウダリー。

ミドルが2時間ほど続くと、かなり香りが薄れてくる。ラストに残るのは、一段階明るさを増した粉っぽい香りと、どこかインセンスを思わせるウッディ系の低いニュアンスだ。全体に合成香料を多く使用していて、香りの変化はあまり感じられない。女性らしい柔らかさと穏やかさが表現されていて好ましく、甘さや爽やかさはほとんど感じられないタイプのフレグランスだ。体温高めの方だと持続時間は2時間程度で、かなりウッディな低い香りが出やすい。ムエットにつけると柔らかいバイオレット系の粉っぽさがずっと続くので、体温低めの女性はアイリスの香りがきれいに出て使いやすいだろう。

全体に、どこかもの悲しい陰のある香りといった印象が強く、静かでひかえめ、まろやかで優しい雰囲気。人一倍感受性が豊かで、それゆえに自分から相手のプライベートゾーンに入っていけないようなパーソナリティーを思い浮かべる。一見快活で誰にでもオープンに開いているように見える方にも、そんな自分はいるものだ。だから、自分の中の鬱や陰、傷といった部分が前面に出てきそうなとき、こんな内省的な香りがそばにあると、安定剤のように守ってくれそうな気がする。

女はひとしきり考えた。それでも答えが定まらず、カードキーをそっとバッグに入れてスツールから降りた。バーを出る前に、窓の外に広がるビル群の夜景を見つめた。男は直属の上司、そして彼の妻は元先輩だ。心の中に落ちたインクは、紫色の沁みになって深い憂いをたたえて広がっていた。女はバーを出て、トーンの落ちたベージュ色のカーペットの上を歩き始める。エレベーターホールまでのわずかな時間、女の足が不規則に進む。押すのは15階か、それとも1階か。

下向きのボタンが光り、目の前のエレベーターが到着を告げる。左右にドアが開く。女はゆっくりと乗りこむ。その瞬間、仕事終わりにつけたイリスの香りが不意に鼻をかすめた。女神イリスの逸話をぼんやりと思う。

ゼウスの妻、ヘラに仕えていた侍女イリス。彼女はゼウスに何度も求愛されたが断り続け、遂にヘラに「どこか遠くへ行かせてほしい」と頼み、虹の女神となって彼らの元を去ったという。

眼前でドアがゆっくりと閉じていく。女は一瞬バーで見た夜景を思い出す。目を閉じて微笑む。そして女の白い指が、行き先を示すボタンを押した。

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ヨウジ ヤマモト / ヨウジオム

ヨウジ ヤマモト

ヨウジオム

[香水・フレグランス(メンズ)]

税込価格:-発売日:-

5購入品

2018/10/13 14:40:34

「これに匹敵するほどの男性用香水はほかに2つか3つくらいしかない。」

「匂いの帝王」と呼ばれる人がいる。「世界香水ガイド」という香水の辞典を著したルカ・トゥリンという人物だ。彼は自分が気に入らない作品はバッサリ切り捨てるが、本当にいいと思った作品はあらん限りの比喩や状況説明を用いて称賛することで有名だ。そんな彼が2000近いフレグランスの中で前述のように絶賛した作品、それがヨウジオムだ。

ヨウジ・オム・オードトワレ。日本人デザイナーでありながら世界で活躍する山本耀司氏の最初の男性用香水だ。ヨウジオムは「強さと官能美のバランス」をテーマに1996年に欧州で発売された。調香師はジャン・ミッシェル・ドュリエ。これがルカ・トゥリンを唸らせ、幻の逸品と呼ばれた香り。ヨウジオムは一度廃盤となっていたが、ルカ等の熱いリクエストに応え、2013年に再発売し、今また世界中にその名を知らしめようとしている。ルカの願いは叶ったわけだ。

ただし、現在流通しているヨウジオムは2013年に調香師オリヴィエ・ペシューがリファインした香り。オリジナルの1996年版とはかなりレシピが異なるようだ。自分の手持ちも2013年版の物。ではヨウジオム2013はどんな香りかというと。

付けたて。一瞬、透明感ある洋酒のような香りがしたかと思うと、すぐに暗くて甘苦い香りが出てくる。ジュニパーベリーのスッキリ感とリコリスだ。エンジェルのトップほどガツンとは来ないものの、似たような暗いオープニング。どちらかというとロリータレンピカのイントロに近い。ただロリータほど甘さは出なくて、リコリスの背後にわずかにお香のようなドライな香りが控えている。リコリスじたいは風邪の内服薬によく入っている甘草という成分なので、葛根湯を飲んだ時に感じる甘苦さを思い浮かべると分かりやすい。

5分ほどしてミドル。ラムの香りがしてくる。透明感ある甲高い香りと独特の渋みが広がってくる。ベルガモットやライムをもっと効かせれば、ティエリー・ワッサー氏の創ったゲランオムのミドルに似ている。このへんはルカ・トゥリンが評している点だが、確かに納得。ワッサー氏の方が後発なので、ヨウジオムを参考にはしていたかも知れないなと思う。さらにラムの下からかなりロースティーでダークな香りが漂ってくる。コーヒーリキュールの香りだ。ミドルはそんなふうに「リコリスの苦み+ラムのスッキリした辛み+コーヒーリキュールのコク」がせめぎあいながら、黒っぽい香りを展開する。

1999版のレシピでは、イントロにラベンダーやコリアンダー、ミドルにはシナモン、クミン等が配されたいたようだから、オリジナル版はもっとホット&スパイシーだったことが予想される。そうなるとリファイン版はかなりスッキリマイルドに調整された印象。どこか洋酒のようで、漢方薬のようだ。コーヒーの香りは弱め。アクは弱く、香り立ちも柔らかい。似た系統ならエンジェルの方がガツンと来てバランスがいい。

ラストも思いのほかあっさりしている。つけて1〜2時間ほどでソフトなレザー香に収束していく。レザーといってもバーチタールなどの燻ぶった香料ではなく、ソフトななめし革系の香りでフェードアウト。清潔感あるムスク系ではなく、レザーを配したあたりに山本耀司氏への忖度を感じる。彼は以前「男は何歳になっても男だ。俺が最も興味あるのは女だ。」と語っていたから、ワイルドな男性性を感じさせるための選択だろうかと推察する。

気を付けたいことは「ヨウジヤマモト」など、似たようなネーミングの香りがたくさんあることだ。2013年リリース作品は男女用全6種類あってどれも安価でいい。ただヨウジオムは、ルカが評価した1999年版とは別物と思った方がいい。全体的にあっさりして付けやすくなったであろうリファイン版。ルカはどう評価するだろう?

ヨウジヤマモトの服は何着か持っていた。どれもワイドでロング丈で、それまでの既製服の常識をくつがえすゆったりしたデザインが好きだった。彼の服を着て街を歩くと、服と体の間に風をはらむ感じがして心地よかった。かつてカラフルが当たり前だったプレタポルテに敢えて黒一色で挑み、全世界を騒然とさせた彼の服は「黒の衝撃」と呼ばれて賛否両論を巻き起こした。彼は75歳を過ぎた今も常に常識を打ち破り、前衛的ながらも着る人を魅せるデザインを創り続けている。

「魅力とは、服とそれを着る人が出会った時に生まれるものだ。俺はそれを“チャンス”または“偶然”と呼んでいる。」彼自身の言葉にあるように、このヨウジ・オムもまた男が身に付ける武器の一つになるだろう。

ヨウジオムは、そんな彼の男としての生きざまを体現した、香水版「黒の衝撃」だ。

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げんごろう♪さん
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プロフィール
  • 年齢・・・44歳
  • 肌質・・・混合肌
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  • 星座・・・蠍座
  • 血液型・・・O型
趣味
  • ドライブ
  • 音楽鑑賞

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自己紹介

車と香水が趣味です。 学生時代はセフォラに就職したいと思うほどでした。 続きをみる

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