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[化粧水]
容量・税込価格:360ml・6,050円発売日:2016/9/16
2018/11/4 09:58:35
混合肌、皮膚が薄いのと頬の開き毛穴が悩みです。
顔の右にアクセーヌ モイストバランスローション
顔の左にIPSA ザ タイムRアクア
を塗って比べてみました。
塗ってる時の感触はどちらもシャバシャバ系。
どちらも浸透バツグン。
塗った後はどちらも吸い付くようなもっちり感。
若干の差で、
IPSAが肌がツヤっぽく見えたのと肌が冷たく感じ、表面が少しペタペタ、ふっくら感ハリを感じる。
アクセーヌの方が表面さらさらだけど中まで潤ってる感じ。
翌日も同じようにやってみた所、私の頬の開き毛穴に関してはアクセーヌの方が、肌が滑らかになって目立たなく見えました。
アクセーヌの方が肌の皮脂と乾燥のバランスを整える力が強いのかもしれないです。
朝、メイク前に肌が滑らかになります。
IPSAはツヤっぽくなり潤い感が目にも見え、ボトルも何かカッコイイ。肌が冷たく感じ、中まで潤ったわーというのが分かりやすい。
乾燥肌の人はこちら向きなのかも。
どちらも良い商品ですし、差は若干ですがこの2つで悩んでいる方の少しでも参考になれば。
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- 現品
- 購入品
- doggyhonzawaさん 認証済
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- 54歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿426件
2020/12/5 13:35:10
ビターピーチはあざとい。あざとすぎる。その名を「苦い桃」と額面どおりに受け止めてはいけない。これは間違っても「ビターピーチ大好き!ビターピーチ最高!」などと人前で大声で連呼していい言葉ではない。特に英語圏では。
2020年の発売以来「甘くて芳醇な桃の香りの可愛らしい香水」と巷で評判のビターピーチ。特に香水にあまり詳しくない方にも人気が高まっている。それはいい。ただこのネーミングに込められた裏の意味だけは少しかじっておいた方がいい。おトムの桃をかじる前に。
ビターピーチとは、英語で「汗をかいた男性の苦いアスホール」という意味のスラングだ。ということは、そういう行為をも暗喩する。もともとは200年ほど前の中国で、同性愛を「噛まれた桃の喜び」と隠語で表現したことが由来。「噛まれた桃」は英語で”Bitten peach(ビトゥンピーチ)“。”Bitter peach”とはたったひと文字違うだけだ。
さらに拡大解釈すると、ビターピーチには性的なニュアンスが他にも含まれていることに気付く。
“Bit her peach”ビットハーピーチ(ひとくち、彼女の桃を)
“Bite her peach”バイトハーピーチ(彼女のお尻をかじれ)
おトム壊れてるのでは?大丈夫か?と思うほどの言葉遊び。これはもう「攻めてる」というよりイッちゃってるのでは?と思うくらい。エロティックを越えてデンジャラスな狂気がほとばしっている。事実、英語圏では香りじたいよりも「ちょっとこの名前で戸惑う…」的な感想が多いようだ。そういう意味で、日本の婦女子の皆さんにおかれましては、どうか人前で大声で「ビターピーチ最高!最高!」的な連呼は厳に慎んでいただきたいと願う次第。あと間違ってバターピーチって言うのもアウツ。
ということでこのネーミングだけでごはん3杯はいけるんですが、肝心の香りはというと。
オレンジを基調にした半透明ボトルはロストチェリー継承。海外の桃は日本の白桃とは違い、やや固くて酸味が強い黄桃タイプのネクタリン系だ。だからボトルはネクタリン色のオレンジカラーなのだろう。そこから1〜2プッシュ。
ビターピーチを吹き付けてまず最初に感じられるのは、クールな清涼感のあるカルダモンの風だ。その後すぐに、甘くてややスパイシーな桃の香りが広がってくる。わずかにソリッドでキレがあるフルーティーな香りだ。背後にインセンスのお香感もじんわり感じられる。全体にシャープな香りと桃のフルーティーが拮抗しているイメージ。日本の甘々ふんわりジューシーな白桃の香りではない。これはキリッとハンサムなネクタリン香だ。
5分後、甘やかなピーチ香の下から、スッキリグリーンノートと酸味あるプラム系の香り、香ばしいウッディノートが明確になってくるとミドル。グリーンノートはダバナ(ヨモギ系)とラブダナムがイメージクレジットされているものの、はっきり分かる感じではない。プラム系の酸味はとても印象的で、全体の印象を桃より酸味の強いアプリコットに近い香りにしている。さらに、トップで感じたインセンスっぽさがサンダルウッド系であることもわかってくる。これらが1つになって、スパイシーアプリコットフレーバーのように感じられてくるミドル。これが7〜9時間続いてそのままドライダウン。
全体的にシングルノートのように展開し、香りの変化が少ない現代的な香水だと言える。もはや重ね付け前提PBシリーズの1本というより、1つの作品になってきた感がある。トップに吹き抜けるクールなカルダモンの後は、ずっとオレンジ色のアプリコット的な硬い桃の香が続くフルーティーノートがメインだ。ラスト近くで、ジャスミンのふくよかさが感じられることもあるし、サンダルウッドの乾いたお香が強めに出ることもある。
価格は50mlで税込40700円。やや単調な香水の割に値段はかなり高いと思う。ただ、安価なシャンプー等の桃の香りとは違って、確かに香料の層が厚くバランスはよい。それでいて香水っぽい複雑さが少なく、自然なフルーティーを感じるので、女性らしさを引き出す力は高いと思う。おそらくこのキリッとしたネクタリン香を好ましく思う人は、男女問わず多いだろう。
日向に完熟桃が転がっている。それを見て「桃を食べたい」は微笑ましい。だが、好きな人を見つめて「君の桃を食べたい」となると話は違う。トムはその言葉の狭間で笑っている。性別も人種も超えたところで。
ビターピーチは本当にあざとい香りだ。彼はシニカルなメッセージを甘く酸味あるフルーティー香でオブラートのように包みこむ。それは官能的な愛の世界に佇む彼からのオレンジ色のギフト。
トムが偏愛する”Bitch peach(ビッチピーチ)“な香り。
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