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[口紅]
容量・税込価格:1セット・4,180円 / ケース・1,100円 / -・3,080円 / レフィル・3,080円発売日:2024/4/5
2024/4/6 16:13:25
しばらく使ってからのレビューにしたいのですが、
これは、タッチアップで最高と感じてしまったので爆速レビューになります。
BAさんに、RMKの中で色持ち良い方と伺い、また、むっちり系の保湿感のあるリップは、他ブランドでバズってるものがいくつかありますが、このベージュは珍しい。
そもそもタッチアップする気も無かったのですが、この一色な気になり過ぎてタッチアップ。
タッチアップして頂いたら、あまりにも色味が良くて。良くて…。
即購入(笑)
その後、飲食しましたが保湿感はずっと続いており、色持ちも良かったです。
私が一目惚れしたカラーは
RMK
デューイーメルト リップカラー
01マイチャイ
アムラー世代にはたまらない色味。
そして、コスメの進化を実感したヌードリップ。
ヌードカラーとは言いつつ、ブラウンぽかったり、赤みぽかったり、黄みがかっていたり、最近ザ・ヌードって色が少ないですよね。
そんな中、このヌードカラーは本当にヌードカラーらしく、カッコよくて綺麗。
血色感を消し過ぎず、肌から浮かない完璧なヌードカラー。
昔は、ヌードは血色感皆無で、白浮きするか、顔色の血色感までを奪う怖いヌードカラーばかりだったのに。
現代のヌードカラーに度肝抜かれて、一点試して即買いしてしまいました。
やっぱりデパコス。
最高やな。
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- 57歳
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]
税込価格:-発売日:-
2023/9/29 07:22:40
その日、彼女は上司に怒鳴られた。大口の取引先で案件を一蹴され、帰社したときのことだ。
「はぁ?お前、あそこ取れなかったらうちの会社どうなるかわかってんの?なんで帰ってきてんだよ!」
「すみません。」表向き平身低頭しつつ、心の中で舌打ちする。
(そんな大事ならてめぇで取ってこいや。それにあたしは「お前」じゃねぇし。)
上司は「大体お前はさ」とねちねち小言を続けた。彼女は周囲の冷笑をうなじのあたりに感じて、次第に体がこわばるのを感じた。バンッ!上司が机を叩いた。
瞬間、心が硬い殻に覆われた。そのとき彼女はサナギになった。
会社を出たのは真夜中。気付いたら駅を出てネカフェの前に立っていた。今夜は部屋に帰れない。ここに籠って、明日朝イチで件の取引先に再特攻をかけるしかない。てゆーか、そうしろと言われた。
完全鍵付き個室が1室だけ空いてて神に感謝した。クタったパンプスを脱いでスーツを壁にかけたら、一畳ほどの空間が自分専用シェルターになった。手早くドリンクを調達し、食べたい物をオーダーした。返す刀でPCメールを起動。予想どおり先輩から雑事の催促メールが来ていた。メンタルやられてんの知ってるくせに遠慮ない。てか、むしろ涼しい敬語で上乗せしてくる。それが社畜の常道だ。即返しないと後が怖いのでピザかじりながらレスした。それを終えた時、今日初めて力が抜けた。腰がずり落ち、首とまぶたが船をこぎ始めた。ヤバい。寝落ち寸前。でもまだ終わりたくない。何もいいことがないまま、今日を終えたくない。そうだ。
バッグから1本の香水を取り出した。銀の試験管型ボトルに金のチャームが揺れる。ネットで最新香水を探して見つけたピュアディスタンスのパピリオ。「蝶」という名の香水。きっかけは「パピリオのうた」という詩だ。「自分を抱きしめて」とか「飛べ」とかメンヘラ女的にスルー言葉が並んでたけど、とあるフレーズが厨二心にぶっ刺さった。
「世界を牢獄のように感じるとき 生き地獄のようなとき その傷だらけの羽を広げ 機能不全のカルーセルから飛び去れ」
ああほんと、社畜は牢獄、生き地獄だよ。こんなんで飛べるわけないじゃん。無理だよ無理。でも…
「機能不全のカルーセル」って、なんかいい!カルーセルってぐるぐる回る終わらない円環だよね。あれだ。ハムスターが走り続ける回転車。あれ絶対ゴールできないのに、ずっと輪っかの中を走り続けてさ。バカだよな。…って、今のあたし同じじゃん…。
そう思ったら急に苦しくなった。そして気付いたらポチっていた。
真夜中の狭い個室。PCモニターが深海探査艇ののぞき窓のようにぼうっと青く浮かび上がっている。その絶対的孤独の中で手首にパピリオをプッシュした。瞬間、まばゆい金色の粒子がはじけて、室内の空気が柔らかくなった。すかさず手首に鼻を押しつけた。
はぁ… たまんねぇ。 思わずオヤジみたいな声が漏れた。何かキメてぶっ飛んでるヤツみたいに、口が半開きになった。
ふわりと宙に舞い上がるベルガモットの酸味。そこにヘリオトロープがシンクロしてパウダリーをまき散らす。そのアップダウンは確かに蝶の羽ばたき。明滅する色とりどりの香料が、蝶が拡散する鱗粉に思えるトップ。
「これマジやべぇ…」言いながら、空中にシュッ、シュッとパピリオをスプレーし、芳醇な香りのシャワーを頭からたっぷり浴びた。パピリオのフルーティーなミストが、髪と顔とブラウスに降り注ぐ。それは心を覆った固いサナギの殻を溶かした。やがてパピリオは、ほの甘いマグノリアを奏ではじめ、軽やかなレザー香を纏って、さらなる進化をうながしてゆく。いつしか眠りの世界に誘われ、夢を見た。
人がごった返す遊園地。彼女は6才で、背中にピンクの蝶の羽がついたドレスを着て空を飛んでいた。だが次の瞬間、地に落ちた。視界から全ての人が消えた。慌てて周囲を見回した彼女は今のアラサーに戻っていた。ただ背中のピンクの羽だけは小さいままで、何度羽ばたいてももう飛べなかった。怖くて走り続けた。でも必ず元の場所に戻ってしまう。グルグルの堂々巡り…。そこで目覚めた。
個室の中にはパピリオの柔らかなラストが流れていた。優しくて懐かしいパウダリームスクの香りがした。眼前のモニターに寝ぐせ頭の女が映っている。それを見たら少し笑えて、ぽろぽろ涙がこぼれた。
今日、上司に怒鳴られた。でももういい。どんなにやられても「今日も死なない!」って行くしかない。何度も固いサナギになって、いつかはパピリオになってやる。この機能不全の社畜カルーセルを抜けて、ドヤ顔で世界を飛び回るために。
だから今は眠ろう。ここは社畜のコクーン。夢見る繭。見るは儚い胡蝶の夢。
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2018/10/20 17:51:17
人恋しさに、あの人会いたさに、想いこがれる秋の夜は、純白のウエディングドレスさながらのうっとりするようなペンハリガンのガーデニアの香りに包まれるといい。
ペンハリガンのガーデニアは、1976年に誕生したガーデニア(クチナシ)のシングルフローラルのオードトワレだ。チュベローズ、ジャスミン、イランイラン、ガーデニアの花々に、スパイスとバニラを重ねた、クリーミーで悩ましい香り。いったんは忘れられた存在となっていたこの香りは、鬼才ベルトラン・ドゥショフールの手にかかってリファインされ、2009年にアンソロジー・シリーズとしてリリースされている。容量は100mlで定価は税込で2.3万円ほど。ただネットでは半額近くで取引しているところも最近では見られるので要チェックだ。
正直、このガーデニアにはしてやられた。香りこそ変化なく人工香料メインであるものの、数あるガーデニア系香水の中でも香料バランスが絶妙。そして人の心を惹きつける魔力をもっている香りだと感じる。さすがベルトラン。彼がラルチザンで創ったラペルトワなみのガーデニア香。さらには、シャネルのココマドやチャンス系に比べても負けない強い男性誘引力をも兼ね備えているように思う。
ペンハリガンのガーデニアをスプレーする。とたんに濃厚なジャスミン&チュベローズ系のホワイトフラワーブーケが強く空気を押し出してくる。甘くてしっとりしていてクリーミー。同時に背後からスッキリしたグリーンノートが広がってきて、全体の香調を引き締めている印象。この開幕5分のホワイトフローラルブーケのかぐわしいことといったらない。熱帯のフルーツのようなエキゾティックな甘さと乳製品のようなまろやかなコクをもち、そして男性の心を一瞬で奪うような妖艶な女性の色気も含んでいる。このフローラルブーケミックスは生花以上。あえていうなら、生々しい。ごめんなさい、参りました。なぜかそうあやまりたくなるようなしっとりしたグリーンフローラル。そんなトップ。
そしてそのトップの強烈なホワイトフローラルブーケが次第に柔らかくなっていくミドル。香りの変化はほとんどなく、香りじたいが引き波をたてながらゆっくりと時間の経過とともに柔らかくなっていく印象。ラストもまた然り。付けてから8時間たっても、まだ付けたところにうっすらとホワイトフローラルが漂っている感じの消え方。わずかに石鹸ぽいムスクの雰囲気は感じるけれど、全体の印象が確かにガーデニア。クリーミーで甘い。最初から最後まで肉厚な白い花の蜜の香りに包まれたままフェードアウト。
気を付けなければいけないのは付け方だろう。シングルフローラルながら本当に拡散力が強いので、この作品に関してはウエストより下に付けることを全力でお勧めしたい。くるぶし、ひざ裏、太もも、ウエストなどのお好みの場所に、左右1プッシュずつで十分だろう。それでも量が多いと感じる方は、ロールオンアトマイザーに移し替えて塗布量を調整するといい。
ペンハリガンのガーデニアは、ボトルこそカチッとしたこれまでの英国風ではあるけれど(リボンも立ってるし)、香りに関してはセンシュアルで男心を揺らめかせる甘く危険な香りだと感じる。久々の「あまりにいい香りなのでつい後ろからついてきましたええもしよかったらお茶でもいかがですかああすみませんそりゃそうですよねではせめてお名前とその香水だけでも教えていただけませんかそれとラインIDも」的な男に気を付けてほしいかもしれない香り。秋だからね、人恋しくて落ちてる人はたくさんいる。そんなときにこんなふんわりフローラルを纏った女性が目の前を通ったら、男たちの理性はあっという間に吹っ飛んでしまうかもしれない。いや失礼。俺は吹っ飛ぶ。香りにつられてついていったらごめんなさい。(←久々だな確かに。)
夏咲きのクチナシの木は、春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイとともに「三大香木」と呼ばれるほど芳香の強い花を咲かせる。アジア原産のこのクチナシは海外に渡ってガーデニアと呼ばれ、欧米ではダンスパーティーに誘う女性へ贈る花として有名になり、プロポーズの時やウェディングブーケにも使われる幸福の花となった。花言葉も「優雅」「洗練」「喜びを運ぶ」などがあり、恋や愛の花としても知られている。ガーデニアの花の香りには、そんなたくさんのメッセージが込められているのだ。
クチナシの香り、メッセージ…。懐かしい歌のフレーズが浮かぶ。
「雨上がりの庭で クチナシの香りの…」
やさしさに包まれたなら、目に映る全てのものは愛のメッセージになるだろう。
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2023/12/22 16:28:03
★5か6で迷いました。が、やはり好きなので6で。
元気はつらつ!な香りです。柑橘の香りがバーッと広がって、気分を上げてくれます。
よっしゃ!やるぞ!と思わせてくれる。
普段はゲラン派なのですが、気まぐれで手に入れたココ・マドモアゼルは意外と良かった。
ゲランのフレグランスはいくらマダムっぽいと言っても、穏やかに肌に馴染むのですが、ココマドは実に攻撃的というか、外に向かって「シャネルですよーー!!頑張りますよーー!!」と叫んでいて、肌に馴染むという感じではない。戦闘用ですね。。でも女にも気合を入れて戦わなくてはいけない時があるので、そういう時の味方です。
同じ「ココ」でも、マドモアゼルじゃない方のココは、「強烈!」とか言われていても、実に良く肌に馴染む感覚があります。ココとココ・マドモアゼルは、似たところがありません。
ちなみに先日、会議室で会議の準備をして、一旦部屋を出て戻ってきたら、会議室になにやら華やかな良い香りが。「あれ?誰か香水つけてた?」と思ったら、自分のつけているココマドの残り香でした。恐るべし。衣服の中、お腹辺りに1プッシュだったのですが。強力ですので、取り扱い注意です。
ああ、しかし、ココマドに★6をつけてしまったら、ココは確実に★7だな・・。
↑ 01 July 2023
↓ 22 Dec 2023
追記です。その後、職場で一番仲良くしている同僚(中国出身)がココマドモアゼルEDTを購入。彼女はこれまで全然フレグランスを使わない人だったのですが。
さらに、二番目に仲良くしている同僚(イラン出身)がココマドモアゼルEDPを購入。彼女は浴びるようにフレグランスを纏う人なので、歩くココマドの広告塔のよう。
こんな身近でココマドだらけになるとは。それだけ女性を魅了する香りだということですね。
そんなわけで、私のココマドは封印かも。
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