2015/2/22 17:45:19
5年ほど前、アロマ好きが高じて香水に手を出そうと思い立ち
「やっぱ香水といえばシャネルの5番だろう。」という安易な考えでカウンターへ。
初めての香水選びにも嫌な顔ひとつせず、ベテランBAさんが丁寧に対応してくれました。
シャネルって凄く怖いイメージでした。ごめんなさい。
EDT、EDP、Pを比較して、香りのことは今ひとつ分からないままにPを購入。
香水初心者にはどれもきつく感じて、一番容量が少ないPを選んだ記憶があります。
帰宅後、手首にちょこっとつけて、本を読みながらクンクンして驚きました。
カウンターで手首に付けてもらった時よりいい匂い!
カウンターではスプレー使用、家ではフタの裏で点付け。
付け方の重要性を実感できました。
上品で、自分の中の「女性」を肯定してくれるような
「前を向いて胸を張りなさい」と優しく叱咤してくれるような香りです。
これを付けると「女に生まれてよかった〜」と思います。
トップの弾けるようなアルデヒドは20分位で落ち着いて
華やかなミドル、フローラルが広がります。
このフローラル、特定の花が突出することがないのですが
とても厚みのある、深い香りとなっています。
馥郁たる花々の共演といったところ。
フローラルに少しずつバニラが混ざり、ラストへ移行します。
ラストはバニラ+サンダルウッドをメインに、ムスクとベチバーも少々感じます。
バニラと言っても、印象は肌馴染みの良いパウダリー、
サラサラ・スベスベの女性の肌を連想します。
ラストでのクールダウンが効いているためなのか
とても濃厚な香りなのに、お腹いっぱいになりません。
大切なのは付け方でしょうか。
付け過ぎたり、擦り過ぎたりすると、埃っぽい化粧臭さが出てしまいます。
私の場合、フタの裏に付いた分を、ウエスト・足首・ひじの裏に付ける位で丁度いいです。
ひじの裏に付けた後で耳の後ろに付けると、かなり接近した相手には気付かれます。
が、香水臭いと言われたことは今のところありません。
薄っすら香らせる分には、案外男性受けがいいように思います。
ただ、耳元で深呼吸するのはやめて頂きたい。
色々なフレグランスに浮気するのでまだ1/3ほど残っていますが
無くなったら必ずリピートします。
近年の、クリアでライトでハイトーンなフローラルに疲れた方にお勧めしたい逸品です。
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2015/6/21 15:41:21
ゲランの名香。
様々なドラマに彩られ、多くの著名人を魅了した、歴史ある香り。
と、いうように身構えたりせず、ちょっと試して頂きたい香り。
「モス」っていうと馴染みの無い感じがしますが
イメージ的には和室の香りです。
試してみたら意外にしっくり来る方も多いのではないかと。
体温高め、甘さが出やすい私がつけると
ほんのりフルーティ(ジューシーではなく)+ピリッと辛口のモスになります。
辛口ですが攻撃的ではなく、穏やかで女性的な印象です。
甘い幸福感に包まれるのではなく、深い落ち着きを得られる香り。
浮ついたところが無く、かといって消沈するのではなく
なんというか、ストンと腑に落ちる感じ。地に足が着くといいますか。
とても静かなのです。無音ではなく、雨の日の和室のような静けさ。
色々上手くいかなくてイライラする時や、浮き足立ってしまったような時、
考えすぎてどうにも出来なくなった時に
スッと無理なく心に訴えかけて、深呼吸させてくれる様な。
リラックス出来るけど弛緩はしない、
背筋は伸びるけど緊張はしない、バランスのいい香りです。
Pですと拡散性もあまりないので
緊張を強いられるようなときにお守り代わりに付けていくのもお勧めです。
現代風ではないので、とっつき難さはあると思いますが
気になる方はローブノワールを試すついでにでも
一回触れてみて欲しいなぁと思います。
長年愛されてきた香りは、案外懐の深さも持っています。
キャラや年齢で諦めるのは勿体ないです。
日本は香水文化が根付いていない分、
付け方や量にさえ気をつければ、自由もあると思うのです。
新作も名作も香水は香水なんですから
自分から心理的なハードルを上げることなく
気になるものにはどんどんチャレンジして頂きたいなと。
そして色々な感想を聞かせていただきたいなと。
その方が私も楽しいので。…ダメでしょうか。
試すならPがお勧めですが
カウンターでは普通、スプレーでブシュッとやられてしまうので
一度コットンに出してもらってから
手首に香りに移すと良いですよ。
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クリスタル オー ヴェルト オードゥ トワレット コンサントレ(ヴァポリザター)
容量・税込価格:50ml・12,430円発売日:2009/4/17
2015/3/15 21:35:25
マリン系、アクア系が苦手な私でも大丈夫な夏の香り。
スッキリ爽やか、ジューシーな夏用フレグランスと言った雰囲気で始まりますが
ミドル〜ラストでは上品で女性らしい香りに変化します。
トップノートは弾ける様なシトラスです。
レモンがメインなのですが、レモンの皮の苦味がアクセントとなって
とてもスッキリとした香りになっています。
こういう香りのお酒、夏に飲みたいです。
20分位経つと柔らかいホワイトフローラルになります。
これも甘すぎない、あくまでライトな香り。
優しく上品な女性らしさがあります。
ラストはミドルのほのかな甘さを引き継ぎつつ
さらに柔らかい、安心できる清潔感を感じる香り。
「きれいなお姉さんのベッドの香り」と言われました。
別に柔軟剤っぽいとかではないです。
トップノートだけなら、正直なところアロマで十分かなぁと思いますが
ミドル〜ラストにかけてが秀逸です。
スッキリサッパリだけでは終わらない
夏向きなのにクリア過ぎない、女性らしさが素敵です。
薄手の白シャツを着て、薄っすら汗をかいた女性が
優しげに微笑んでいる、そんなイメージです。
爽やかさ+作為的でない色気。
逆に「トップだけでいいのに」という方は
アロマテラピーで使用する精油を水で希釈して
オリジナルスプレーを作ると幸せになれると思います。
レモン+ライム+オレンジ+ラベンダーorレモングラス(少々)とか。
肌に付ける場合は濃度と光毒性に注意が必要ですし
香りはすぐ飛んじゃいますけど、真夏の休日はこんな感じの香りで過ごしてます。
爽やか一辺倒にならない、フェミニンな夏用フレグランスをお探しの貴女におすすめ。
シャネルの夏用フレグランス…と思いきや
実際カウンターに行くとココマドがプッシュされていたりしますが
日本の夏にはクリスタル オー ヴェルトの方をおすすめします。
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2015/2/22 19:16:36
シャネルのNo.5で香水の素晴らしさに目覚め、
「香水といえばゲランらしい。」という不明瞭な根拠に基づきカウンターへ。
「シャネルの5番で香水にはまって、色々な香りに触れてみたいと思いました」などと
無駄に正直な申告をする人間に、ゲランのBAさんはとても優しく対応してくれました。
ゲランってお高く留まったイメージがありました。ごめんなさい。
素敵なボトルに一目ぼれしてPを購入しました。
自分にとっては、EDTやEDPをスプレーでつけるより
濃厚なPを点付けする方が扱い易いと学びました。
肝心の香りですが、気候や体調によって印象が全く違います。
平熱約36度の私は以下のように香ります。
1.春〜秋、平熱
トップはレアチーズケーキのような柑橘+バニラの香り。
15分もすると、とろりとした蜜のようなバニラへ変わり、そのまま薄らいでいきます。
4〜10月ごろ手首に付けたときや
季節問わず、ウエストに付けた時はこの香り。
量さえ間違わなければ、夏でもむせる事は無いです。不思議。
私の肌ではパウダリーは鳴りを潜め、しっとり濃厚なバニラの香りが続きます。
それでもグルマン系には傾きませんし、しつこい甘さにはなりません。
甘い香りって飽きてしまうことが多いのですが、こちらはずーっと追いかけたくなります。
少し離れるとほんのり甘いベビーパウダーの香りらしいです。
2.冬、体温低め
甘さがグッと抑えられ、スッキリ渋めの香りになります。
もちろんベースにはバニラがあるのですが、少し遠慮がちな甘さに。
上記1は湿度を感じる甘さですが、こちらはサラッとしています。
冬に手首や足首に付けると、この香り。
3.真夏の室内(エアコン故障中、室温39度〜)、インフルエンザで発熱中
濃厚すぎるパウダリー。うっかりベビーパウダーを吸い込んだときのような香り。
むせました。38度を超えた辺りで、この香りになるのかもしれません。
熱がある時にはお勧めできない香りです。
基本的には1の香り方をします。
濃厚なのに後を引く、癖になる香り。意外とカジュアルにも使い易いと思います。
一味違うバニラをお探しの方は是非。
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[口紅]
税込価格:5,280円発売日:2018/9/7
2018/9/20 17:35:38
発色の良いマットリップ。
購入したのは10のビトゥンピーチ。
元々もっと薄いヌードリアリティやトゥルーピンクなどがいいかなと思っていましたが、実際カウンターでお試しさせてもらったら10が顔色も良くなって肌に映えて綺麗でした。
肌も明るく白く見える気がする不思議なリップ。
はじめてのマットリップは大満足です。
ツヤを出したかったらグロスを重ねればツヤリップに変身するし、元からツヤのものをマットにするのは難しいけれど、マットリップなら変身出来て良いです。
最初近所のフルーツギャザリングで拝見していましたが、全色見たくなってデパートカウンターへ行きました。
フルーツギャザリングだとお店によるのかもしれやいですが、
10色展開と聞いたのでご注意を。
カウンターではレッドが1番人気だと言っていました。
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