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アタック
高浸透リセットパワー
[その他]
容量・税込価格：720g / 800g (オープン価格)発売日：- (2019/3/9追加発売)
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化粧品、バス、トイレタリー用品の動物実験に反対しています。
花王は、法律で動物実験が義務付けられている中国向けを除き、動物実験を行わない方針を明らかにしています。
で、まあ、不必要な動物実験に反対するのみならず、高校生の頃から20数年、石鹸派として生きてきました。
合成界面活性剤は生分解されにくい。環境を汚染する。更に皮膚刺激が強い。合成界面活性剤を売りつける( 花王のような )大手メーカーに騙されてはダメだ。
そう頑なに信じて生きてきました。
40代になったから思う。
あの頃の私は何かに洗脳されていたのではないかと。
粉石鹸を毎日お湯で溶かして洗濯していました。
どう頑張っても溶け残りが出ました。液体石鹸を使っても石鹸カスが出ました。
20年以上石鹸で洗濯してるんです。温度にも助剤にも工夫を重ねました。自分の使い方が悪い。ただそう思っていました。
息子が思春期になり、黒っぽい服を着ることが多くなりました。
石鹸の溶け残りや石鹸カス、洗濯槽のカビ(合成洗剤より石鹸のほうがカビが出やすい)が衣類に着くことを息子は嫌がりました。
濃い色の服は炭酸ソーダなどのアルカリ剤だけで洗うことにしました。
ある時息子が言いました。悲しそうでした。
「俺のTシャツが臭い」。
何かの間違いだと思いました。
毎日毎日洗っているのに。
匂いを嗅いでみました。チーズのような、獣のような、そんな匂いがしました。
思春期のオトコって変な匂い出してるんだね。お母さん知らなかったよ。
息子の真っ黒なTシャツをお湯とともに、酸素系漂白剤で一晩漬け込みました。
匂いは消えました。色は落ちました。
仕事の忙しい時期でした。
石鹸でうまく洗う。
それだけのことに一日の多くの時間が奪われました。
ノイローゼ寸前でした。
匂いを取る洗剤。
ふらふらになった私はこれをスーパーで手にしていました。もう限界でした。
今まで目の敵にして避けてきた、花王製品でした。
熱湯を使わなくても溶けました。
3回すすがなくても、洗った洗濯ものには白いモロモロはついていませんでした。
夫のくたびれた靴下が、白く輝いていました。
「それは蛍光増白剤で染めてるだけだよ」。私の中の石鹸派が呟きました。
でも眩しい、清々しい白でした。久しぶりに見る、白でした。
息子の服から、匂いが消えました。
なんて手軽で便利な洗剤なんだ(おまけに石鹸より安い)、と言う私を
「努力も根性も工夫も足りない」。
私の中の石鹸派は罵倒しました。
最近の合成洗剤は生分解されやすくなっているそうです。
勿論石鹸には叶わないにしても、大量の石鹸を使って「アワアワ洗濯」なるものをし、すすぎ残しがないように大量の水で3回すすぐのと、少量の合成洗剤を使い、お湯も沸かさず、すすぎも1回か2回で済ますのとどちらが環境負荷が少ないのか、私にはよく解らなくなりました。
何より疲労度。
洗濯だけに一日何時間も使えない体には、家事を減らし、休む時間が必要でした。
そう、忘れてはならないパームプランテーションの問題があります。
合成洗剤の原料、パームオイルは、地球の肺と言われるボルネオのジャングルを破壊して調達されます。
合成洗剤を使うことは、熱帯雨林を破壊することです。
花王は持続可能なパーム油の調達ガイドラインを設け、2020年までに森林破壊ゼロを目指しています。
私の中の石鹸派は「口約束ではないのか」「サステナビリティへの貢献度なんてお金で買える評価ではないのか」と囁きます。
でももうきっと、ええきっと、石鹸には戻りません。
セラヴィ！！
- 使用した商品
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