2016/3/16 02:41:33
世界で一番売れてるチークだと!?ネットの記事を読みながら、私はそのうさんくさい文句に惹かれてデパートへと向かった。
NARS……デパートの片隅の黒いコーナーにおそるおそる近づいて行くと、強そうなメイクをした綺麗なオネーサンたちが門番のように立ちはだかっていた。
自分のレベルと現状の装備では無理だ!!
私はダンジョンを後にした。
数日後、通販にてチークを手にした私。
色は4013、その名も、
オーガズムである。
オーガズムである。
お、、お、お、オーガズムである…………
ハレンチすぎやしないか……
森の仲間達が震えてる。
NARS恐るべし……
話は戻って、色はベーシックなピンク。
とにかくラメが多い印象だ。
ラメは化粧に消極的な人種にとって鬼門である。顔面をチラチラと光らせることがとにかくおそろしい。
ブラシにたっぷりとって何度か手の甲にはたき、頬に広く載せてみると……
意外かな、ラメがゴールドなせいか思ったよりも自然なツヤ感。
ピンクの発色も肌から浮きすぎず無難であった。(私は黄味より明るめ色)
これは案外人を選ばないチークなのかも……?
そのまま1日過ごしてみたところ、夕方になっても発色は損なわれることがなく、メイクを落とすまでチーク感は健在。
一番売れてるという文句も納得の使い心地であった。
後日妹にも勧めたところ、気に入った様子で私にこう聞いた。
「この色何ていうの?」
言えない……オーガズムなんて…………
「4013だよ」
私は品番を伝えた。
マジョリカマジョルカのセンスと同様、素敵なネーミングも時には口に出しづらいものである。
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2016/3/16 01:42:14
デパコスとは無縁、むしろお化粧を楽しむ次元とは無縁の生活を送ってきた私が交わるはずもないDior……
そいつと友達になる日が来るなんて…………
出会いは突然に。
頂きものである。
私はもとの唇の色がかなりシッカリしている。
雑誌のモデルに惹かれて買ったプチプラリップたちは私の小豆色リップには到底叶わず儚く散っていった。(そして母が拾った)
口紅は私には向いてないんだ。
この小豆色リップを掲げて生きるのが天命なんだ…………
そう諦めかけていた時に出会ったのが
このリップ。色番は449 シエルローズ。
大人っぽい落ち着いたローズ、人間の唇の色の延長線に近い色である。
Diorなんて一生手に取ることはないだろうと色めきたった私は好奇心半分に唇に塗ってみた。どうせ貰い物、失敗も痛くない。
バカな!!!!
発色してやがる!!!
だいたいこのフィット感はなんなんだ!!!!
お母さぁぁぁん!!!!すごいのみつけた!!!!!
運の良いことにシエルローズの色味も私の黄味寄りのすこし明るい肌にそこそこマッチしていた。
冴えない顔には変わりないが、気分がほくほくしていた。
さて、ドキドキしながらバイトにつけていってみる。(乾燥しやすいので資生堂のモアリップのあと)
しゃべり倒しても落ちない……
3時間たったら少々乾燥は気になったものの、許容範囲内。
絶妙な大人カラーで肌も明るくみえる、唇のメイクを楽しんでいる人の気持ちがやっとわかった……
流石Dior、流石Dior。
お値段するだけある、デパートのカウンターの賑わい、理解。
かくして私は突然化粧の楽しさに気づき、様々なブランドに興味を持つことになる。
アットコスメにも、登録することになる。
ドリンクの淵にリップがつくのがすこし恥ずかしいという通過儀礼も、齢24にして無事体験することになるのであった。
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