2020/12/4 09:03:34
シャリマーは本当にフランカーが多い。マチルド・ローラン作のレジェールに始まり、オーデアラヴァニーユ、パルファンイニシアル、そして近年のスフルドゥパルファン…今年12月に限定販売されたのはこの「フィルトルドゥパルファン」。香りの媚薬という、中々の強気ネーミングだ。
シャリマーらしく、フィルトルドゥパルファンはベルガモットの香りから始まる。苦味は控えめ、アールグレイティーを思わせる。オリジナルのシャリマーはベルガモット一辺倒だが、これにはジューシーなレモンと柔らかなラベンダー(モンゲランで使われているような硬くシャープでメンズ的なラベンダーではない)が足されていてとても優しい。ベルガモットの苦味や酸味を丸くまとめているようだ。
シトラスとラベンダーの下から、じわじわっとバニラとバルサムの甘さが拡がってくる。構成にあるジャスミンやローズは、あまり目立たない。たまにふわりと香りが立ち上がってくる程度だ。イメージとしては、アンバー+バニラの泉にフローラルが溶け込んでいるよう。覗きこむと一瞬ローズやジャスミンが映りこんだ気がするけど、再び覗いても何も映っていない、そんなイメージ。
肌に最後にメインで残るのは、アイリスとバニラ。バニラはややインセンスっぽいスモーキーなニュアンスがあるが、汚れているほどではない。少しザラザラして、パウダリーな質感のある甘さ。上の方では柔らかなラベンダーが香っていて、バニラの甘さが沈みすぎないように持ち上げている。持続は5時間程度。
元々のシャリマーの香りをなぞりつつ、ベルガモットの苦味をレモンとラベンダーで整え、レザーっぽいスモーキーさをある程度抑えたバニラで仕立てたこの「フィルトルドゥパルファン」は、シャリマーらしさをしっかりと残しつつより使いやすくアレンジした名フランカーだと思う。やればできるじゃん、ワサ夫!
久々にシャリマーのアレンジを気に入ったのでしばらく付けていたら、「ひょっとしてジッキーに近くないか?」という疑問がわいたので付け比べてみた。
たしかに付けたてはよく似ている。シャリマーがそもそもジッキーのアレンジなので当たり前かもしれないが、ラベンダーが加わることでよりいっそう近いように感じる。
違いは、ジッキーはだんだんと汚れた香り(個人的にはワキガ系の香りに感じる)が出てくるが、フィルトルドゥパルファンはスモーキーさは立ってくるものの、比較的キレイに制御されている。「キツイ」「お香みたい」と言われがちなシャリマーを、シャリマーらしさをなくし若向けにライトな香りにして(名前だけ借りて)アプローチしたのが近年のスフルドゥパルファンなら、今年のフィルトルドゥパルファンのテーマは原点回帰。迷ったときは初心に帰る、大成功だ。
トップ:レモン、ベルガモット、ラベンダー
ミドル:アイリス、ジャスミン、ローズ
ベース:バニラ、トルーバルサム、パチュリ
調香師は、ティエリー・ワッサー。
(フレグランティカより)
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2020/11/13 12:11:28
付けた瞬間に感じるのは、とてもみずみずしいフルーティーなアコード。メロンとピーチをメインに、ブラックカラントでよりリアルな果実感を、ヴァイオレットでウォータリーな印象を、アニスでふっと吹き抜けるような清涼感を演出している。春の柔らかな日射しを想起させるようなフレッシュで明るいスタート。
フルーティーなみずみずしさを保ったままミドルへ。メインは底抜けに明るいミモザ。ミモザの香りは言うなればフローラルきゅうり(あくまで私の感覚)。本当にそうだと思う。トップのバイオレットから繋がり、ライラックの蜜っぽさやピオニーの可愛らしい甘さと混ざってとても快活なフローラルミックスに。
ミドルまでの明るいフルーティーフローラルを崩すことなくドライダウンへ。軽めのウッディと滑らかなベンゾイン、少しムスキーな香りもする。ムスクっぽいのはハイビスカスのせいかも。ハイビスカスの香り自体はあまりピンとこないけど、植物性ムスクとも言われるアンブレットと仲間だというし、香りが似ていても不思議じゃないはず。どっしり濃厚!これぞパルファン!なベースではなく、とても軽やか。軽くてもさすがP濃度といったところか、持続は7時間ほど。全体的にとにかく明るい、影なんてないくらいまばゆいフルーティーフローラル。
「シャンゼリゼ」のリリースは1996年、実はゲラン初のライトフレグランスとして発売された。その理由は1994年発売の世界的大ヒットとなったフレグランスにある。それはカルバン・クラインの「シーケーワン(アルベルト・モリヤス/ハリー・フレモント)」。軽い香りのブームを作った香水だ。発売が今から20年以上前というと、メゾンの歴史がなんたらかんたらと、深い理由がありそうな気がするが、要は流行りにのった当時の「今風」の香り。そして1999年に、それこそシーケーワンのように“好きなときに好きなだけ”使えるようなライトフレグランスのシリーズ、「アクアアレゴリア」をローンチすることになる。
ゲランの軽めシリーズの先駆けのシャンゼリゼも、ついにPは廃番(EDP、EDTは続投)。イディールやナエマのPが無くなったときから、いずれは無くなるのだろうな、とは思っていたが遂にその時がきてしまった。
でもシャンゼリゼの香りは、ディスコンの気配すら感じさせないくらい、底抜けに明るい。それこそ春の日射しように。
いつかまた会えるかもしれない。
…ぶっ飛びの値上げ付きで。
トップ:ブラックカラント、メロン、アーモンド、バイオレット、ピーチ、アニス
ミドル:ミモザ、ピオニー、ライラック、ハイビスカス、スズラン、ローズ、アーモンドブロッサム
ベース:サンダルウッド、ベンゾイン、バニラ、シダー、アーモンドツリー
調香師は、ジャン=ポール・ゲラン。
(フレグランティカより)
(フレグランティカによると調香師はジャン=ポール・ゲランとなっているが、実はオリヴィエ・クレスプの調香らしい)
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[クリーム・ジェルファンデーション・その他ファンデーション]
税込価格:-発売日:2018/4/21
2020/4/26 11:54:02
インテグレート 水ジェリークラッシュお試しさせていただきました。
以前から気になっていたこちらのファンデーション。
赤でハートがデザインされたケースはポーチの中でとっても目立ちそう。
かわいいです。
今回使わせていただいたお色は
「1 明るめの自然な肌色」
全3色あります。
蓋を開けるとパフとファンデーションの間に中蓋がついてます。
パフが柔らかくて気持ちがいいです。
メッシュ面の下には水ジェリー状のファンデが入ってます。
メッシュ面をパフでグッと押し込んでジェリーを崩してパフに取ります。
つくまでメッシュ面に数回押し当てます。
ファンデーションをつける際は肌をこすらないように広い面からトントンとたたきこむようになじませます。
ファンデーションが肌にピタッと密着する感じが気持ちいいです。
こちらのファンデーションのいいところはくずれにくいところ!
肌に触れているのは水ベースのため皮脂と混ざりにくく、崩れにくいんですって。
これからあたたかくなるとメイク崩れが気になるのでぴったりのファンデーションですね。
ひんやりして気持ちいいですし。
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2018/12/20 13:57:35
おすすめ度4にしましたのは、なかなか減ることもなく、使い終わった時点で違う色味を購入するであろうと思うからです。年齢と共に似合う色も変わると思いますし……こちら自体は《ウィンターソレイユパレット2018》よりもおすすめです。
1枚目:色が比較的白い私の肌では色が映りづらく、少々色黒の娘の腕でスウォッチしました。左から右へゴールデンローズ (Virgin Orchid), ソフトピンク (Nude Dip), ソフトトープ (Virgin Orchid), メタリックトープ (Nude Dip), ディーププラム (Virgin Orchid), ディーププラム(Honeymoon)
*上記のトープについて調べてみたのですが《ベージュの温かみとグレーの陰影を含んだ、コクのあるニュアンスカラー》との説明がありました。
2枚目:Honeymoon, Virgin Orchid, Nude Dip.
3枚目:ウィンターソレイユ2018のアイカラー
Virgin Orchid(以下VO)とEnchanted(以下ET)が似通っているように思いましたので、購入に至らず後悔している友人の為に比較をしてみました。ホワイトとディーププラムは共に非常に似ていると思いますが、ホワイトは新作のVOの方が艶とラメの粒が細かいように思います。VOのゴールデンローズとETソフトピンクは色味が違います。VOのソフトトープはETよりもメタリック感を強く感じますが、共にグレー寄りのラベンダーカラーのアンダートーンを持ち合わせているように思います。この2色は非常に似通っていると思いますが、質に関しては新作の方が滑らかに感じます。
画像2で並べたHoneymoonとVOのディーププラムですが、Honeymoonの方がパープルが強いように思います。
上記の3つ、それぞれの色を組み合わせて愉しめると思います。
*レオパードサン…ウィンターソレイユ2018と上記3つ、シャネルのスパイス、ディオールの535エスカベージュで印象的では無いのですが綺麗な色が出るので、レオパードサンは手付かずのまま…。
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- chocolatewhipさん 認証済
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- 40歳
- 混合肌
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[口紅]
税込価格:2,420円発売日:2018/3/9
2018/3/1 14:15:49
購入していないため、評価無しです。
発売を心待ちにしていたバルマンコレクション!
本日テスターをチェックしてきましたが、香りがきつくて無理でした…。
なんでこんな時代遅れの香料きっついリップにしてしまったのか。。。
残念すぎる…。
パケ、カラーどちらも好みだったのに。
469番の色は本当に可愛かった!
香りを我慢してでも使おうかな、と思ったのですが、
テスターを手に塗っただけで酔いました。。。。
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